志望動機

【ゼネコンの志望動機の書き方】例文5選やNG例をご紹介

高速道路業界で活躍するゼネコン


私たちが車で便利に遠い土地に移動したり、すぐに目的地へ移動することができるのは、主に信号がなく速度制限が普通道路よりも軽い高速道路のお陰だと言えるでしょう。高速道路が完成するためには、ゼネコンの力が必要です。ゼネコンが参加しなければ、高速道路という大事業は成り立たないとまでいうことができます。

ゼネコンは高速道路業界だけではなく、ビルやインフラ、工場といった様々な建築関係に携わっている企業です。この記事では、改めてゼネコンがどのような業務をおこなっているのかを確認したうえで、志望動機のポイントや例文を紹介していきます。ゼネコンは大企業である上に業務内容が多岐にわたります。しっかりと自分がやりたいことを再確認してみる参考にしてみてください。

ゼネコンについて

ゼネコンは、トンネルや鉄道、高速道路など社会基盤となりうる建築を発注者から請け負い、専門工事業者を管理するのが主な役割です。人々の生活に大きく関わるため、とても社会への貢献度が高い職種だと言えます。

また、自らが手がけた仕事が地図や歴史として残るため、大きなやりがいが感じられるということで、人気の高い業界のひとつでもあります。ここでは、ゼネコンで働くためにはどのような志望動機を書けば良いかを、良い例・悪い例を挙げながら紹介していきます。

ゼネコンの主な業務内容

ゼネコンの業務は主に以下の4つに絞られるます。まず1つは営業で、依頼者からの要望を聞き、社内の各部署の能力・規模などを考えながら企画をまとめるのが主な仕事です。2つ目は設計で、その名の通り依頼者の要望を実際に設計しする仕事です。

3つ目が施工管理で、設計に従って正しく工事ができているか工事の質を管理する仕事です。最後の4つ目は研究開発で、主な研究対象は工法・資材になります。会社独自の技術を作ることと同義であるため、多くの企業で研究に投資が行われています。

営業

営業は簡単にいえば、他の企業との連携を図りながら自社の部署の能力や規模に合わせて企画をまとめていく仕事だといえますが、実際におこなう業務は忙しいものです。営業として案件を獲得する場合は、基本的にはルート営業になりますが、企業によっては飛び込み営業も含みます。

取引先は個人ではなく企業になるため取引額は多く、基本的にひとつの案件が完了するまで担当になるので、長期的な案件に複数携わる場合もあります。長期的な取引先との付き合いになるので、細かな打ち合わせが要求され、接待などのやりとりも多くなりがちになります。企業によっては担当する案件に個人で対応することもあり、責任も大きくなりますが、やりがいの大きい業務だと言えるでしょう。

設計

営業担当が取引先から案件をもらってきた場合、取引先の要望を叶えるための具体的な計画を書き出していくのが設計業務に当たります。設計業務を担当する部署は企業によって様々です。設計部門が用意されていたり、営業の人がいくらか担当したり、下請けの設計事務所に任せるスタイルがあります。

営業と設計担当が別々の場合は、営業が取引先との橋渡し役を担ってくれるので、営業との綿密な連携が求められます。また、設計に必要な専門的な知識も要求されるでしょう。設計業務の担当は、企業によって変化する業務です。ゼネコンを志望する場合は設計と無縁の業務はないので、どのような場合に設計業務が必要となるのかを調べておくといいでしょう。

施工管理

施工管理は、ゼネコンの業務での重要な業務のひとつだと言えるでしょう。激務だと言われる業務ですが、施工管理の業務により、ゼネコンは多くの利益を生み出しています。施工管理は現場のスケジュールや状態を把握し、納期までに間に合わせないといけない責任を任されます。

現場監督のため、スケジュールは現場先の体系に合わせる必要があり、夜間の工事における施工管理が任される場合は、夜間のスケジュールに対応する必要があります。施工管理がおこなう業務では現場監督だけでなく、現場に合わせた設計の変更やスケジュールなどを処理していく必要があるので、拘束時間が基本的に長い業務だといえます。学ぶことはいろいろある業務分野のため、様々なことに挑戦していくことが可能です。

研究開発

ゼネコンが提供するのは、営業や施工管理といったコンサルティング分野だけでなく、建築過程において必要な備品やシステムなどがあります。研究開発では建築において必要となってくる電気系統のシステムやセキュリティシステムなど建築施設に必要となる様々なものを研究開発しています。

研究する分野は企業によって様々で、取引先によって研究開発をおこなう商品も変わります。例えば工場関係と取引が多ければ、工場関係に必要な商品の研究開発をおこない、医療分野との繋がりがあれば、医療分野で活用できる商品の研究開発をおこなっていたりします。研究開発をするためには、柔軟な発想と専門的な知識が必要となってきます。

建設業界の理解を深めよう

ゼネコンをはじめ、建設業界で働きたいという就活生は、建設業界の仕組みや課題などについて知っておく必要があります。また、建設業界の業績シェアを把握するために、各企業の売上高や営業収益についても把握しておきましょう。

そこでおすすめなのが「建設・住宅業界大研究Book」です。各企業別に事業内容や求める人材、そして志望動機例も紹介しています。無料でダウンロードできるため、効率的に業界・企業研究を進めたい就活生におすすめです。

志望動機を書く際のポイント

ゼネコンにおける志望動機を書く際に大事なポイントは、志望する企業の強みをきちんと理解しているかという点と、その上で自分の特性をアピールすることでしょう。

企業の強い分野などを志望動機に織り交ぜることで、相手に「なぜうちの会社を選んだのか」を明確に伝えることができます。その上で個人の持つ強み・性格などを含めると、より志望動機に具体性が現れ、他の就活生との違いを明確にすることができます。

志望する業界のビジネスモデルを把握しておく

ゼネコンといっても、全ての業界に特筆しているわけでなく、企業によって業界の得手不得手があります。例えばビル関係が得意だが、工場関係はあまり得意ではない、または高速道路関係は得意だが、ビル関係は得意ではないといった具合です。

ゼネコンなのでこの業界には参入していない、といったことはなく、基本的に何でも請け負っていますが、志望する企業がどういったスタンスで建築業界において活躍しているのか、また今後展開していくのかを把握していれば、志望するゼネコンの具体性のある志望動機を作成することが可能となり、自分が志望する企業の研究材料としても有用です。展開規模が大きいのがゼネコンの特徴のため、分析していくのは大変ですが、就活においては有利になるでしょう。

将来性をうかがわせる内容を入れる

基本的にどのような企業にも当てはまることですが、企業としては長年勤めてくれる人材を採用したいと考えています。有望そうで企業の将来を支えてくれる人材であれば、企業にとって非常に魅力のある存在です。逆に有望でもすぐに辞めてしまいそうな人材であれば、企業が採用を見送る原因のひとつになります。

企業が将来においても、長年勤めてくれるかどうかをチェックするには、面接や志望動機などといった限られた機会しかありません。そのため将来性をうかがわせる内容を志望動機に含ませておけば、採用側から好印象を得ることができます。将来性を感じさせる内容といっても抽象的な内容ではなく、具体的な内容を盛り込むことを意識して志望動機を作成しないと、悪い評価を受ける可能性があるので気をつけましょう。

ゼネコンの志望動機例文5選

ゼネコンの志望動機例文を5つご紹介していきます。

例文①

私は、インフラ構築に関わり、人々にとって安心で質の高い社会基盤を作る仕事をしたいと考えており、貴社を志望しました。貴社は上下水道・電気などの生活に必要なインフラの構築技術に強みがあるため、入社させていただいた際は、先輩方とともに、社会の根幹を作り上げることに貢献したいと考えています。また、大学では土木専攻で、特に研究室では社会基盤構築についての研究を行なっていたこともあり、それを役立てたいという気持ちもあります。

ここでは、人々にとって安心な社会基盤を構築する仕事をしたいと、志望理由を述べています。また、なぜその会社でないといけないのかを、その会社の持つ特性を挙げながら説明することで、明確にしています。

また、大学時代に行なった勉強を強みとして挙げて、入社後に会社に貢献できるということをアピールできています。

例文②

私は、鉄道や高速道路などの交通機関を整備する仕事をしたいと考え、貴社を希望しました。なぜ鉄道や高速道路に関わりたいと考えているかというと、質の高い交通機関を整備することで、近年問題となっている地方と都市の格差をなくせるのではないかと昔から考えていたからです。
貴社は、交通はもちろんのこと、都市開発にも強みがあるため、貴社に入社できた際は、地域格差の解消に大きく関われると考えています。大学のゼミでは、都市開発についてをテーマに卒研を行なっているので、貴社で学んだことを活かしていきたいです。

志望理由として、地域格差をなくすために交通機関の整備の仕事に関わりたいと述べられています。都市開発と交通に強みを持つことを例に挙げることで、自身の志望理由により説得力を持たせることができています。

また、自分の卒研テーマが希望する会社の業務に関連するということを述べており、企業側に自分を採用するメリットがあることをアピールできています。

例文③

私は、地震や台風などの災害に負けない安心で安全な街作りがしたいと思い、貴社を志望しました。貴社は安全第一を主な理念として、利益より安全を優先することを社風としています。そのため貴社で働くことができれば、安全なまちづくりに大きく貢献できるのではないかと考えています。
また、よく周りの人に注意深い人だと言われたり、研究室の教授には集中力が高いと褒められたことがあります。自分らしく注意深く、また集中力を常に保ちながら業務をし、貴社に大きく貢献したいと考えています。

「安心で安全な街づくりがしたい、貴社は安全第一を企業理念としているので、理想を叶えるならば貴社で働くのが一番だ」と、なぜその会社がいいのかを、やりたいことと一緒に述べることで明確にすることができています。

また、その会社に貢献できるということを、自身の性格を用いてアピールすることができています。具体的にどのような仕事をやって貢献できるかを盛り込めれば、もっと良い志望動機になるかもしれません。

人気企業に転職成功した職務経歴書を参考にしよう

人気企業に転職成功した人は、どのような職務経歴書を作成したのでしょうか。転職成功者の回答から、考え方、アピールポイントを学んでみましょう。
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例文④

私は高校生の頃、東日本大震災で多くの建物が津波や火災で喪失していく状況をテレビで見てとても心が揺さぶられました。大阪で生まれ育った私は、今後予測されている南海トラフ大地震などから建築物の耐震性や免振技術の開発に強い関心を抱き、大学で建築工学を勉強することにしました。
貴社はそのような技術に抜きんでておられ、貴社が開発された制振装置は今後様々な建築物で大きく活用されると聞いております。私は大学で学んだ建築工学の知識を活かし、優れた技術や装置を開発して今後発生する震災の被害を少しでも軽減させ、人々が安心して暮らせる都市づくりに貢献したいと考えています。

この例文は研究開発職の志望動機ですが、大学で建築工学を志望する理由やその企業を志望する理由などにも繋げています。自分がなぜその会社を選び、そこでどのような仕事をしたいかという事の具体性は重要なアピールポイントになります。

例文⑤

私は大学2年生の時に新聞で貴社がカタールでの大規模開発の受注をされたニュースを読み、海外の都市開発というダイナミックな仕事がしたいと考えるようになりました。それまでは将来どんな仕事に就きたいかがあやふやでしたが、海外の都市開発に携わる夢が出来てからは、仕事で必要となる語学力の向上にも力を入れました。
海外の都市開発の実績が豊富な貴社はグローバル人材の育成にも積極的に取り組んでおられ、海外で働く機会も多いと聞いております。私は自身の語学力とコミュニケーション力を活かし、営業職などで貴社の優れた技術を世界中に広める仕事をしたいと考えます。

こちらは、文系の学生がゼネコンの営業職に応募する志望動機の例文になります。大手ゼネコンであれば海外展開の状況も重要ですから、将来的なキャリアビジョンもアピールポイントとして大切になってくると思われます。

ゼネコンの志望動機NG例

以下では、ゼネコン企業を志望する際、NGとなりうる例文を3つご紹介したいと思います。

NG例①

私は、ダムや鉄道のような社会基盤、競技場やドーム施設などの大きな建造物の構築に関わりたいと思い貴社を志望しました。私たちが日々利用している水道、電気などは生活に欠かすことができず、非常に大きな存在です。
現代社会でこのようなインフラが整えられてないと、豊かな暮らしはおろか、生きていくことすら不可能かもしれません。そのため、インフラを整えることであったり、大きな建物の建設であったりに関わることは私にとって非常にやりがいが感じられると思い、貴社を志望しました。

まず、「インフラや大きな建造物を構築することは人々の暮らしに欠かせないため、その構築に関わることは非常にやりがいのあることだろう」と述べています。ゼネコン業界そのものについての志望であるのであれば良いですが、「なぜその企業を志望するのか」という理由がありません。

また、自身の素質や性格をどのように会社で活かせるかも含まれておらず、なぜその会社に入りたいのか、自分を採用するとどのような活躍が見込めるのかなどといった点が不明です。そのためアピール不足となっており、採用の可能性は低いと言わざるを得ません。

NG例②

貴社を志望したのは、高速道路業界で活躍している企業だったからです。高速道路は私たちが利用するうえでなくてはならない存在です。そのため私はこの施設を今後も作り続けていく貴社への志望をしています。
他の企業も高速道路業界における活躍は凄まじいものですが、貴社では自分の望む活躍ができると考えております。まだ知識もノウハウも足りないので早く知識やノウハウを吸収し、いろいろなことができるような存在になって活躍していく所存です。

前半は具体的な志望動機になっており、問題がありませんが、どのように活躍していきたいのかが不透明で書かれていないので、よくない志望動機となっています。また、知識やノウハウが足りないのは採用側も知っていることであり、言う必要のないことのため、無駄に志望動機で説明してしまうと相手の印象が悪くなり、志望動機としてはNGです。

志望動機作成ツールを利用してみる

うまくまとめる自信がない人は、ツールを利用するのも一つの手段です。

志望動機作成ツールの「志望動機ジェネレーター」を使えば、簡単な質問に答えていくだけで、理想的な流れの志望動機が完成します。

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NG例③

私は昔からモノづくりに関わる仕事に憧れており、就活はメーカーか建設業に絞っていました。特に、建設業はビルや施設など歴史に残るモノづくりの仕事です。貴社は歴史のある会社のため有名な建築物も多く、東京オリンピックに向けて建設業はますます需要が高まってくると思います。採用されましたら、歴史に残るような建築物のプロジェクトに参加したいと考えます。

モノづくりの仕事がしたいから建設業というのは悪くはありませんが、具体性に欠ける表面的な志望動機になっています。歴史に残るようなモノづくりをポイントにする場合は、その企業が手掛けた具体的な建築物を挙げるなどの工夫が必要です。

ゼネコン業界の志望動機は貢献できる内容を盛り込もう

ゼネコン業界は就活生にも人気が高く、内定を勝ち取るためには他の就活生よりも目につく・アピールになる志望動機を練る必要があるでしょう。志望動機を作成する上で大切なのは、「なぜその企業を志望するのか」を明確にし、「自分を採用することで企業側にどんなメリットがあるか」をアピールすることです。企業側の目線に立って、自分がいかに貢献できるかをアピールすることが最も大切になるでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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