面接対策

【モットーの例文】就活で使える言葉や面接での答え方を紹介

そもそもモットーとは何か

就活では書類審査通過後に、選考の最も重要なポイントでもある面接が控えています。
この面接には多くの就活生が不安を感じているでしょう。 しかし、そんな不安はあっても、想定される質問への答えをしっかりと用意しておけばすらすら答えることができます。

面接で採用担当者は、就活生の性格や価値観、やる気などを知りたいと思っています。そのため「あなたのモットーは何ですか」という質問を投げかけてくることも珍しくありません。

一見知っているようであまり考えたことのない「モットー」とはどんな意味なのかを正しく理解しましょう。辞書によると、モットーとは英語の[motto]に由来する言葉です。日本語直訳の意味としては、「座右の銘、標語、格言」などがあり、その人の基本となる考え方を簡潔に表した言葉のことです。面接では自分の「モットー」を強くアピールすることで、自身の人柄を面接官に伝えることができます。

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企業の面接官がモットーを聞く理由2つ

企業にとって有益な人材は常に求められています。一口に「有益な人材」といっても、単純に企業に金銭的利益をすぐにもたらす人とは限りません。

それは、一緒に働き指導をする上司が育てたくなるような性格の持ち主であったり、会社の企業理念や同僚と同じ価値観を持っている人です。面接官は、モットーを問いかけることで、応募者の価値観と性格を確かめようとしています。

①性格や価値観を知るため

面接官がモットーを聞くことによって確かめたいことは、応募者の性格と価値観です。この質問をされたときには、「どういう人柄の持ち主か」、「企業理念を共有し、共に企業発展のために働いてくれる人物なのか」を見極めています。

新人が入社すると、多くの会社では教育担当者にあたる上司が業務内容の指導に当たります。教える側の上司といえど、ひとりの人間です。「やる気」や「素直さ」を持った性格の人物にはしっかりと指導をしたくなるし、一生懸命育てたいとも思うでしょう。逆にいえば、「やる気が感じられない、生意気そう」な若者とは一緒に働きたくないというのが普通です。

入社後に上司が指導したくなるような人材であるかどうかも、モットーの質問を通じて評価されていると考えましょう。

②入社後に活躍してくれそうかを見極めている

面接官がモットーを聞くもうひとつの理由は、その人が入社後に「しっかり活躍してくれそうか」を見極めるためです。本来、モットーとは自身の信条や個人の主観でしかありません。そのような「主観」がはたして、会社の業務において役に立つのか、疑問に思う人もいるでしょう。

前提として企業が欲しい人材とは、「その人が入社することによって会社にどのような利益を生み出してくれるか」ということですが、利益というのは金銭的な利益だけとは限りません。

その人材が入社することで、「社内の雰囲気を盛り上げてほしい」、「チームの指揮を高めてくれる存在になってほしい」など、若者としての活力に期待している部分もあります。モットーの質問では、そのような人柄の面から間接的に活躍してくれる人材かどうかも見極められています。

面接でモットーを問われたときの回答例3つ

就活中の面接で、応募者の「性格」や「やる気」を評価するのがモットーの質問です。どんな信条やモットーであったとしても、社会的常識に沿った言葉で伝えることで、面接官相手に悪い印象は持たれにくくなります。

ただし単純すぎる内容や、その答えに至るまでの自身の経験や思考が感じられない言い方は望ましくありません。また答えたことについてさらに質問される場合もあるため、しっかりと喋れるように、頭の中でイメージして本番に望むとよいでしょう。ここでは回答の例として下記3つを紹介していきます。

①思いやりをアピールする場合

私のモットーは『自厳他寛』です。
常に人への思いやりを大切にし、感謝の気持ちを忘れないこと、そして客観的にまじめな人間にみられるようなふるまいを心がけています。学生時代に所属していたサッカー部の試合では、チームメイトの些細な失敗で失点につながったことがありました。
そこで責め立てたりしては、プレッシャーからさらなる失敗を呼ぶと思い、私は彼の緊張をほぐす言葉を投げかけました。そして失った点を取り返すべく、人よりも多くコートの中を走り続けました。

ここでは、人に優しく自分に厳しいというモットーを、『自厳他寛』という四文字熟語を用いて表現しています。人には寛容な態度で接しプレッシャーをかけないようにふるまい、足りない部分は自分が補ったという経験談を、学生時代に所属していた部活動の具体的エピソードから説明しています。

四文字熟語は自分のモットーをわかりやすく表現するのに適していますが、中にはあまり知られていない言葉もあります。採用担当者が知らないような小難しい四文字熟語は使わないように注意が必要です。

②対応力や冷静さをアピールする場合

私のモットーは「ピンチはチャンス」です。
ある時、私は所属していたゼミの研究で、思い違いをしていたことから失敗をしました。自分の失敗を補うための方法を必死になって考えている際に、新しい発見をし、研究発表では高評価を受けることができました。
一つの物事に粘り強く取り組む「探求心」や、「対応力」・「冷静さ」を手に入れることができたと感じております。これらの経験から、失敗は自分を成長させるための大きなチャンスであるという考えが私の中で活きています。

学生時代に所属していたゼミの研究中に起きた失敗を「ピンチ」とし、その失敗から得た経験値と能力を「チャンス」と言い換えて、一つの言葉にまとめました。

失敗は誰にでもありますが、大事なのは失敗から何を得たか、そしてその対応力がどうであったかを説明することで、失敗を前向きなものに変えています。そして結果的に高評価になったという実績をつけたことで、ピンチがチャンスに変わった事実を客観的に説明しました。

③継続力をアピールする場合

私のモットーは「継続は力なり」です。
やり始めたことは多少嫌なことや困難があっても最後までやり通すことを心がけています。私が学生時代にしていたアルバイトでのことです。はじめのうちは慣れない仕事に失敗が多く、上司からは厳しい指導をされました。
アルバイトをやめる、別の部署へ移動の希望を出す、などの逃げ道を考えたこともありましたが、歯を食いしばって同じ部署での仕事を続けたことで、今では誰よりも早く正確にその仕事をこなせるようになりました。この経験から「地道に続ける事こそプロへの近道」と感じるようになりました。

物事を途中で投げ出すことはしないという持ち前の根性が、「継続は力なり」ということわざで表現されています。学生時代のアルバイト経験から、実際に起こった嫌なことから目を背けずに、最後までやり通した様子を述べています。

また、「地道に続ける事こそプロへの近道」という自分の意識が変わった事実を付け加えたことで、より説得力のある内容になっているといえるでしょう。

就活で使えるモットーの例一覧

自分のモットーといえる言葉に今まで出会ったことがない、という就活生も多いでしょう。そのような人は、自分のモットーとする言葉をこれから探す必要があります。どのような言葉がモットーとして使えるのかを確認してみましょう。

ここでは、モットーに使える言葉の例を、ことわざと四字熟語に分けて、それぞれ一覧で紹介します。自分に合った、モットーにできる言葉を探す参考にしてみてください。

ことわざの例

・継続は力なり:地道に成果を積み重ねていけば、目標を達成できる
・初心忘るべからず:始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを忘れてはいけない
・聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥:知らないことを聞くのは恥ずかしいが、
 聞かないまま過ごせば一生恥ずかしい思いをする
・思い立ったが吉日:何かをしようと決意したらすぐに取りかかるのがよい
・塵も積もれば山となる:些細なことでも積み重ねれば山のように大きくなる
・千里の道も一歩から:大きな事柄もまずは手近なことの実行から始まる

「継続は力なり」は、継続力をアピールするときに使えるモットーです。「初心忘るべからず」は、謙虚な気持ちを忘れないという、これから社会人になる就活生にぴったりのモットーといえます。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」は、積極的に知識を得ようとする姿勢があることをアピールできます。

「思い立ったが吉日」は、行動力のある人材であることを伝えられるでしょう。「塵も積もれば山となる」は、些細な業務にも一生懸命取り組めることをアピールできます。「千里の道も一歩から」は、成功に向けて着実に努力できる性格であることを伝えられるでしょう。

日本には、非常にたくさんのことわざがあります。自分のモットーとして相応しい言葉がないか調べてみるのもよいでしょう。

四字熟語の例

・有言実行:口にしたことは成し遂げること
・切磋琢磨:仲間と励まし合い競い合って、共に向上すること
・一期一会:出会いを大切にすること
・日進月歩:日々成長すること
・万能一心:真心がもっとも大切であるということ

モットーとなるような四字熟語も、調べてみると数多くあります。本や雑誌などでよく目にする人も多いでしょう。しかし、たくさんあるからこそ、意味を誤って理解していることも少なくありません。

意味を誤って認識した状態でモットーとして語ってしまっては、当然面接官はマイナスの印象を抱いてしまうでしょう。モットーにする四字熟語を決めるときは、その意味も確認することが大切です。

四字熟語をモットーにする場合は、志望する業界や職種から考えることもひとつの手です。例えば、ホテル業界を志望する人であれば「一期一会」、福祉業界であれば「万能一心」、営業職であれば「切磋琢磨」などが、その業界・職種の特色を表していて相応しいでしょう。

モットーを考える際のコツ

自分自身が採用担当の面接官だった場合を想像してみてください。これから同じ職場でチームとして働くことになる新入社員は、素直で素敵な性格の持ち主であってほしいと思うでしょう。

モットーを聞かれる理由は「あなた」という人物の性格や価値観を問われています。そのため、積極的で前向きなモットーの方が面接官にはよい印象を与えることができるでしょう。

また、モットーを答える際には、なぜ自分がその言葉をモットーにしているのか、過去の経験などを交えて具体的に解説することで、相手に伝わりやすくなります。自分のモットーを答えるとともに、それが企業にとってどのようなメリットとして働くのかも説明できれば、面接官の印象にも残りやすくなるでしょう。

自分が貫きたいことをもとに考える

モットーが何なのかを考える際には、自分が貫きたい信念を思い出してみましょう。信念とは、何かを成し遂げる際に必要な精神のことですが、最近ではこの信念を持っていない人も多いです。もし自分がすぐに信念をみつけられない場合は、「自分は何がしたいのか」、「何をしている時が楽しいか」などを考えて、そこから掘り下げていってみてください。

また、他の人の意見や有名人の言葉も参考にする方法もおすすめです。自分と似た考え方はないか、自らの意識と重ね合わせて考えてみてください。

感銘を受けた言葉をもとに考える

過去、ある言葉に感銘を受けたことがある、という人もいるでしょう。歴史上の人物や有名政治家の名言などの言葉を、たまたまテレビや本で目にして覚えていた人は、それをモットーとして紹介するのもおすすめです。

それらの言葉はマスメディアや書籍に残っていることがほとんどで、人の記憶にも残りやすく、面接官も知っている言葉の可能性が高いです。そのままモットーとして使っても、相手がイメージしやすい言葉といえるでしょう。

その言葉を目にして以来「自分の考え方が変わった」、「前に進むことができた」などの当時のエピソードを加えて説明をすると、文脈にリアリティがでるため、面接官も想像がしやすくなるでしょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

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就活で避けるべきモットー

自分が大切にしている言葉や影響を受けた言葉があれば、それをモットーとして伝えることで、自身の人柄を知ってもらうことができるでしょう。しかし、どんな言葉であっても伝えてよいというわけではありません。

面接官からマイナスな印象をもたれる可能性が高い言葉もあります。そういった言葉は、就活でモットーとして伝えるのは避けた方が無難です。

それでは、どういった言葉がマイナス印象を抱かれやすいのかをみていきましょう。まずは、避けるべき言葉をよく理解することが大切です。

宗教や信条に関わること

宗教や信条に関するモットーは、避けた方が無難といえます。また、宗教や信条に関わる話は、モットー限らず就活では避けたい話題です。これらの話題は、人によって価値観の異なるデリケートな問題であるためです。

人によっては、自分以外の宗教や信条をもつ人を受け入れられない、という気持ちが強いケースも少なくありません。宗教や信条の違いから面接官と対立してしまっては、今後の選考で不利になる可能性も高いです。トラブルの原因にもなりかねません。

もちろん宗教や信条は人それぞれ自由ではありますが、就活の場ではトラブルを避けるためにも、それらに関する発言は控えた方が賢明でしょう。

ネガティブな内容を含むこと

「唯我独尊」や「覆水盆に返らず」のような、ネガティブな内容を含む言葉は、モットーとして相応しくありません。暗い人、変わった人などの印象をもたれてしまい、マイナスな評価を受ける可能性が高いです。モットーは、できる限りポジティブな言葉や熱意の伝わる言葉を選ぶようにしましょう。

なかには、悪い場面で使われる言葉と知らずに話してしまう就活生もいます。意味をはき違えていることが伝われば、印象はより悪くなってしまうでしょう。そのため、モットーを考えるときは、どういった場面で使われる言葉なのかを改めて確認してみることが大切です。

ポジティブな言葉を選び、なぜそれがモットーなのかを正しく説明できるようにしておきましょう。

仕事に関係のないこと

就活で紹介するモットーは、仕事に影響する言葉から選ぶ必要があります。仕事にまったく関係のないモットーを紹介しても、企業はその人を採用するメリットをみつけることができません。

例えば、面接の場で「健康第一」をモットーとして掲げられても、企業は「この人は仕事への意欲が低いのかな」と考えてしまいます。せっかく面接でモットーを話す機会があれば、やる気や働きぶりをアピールできる言葉を選びましょう。

また、仕事に関係したモットーにするために、企業の求める人物像を表す言葉から探していくのもおすすめです。企業に合った人材と判断され、面接官からの注目度も高まるでしょう。

例を参考にオリジナルのモットーで就活に挑もう

いざ面接で、「あなたのモットーは何ですか」と聞かれた場合は、あらかじめ準備しておいた答えを堂々と答えてください。面接官は自分のモットーや信条を答える時の、挙動や視線の動き、それまでとは違った態度の変化などよくみています。返答の際には、あまり取り繕わず自然な態度と口調を保ち笑顔で答えることが大事です。

またマイナスに受け取られそうなことはあえて口に出す必要はありません。積極的でポジティブな回答の方が好印象に受け取られるでしょう。

「企業が一緒に働きたいと思っている人物はどんな人なのか」を相手の立場に立って考えてみると、面接でアピールすべきモットーもみえてくるでしょう。面接官が「この人と一緒に働きたい」と思うような回答を用意して、万全の態勢で面接に挑みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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