志望動機

【郵便局の志望動機の書き方ポイント】参考になる例文4選とNG例

郵便局を志望する就活生は多い

就職活動をするにあたり、最初におこなうのは志望業界や志望企業の絞り込みです。自分の好みや適正を踏まえ、業界研究をしながら希望の企業を見つけていくのは骨が折れます。しかし、社会人になった姿をイメージしながら作業すると、ワクワクもするでしょう。数ある企業の中で、郵便局は就活生に人気の就職先となっています。

日本郵政公社時代から引き継いだ安定した地盤があることや、福利厚生が充実していること、郵便だけではなく貯金や保険など色々な業務ができることが人気の理由のようです。この記事では、そんな郵便局の詳しい仕事内容と、郵便局の内定を勝ち取るための志望動機の書き方について紹介します。就職活動の参考にしてみてください。

郵便局でおこなわれる業務

郵便局の業務の中で、私たちの生活に身近なものは郵便業務です。ハガキや封書・ゆうパック(郵便小包)などのやり取りで、利用したことがない人はいないのではないでしょうか。郵便局は郵便業務以外にも、銀行業務と保険業務をおこなっています。

こちらは、「聞いたことはあるけれど利用したことが無い」、という人もいるかもしれません。郵便局の郵便、銀行、保険業務は具体的にはどのようなものなのか、1つずつみていきましょう。

郵便業務

  • 手紙・はがき
  • レターパック
  • ゆうパック
  • ゆうメール
  • クリックポスト
  • スマートレター
  • 切手
  • 国際郵便
  • 転居・転送サービス
  • レタックス

郵便業務では、手紙やはがき、ゆうパック以外にも色々なサービスを用意しています。また上記の基本サービス以外にも、より便利に郵便を利用するためのオプションサービスがあります。

例えば、速達や書留、代金引換や配達日指定です。その他にも本人限定受取や郵便局留め、郵便私書箱などもあります。ひとくちに郵便業務といっても、利用者のニーズに応えて、さまざまなサービスを展開しているのです。

銀行業務

郵便局の銀行業務は、主に4つです。1つ目は口座を開設することです。これにより、郵便局でお金を管理していくことができるようになります。全国各地にある郵便局の窓口やATMでお金を入出金して、財布代わりに利用することができます。

2つ目はお金を貯める・増やすことです。通常貯金や定期貯金などの貯金のほかに、国債や投資信託といった運用商品も取り扱っています。

3つ目はお金を送ることです。為替や振替、振込、国際送金を使って、お金を相手に送ります。特に振替は、郵便局のネットワークを利用してお金を送る方法です。全国各地に窓口を持つ郵便局の強みが活かされるサービスだといえるでしょう。

4つ目はお金を貸すことです。郵便局には、貯金担保貸付と国債等自動担保貸付があります。貯蓄や国債を担保にして、お金を貸す業務もあります。

保険業務

郵便局は、貯金、銀行業務のほかに、生命保険の取り扱いも行っています。資産運用のひとつの手段として保険商品を活用する人も増えており、郵便局でも力を入れている業務だといえるでしょう。郵便局の扱っている保険商品は、主に4タイプです。

1つ目は万一に備えるための保険です。終身保険、養老保険、定期保険を扱っています。2つ目は病気やけがに備えるための保険です。医療保険とがん保険があります。

3つ目は事故を起こしてしまったときの保険です。バイク自賠責保険と自動車保険があります。4つ目は将来に備える貯蓄性を重視した保険です。学資保険や長寿支援保険、変額年金があります。

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郵便局に就職するための志望動機の書き方

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郵便局の企業研究が終わったら、履歴書を作成しましょう。特に志望動機は就職活動の成功を左右する部分なので、丁寧に仕上げる必要があります。採用担当者の目に留まる志望動機の書き方のポイントは2つあります。

1つ目は、漠然とした内容を書くのではなく、企業研究して分かったことを織り交ぜて具体的な志望動機を書くということです。2つ目は、自分が就職できたと仮定し、その姿をイメージしながら志望動機を書くということです。

では、2つのポイントを実際にどのように志望動機に活かしていけばよいのか、詳しくみていきましょう。

なぜ郵便局に就職したいのかを明確に書く

郵便局は日本全国にネットワーク網を持っています。郵便のほかに全国の郵便窓口で銀行業務や保険業務をおこなうという、競合他社がいない企業です。就活生がアピールしやすい郵便局の魅力は、企業の安定性と、人々からの信頼でしょう。

しかし、それだけでは志望動機としてのアピール力は足りません。もう一歩踏み込んだ回答をすることが必要です。より具体的な志望動機を作るには、「安定しており、信頼のある郵便局だからこそできるのはどんな仕事か」を考えなければなりません。

例えば、「安定と信頼のある郵便局であれば、より多くの人々に幅の広いサービスを提供し、生活を豊かにする手伝いができると思ったから」とすれば、「安定と信頼」だけよりも、採用担当者に細かいイメージを伝えることができるでしょう。

郵便局でどのような働きをして貢献したいかを書く

自分が感じている郵便局の魅力を伝えることができたら、次は郵便局でどのように働いていきたいかをアピールします。こちらもただ単に、やりたい業務内容を述べるだけでは不十分です。「どの業務を、どのような人々に対しておこない、何を生みだしていきたいのか」を考えて、書くようにしましょう。

大切なのは、自分が働いている姿を想像しながら具体的に仕上げることです。企業研究などに時間を割いていなければ、具体的な履歴書はかけません。志望動機に具体性があるということは、郵便局に就職したいという真剣さと熱意を伝えることになります。

郵便局の志望動機例文4選

郵便局を志望するなら、どのような志望動機だと評価されやすいのか、志望動機を通じて知っておくことがおすすめです。志望動機作成のポイントを知っていても、実際に文章にするには難しいという場合もあるため、できあがった例文を参考にすることで、よりイメージを掴みやすくなります。

例文は丸ごとコピーせず、要点を押さえて必要なところをチェックし、自分の場合はどのような点が取り入れられるのかを考えていきましょう。

例文①

ハガキや封書、ゆうパックには、手紙や荷物の中身のほかに送り手の「想い」がつまっています。そんな大切な郵便物を、間違うことなく確実に相手に送り届ける郵便の仕事は、大きな責任があるとともに、社会貢献ができるやりがいのある仕事だと感じています。
地域の人々にとって一番身近な存在として、「想い」をつなぐ懸け橋となっていきたいと思い、貴社を志望いたしました。

郵便というものが人々にとってどのようなものなのか、まずその重要性を述べます。また、重要であるからこそ、責任感を持って取り組まなければならないと思っていることも記入するとよいでしょう。

さらにその仕事について、「社会貢献のあるやりがいのある仕事」というように、自分自身がどう感じているのかもわかりやすく伝えます。最後に、郵便を通してどのように働いていきたいのかをアピールしてください。

例文②

全国トップの店舗数を誇る貴社は、地域の人々からの信頼も厚く最も身近な存在の銀行であることが一番の魅力だと感じています。どんな地域にも、お金の使い方や管理の仕方について悩んでいる人はたくさんいます。人々からの信頼の厚い貴社であれば、より多くの人々のお金の相談を受けていくことができるのではないかと思い志望いたしました。
貴行に入社したら、「あなただから」となんでも話してもらえるような、信頼される銀行員として、地域の人々の資産管理の手伝いをしていきたいと思っています。

まず、銀行業務における郵便局の強みを述べます。そして、その強みがあればどのように有利に銀行業務を展開していくことができるのかを書きましょう。最後に、自分が入社したら目指す姿を記載してください。

例文に記載はありませんが、志望動機の冒頭で「そもそもなぜ銀行業務を目指しているのか」についても簡単に説明できると、さらに充実した志望動機となります。

例文③

郵便局における保険業務は、全国各地にある店舗を通じてサービスを提供できることが、一番の魅力だと感じています。保険商品は、生活に何かあったときの備えや、未来への資産を作る方法として大きな役割を持っています。しかし保険会社の店舗は多くなく、相談したくてもどうしていいか分からない人もいるでしょう。しかし郵便局は全国トップの店舗数があるため、誰でも気軽に相談ができると思います。私は保険商品を通じて一人でも多くの人の生活をサポートしたいと思い、貴社を志望いたしました。
貴社に入社した後は、地域の人々に最も身近な存在として、保険商品を上手に使ったマネーライフプランニングを提供していきたいと思っています。

まず、保険業務をおこなうに当たり、郵便局の強みがどのように活かされるのかを述べます。その後、強みを活かして具体的にどのような活躍をしていきたいと思っているのかを記載しましょう。例文にはありませんが、志望動機の冒頭で「そもそもなぜ保険業務に携わりたいと思っているのか」についても説明できるとさらに充実した志望動機となります。

例文④

私は保険業務を通じて、多くの人に安心できる生活を提供したいと思い志望しました。生活の身近にある保険を提供することで、日々の生活の不安を取り除き、多くの利用者に満足して頂けるように、丁寧な説明を行いたいと考えています。大学時代は居酒屋のホールで働き、お客様との交流を通じてコミュニケーション能力を身につけました。
就職してからは営業として働き、保険に加入したい人が何を考えているのか、ニーズをお客様目線で考え、よりよい提案をすることで契約を勝ち取り、活躍します。

保険業務も郵便局の仕事のひとつであり、明確にやりたい業務をあげて志望動機を示すこともおすすめです。やりたい仕事が見つかっていることで、仕事への意欲がアピールでき、就職意欲の高さもアピールできます。

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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。

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郵便局の志望動機NG例文

郵便局への就職を希望するなら、評価を得られる志望動機だけではなく、マイナス評価になりやすいNG例文を知ることも大切です。どのような点がマイナス評価になってしまうのかを知っておくことで、実際に志望動機を作成する際に失敗するポイントを回避しやすくなります。

NG例文は自分の志望動機と比較して、重なる部分がないかをチェックすることが大切です。マイナス評価にもなりえるNG例文を知り、志望動機をさらにブラッシュアップしていきましょう。

NG例①

私は大学時代、郵便局で配達員のアルバイトをしていました。配達業務は非常にハードで、いかに効率よくルートを回るかを考えなければなりません。ただ素早く移動するだけではなく、効率的に配達しなければならないため、頭を使う仕事でした。しかし、素早く配送できると、受け取りのかたと直接顔を合わせることもあり、その際に「いつも早くて助かっている」と感謝の言葉を頂きました。
お客様から直接感謝の言葉を頂ける素敵な仕事だと思い、ぜひ一緒に働きたいと考え、志望しました。

NG例文では最初に過去の経験を提示し、それからなぜ志望したのか、動機の部分が後になっています。最初に志望動機を提示しないと、なぜ就職したいのかが伝わりづらいため、この点がNGといえるでしょう。

NG例②

私が郵便局を志望したのは、お客様の顔が見え、コミュニケーションを通じて多くの人に幸せを届けられる仕事だと思ったからです。配達から窓口、保険業務まで、お客様とのコミュニケーションは欠かせません。大学時代はカフェでアルバイトをしており、コミュニケーション能力には自信があります。
お客様ひとりひとりに合わせた接客や営業をすることで、ひとりでも多くの人の満足を勝ち取り、顧客満足度ナンバーワンの社員を目指したいと考えています。

お客様と密にコミュニケーションが取れるという点を志望動機の軸にしていますが、これは他社の営業でも同じことがいえます。郵便局に特化した志望動機ではない点がNGであり、他社と差別化できていないことでマイナス評価を受けてしまう可能性高いです。

魅力的な志望動機で郵便局に就職しよう

人々の生活にとって身近な存在である郵便局は、就職活動においても人気の企業の一つです。たくさんの履歴書が読まれるなかで、いかに採用担当者の目を引き、話を聞いてみたいと思わせるような志望動機を書けるかどうかが、郵便局への内定を勝ち取るカギとなるでしょう。魅力的な志望動機は、企業研究なしでは書けません。

採用担当者は志望動機を読むことで、その学生の能力や将来性に加えて、郵便局への入社に対する本気度もみています。しっかりと準備をして、魅力的な志望動機を書き上げましょう。郵便局で働きたいという熱い思いがしっかりと採用担当者に伝わり、内定を勝ち取れるよう、ぜひ本記事の内容を活用してください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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