面接対策
【グループ面接でよくされる質問3選】就活生が知っておきたい取るべき対策についてもご紹介
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目次
グループ面接は難しくない!
グループ面接は現在、非常に多くの企業で面接の際に用いられている形式です。就活生は「大人数だから、その中で自分が目立つのは大変」「他の人の意見と違うことを言わないといけないから辛い」などなど、多くの考えがあるでしょう。中には、個人面接に比べてライバルの就活生と一緒に面接をすることが難しいと感じる方も多くいるのではないでしょうか。
結論から言うと、グループ面接は難しくありません。なぜならば、個人面接と比較しても、グループ面接は要点さえ押さえていれば良い評価を得られるからです。本記事ではそんなグループ面接に向けて対策すべきことを、3つの質問に注目して紹介します。
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グループディスカッションに苦手意識を持っている就活生はたくさんいます。面接官から何を評価されていて、どうやって対策すればいいか分からないですよね。
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グループ面接について
それでは、まずグループ面接とはどういったものかということから始め、グループ面接の目的や、全体を通して押さえておくべき要点を紹介します。グループ面接がどのような目的で行われているかを理解することは、同時に企業側がグループ面接を通して、何を評価しているのかを知ることにも繋がってきます。対策を立てるためにはまず、敵を知ることが非常に大切です。それでは順に見ていきましょう。
グループ面接とは?
- 面接官が質問を投げかけて受験者が順番もしくは挙手をして答える方式
- 面接官が題材を提示して受験者がグループディスカッションをする方式
グループ面接とは、一般的に4~6人程度の集団で行われる面接のことです。主に大手企業など、応募者が非常に多い企業が、応募者を少数に絞る目的で行っています。基本的には、面接官数人が机の前に座っており、受験者がその対面に横並びになっていることが多いです。
試験内容は多くの場合、上記の2つに分けられます。さらに、そこまで多い事例ではありませんが、面接官が提示した題材に対して3人グループを2つ作り、それぞれの意見を出させた後に、更に議論を重ねるなどの派生形もあります。
社会人としてのマナーや協調性が見られている
- 社会人としての適切な言葉遣い、態度、身だしなみ
- 相手に話すときや相手の話を聞くときの態度
- グループ内のほかの就活生と協力して議論を進めようとしているか
- 話がわかりやすくまとまっているか
グループ面接の面接官は基本的に、社会人としてのマナーや協調性を見ています。面接官はみなさんの発言内容を細かく吟味してはいないのです。見ているのは上記のような点です。
まず、社会人として適切な言葉遣いや態度、身だしなみは非常に重要です。荒い言葉や、やる気のなさそうな態度、スーツの間違った着方などが見受けられた場合は大幅に不利になります。また、ダラダラと長い話し方や、自分の意見ばかり主張したり、他の就活生を蹴落としたりするような協調性のない振る舞いも非常に大きな減点です。
グループ面接は時間が短い
グループ面接はおおよそ30~40分ほどで行われます。時間だけを聞くと非常に長く感じますが、実際は最大で6人程度が順番に話すため、自分の話す時間は短いのです。面接官の話す時間を考慮すると、自分の話す時間は5~10分程度になります。個人面接の場合は、自分しか話す受験生はいませんので、30分程度は話さなくてはなりません。
実際に練習をしてみると、この差は非常に大きいと気づくはずです。しかし、逆にこの時間の短さが思わぬ落とし穴になることもあります。「いっぱい時間がある」ともたもたしていると、自分の話す時間がほとんどないままに面接が終了してしまうこともあるため、注意しておきましょう。
グループ面接でよくある質問3選
グループ面接では、頻繁に聞かれる質問がある程度決まっています。もちろん、企業によっては珍しい質問をしてくることもありますが、とりあえず基本的な質問に対する解答を準備することで、精神的にも落ち着いて面接に臨めるでしょう。
ただし、逆にこれらの事項は多くの受験生が力を入れて解答を準備してきます。必ず試験までに自分の考えを整理し、スムーズに暗唱できる程度には準備しておきましょう。
①自己紹介
○○大学○○学部○○学科の(自分の名前)と申します。大学では、「渋滞が起こる原因とは何か」というテーマで卒業論文を書いています。また、部活動はサッカー部に所属しディフェンスのポジションを務め、副主将としてチームをまとめております。私は卒業論文を書く際に、何度も何度も失敗を重ねても諦めずに取り組むことの大切さを学びました。この経験で培った失敗しても諦めない粘り強さを活かし、御社でも日々研究開発に勤しんで参ります。本日は宜しくお願い致します。
自己紹介で必要な項目は「大学名・学部・学科・名前」「大学で取り組んだ事柄(卒業論文・部活動・サークルなど)」「一言程度の自己PR」です。おおよそ1分程度しかないため、大学での事柄などはできる限り簡潔にまとめましょう。
また、自己PRと大学で取り組んだことを結び付けると、より説得力があり相手に伝わりやすいです。この最初の回答でダラダラと長くなってしまうと一気に印象は悪くなります。特に自己紹介を数パターン用意する理由もありませんので、事前にしっかりと文章を推敲してほぼ丸暗記でも構いません。
②志望動機
私は近年多くの地震災害を見て、より強い耐震構造の開発に興味を持ったことが建築業界に入ろうと思ったきっかけです。この経験をきっかけとして、多くの被災地に足を運び、実際の光景を目の当たりにしました。その過程で耐震構造の開発に携わり、多くの人命を守る仕事がしたいという思いを強固にしております。そのときに、特に御社が開発した○○という部品は耐震構造で重要な役割を果たしていることを大学で学び、非常に感銘を受けました。これを受けて私も大学で学んだ知識を活かし、将来的には御社で耐震構造の開発に寄与したいと強く思い、志望致しております。
志望動機で必要な項目は「業界・業種を選んだ理由(その中でもなぜその社なのか)」「入社して将来的に何をしていきたいのか」の2点です。面接官はやる気を持って一緒に働いてくれる人材を求めています。自分が業界の中でも、なぜ該当企業を選んだのか確固たる理由が必要です。
また、採用することで将来的に何をしてくれるのかも見られています。良く考え、簡潔にまとめておきましょう。こちらも自己紹介と同様に、面接の最初に要求されます。時間は同じく1分程度ですが、こちらは自分の考えをまとめて話すため、自己紹介よりも入念な事前準備が必要です。
③今まで一番努力したこと
私が今までで一番努力したことは部活動であり、そこで失敗しても諦めずにやり通す粘り強さを学びました。小学生の頃よりサッカーを続けております。中学高校では、ときにレギュラーから落ちた経験や、怪我でしばらく練習もできなくなった経験も味わいました。しかし、いずれのときも「必ず自分にはできる」と信じ、試行錯誤して筋力トレーニングやリハビリに勤しみました。最終的には努力が実り、高校時代には県大会でベスト8まで勝ち残りました。御社に入社後も日々の研究開発では、上手くいかないことも多くあるかもしれません。しかし、そんなときでも部活動で培った粘り強さを活かし、結果が出るまで粘り強く取り組んで参ります。
この質問の意図は、入社後に努力できる人間であるかどうかを判断することです。何も知らない面接官でも、取り組んだことが明確に想像できるように具体的に説明するようにしましょう。
ただ具体例を盛り込みすぎて、要点がぶれないように注意です。また、努力して得たものが入社後も活かせることを一言程度でアピールすると、より説得力が増します。ただし、そこまでは聞かれていないのであまり多く取り入れすぎないことも大切です。
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グループ面接に向けてすべき対策
最初にもお話した通り、グループ面接ではしっかりと受け答えができていること以上に、社会人としてのマナーや協調性を見られています。受け答えに関する準備ができたら、必ずそれらを意識した練習もしてください。
それでは、具体的にどのような振る舞いに注意すれば、面接官に好印象を与えることができるでしょうか。次に大切な3つのポイントに絞ってご紹介します。
第一印象をチェック
- 身だしなみ
- 表情
- 所作に関するマナー
初対面の人同士における評価は、8割が第一印象で決まると言われています。つまり、面接での評価は8割が第一印象で決まるのです。特に上記には注意してください。寝ぐせや、しわ汚れの目立つ服装は論外です。
不安な場合は、家族や友人など、第3者から確認してもらうのが最も良いでしょう。また、特に就活生が苦手とする笑顔の作り方ですが、難しい人は軽く口角を上げるだけでもだいぶ印象が変わります。所作については一挙手一投足が全て採点対象です。意識して練習しましょう。
元気に相手の目を見て話す
面接では緊張して、目線が泳いだり、表情が硬くなったりしがちですが、これは非常に印象が悪いです。下を向いてぼそぼそと話すより、しっかりと面接官の目を見ながら明るくはっきりと話すようにしましょう。もちろん、難しいという方もいるかもしれません。その場合は努力する姿勢だけでも見せてください。
入社後も緊張する場面は多くあります。会議でのプレゼンテーションや取引先との面談など、頑張ろうという姿勢を崩さない人の方が企業にとっては魅力的です。苦手な人は、面接練習のときなどに意識的に行ってください。また、面接練習の後にでも上手くできていたか、フィードバックをもらいながら練習するとなお良いでしょう。
簡潔明瞭な内容を心がける
話す内容は必ず簡潔にまとめ、要点を明確にしてください。面接の時間は1人が長々と話せる程、余裕はありません。1人だけダラダラ話していればわかりにくい上、協調性がないという悪い印象を与えてしまいます。答える時間は30秒程度を目安にしてください。「質問に対する結論+その理由を1~2文程度」を意識して話すとちょうどよくなります。
これは実際にやると非常に難しいです。事前の準備と練習を必ずセットで行いましょう。ただし、回答暗記に集中しすぎて抑揚がなくならないようにしましょう。抑揚がなくなると途端にマニュアル感が目立ち、聞く側の面接官は違和感を覚えます。それも含めて、練習できるとベストです。
グループ面接は頻出の質問を確認してから参加しよう!
グループ面接は一見難しそうに見えるかもしれませんが、そんなことはありません。大人数である分、質問の数が少なく、準備がしやすいのもグループ面接の特徴です。グループ面接では頻出の質問さえ準備ができれば、後は第一印象が勝負です。
普段から自分の一挙手一投足を常に意識して、面接官が好印象を受けるような練習を心掛けましょう。短い時間の中で的確に質問に答えなければならないため、事前の準備は必須です。入念な準備をすればグループ面接はどんな方でも通過できます。本記事を読んで、しっかりと準備を整えたら、本番も冷静に、能力を存分に発揮していきましょう。