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【一流大学の定義や偏差値を徹底解説】就活生が知っておくべき就職率との関係性までご紹介

一流大学出身者ほど就職率が高いのか

近年、新卒の就職活動の状況は売り手市場の傾向が強く、企業にとっての採用難の時代が続いているといわれています。職種や就業先の企業を選ばなければ、就職すること自体は以前に比べて難しくなくなってきているようです。

しかし、もちろん人それぞれ、どんな職種につきたいか、どんな会社で働きたいのか、という理想を持っているはずです。いくら売り手市場の状況が続いているとはいえ、特定の企業の人気が高かったり、特定の学生に企業からの内定が集中したりしていることもあり、誰もが簡単に希望通りの就職ができるわけではありません。

自分に見合った就職先はどこなのか、自分ならどんな企業に採用されるのか、というのは誰もが気になるところです。そのなかでも、気がかりなのはやはり出身大学についてでしょう。一般的に一流大学といわれる大学を出ていれば、やはり就職に有利にはたらくのでしょうか?

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一流大学の定義とは

ひとくちに一流大学といっても、一流大学、と呼ばれる基準に正式な決まりがあるわけではありません。つまり、一流大学の定義は非常に曖昧で、一流大学に含まれる大学は、個人の考えによって異なります。

一流大学と称される大学は、総じて入学が難しい難関校である傾向が強いのですが、ただ偏差値が高いというだけで一流大学に含まれるかというと、そうでもありません。たとえば、各大学の医学部は難易度であればかなりのものですが、一流大学という表現の中に医学部が含まれることはあまりありません。

難関校というのは、偏差値が高い学校とは限りません。たとえば同じぐらいの偏差値の大学でも、ブランド力の高い学生にはより多くの入学希望者が集まります。すると、当然倍率が高くなるため、ブランド力の高い大学のほうが入学するのは難しくなります。

一流大学と呼ばれる大学は、偏差値、ブランド力、学校の歴史の3点で判断されることが多く、その3点を有している大学というのは人気や学力の高い難関校になりがちだといえるでしょう。

一流大学と呼ばれる大学

では、具体的に一流大学と呼ばれる大学には、どのような大学が含まれるのでしょうか?まずは、知らない人はいないであろう東京大学、京都大学はいずれも一流中の一流です。いずれも、明治から昭和の時代にかけて帝国大学として作られた「旧帝大」と呼ばれる大学のうちのひとつです。

旧帝大というのは、国立大学の中でも最難関の大学を表すときによく用いられる言葉です。旧帝大には含まれませんが、東京にある一橋大学も一流大学と称されることが多い大学です。しかし、一般的に一流大学というと、国立大学よりも私立大学を表すことが多いため、他の国立大学は偏差値が高くても、あまり一流大学と呼ばれることはありません。

私学では、慶應義塾大学、早稲田大学の他に、いわゆるMARCHと呼ばれる大学が一流大学と称されることが多い大学です。MARCHというのは、東京にある有名私立大学5校の頭文字を取った言葉で、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学のことを表しています。

一流大学の偏差値

すでにお伝えしたように、一流大学かどうかというのは、偏差値だけで判断されるものではありません。一流大学が難関校であることは確かですが、一流大学とひとくちにいっても、偏差値には多少バラつきがあります。最も偏差値が高いと思われる東京大学であれば、学部によって偏差値に差があるとはいえ、最低ラインでおよそ偏差値75です。

最難関とされる理科Ⅲ類は、偏差値80程度です。続く京都大学、一橋大学でも偏差値は70以上と非常にレベルが高いことがわかります。
私立大学の場合、慶應義塾大学、早稲田大学は、学部によって偏差値60〜70で、私立の中では非常に難易度が高い大学です。これがMARCHになると、偏差値は55〜60程度です。

大学のブランド力も大切

東大、京大であれば日本の大学の中でも最難関といえる偏差値レベルですが、上記で挙げているその他の大学は、偏差値だけでいえば他にも優秀な大学がたくさんあることがわかります。ここで、一流大学かどうかを分けるのが、その学校の歴史が作ったブランド力です。

たとえば慶應義塾大学が福沢諭吉によって設立されたことは有名ですが、それだけでなく、慶応義塾大学は日本における教育制度や大学制度のモデルとなった大学です。同様に、大隈重信によって設立された早稲田大学も古くからある大学で、いずれも深い歴史があり、数々の優秀な人材を輩出してきた大学です。

MARCHになると、偏差値こそ慶應や早稲田よりは低いものの、私立大学の平均よりは上位を占める大学です。いずれも歴史ある大学でネームバリューがあり、やはり数多くの著名人を輩出している大学です。一流大学に含まれるためには、誰が聞いてもある程度優秀であるイメージが湧く大学であることが大切だということもわかります。

一流大学かどうかで就職率は変わるのか?

学生にとっての身近な問題として、一流大学かどうかが就職にどのように影響するのか、というのが気になるところです。一流大学といわれる学校に在籍している学生にとっては、それがどの程度自分たちに有利に働くのか、また、それ以外の学生にとっては、どんなに頑張っても一流大学出身者より不利なのか、というのは大きな問題です。
一流大学と就職との関係性を詳しくご説明します。

一般的には一流大学ほど人気企業への就職は有利

一般的には、やはり一流大学といわれる学校に通っていれば、倍率が高い人気企業への就職は有利な傾向があります。とはいえ、東大や京大などではさらに研究に時間を費やしたい、まだまだ専門的に学びたいことがある、といった理由で大学院へ進学する人も多い傾向があります。

そのため、就職率、という意味では必ずしも一流大学出身者が多いとは限りません。しかし、企業の採用担当者にとっては、学生を見極めるための数少ない参考データとして、大学のランクをひとつの採用基準と考えることは大いにあります。

職種によっては学力だけが重要なわけではありませんが、難関大学の入試を突破したということは、ものごとに集中して取り組む姿勢や、強い精神力がある人だと考えられることがあります。そのため、一流大学に限らず、偏差値の高い学校の出身者も、就職活動では有利な傾向があります。

企業へのパイプを持っている大学は就職に強い

一流大学に在籍していることで偏差値に関わらず就職に有利に働くことがあるとすれば、それは学校と企業のパイプの強さにあります。就職活動においてOB訪問をした人も多いかと思いますが、一流大学の出身者は、比較的多様な業界で活躍している人がたくさんいます。それこそが、一流大学が就職に良い影響を与える大きな利点です。

もちろん、一流大学以外でも、特定の大学卒業者が多く活躍している企業や業界では、積極的にその大学の出身者を採用したり、企業側が積極的に大学にアプローチしている場合もあります。一流大学に限らず、就職における強いパイプを持っている大学かどうか、というのは就職率に直結する問題です。

一流大学出身者でないと就職は難しい?

一流大学を出ていることがある程度就職に有利に働くのは事実ですが、では、一流大学を出ていないと就職が難しかったり、絶対に人気企業に入ることができないかというと、そうではありません。就職後の社会生活まで長期的に見た上で、一流大学出身であることがどれだけ大きな影響を与えるのか、もう少し詳しくみてみましょう。

高学歴ワーキングプアという実態もある

最近では、高学歴ワーキングプアという言葉が存在します。これは、文字通り高学歴であるにも関わらずワーキングプアに陥っている人のことを意味します。ワーキングプアというのは、年収200万円以下の正社員、または非正規社員のことです。

一流大学出身者には、とにかく偏差値の高い大学に入るために勉強にのみ集中してきたあまり、人とのコミュニケーションが苦手であったり、大学卒業後の将来のビジョンを描いていない人がいます。その結果、大学卒業後の就職試験や、その後の社会生活でつまずいてしまうと、結果として高学歴であってもワーキングプアになってしまうことがあります。

現代では、昔に比べて教育に影響を及ぼすレベルでの貧富の差が少なくなり、高学歴や資格保持者がぐんと増えました。そのため、一流大学を出たことが一生安泰な生活に直結するわけではなくなってきています。

企業が求めるのは学歴より実力

偏差値を始め、出身大学というのは確かに採用基準のひとつではあります。しかし、一流大学出身のすべての人があらゆる職種で能力が発揮できるわけではない、というのは誰でもわかることです。また、一流大学を出ていないからとってすべての人が努力が苦手なわけでもありません。

企業の採用担当者も当然そのことは理解しているため、学歴はあくまでもひとつの目安でしかありません。一流大学出身者でも努力はもちろん必要とされていて、それ以外の大学出身者でも、学生生活の中でどのようなことを学んできたのか、どんな将来のビジョンを描いているのか、そしてどんな技術があるのか、などで差別化を図ることで就職率を高めることが可能です。

学歴に固執すると就活は失敗しやすい

就活では学歴が評価されていることもありますし、高学歴が有利に働くこともあります。しかし実際に仕事をする上で重要なのは仕事ができるかどうかですし、それに学歴は関係ありません。就活で最も重要なのは企業で活躍できることですので、学歴ばかりに固執してしまうと失敗する可能性があります。学歴は確かに大切なものですが、それ以外にも大切なことはたくさんあります。学歴に固執せずに、本当に大切なものを見極めて就活を進めていきましょう。

一流大学卒のプライドが邪魔をする

学歴に固執しすぎると、一流大学卒のプライドが邪魔をして就活に失敗してしまう可能性は高いです。一流大学を卒業しているからには、一流企業に就職しなければならないと思い込んでしまう人は多く、視野が狭くなっている人はたくさんいます。一流大学を卒業しているからといって、就職先まで一流を目指す必要はありませんし、大手の企業ばかりを受けていると全滅してしまうことも少なくありません。

一流企業は就職試験も難関ですし、簡単には就職できないため不合格者はたくさん出ます。いかに優秀な学生でも不合格になってしまうことはありますし、大企業ばかりに固執してしまうと1社も受からずに就活が終了する可能性もあります。学歴に固執せずに、幅広い企業の選考を受けることが大切です。

一流大学卒が色眼鏡で見られることも

一流大学卒であれば、企業からも関心を抱かれますし、注目されることも多いですが、それが裏目に出てしまうこともあります。一流大学卒であることは評価される一方で、勉強ばかりをしていて頭でっかちな印象があるなど色眼鏡で見られることも少なくありません。

学歴ばかりをアピールしてしまうと、いかにも頭でっかちな印象を与えてしまうので注意しましょう。一流大学卒で目立ったとしても、それが悪目立ちでは意味がありませんし、マイナスの印象を与えてしまうと選考でも不利になってしまいます。好印象を与えるためには学歴のアピールは控え、自分自身についてのアピールをすることが大切です。大学はあくまで入れ物に過ぎませんので、入れ物ではなく自分自身の中身を重点的にアピールしていきましょう。

一流大学がすべてというわけではない!


一流大学は、入学することが難しい分、学力や集中力、努力の姿勢を表す大きな目安になることは事実です。しかし、著名人を見渡しても、必ずしもすべての人が一流大学出身なわけではありません。

就職活動においても、今後の社会生活においても、大切なのは一流大学出身かどうかではなく、どのように実力をつけ、どのように仕事に向かっていくかということではないでしょうか。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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