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【日本一の企業を大公開】全国のトップに立つ会社をカテゴリ別に紹介

日本一の企業はどこなのか

志望する企業や職種について調べている時、あるいは履歴書を作成している時などに、ふと「そういえば、日本一の企業ってどこなのだろう?」という疑問が頭をかすめることはないでしょうか。「日本一の企業に就職したい」という野心を抱いている人もいるかもしれません。

社会人になれば、ビジネスマナーを守ることだけでなく、経済全体の大まかな把握が求められるケースも考えられます。職種によっては、各企業のディテールをしっかり理解していないと務まらない仕事もあるでしょう。そこで本記事では、「日本一の企業」についてご紹介します。具体的な企業を先に挙げておくと「トヨタ自動車」、「三菱商事」です。日本一の会社で働きたい人や日本一の企業を知りたい人など、ぜひ一読してみてください。

日本一〇〇な企業をカテゴリ別で発表

「日本一」と言ってもあまりにも漠然としているので、「売上」、「営業利益」、「従業員数」の3カテゴリーで見ていきます。経済に詳しい人は、もしかしたらすでに正解を導き出しているかもしれません。結論から先に述べると、先の3カテゴリーで日本一の会社は、「トヨタ自動車」です。世界中の人が知っているこの自動車メーカーは、国内外で圧倒的なシェアを誇るグローバル企業でしょう。では、具体的に「売上」、「営業利益」、「従業員数」をみていきます。

売り上げ日本一の企業

2019年現在、トヨタ自動車の売り上げは、30兆円を超えます。この額は、他社の追随を許さないものなっています。ライバル企業と比較すると、ホンダが15兆円、日産自動車が11兆円なので、おおよそ両社の2倍の売り上げです。2016年12月末までのデータではありますが、トヨタには世界で28ヶ国、地域では53の製造事業体があります。

そして、販売している国や地域はなんと170以上にもなります。こうしたグローバル戦略や挑戦し続ける企業風土により、日本一の売り上げを維持しているに違いありません。もはや「TOYOTA」と聞いて世界中でわからない人がいないほど、高い知名度を獲得しているでしょう。

営業利益日本一の企業

売り上げに続き、営業利益でもトヨタ自動車が日本一です。2019年現在、2兆3000億円以上の利益を誇ります。日産自動車が5000億円なので、数字が一桁違う計算になるほど圧倒的な存在感を放っているでしょう。また、トヨタ自動車に次ぐ日本二位の NTTでも1兆6000億円となります。

2兆3000億円以上の営業利益は、住友化学やリクルートホールディングスの「売り上げ」と同じくらいなので、いかにトヨタ自動車が「日本経済の長」であるのかおわかりいただけるでしょう。日本一の「売り上げ」、「営業利益」を誇るトヨタ自動車で「働きたい」という人も少なくありません。自動車の消費者ではなく、求職者にとっても魅力的なのがトヨタ自動車でしょう。

従業員数日本一の企業

トヨタ自動車は2017年3月末の時点で、36万4445人の従業員数を誇ります(連結)。これは日本一の数です。東京都の人口と比べると、品川区、北区、新宿区、中野区のそれぞれが約30万人住んでいる計算になるので、とても多いことがわかるでしょう。しかも、その約半数が海外に在籍していると言われています。

約18万人の従業員数は、東芝、ヤマトホールディングス、キャノンと近しい数字ですので、トヨタ自動車がいかに大規模な企業であるのか、物語っているのではないでしょうか。ちなみに、ダイハツ工業、トヨタホームなどの子会社を含めない単独従業員数でも、7万人を超えます。この数は、日本一の学生数を誇る日本大学とほぼ同じくらいです。

日本一の売上・営業利益・従業員数ともトヨタ自動車が1位

「売り上げ」、「営業利益」、「従業員数」の3カテゴリーでトヨタ自動車が日本一であることはわかりました。これらの数字を見ていくと、自動車の販売台数であったり、社員の平均年収なども想像できるのではないでしょうか。いずれにせよ、トヨタ自動車は、日本一の数字を叩き出す企業でありながら、グローバルでも名を馳せているビッグカンパニーです。

アメリカ・中国を中心に、イギリス・フランスなどのヨーロッパ、ブラジルなどのラテンアメリカ、オーストラリア、エジプト・ケニアなどのアフリカなど、世界各国に拠点を構えています。そしてもちろん、その国々でたくさんの人がトヨタ自動車を購入しているのでしょう。一説には、トヨタグループで日本のGDPの約1割を占めていると言われています。

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自動車業界のパイオニア「トヨタ」について

自動車メーカーのリーディングカンパニーであるトヨタ自動車の本社は、愛知県豊田市にあります。日本の有名な企業が東京に本社を構える中、愛知県を基盤にしていることは、あまり例がないかもしれません。さて最後に、トヨタ自動車の本社所在地やその土地でのエピソードをご紹介します。「売り上げ」、「営業利益」、「従業員数」の3カテゴリーで日本一を誇る企業による、少しユニークな話ですのでぜひ覚えておいてください。

トヨタ自動車のための街がある!

トヨタ自動車の本社は「愛知県豊田市トヨタ町1番地」にあります。以前は「挙母市」という名で1300年もの歴史ある場所でしたが、1959年、「豊田市」への名前変更が決まり、今もその名で定着しています。「トヨタ町」も「豊田市」に改称された時につけられ町名です。そこには名前の由来であるトヨタ自動車の本社工場があり、トヨタで働く人でほとんどの人口を占めている場所でもあります。

また、「トヨタ神社」と呼ばれる神社もあり、豊田市トヨタ町一体が「トヨタ自動車の街」になっています。愛知県刈谷市など豊田市以外の地域でも、トヨタ自動車に関する事業が行われているので、愛知県の一部地域は、トヨタ自動車のためにある場所といっても過言ではありません。

有名企業「三菱商事」について

今までご紹介してきたトヨタ自動車の創立は、「1937年(昭和12年)8月28日」です。およそ80年の歴史を持つ老舗企業ですが、五大商社のひとつである「三菱商事株式会社」の創立は、1918年(大正7年)なので、約100年前に作られた超老舗企業と言えるでしょう。三菱商事もトヨタ自動車のようにユニークかつ巨大企業なので、社歴など覚えておいてもまったく損はありません。さっそく歴史を紐解いてみましょう。

三菱商事は歴史ある超有名商社

総合商社「三菱商事」として産声をあげたのは、1918年(大正7年)ですが、さらにルーツを探ると、三菱財閥の創業者「岩崎彌太郎」にまでさかのぼります。「岩崎彌太郎」は、あの坂本龍馬も関わりのある「九十九商会」を経営し、1873年に「三菱商会」と名前を変更したことが「三菱」という名称の始まりでしょう。

1945年の終戦後には、GHQにより財閥解体を命じられ、三菱は100社以上が分裂することになりました。1950年になるとやっと活動の規制緩和があり、1954年には新生三菱商事を発足し、好景気に見舞われ、業績の拡大に成功したのです。かつては貿易仲介がメインでしたが、1970年代からは資源開発への投資、80年代は食品流通など、時代に合わせて事業を展開しています。

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日本一〇〇な企業で安定して働いてみよう

トヨタ自動車や三菱商事のような歴史のある企業は、もしかしたら稀な事例かもしれません。とはいえ、逆境を乗り越えてきたからこそ、「ビックカンパニー」というイメージがあり、現在も飛躍し続けているのでしょう。三菱商事もトヨタ自動車のようにグローバル進出し、国内外約90カ国に200以上の拠点を設けるほど超巨大企業と言えます。

いずれにせよ、長い歴史を持ち今も成長を続けている企業を、志望先にすることは正しい選択かもしれません。そこには確かな安定があり、世界で躍進するワクワク感があり、給与面でも満足のいく額が手に入るかもしれません。少なくとも、トヨタ自動車や三菱商事のような巨大企業については、動向をチェックしておきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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