面接対策
【面接の到着時間は何分前がベストか】遅刻する場合の対処も解説
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目次
面接のベストな到着時間いつか
「面接では開始時間の何分前に到着すればよいのか」と、疑問に思う就活生も多いでしょう。遅刻はもちろんNGであるため、時間ぴったりか時間前に着くように心がけていることでしょう。
しかし時間ぴったりの到着してしまうと、準備をする間もなく面接に臨まなければならなくなる可能性が高いという注意点があります。また、面接官によっては、時間ぎりぎりに到着したことで悪い印象を抱かれるケースもあります。
これらにより、面接の際には時間に余裕を持って面接会場に到着した方がよいといえるでしょう。では、面接開始の何分前に会場に到着すればよいのかを詳しく解説していきます。
ベストな到着時間は開始の10分前
面接会場に到着するのにベストな時間は、「面接開始の10分前」です。10分前につけば、身だしなみを整えて気持ちを落ち着かせてから、面接を受けることができます。面接前にきちんと準備ができたという事実は、面接中の気持ちの余裕を生んでくれます。また10分前であれば駆け込んできたという印象はないため、企業側への悪影響はありません。
では、5分前ではどうでしょうか。面接開始5分前の受付では、駆け込んできたという印象を与えかねません。また、身だしなみや気持ちを整えられないまま面接に臨まなければならなくなる可能性もあります。そのため、やはり10分前には面接会場に到着しておいた方がよいといえます。
到着が早すぎても迷惑
採用活動をおこなっている間、企業は毎日何人もの学生の面接をします。面接官や面接会場のスケジュールも、細かく決められています。また採用担当者も面接を行うことだけが仕事ではありません。そんな中、予定よりだいぶ早い時間に学生が来てしまうと、自分の仕事を中断して学生の対応をしなくてはなりません。
これが、早すぎる到着がよくないとされる理由です。早く着きすぎることによって「相手への配慮ができていない」と判断される場合があるため注意しましょう。「面接時間よりもずいぶん早くに会場に来たな」と採用担当者に思われてしまう時間の目安は、面接開始時間の30分前です。30分以上早く面接会場に到着してしまいそうなときには、どこかで時間の調整をするようにしてください。
早く着いたときは近くのカフェで資料を見直す
到着が早すぎるのも迷惑とはいっても、面接の10分前に到着できるように家を出発するのは不安という就活生も多いでしょう。実際、電車の遅延や急な体調不良などを考慮し、早めに家を出ておくのは大切なことです。
そこで、余裕をもって出発し、企業に早く到着した場合は、近くのカフェや公園を利用して資料の見直しをしておきましょう。そのために、面接では会社案内の資料や応募書類のコピーなどを持参しておくことをおすすめします。
面接前に資料を見返す時間を設けることで、緊張を和らげることができます。また、直前まで対策をしておくことで、自信を持って面接本番に挑むことができるでしょう。時間が潰せるカフェや公園は、事前に調べておくとスムーズです。
「緊張を和らげる方法」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「緊張を和らげる方法」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。
時間ちょうどの到着は遅刻とみなされる
面接に向かう途中、電車の遅延などで到着が時間ぎりぎりになってしまうというケースもあるでしょう。なんとか時間までには到着できるから問題ないと考える就活生もいるでしょうが、時間ちょうどの到着は遅刻とみなされてしまうため、注意が必要です。
ビジネスシーンでは、約束の時間になったらすぐに会議や商談が開始できるように、5分前には目的地に到着していることが常識です。時間ちょうどに到着して準備をしていると、開始時刻が約束の時間を過ぎてしまう可能性が高くなってしまうからです。
なんらかのトラブルで企業への到着が時間ぎりぎりになってしまう場合は、すぐに企業に連絡をいれることが大切です。到着が時間ちょうど、もしくは少々遅れてしまうかもしれないという旨をしっかりと伝えましょう。
【39点以下は要注意】あなたのマナー力は何点?
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面接の到着時間が遅れそうな場合の2つの対処法
就職活動では、「社会人としての常識を持っているか」ということも選考における大きなポイントとなります。そのため、面接時間に遅刻することはあってはなりません。
遅刻をしないよう、電車の乗り換え方法や駅からビルまでの道のり等を事前に確認しておく必要があります。しかし、どれだけ準備をしていても、予想外の出来事で遅刻してしまうこともあるでしょう。ここでは、万が一遅刻をしてしまったときの対処法をみていきます。
1.すぐに採用担当者に電話をする
面接に遅刻してしまう突発的な出来事として考えられるのは、電車の遅延や体調不良です。遅刻してしまいそうと思ったときには、まず速やかに採用担当者に電話をして報告しましょう。
その際は「面接の時間に間に合わない可能性がある」ということと「間に合わない理由」を正直に伝えてお詫びをしてください。その後、どのように対応したらよいかの指示を仰ぎます。時間に遅れてもその日に面接をして貰えるのか、もしくは日にちを変更して貰えるのかを確認します。
また電車やバスの遅延の場合は、鉄道会社が発行している遅延証明書も受取っておきましょう。遅刻をするのは社会人としてやってはいけないことです。ですが、突然のトラブルは回避できない場合もあります。そのようなときに常識のある誠実な対応を取ることができれば、採用担当者への印象悪化を防ぐことができるでしょう。
電話で伝える場合の例文
お世話になっております。私○○大学△△学部✕年の□□と申します。大変申し訳ございませんが、本日、○○時からの面接選考に遅れてしまう可能性があるためご連絡させていただきました。
(この部分は、各自遅れてしまう理由を簡単にまとめて報告します。)
そのため、集合時間に面接会場に到着することが難しい状況です。集合時間に○分遅れで到着する予定です。
遅れて面接をしていただくことは可能でしょうか。もしくは代替時間に参加させていただくことは可能でしょうか。
面接に遅刻するかもしれないと分かった場合は、すぐに電話で連絡をする必要があります。しかし、急に文章を考えるのは大変でしょう。その場合、上記のテンプレートを状況に応じて修正してぜひ使用して対応してください。
「電話でのマナー」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「電話でのマナー」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。
2.あらかじめ早めに家を出る
面接に向けて万全の準備を整えていても、電車の遅延や運休といったトラブルで、遅刻をしてしまうことがあります。事前にそれらのトラブルを認識できた場合は、面接に遅刻をしないためも、突発的なトラブルにも備えなければなりません。そのためには早めに家を出て、面接会場の最寄り駅に余裕を持って到着しておくとよいでしょう。
また面接時間が来るまでは、面接会場の近くの喫茶店やカフェなどで待つことがおすすめです。待っているあいだに面接内容の最終確認をし、気持ちを落ち着かせておいてください。喫茶店やカフェを選ぶときには、スーツに臭いが付かないよう禁煙席のあるところを選ぶようにしましょう。
面接の日程を変更する場合は前日までに連絡する
面接の日程は、基本的に企業にとってゆっくりと話をしやすい日程を指定してきています。とはいえ、こちらの都合によっては、やむを得ず日程を変更しなくてはいけない場合もあるでしょう。
どうしても当日に面接を受けるのが難しい場合は、基本的に前日までに日程の変更について連絡をしておく必要があります。前日までに連絡することで、企業も参加できない時間の穴埋めをするのが楽になるでしょう。
その際も、相応のマナーが要求されることになります。きちんとマナーを踏まえたうえで、日程変更の連絡をするようにしましょう。
面接前日の場合は電話・それ以前の場合はメールでも可
例えば急に病気になってしまったなど、前日まで予想していなかった理由で面接を欠席せざるを得ないときには、基本的に電話で連絡をするようにしましょう。電話であれば、すぐに情報が面接担当者に伝えることができるからです。
当日に面接を受けられなくなったことが前日よりも前に分かっている場合は、メールを用いて連絡しても問題はありません。しかし、どちらにしても早めに連絡をするように心がけた方がよいです。面接をキャンセルすると、面接担当者のスケジュールを再調整させることになります。そのためメールであれ電話であれ、連絡をする際は相手に丁寧な理由の説明と、しっかりとしたお詫びの気持ちを伝えるようにしましょう。
電話で面接の日程を変更する場合の例文
お忙しいなか失礼いたします。私○○大学△学部✕年□□と申します。人事部(採用担当者)の○○様にお伝えしたいことがあるのですが、ご在籍でしょうか。
(採用担当者へ直接つながった場合、この部分は飛ばします)
ただいまお時間よろしいでしょうか。
大変申し訳ありませんが、面接の予約をさせていただいた〇月〇日は、~のため当日の面接参加が難しい状況になってしまいました。つきましては、日程を再調整させていただくことはできますでしょうか。
変更していただけるのでしたら、こちらでは、〇月〇日や✕日を候補として考えております。いかがでしょうか。
面接の日程を急に変更してもらう場合の基本的な電話の内容も、遅刻の際と同じく電話をするようにしましょう。また、再調整する時のために、あらかじめ日程の候補を2~3日程度挙げておき、提案するとよいです。上記の例文を参考に考えてみてください。
メールで面接の日程を変更する場合の例文
●●株式会社
人事部△△様
お世話になっております。○○大学〇〇学部〇〇学科○年の○○です。
今回は面接の機会を頂き、ありがとうございます。
せっかく日程を調整していただいたにもかかわらず大変申し訳ございませんが、(参加できない理由を説明)のため、当日に参加することが困難になってしまいました。
つきましては、下記日程で再度調整していただくことは可能でしょうか。
●月●日(●)15時∼18時
●月●日(●)16時以降
●月●日(●)17時以降
(相手の都合にあわせて日程を決める場合は、ここを省いても可能です)
お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
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大学:○○大学〇〇学部〇〇学科○年
氏名:○○ 〇〇
携帯番号:090-××××-××××
メール:mirai@△△
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上記は、メールで日程調整を依頼する場合の例文です。メールの場合は、ビジネスメールを送る際のルール通りに署名をつけることを忘れないようにしましょう。また、電話で連絡するときと同様に、候補日をいくつか提案しておくと親切です。予定していた日時に参加できないことへの謝罪の気持ちも忘れずに伝えましょう。
「メールでのマナー」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「メールでのマナー」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。
面接は到着時間に余裕を持って行動しよう
就職活動で面接を受けるときに、時間に余裕を持って行動しなければいけません。就職活動の面接では、たった5分の到着時間の違いが、面接を成功させるか否かに関わってくる場合もあります。大切な面接を成功させるためにも、時間に余裕を持った行動を心がけるようにしてください。