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【おすすめ企業を大公開】優良中小企業3社~いい会社を見分けるポイント ~

おすすめ企業を知って自分に合う会社を見つけよう

就職サイトには膨大な量の求人が記載されています。その中から自分に合った企業を探すのは非常に骨の折れる作業です。結局、大企業や聞いたことのあるような企業だけしか見ない就活生も多くいるでしょう。しかし、重要なのは企業のネームバリューや規模ではなく、その企業が自分に合っているかどうかです。ネームバリューがあろうと、自分に合わない企業であれば、入社しても幸せな社会人人生を送ることは出来ません。

就職活動において、さまざまな企業を見るのは非常に重要なことなのです。そこでこの記事では、就活生が知っておくべき大手だけでない優良企業の見つけ方のポイントを解説していきます。自分に合った企業を選び、社会人としてのスタートを切ることの出来るよう、しっかりと確認しておきましょう。

おすすめ企業は大企業ばかりとは限らない

就活で求人を見ていく際、どうしても大企業ばかりに目が行ってしまう就活生も多くいることでしょう。もちろん、大企業に就職することでいい面も多々あります。給与、ボーナス、福利厚生面を見ても、大企業に勤めることで多くのメリットを享受することが可能になります。しかし、優良企業は大企業だけとは限りません。以下、優良中小企業のオススメポイントを解説していきます。これらを参考に、より多くの企業に目を向けてみるようにしましょう。

優良中小企業のおすすめポイント

優良中小企業をおすすめするポイントとして、中小企業であるために受けられるメリットが挙げられます。上述の通り、就活において大企業ばかり目が行ってしまう就活生は多いです。そのため、エントリー数も自然と大企業が多くなり、中小企業にはエントリーが集まりにくくなる傾向にあります。つまり中小企業であるために、選考における競争率が大企業に比べ低いことが多いのです。

また、中小企業であることで、多くの経験をする機会が与えられる可能性があることもメリットとして挙げられます。中小企業に就職すると、大企業に比べ人数も少ないため、若い年次から多くの経験を積むことになるでしょう。そのため、スキルを早い段階から高めていくことが出来るのです。

ホワイト企業の特徴について、こちらの記事で詳しく解説しています。

優良な中小企業の見つけ方

ここまで優良な中小企業に就職することのメリットについて述べてきました。では、実際に優良な中小企業を見つけるにはどうしたら良いのでしょうか。ひとつの手段として、グローバルニッチトップ企業100選など、中小企業が表彰されているものを参考にすることが挙げられます。グローバルニッチトップ企業100選とは、グローバル展開に優秀と認められる実績のある企業を顕彰し、それを通じて国内企業の国際競争力の向上を図るために経済産業省が選定しているものです。

100選のうち大企業は6社で、残り94社は中小企業に分類される規模となっています。機械部門、繊維部門、電機部門などそれぞれの部門において選定が行われており、自身の志望に合った業界の中小企業を見つけることも出来ることでしょう。

おすすめの優良中小企業

ここでは、具体的におすすめな優良中小企業を3社紹介します。どの企業もここ最近で急成長を遂げている企業であり、就活生に特におすすめな中小企業です。働いてみたい企業だと感じた場合、ぜひ応募してみましょう。「成長力があって居心地も良い中小企業」83社|東洋経済オンラインを参考にご紹介していきます。

フジ大理石

フジ大理石株式会社は、昭和30年創業の、御影石や大理石などの石材の仕入れや販売、加工などをおこなう企業です。「洗面台」や「階段」など、ニーズに合わせたオーダーメイドの石材加工もおこなっています。従業員は53名で株式上場もしていませんが、現在急成長を遂げています。

石材は「耐久性に優れる」「環境に優しい」「景観を損ねない」といった現在のニーズにも沿っており、その石材を取り扱うフジ大理石株式会社は、今後の需要も安定している企業だといえるでしょう。実際に、フジ大理石株式会社で加工された石材は、大学のキャンパスや高層ビルにも使用されています。半年間の新入社員研修が実施されるほか、寮、社会保険も完備されており、福利厚生も充実している企業です。

ジャパンマテリアル

ジャパンマテリアル株式会社は、半導体や液晶関連の製造工程で使用される「特殊ガス」の供給装置を取り扱っている企業です。半導体は、スマートフォンやパソコン、自動車など、ありとあらゆる機器に使用されており、現在その需要は右肩上がりに上昇しています。

その半導体需要の増加に伴い、ジャパンマテリアル株式会社も急成長を遂げています。ジャパンマテリアル株式会社は、平成9年に設立した比較的新しい企業ですが、平成23年には株式を上場し、その後も常に黒字経営を続けています。「半導体バブル」ともいわれている現代、この先半導体の需要が落ち着くことはなかなかないといわれています。半導体に関連する事業である以上、将来性から見ても優良企業だといえるでしょう。

ジインズ

株式会社ジインズは、情報漏洩や不正アクセス等を防ぎ、インターネットを通したビジネスをより安定的におこなう基盤を作る「情報セキュリティマネジメント企業」です。ほとんどの企業でパソコンやインターネットを使用している現代、セキュリティの強化関連事業は安定した需要があります。

さらに、人事異動等に対応し、アカウント管理を手軽におこなうことができる業務効率化ソフトADMSなど、高性能なソフトウェアの開発も手掛けています。また、アメリカのシリコンバレー海外視察や定期的な勉強会などもおこなわれており、教育制度も充実しています。他にも、資格の取得を奨励しており、受験費用はすべて会社持ちで受験することが可能です。今後の需要も安定している優良企業だといえるでしょう。

優良企業について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

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優良企業の見分け方

ここまで大企業に限らず、中小企業の中にも優良企業は存在していることを解説してきました。では優良企業なのか、そうでないのかを見分けるポイントはどのような点にあるのでしょうか。以下、優良企業かどうかを見分けるポイントとして、3つのポイントを挙げて解説していきます。ネームバリューだけで求人を判断するのではなく、これらのポイントに照らし合わせ、その上で求人への応募をどうするのか、考えてみるようにしましょう。

3年後の離職率が低い

おすすめの優良企業の見分け方ポイントの1つ目として、3年後の離職率が低いということが挙げられます。離職率が低いということは、社員が職場環境、仕事内容に満足しており、「転職する必要がない」と考えていることを表しているからです。

もちろん「仕事内容が合わない」、「サービス残業が横行している」などネガティブな理由での離職でなく、「キャリアアップのため」というポジティブな理由での転職もあるので一概には言えません。しかし、3年後の離職率が低いことは優良企業と判断するうえでのひとつの指標になり得るのです。

給与に関する情報がしっかり開示されている

2つ目に、給与に関する情報がしっかりと開示されていることが挙げられます。「残業はないって聞いていたのに、実際に入ってみると残業はあるし、しかもサービス残業だった」など、入社後に給与に関する情報などで当初の想定と異なり、戸惑う人は一定数います。企業によっては給与面の中でも昇給、賞与についてあまり明確には書かれていないことがあるでしょう。

一方、優良企業の多くは給与面含め、仕事をするにおいて必要となる情報はしっかりと開示されています。これらをしっかりと社員に向けて開示していることで、社員を大事にしている姿勢が伝わってきます。優良企業の見分け方として、情報の開示状況をチェックすることも挙げられるのです。

女性が働きやすい環境を整えている

優良企業の見分け方ポイントの3つ目として、女性が働きやすい環境が整えられていることが挙げられます。今日、男性、女性関係なく優秀な人材を登用する企業が増えてきています。しかし、一部の企業では依然として「総合職は男性ばかり」「役職者は男性中心」といった体質のところもあるのです。男性だけでなく、女性ならではの視点が加わることで、企業はさらに発展していくことが可能になります。

そのことを認識している企業では、育児休暇はもちろん、女性の役職への登用なども積極的に行われています。LGBTも含め、さまざまな視点から物事を見ることで、新たなアイデアが生まれるものです。そのような点から、女性が働きやすい環境を整えている企業は優良企業といえるでしょう。

福利厚生が充実している

福利厚生とは、企業から従業員に提供される給料以外の待遇を指しています。多くの企業で導入されているものであれば「家賃補助」「住宅手当」「特定の店舗で使える割引や特典」などがあります。取り入れている福利厚生は各企業によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

例えば「福利厚生が全くないが給料の高い企業」と「福利厚生が充実しているが給料は低い企業」のどちらがいいかといえば、単純に比べることはできません。福利厚生の充実具合によっては、薄給に見える企業であっても実は好待遇なこともあるのです。福利厚生に関しては、企業のホームページや就活サイトにある程度記載されていますが、具体的に支給される金額や条件はあまり掲載されていません。OB訪問や企業説明会などを活用し、事前にチェックしておきましょう。

教育制度が整っている

新入社員は、入社後すぐに仕事をするわけではありません。基本的には新入社員研修をおこない、その後実務に移る形となります。研修の期間や内容は企業によって全く異なり、中には、業界や仕事のことがほとんどわからないような状態にも関わらず、実務に移行する企業もあります。そのため、教育制度に関しても事前に確認しておくことが大切です。

ただし、教育制度に頼って、与えられた知識や技術だけで仕事をしていくことは「受け身」と取られてしまい、あまりいい評価を得ることはできません。また、教育制度が整っていることを志望動機として書くことも同様の理由で控えた方が無難です。積極的に自分から学んでいく姿勢を忘れないようにしましょう。

ホワイト企業の見極め方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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おすすめ企業を参考に就活を進めよう

ここまで、優良中小企業のおすすめポイントや見分け方を解説してきました。就職活動を進める際、「大企業に就職したい」と最初から視野を狭めてしまうのは危険です。最初から視野を狭めてしまうと、本当に自分に合った企業を見つけることが出来なくなってしまう恐れがあります。目先のネームバリューに捉われるのはNGです。大事なのはネームバリューでなく、その会社で自分が幸せな会社人生を送れるかどうかです。

大企業だけでなく、中小企業にもしっかりと目を向けることが大切といえるでしょう。本当に自分に合った企業はどこなのかを考え、見つけることが就職活動の目的です。ここで挙げたポイントを参考に、多くの企業に目を向けながら就職活動を進めていくようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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