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【就活の相談って誰にすればいいの?】おすすめのサービスを解説
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目次
就活の悩みは相談しよう
就活は、誰しも初めての経験です。それに加え、就職は人生の中でも大きな決断です。どのような企業ではたらき、どのようなキャリアを積むのか、就活では自分の未来について考えます。
そのため、就活をはじめれば、「自分のやりたいこと」はなんなのか考え、「どんな仕事がよいのか」悩みます。自分の将来については自分自身で決めなければならないと思い込んでしまい、誰にも相談できないままの人もいるのではないでしょうか。
また、就活では慣れないスーツに身を包み、緊張して面接にのぞみ、面接官から自分自身の評価が明確に提示されます。結果に一喜一憂し、初めての緊張の連続にストレスも感じることでしょう。
就活の悩みは、相談することで解決する場合があります。就活で悩んだ時、だれに相談すればよいか説明していきます。就活の悩みを誰に相談すればよいか知り、悩みを解決して前向きに就活に取り組みましょう。
就活の相談をしたほうがいい理由
初めての就活で、不安と疑問におしつぶされそうになっている人もいるのではないでしょうか。就活で行き詰ったり、不安になったときは人に相談することをおすすめします。
インターネットで検索をすれば、就活に関する知識はたくさん得られます。しかし、あなたのためだけのアドバイスは得られないでしょう。インターネットの情報は、不特定多数のために書かれています。
就活は自分自身と向き合い、将来を決める人生の分岐点です。悩みも人それぞれで、状況もひとそれぞれです。インターネットは情報収集には最適ですが、相談相手にはなりません。
就活の相談をしたほうがいい理由を知ることで、どんな時に相談すべきかわかります。もちろん、自分の将来について他人の意見に振りまわれないように気をつけなければなりません。しかし、相談することで、就活を前向きに取り組めるようになるかもしれません。
①心の支えになる
多くの人は、就職活動で不安やストレスを抱えます。しかし、就活ではネガティブな人よりもポジティブな人のほうが有利になる傾向があります。なぜなら、ポジティブな人のほうが自分に自信をもって、はきはきと話せるため、面接官からの評価が高いからです。
不安やストレスは、ため込んでしまうと、どんどんネガティブになってしまいます。就活で不安やストレスを感じたら、自分の周りのポジティブな人に相談しましょう。ポジティブな意見をもらうことで、気が楽になります。
就活は一人でするものだと思っている人もいますが、一人で考えていても解決しないことも多いです。特に、不安やストレスは人に吐き出すことで解消されます。親身になってポジティブな意見をくれる人に相談することは、心の支えになるでしょう。
②第三者目線が得られる
就活を一人で進めると、自分の主観だけで物事を判断してしまいます。誰かに相談することで、自分一人では気づくことができなかった客観的な視点が得られます。
就活は、面接官という他人の評価で結果が決まります。志望動機や自己PRも誰かに聞いてもらうことで、第三者目線でどう判断されるかがわかります。自分の長所や短所は、周りの人のほうがわかっている場合もあります。周りに相談してみると、自分では見えていなかった事が見つかるでしょう。
また、相談相手に悩みや考えを伝えようとすることで、言語化することができます。誰かに相談するときは、考えながら話します。考えを言語化して、相手に伝えようとすることで、自分自身の頭を整理し、まとめるとができるようになります。
主観だけでなく第三者目線も取り入れ、客観的に自分を見つめることで就活は有利に進められます。一人だけで就活を勧めようとすると、客観的な評価は得られません。
③正しい知識を得られる
就活は、誰しも人生で初めての経験です。初めての就活は、不安や疑問点が多く出てきて悩みますよね。プロのアドバイザーやエージェントを活用することによって、就活の疑問は払しょくできます。
プロのアドバイザーは多くの就活生を見てきた経験があります。ネットだけに留まらない、長年の経験に裏打ちされたアドバイスをしてくれるので、就活の初期から最後まで頼れるパートナーとなりえるでしょう。しかし、エージェントやアドバイザーの言いなりな就活にしないように注意しましょう。
プロから得られたアドバイスに対して、それを活用すべきかどうかは自分自身で判断しなければなりません。就活における情報収集は怠らず、より多くの知識を得ることで、アドバイスの取捨選択をすることが重要です。
不特定多数への相談はNG
就活の相談において、無理に複数人数への相談をしてしまうと、逆にあなたの就活の進め方や準備が混乱してしまうでしょう。
例えば、エントリーシートや志望動機の添削についても、複数の人へ依頼してしまうと、いつまで経ってもまとまりません。なぜなら、第三者とはいえアドバイザーやカウンセラーそれぞれの主観が添削内容に入るからです。
3人以上に依頼すると様々な人の主観や見解が入り乱れ、あなたにとってどのアドバイスが一番良いのか混乱してしまう原因となるのです。従って、アドバイスを求める場合は2人までにしましょう。また、それらのアドバイスも、すべて鵜呑みにしてしまうのではなく、あくまでも自分自身に必要なものを選ぶことが重要です。
目的に合った相談相手を選ぼう
就活の相談では、志望している業界・職種・準備の段階に応じて、それに適切な人や、サービス、そして場所へと出向くとよいです。
例えば、エントリーシートの書き方に疑問がある場合は、就活から離れた社会人ではなく、すでに内定を持っている人にリアルな体験談を聞いた方が参考になるでしょう。
このように、自分の持つ疑問を解消してくれそうな人に相談することで、就活で効率的に内定を獲得することにつながります。自分の目的に合った相談相手を選ぶことで、自分が知りたい情報を得られるでしょう。
就活の不安とストレスがたまっているとき
就活は、自分自身と向き合い、自分の進む将来を決める人生の大イベントです。自分の将来への不安と、選考の結果で一喜一憂するストレスでネガティブになってしまう人も少なくありません。就活で不安とストレスがたまったときは、周りのポジティブ思考な人に相談してください。
相手は同じタイミングで就活を頑張っている友人でも、心配してくれる家族でも、尊敬する先輩でも構いません。話を親身に聞き、ポジティブな意見をくれる人に相談することで、気が楽になるでしょう。ただし、ポジティブな意見をすべて鵜呑みにすると、間違った情報に振り回されるので危険です。
不安やストレスの一番の解消法は、吐き出すことです。ため込んでしまうと、どんどん悪い方向に考えてしまいます。誰かに話をきいてもらうことで、就活の不安とストレスは軽減されます。
不安とストレスがたまっているときの相談相手
- 就活を頑張っている友人
- 心配してくれる家族
- 尊敬する先輩
- 周りにいるポジティブな人
志望業界・企業について知りたいとき
志望業界や志望企業について詳しく知りたい場合は、OB・OGに相談するのがよいでしょう。自分の志望業界・企業がきちんと決まっており、情報収集していれば、その業界の実情も知りたいですよね。
業界研究の一つの手段として、その業界で働くOB・OGに相談するのも良いでしょう。企業によって経営方針は異なりますが、業界の特徴や展望はどの企業でも共通しています。その業界の就職前とのギャップなど、すでに就活を終えて働いている人にこそ聞くべき質問です。
志望する企業の情報収集のために、その企業のホームページを隅々まで確認する人もいます。ホームページから企業について得られる情報は多いですが、得られない情報もあります。
例えば、社内の人間関係や社内環境など、企業の中にいる人にしか知りえない情報もあります。志望する企業で実際に働いているOB・OGに話を聞くことができれば、より具体的な企業研究がすすめられるでしょう。
自分と同じように就活を経て社会人になったOB・OGに話を聞くことで、志望業界や志望企業に関する、よりリアルな情報が得られるでしょう。
志望業界・企業について知りたいときの相談相手
- 志望する企業で働くOB・OG
- 志望業界で働くOB・OG
- 志望企業や志望業界で働く家族・親戚
「OB・OG訪問」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「OB・OG訪問」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。
就活のやり方や方向性で悩んでいるとき
就活で多くの企業を受けていくうちに、就活のやり方や方向性で悩む方も多いのではないでしょうか。そんな時は、就活のプロである就活エージェントやアドバイザーに相談することをおすすめします。
就活がなかなかうまくいかなかったり、自分に合った企業がわからないなどの悩みは、多くの就活生をサポートしてきたノウハウを持つプロに相談するのが適任です。長年蓄積された経験や知識をもとに、的確なアドバイスをくれます。
また、志望企業や志望業界へ就職するための傾向と対策も教えてくれるでしょう。過去の就活生の情報が蓄積されているため、信ぴょう性の高いアドバイスが得られます。
自分自身を客観的に分析し、自分に合った就活のやり方や方向性のアドバイスをくれる相談相手は、就活について詳しいプロだけです。志望企業に迷った時は、自分に合った企業を紹介してくれ、面接までのサポートも任せることができます。
就活のやり方や方向性で悩んでいるときの相談相手
- 就職エージェント
- 就職アドバイザー
無料でプロに相談できるおすすめサービス
就活の相談をするために、身近な人や先輩へ相談する他にも無料のサービスを活用する方法があります。就活に関するプロに無料で相談することができるので、第三者的な意味での就活相談も可能となります。
無料で利用できるサービスとしては、就職エージェント、就職コンシェルジュ、ハローワークといったものがあります。まずは自己分析等の相談から気軽の利用してみるのもいいでしょう。
①就職エージェント
就職エージェントは就活生と企業の仲介を行ってくれるサービスです。就活の相談全般から、面接の対策まで、就活の最初から最後までサポートしてくれます。
「エージェント」という名前が示す通り、就職エージェントが就活生の意向や希望を受けて、就活生に合っていそうな企業をピックアップして書類選考から面接のセッティングまでを代行してくれます。多くのエージェントでは、無料で企業の紹介から履歴書とエントリーシートの添削を実施しています。
長年就活をサポートしてきたノウハウを活かして、就活の最初から最後までをサポートしてくれる存在です。
②就職コンシェルジュ
就活コンシェルジュは、就活全般に関する知識やノウハウをレクチャーしてくれます。就職エージェントは企業を紹介することが目的ですが、就職コンシェルジュは就活全般に関する悩みを解決することが目的です。
コンシェルジュの方も就活アドバイザー歴数十年の人が多く、最新の就活の動向にも精通しているので安心して指導や情報提供を受けることができるでしょう。
このようなコンシェルジュでは定期的にアドバイザー主催の勉強会が開催されていることが多く、個別添削指導や模擬面接など就活のことについて最初から最後まで教えてくれます。
さらに、コンシェルジュのホームページでは、就活に関する幅広い情報が得られます。業界分析・面接の対応手法・エントリーシートの書き方・自己分析の手法などの情報を網羅しているので、心強い存在になるでしょう。
③ハローワーク
ハローワークは各都道府県の労働局管轄で、若者の就労者支援をミッションに面接練習や就労に向けたカウンセリングを活発に実施しています。
各地のハローワークには相談員やアドバイザーが配置されていることが多く、そもそも就活すべきかどうかの相談から面接の練習まで「就職」に関する支援を受けることができます。
ハローワークとしても若者の雇用安定は政策目標にしています。求人相談のみでなく無料でキャリアカウンセリングを受けることもできるので、就活のについてだけではなく、自分の将来について悩んだ時も相談することができます。
注意が必要な相談相手
就活で悩んだときや困ったときには、身近な誰かに相談して意見を求めたくなるものです。自分ひとりだけで悩まずに相談をするのは大切です。ただし、就活の相談をする際には、相談相手を選ぶことも重要であることを頭に入れておきましょう。
相談する相手を間違えると、見当はずれのアドバイスをされたり、相手の偏った主観を押し付けられる可能性があります。特に、以下の相手に相談をする際には注意が必要です。
大学の先輩
身近で話しやすい相手として、大学の先輩を相談相手に選ぶ人は多いでしょう。年齢も近く、最近の就活の経験者である先輩のアドバイスは、確かに役立つ場合もあります。しかし、就活を一度経験しただけの先輩は、一人分の経験と主観しか持ち合わせていません。
例えば、「面接に5分遅刻したけれど内定を貰えた」というエピソードがあったとしても、それは一般的にはレアケースです。もしも、この話を鵜呑みにして「遅刻しても問題ない」と思い込んでしまうと、その後の就活で大きな痛手となって返ってくるでしょう。
先輩に相談する場合は、「その人の場合はそうだった」という認識を持ち、自分の場合はどうかを考えなければなりません。先輩の経験談を鵜呑みにするのではなく、あくまでも一つの経験談として参考程度にしましょう。
両親
両親は、親身に相談に乗ってくれる存在でしょう。しかし、肉親であるからこそ、そのアドバイスには「客観性」や「冷静さ」が欠けている場合があります。
また、親世代は「年功序列・終身雇用」の風潮から、新卒から定年まで同一の企業で働く人が多い傾向があります。そのため、社会や仕事に対する視野が狭かったり、偏りがあったりすることは否めません。
時代やその年の景気によって、就活の傾向も違います。そのため、就活のやり方や戦略は時代によって変わります。両親に相談しても、今の就活に関して適切なアドバイスが得られる可能性はあまり高いとはいえません。
両親は社会人の先輩でもあります。将来について、相談すると、背中を押してもらえたり、助言をもらえるでしょう。しかし、就活について相談する場合は、そのアドバイスを参考にするかどうかは自分自身で判断することが大切です。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターや就職支援課は、企業の情報を得る場としては活用するべきです。しかし、大学に常駐しているキャリアアドバイザーや職員は、大学以外の場で働いた経験がない可能性があり、注意が必要です。
具体的にあげると、キャリアセンターの職員は、民間企業での就業経験がない場合もあります。就活の経験もなく、実際のビジネスの現場で働いたことがない人も多いです。そのため、キャリアセンターでは形式的な情報提供の場合が多いです。
キャリアセンターでは、「広く浅く」どの企業にも当てはまるようなアドバイスをされることが多く、「狭く深く」特定の企業や就活生にぴったりのアドバイスというものは、あまり期待できないでしょう。
場合によっては就活専門の外部講師が臨時でアドバイスをしてくれる機会もあるため、そういったチャンスを見つけて活用するとよいでしょう。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
電話やメールでの相談も可能
OB・OGやアドバイザーと実際に会うのが難しい場合は、電話やメールといった会わないで対面するオンライン形式で、相談することができるサービスもあります。時間調整や勤務地の関係で、どうしても会うことができない場合に適している手法といえるでしょう。
例えば、Googleドキュメントに添削を希望する内容を残しておき、先輩やアドバイザーが対応可能な時間帯にコメントしてもらうようにやり取りします。この際、先方のパソコン環境(職場)がGoogleアプリ禁止だったら、私用アドレスにリンクを送るといった配慮をしてください。
また、あらかじめ電話できる時間帯を調整しておき、時間を区切って話をすれば、お互い時間を無駄にしなくてすみます。オンライン形式で相談することで、時間を効率的に使うことができます。
「メールのマナー」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「メールのマナー」について詳しくなることで、より優位に就活を進めることができるでしょう。
【39点以下は危険度MAX】
あなたの就活偏差値を診断しておこう!
今年の就活はコロナの影響もあり、先が見えない状況が続いていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、内定を勝ち取れないのは同じです。
そこで活用したいのが、就活偏差値診断ツールの「就活力診断」です。
24の質問に答えるだけで自己分析や企業理解、就活マナーなどの中で、何が不足しているのかグラフで見る化できます。
ぜひ活用して自分の弱点を効率的に対策し、志望企業からの内定を勝ち取りましょう。
相談相手によってあなたの就活が変わる
就活を進めるにおいて、誰かひとりには相談すべきです。自分ひとりの主観だけでは、客観的な判断ができない場合もあります。誰かに相談することによって、就活を効率的に進めることができるでしょう。
先輩、社会人のOB、就職エージェント、コンシェルジュと様々な就活の相談相手についてご紹介していきました。相談相手の選択や仕方によって就活が変わってきます。例えば、エージェントとコンシェルジュには自己分析と業界分析についての質問をして、OBには業界の実態を相談するようにしましょう。
就活の相談では、自分の目的に合った相談相手を選ぶことが重要です。また、相談相手からのアドバイスはすべて鵜呑みにするのではなく、主観をもって自分に必要なアドバイスを参考にするようにしてください。