就活その他

【なくならない仕事とは】就活生が知っておくべき具体的な職業

AIの発展で将来なくなる仕事がある

就職先を決めるときは、自身が納得できるだけではなく、将来的になくならない仕事を考えて選ぶことが大切です。さまざまな業界でAIの導入、機械化は進められており、今後もさらにロボット技術は発展していくと考えられています。

科学技術が進歩していけば日常生活のさまざまなことがより便利になり、豊かな生活を送ることができます。しかし反面人間が活躍する場がなくなってしまう可能性もあり、一概に良いことばかりとは言えません。

AIの発展によって将来なくなる可能性がある仕事はたくさんありますし、せっかく就職しても仕事が続けられない場合もあります。就職先を選ぶのであれば、AIにはできない仕事から選ぶことも大切です。将来なくならない仕事はどんなものかを知って、就職先を決めていきましょう。

将来なくならない仕事の特徴

将来なくならない仕事を知るためには、どんな特徴を持った仕事であればなくなる可能性が低いのかを知っておくことが大切です。なくなると予想されている仕事が複数ある一方で、なくならないと考えられている仕事も数多くあります。

なくならない仕事の特徴にはそれぞれ共通点がありますので、それを知っておくことでどんな仕事が将来性があるのかを知ることができます。将来なくならない仕事の特徴を知って、自身の就職先の参考にしていきましょう。

需要のある仕事

将来なくならない仕事としては、需要のある仕事が挙げられます。人が必要だとしている仕事は基本的になくなることはありません。人が必要としていればそこにはビジネスチャンスがあるわけですし、必ず仕事が生まれます。

仮にその仕事がAIなどによって自動化された場合でも、そのAIを管理する仕事が新しく生まれますし、仕事が完全になくなってしまうことはありません。需要のある仕事ほど機械化、自動化が進められる傾向にありますが、あくまで人間のサポートとしての位置づけであることが多いです。

基本的な仕事は人間がおこない、それをより効率よく進めるためにAIなどが導入される構図が考えられます。産業は高いレベルへと成長しますが、人間が全く必要ないわけではありませんので、人の仕事が完全に奪われることはありません。

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コンピュータ化できない仕事

コンピュータ化できない仕事も、将来なくなる心配のない仕事の特徴です。近年では、ほとんどの企業が機械に頼り仕事をしており、機械を使っている仕事はコンピュータ化が可能ですので、仕事がなくなる可能性は高いです。

しかし企業内のほとんどの仕事がコンピュータ化が可能だとしても、一部人間にしかできない仕事があれば仕事がなくなることはありません。コンピュータ化をするためには基本的にはシンプルな仕事、データ化できる仕事であり、それができない仕事は人間にしかできない仕事です。

人間にしかできない仕事が残されていれば、AIに仕事のすべてを取られることはありません。残った仕事が取り合いになるため競争率が高くなることは予想されますが、それでも仕事自体がなくなることはないと言えます。

コミュニケーションを必要とする仕事

人と人とのコミュニケーションを必要とする仕事、感情を読み取るような仕事もなくなる心配はありません。AIの得意分野はデータの管理や合理的な判断であり、感情や予測不能なことに対しての臨機応変な対応は苦手分野です。

人とコミュニケーションを取ることで成立する仕事は数多くありますし、それらの仕事は人間の得意分野として、AIに負けることはありません。人間味や温かみが必要な仕事は将来なくなる可能性は低いですし、AIで代用可能な仕事が増えれば、ますますコミュニケーションが必要な仕事は増えると考えられます。

人間的な魅力を活かした仕事は今後もなくならず、むしろ需要が増える可能性が高いので、就職先としてもチェックしておきましょう。

人間がやるからこそ面白い職業

機械には真似のできない、人間だからこそやれば大変面白い職業がこの世にはまだまだあります。

例えばスポーツ選手はどうでしょう。プロサッカーの世界では、W杯のような大舞台で日本人選手が日本代表として大活躍しています。そこで繰り広げられるプレイの数々はプロが見ても素人が見てもとても感動を呼ぶものでした。これは、機械のシミュレーションでは絶対に味わえないものです。また、仮に同じ動きができるロボットがあったしても、私たちに人々が味わわせてくれる感動と同じものは到底再現できません。

また、芸能人やyoutuberなどの個性が重要視される職業も人間でなければ成り立たないものだといえます。個性とは各個人の中に無限に存在するもののはずです。個性は決して機械やAIのようなマシーンでは表現できないものなのです。

芸術的センスが必要な仕事

芸術的センスが必要な仕事も、まだまだこれから先なくならない職業だといえます。過去から現在まで数多く居た、一流の芸術家たちのことを考えてみてください。

例えば、ピカソなどはどうでしょう。彼の作品には、「自分でも書けるんじゃないか」と錯覚してしまうようなものもあります。しかし、実際に書いてみろと言われたらまずあのセンスある作品は書くことができないはずです。それは、ピカソ自身の個性と芸術的センスがなせる技だということに他なりません。

また、ベートーベンを思い浮かべてみてください。彼は耳が不自由だったハンデを乗り越えて、誰もが感動する曲を世に数多く残しています。あの旋律は誰でも真似できるものではないと、十分お分かりいただけるでしょう。このように、アートに関する仕事は非常にセンスが必要で誰でもできる職業ではないのです。

今後もなくならないといわれる主な職業

将来なくならない仕事の特徴を知れば、それらに当てはまる具体的な職業を確認していきましょう。具体的な仕事を知っていれば、就職先の選択肢の一つとして考えることができますし、就活の幅も広がります。

なくならない仕事が必ずしも自分に合っているとは限りませんが、将来性のある職業につくのは大切なことです。今後もなくならないと言われる職業にはさまざまな種類がありますので、それらの中で気になったものをピックアップして、就活を進めてみましょう。

介護など福祉系

今後もなくならないといわれる職業としては、介護など福祉系のものが挙げられます。高齢化が進む中で、介護の仕事はなくならないですし、むしろ増加している傾向にあります。

介護業界は慢性的に人手不足に悩まされていますし、コミュニケーションが必要な仕事でもあるので、コンピュータ化することは難しいです。介護の仕事にも一部機械やロボットの導入が進められていますが、完全にコンピュータ化することはありません。

介護における力仕事をサポートするためのパワースーツなど、あくまで人間の仕事をサポートするための機械の導入が進められています。介護は人間が必要な仕事ですし、今後もますますの需要の増価が見込まれる仕事ですので、おすすめの仕事です。

医者など医療系

医者など医療系の仕事も今後なくならないと言われる仕事の一つです。若男女関わらず、医者にかからない人はいませんので、医療の需要がなくなることはありません。また高齢化が進んでいけばさらに医療の重要性は増しますし、需要はさらに拡大すると言えます。

また、精神科など機械だけでは治せない病気もありますので、どれだけロボット技術が進歩しても完全に人間の仕事がなくなることはありません。医療の現場にも数多くのロボットやAI技術が導入されていますが、それはあくまで人間が使用する目的での導入です。

ロボット自体が作業をおこなうのではなく、人間の仕事をサポートをする目的としてロボットが導入されていますので、人間にしかできない仕事は数多く残っているでしょう。

教員など教育系

教員など教育系の仕事も将来なくなることがない仕事として挙げられます。機械を使った学習を取り入れる教育機関も増えていますが、機械が何かを教えることはできません。機械はあくまで勉強のための道具であり、先生にはなり得ないものです。

また人と人との関わり合いの中で、人を育てることができるのは人間だけです。人と機械、ロボットではコミュニケーションを取ることは難しいですし、心を育むことまではできません。

教育とは単に勉強を教えればいいのではなく、心を育て、人として成長させていく必要があります。機械から知識や情報を学ぶことはできますが感情までは学ぶことができませんので、将来的にも人間が優位な分野であり仕事がなくなる可能性は低いでしょう。

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将来なくなるといわれる主な職業

では、将来なくならない職業に対して、実際になくなると考えられる職業がいくつかその可能性を示唆されています。なぜその職業がなくなる可能性があるのかについては、それぞれの職業で個別の理由や内容が考えられます。では、なぜなくなってしまう職業と考えられているのでしょうか。もう少し具体的に考えるために、ここではなくなる可能性が高い職業を3つ取り上げることで説明していきます。どんな職業があるのか、詳しくみていきましょう。

窓口・受付係

この職業については、接客という観点から考えてみると、かなり人間力も必要とされるため、少し前までは絶対になくならない職業と考えられていました。ところが最近では、窓口や受付の対応を機械が代用できるようシステム開発が盛んになっています。

実際すでに窓口や受付に自動受付や自動窓口は導入されています。人の温かさが必要な職業ではありますが、これだけ人手不足と言われている時代です。コンビニなどでは、外国人労働者の従業員も増えてきています。絶対的に労働力の足りない日本では、まだまだ機械化やAIによる効率化が求められているのです。それによって、窓口や受付の形態は今後かなり変わっていく可能性が高くなるといえるでしょう。

路線バス運転手・タクシー運転手

運転に関する職業である、路線バス運転手やタクシー運転手も今後はなくなってしまう可能性がある職業として考えられています。その最大の理由として、自動車に関する運転技術の自動化が大きく影響しています。

ここ何年かで自動車の自動運転に関する技術は格段に進歩しました。まだ問題を抱えている部分はたくさんありますが、日本では2020年の東京オリンピックに向けて、自動運転の実用化を可能にすると自動車メーカーでも声高に言っています。この自動運転技術が実用化された場合は、路線バス・タクシーの営業運転の内容も大幅に変わってしまうことになるでしょう。バス会社やタクシー会社で必要なのは、自動運転するシステムを管理するスタッフだけでよくなるのです。

ビル・ホテルの清掃員

清掃に関しては、家庭ではすでにiRobotが実用化されてかなり使用されています。それに合わせてハードもどんどん進化していくことで、より完全自動化に向けた進歩がみられてきています。

では、それをオフィスビルやホテルに応用していけばどうなるでしょう。今でも、日本のホテルは従業員が不足して、働いている人の多くが外国人労働者です。確かに外国人労働者は安い賃金でよく働いてくれるので、ホテルでも助かっているといえます。ですが、それ以上に今は人手が足りなくなってきています。

また、外国人観光客を取り込むためにホテルも建設ラッシュです。そうなると益々人が必要になるのは目に見えています。そこで、自動で清掃が可能なロボット等の開発が盛んにおこなわれているのです。その技術が進めば、清掃員という職業は消えてしまうかもしれません。

将来なくならない仕事に就職するためのポイント

インターンを実施している企業3選就職先を決めるときには、将来なくならない仕事を選ぶことが大切ですが、仕事の選び方にはいくつかのポイントがあります。ポイントをおさえて仕事を探していれば、どんな職業がなくならないかを知ることができますし、より良い仕事を探すことができます。

就活は視野を広げてさまざまな可能性を検討することが大切であり、一つでも多くの仕事を知ることが、就活を成功させる秘訣です。ポイントを踏まえながら就職先を探し、自分に合う、かつ将来なくならない仕事を探していきましょう。

今後の需要を予測する

将来なくならない仕事に就職するためのポイントとしては、まずは今後の需要を予測することが大切です。市場のニーズを見極めることが大切であり、今後需要が伸びるのはどの業界、どの分野の職業かを考えていきましょう。

需要が拡大する仕事はなくなることはありませんし、需要が拡大するにつれて事業は拡大していきます。市場のニーズはさまざまありますが、まずは社会情勢、社会構造の変化などに目を向けるといいでしょう。

国内でどのような変化が起こっているのか、海外ではどのような動きがあるのかも知っておくことが大切です。ニーズは国内、国外両方の要因で変化していくものですので、世界的な需要の変化も参考にしながら、ニーズを見極めていきましょう。

とにかく経験を積む

とにかく経験を積むことも、将来なくならない仕事に就職するためのポイントです。将来なくならない仕事は何かを頭の中だけで考えるのは限界がありますし、実際に目で見て、肌で感じなければわからないこともあります。

頭の中で考えるだけではなく、さまざまな業界、企業に触れ、選択肢を広げることが大切です。就活を進める中で、業界の需要の変化や市場のニーズの変化などに気づける場合もあります。

一つでも多くの物事を経験し、多角的な視点を身に付けることも大切です。悩んでいるばかりではどの業界、企業を目指せばいいかわかりませんし、仮に答えが出たとしてもそれが必ずしも正解であるとは限りません。成功する可能性を少しでも上げるために、精力的に就活を進めて経験を積んでいきましょう。

新たなサービスに目を向ける

従来のサービスだけではなく、新たなサービスに目を向け、見つけていくことも将来なくならない仕事を探すポイントです。社会構造が変化しているのと同じように、仕事も変化を続けています。

これまでにはない新しい仕事、新しいサービスは日夜生まれていますし、それらの仕事を志すのもおすすめです。もちろん新たなサービスのすべてが生き残っているわけではありませんし、開始すぐになくなってしまうサービスもあります。

新しいサービスは注目度は高い分、将来まで残る保証が少なくもありますので注意が必要です。サービスによってはAIやロボット技術の台頭に関係なく自然に消滅してしまうこともあります。新サービスは魅力はありますが、賭けの要素が強いことも覚えておきましょう。

なくならない仕事を把握して将来を見極めよう

AI技術は現在も発展を続けていますし、さまざまな業界でAIの導入、機械化が進められています。オートメーション化によってどんどん便利に、効率よく仕事を進めることができますが、便利になりすぎると人間の仕事がなくなってしまう場合もあります。

機械だけですべてをまかなえるようになってしまえば、人の手は必要なくなりますし、大幅なコスト削減が可能です。コストは削減できるものの、それだけ多くの人が職を失うことになりますので、仕事を選ぶときには仕事自体の将来性も考えなければなりません。

AIに取って代わられてしまう可能性のある仕事はありますが、反対に人間にしかできない仕事もあります。どんな仕事であれば将来なくならないかを見極め、より良い就職先を見つけましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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