職種研究

インテリアデザイナーの平均年収・ボーナス事情|比較シミュレーションで比べてみよう

インテリアデザイナーとは

クライアントの要望に沿って、暮らしやすい居住空間を作りあげていくのが、インテリアデザイナーの仕事です。家具やカーテン、証明など調度品の選定だけでなく、壁紙やフローリングの材質などの決定も行います。そんなインテリアデザイナーの詳しい仕事内容と平均年収について見ていきましょう。

インテリアデザイナーの業務内容

インテリアデザイナーはまず、クライアントと相談しながらデザインの作成を行います。実際に工事が始まれば現場に足を運び、職人や設計士と確認を取り合いながら、完成を目指します。小規模なリノベーションなどは半年ほどで終わるものもありますが、ビルや公共施設のデザインを請け負った場合には、年単位のプロジェクトになることもあるでしょう。

インテリアデザイナーに求められる能力について

  • デザインセンス
  • コミュニケーション力

インテリアデザイナーにとって、デザインセンスは不可欠です。センスを磨くために、話題の新しい建物を見に行ったり、美術館や写真集でデザインを研究したりするなど、勉強を続けていくことが必要になります。

インテリアデザイナーには、コミュニケーション力も欠かせません。クライアントの満足度を上げるには、クライアントの思い描いているイメージをしっかりと聞き出してデザインを描くことが必要です。

インテリアデザイナーの平均年収と他職種との比較

インテリアデザイナーの平均年収について

転職会議調べによると、インテリアデザイナーの平均年収は344万円となっています。

他の職種・平均との比較

  • 日本の平均年収:422万円
  • 設計士:454万円
  • 建築コンサルタント:466万円

インテリアデザイナーの平均年収は、日本の平均年収422万円と比較して、78万円低くなっています。また類似職の設計士で454万円、建築コンサルタントで466万円(転職会議調べ)であることから考えても、インテリアデザイナーの平均年収が低い水準のものであることがうかがえます。

インテリアデザイナーのボーナス・昇給事情

ボーナスについて

インテリアデザイナーのボーナスの有無については、企業によって差があります。年に2回のボーナスがあるところもありますが、企業によってはボーナスがないところもあるなど、事情には差があります。

昇給について

インテリアデザイナーの昇給についても、企業によって事情が異なります。定期的な昇給のための制度を整備している企業もありますが、企業の事情によっては昇給がほとんどない場合もあるので、一概にあるなしを断定できるわけではありません。

インテリアデザイナーの年齢別平均年収推移シミュレーション

インテリアデザイナーの年齢別の平均年収を5歳刻みで算出をしました。年齢別の月給と年収の推定値はどのようになっているでしょうか。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 193.6万円 13.3万円 34.2万円
25~29歳 252.2万円 17.3万円 44.6万円
30~34歳 290.5万円 19.9万円 51.3万円
35~39歳 318.4万円 21.8万円 56.2万円
40~44歳 343.1万円 23.5万円 60.6万円
45~49歳 362.7万円 24.9万円 64.1万円
50~54歳 377.9万円 25.9万円 66.8万円
55~59歳 372.4万円 25.6万円 65.8万円
60~64歳 279.2万円 19.2万円 49.3万円

年齢別の平均年収を5歳刻みで算出すると、30~34歳での平均年収は290.5万円、うちボーナスは51.3万円になると予測されます。40~44歳では平均年収が343.1万円、うちボーナスは60.6万円になると予測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

インテリアデザイナーと日本の平均年収との年齢別比較シミュレーション

年齢 インテリアデザイナーの平均年収 日本の平均年収
20~24歳 193.6万円 263.5万円
25~29歳 252.2万円 343.3万円
30~34歳 290.5万円 395.5万円
35~39歳 318.4万円 433.4万円
40~44歳 343.1万円 467.1万円
45~49歳 362.7万円 493.8万円
50~54歳 377.9万円 514.4万円
55~59歳 372.4万円 507.0万円
60~64歳 279.2万円 380.1万円

インテリアデザイナーの平均年収は、日本の企業全体の平均年収と比較すると低いといえるでしょう。30~34歳の平均年収は290.5万円で、日本の平均と比較すると105万円ほど低くなると推測されます。40~44歳では343.1万円の予測です。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

インテリアデザイナーの生涯賃金シミュレーション

  インテリアデザイナーの平均年収 日本の平均年収
生涯賃金 1.40億円 1.90億円

日本の平均的な生涯賃金とインテリアデザイナーの生涯賃金を比較してみましょう。インテリアデザイナーの平均年収は344万円であることがわかりました。一方、日本の平均年収は422万円です。20~65歳まで勤めたと仮定した場合、生涯で得られる賃金はどれくらいになるのでしょうか。その結果が、上記の表です。

インテリアデザイナーの生涯賃金は、1.4億円と予想されます。日本の平均生涯賃金と比較すると5,000万円ほど少ないと推測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

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まとめ

インテリアデザイナーはクライアントの要望をもとに、自らのデザインセンスで快適な居住空間を作り上げていく、とてもクリエイティブな仕事です。現在不動産業界ではリノベーションの事例が増えており、インテリアデザイナーの需要も高まっていくことが予測されます。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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