職種研究

カーディーラーの平均年収・ボーナス事情|比較シミュレーションで比べてみよう

カーディーラーとは

カーディーラーとは、主に新車・中古車の販売や車両の点検・修理を行う企業・職種です。カーディーラーはメーカーと特約店契約という契約を締結しており、主にメーカーの子会社であることが多いです。また、個人や民間企業が経営しているサブディーラーというものも存在します。サブディーラーは様々なメーカーの車を販売することができます。今回はカーディーラーの平均年収や賞与などについて見ていきましょう。

カーディーラーの種類について

  • 営業職
  • 整備士
  • 事務職

営業職は顧客の状況に合った最適な車を提案する仕事で、カーライフアドバイザーとも呼ばれます。整備士は車の点検・整備・修理を行う仕事で、サービスエンジニアとも呼ばれます。事務職は窓口接客、電話対応、書類作成などを担当する仕事です。

カーディーラーの業務内容

営業職は顧客の家族構成やライフスタイルをヒアリングして、最適な車を提案します。車の販売だけでなく、自動車保険を合わせて提案することが多いです。また、販売後のアフターフォローとして、点検、サービス、買い替えなどの案内も担当します。

整備士は国家資格と専門知識・技術で、車の日常・定期点検、故障時には分解点検、キズやヘコミを修理する際は板金塗装などをします。自動車整備士の資格は14種類もあり、近年、ガソリン自動車以外にもディーゼル自動車や電気自動車も増加しているので、より多くの資格取得が求めれる傾向があります。

事務職は来店した顧客の受付・お茶出し対応から契約書・見積書・報告書などの資料作成、顧客データ入力・電話対応、経理や営業サポート、掃除まで行います。最近では正社員ではなく、仕事を分担して契約社員や派遣社員での募集が多いようです。

カーディーラーに求められる能力について

  • コミュニケーション能力
  • 専門知識
  • 柔軟性

営業職は車の専門知識に加え、コミュニケーション能力が必要とされます。接客対応を通して、その顧客のニーズに合った提案をするためです。また、自動車は比較的高価な商品になるので、地域密着型として末長くお付き合いできる関係性を築いていかなければなりません。

整備士は営業職より高度な専門知識と国家資格である自動車整備士二級以上の資格が必要不可欠です。さらに近年は自動車の種類も増えているため、より多くの資格が求められており、自動車整備士一級の資格を保有している場合は選考に有利な傾向があり、就職後もより多くの手当が支給されることがあります。

事務職は企業により異なりますが業務内容が幅広いため、柔軟性が求められます。受付や電話、見積書作成、お茶出しなど、業務に適切な優先順位をつけながら仕事をしなければなりません。また、事務職でも自動車免許の保有者を求めている企業もあります。

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カーディーラーの平均年収と他職種との比較

カーディーラーの平均年収について

厚生労働省の賃金構造調査およびDODAのデータによれば、カーディーラーの平均年収は396万円となっています。これは3つの職種の平均年収を割った数値で、内訳は営業職が443万円、整備士が417万円、事務職が328万円です。

他の職種・平均との比較

  • 日本の平均年収:422万円
  • 自動車外交販売員:473万円
  • 自動車組立工:528万円

カーディーラーの平均年収は、日本の平均年収422万円と比較して、26万円低くなっています。また類似職の自動車外交販売員が473万円、自動車組立工が528万円であることから考えても、カーディーラーの平均年収が高いものではないことがうかがえます。

カーディーラーのボーナス・昇給事情

ボーナスについて

カーディーラーのボーナスの有無については、企業によって差があります。多くの企業では営業職と整備士は年2回の賞与があるようですが、事務職は契約社員や派遣社員が多く賞与がない企業が多いようです。

昇給について

カーディーラーの昇給についても、企業によって事情が異なってきます。ボーナスと同様に営業職と整備士は定期的な昇給制度を整備している企業も多いようですが、事務職は正社員でない場合、昇給制度がない企業も少なくないようです。

カーディーラーの年齢別平均年収推移シミュレーション

カーディーラーの年齢別の平均年収を5歳刻みで算出をしました。年齢別の月給と年収の推定値はどのようになっているでしょうか。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 247.3万円 17.0万円 43.7万円
25~29歳 322.1万円 22.1万円 56.9万円
30~34歳 371.1万円 25.5万円 65.6万円
35~39歳 406.7万円 27.9万円 71.9万円
40~44歳 438.3万円 30.1万円 77.4万円
45~49歳 463.4万円 31.8万円 81.9万円
50~54歳 482.7万円 33.1万円 85.3万円
55~59歳 475.7万円 32.6万円 84.0万円
60~64歳 356.6万円 24.5万円 63.0万円

年齢別の平均年収を5歳刻みで算出すると、30~34歳での平均年収は371.1万円、うちボーナスは65.6万円になると予測されます。40~44歳では平均年収が438.3万円、うちボーナスは77.4万円になると予測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

カーディーラーと日本の平均年収との年齢別比較シミュレーション

年齢 カーディーラーの平均年収 日本の平均年収
20~24歳 247.3万円 263.5万円
25~29歳 322.1万円 343.3万円
30~34歳 371.1万円 395.5万円
35~39歳 406.7万円 433.4万円
40~44歳 438.3万円 467.1万円
45~49歳 463.4万円 493.8万円
50~54歳 482.7万円 514.4万円
55~59歳 475.7万円 507.0万円
60~64歳 356.6万円 380.1万円

カーディーラーの平均年収は、日本の企業全体の平均年収と比較するとやや低いと言えるでしょう。30~34歳の平均年収は371.1万円で、日本の平均と比較すると24万円ほど少ないと推測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

カーディーラーの生涯賃金シミュレーション

  カーディーラーの平均年収 日本の平均年収
生涯賃金 1.78億円 1.90億円

日本の平均的な生涯賃金とカーディーラーの生涯賃金を比較してみましょう。カーディーラーの平均年収は396万円であると仮定します。一方、日本の平均年収は422万円です。20~65歳まで勤めたと仮定した場合、生涯で得られる賃金はどれくらいになるのでしょうか。その結果が、上記の表です。

カーディーラーの生涯賃金は、1.78億円と予想されます。日本の平均生涯賃金と比較すると0.12億円ほど多いと推測されます。

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

まとめ

カーディーラーでは営業職、整備士、事務職の3つの職業がありますが、職種によって平均年収が大きく異なります。

最も平均年収の高い営業職はカーディーラーの花形とも言える職種であり、店舗に美しく設置された車などと顧客の架け橋になる存在です。しかし一方で、販売台数のノルマがある企業が多いため、精神力も求められる仕事です。

整備士は日本の平均年収とほぼ同じ平均年収です。国家資格の自動車整備士を取得しなければならない職種ですが、一級整備士を取得することで業務可能範囲を大きく広げることができます。また、近年は優秀な整備士が不足している傾向があるため、活躍の場は広がりそうです。

事務職の平均年収は日本の平均年収を大きく下回っています。また、現状では正社員での募集は少なく、契約社員や派遣社員で募集している企業がほとんどです。しかし、美しいショールームで働けるメリットがあり、特に高級車や外車を取り扱うカーディーラーでは事務職も人気があるようです。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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