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【身元保証人がいない場合】必要とされる理由や対象となる条件
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目次
身元保証人とは
身元保証人は就職するためには必要である場合が多く、いない場合は早急に探さなければなりません。身元保証人とは、その人の身元・身分を証明する、社会的に信用があることを証明するだけではなく、さまざまな役割を担います。基本的には信用に足る人物であることを示すためにお墨付きを与えるものですが、緊急時は責任を負わなければならない場合もあります。
身元保証人は誰でもなれるわけではなく、条件が決まっている場合もありますし、信用できる人、信用されている人にしか頼めないものです。身元保証人がいなければ探さなければなりませんし、いないままだと就職ができない可能性もあります。身元保証人が必要な理由や条件などを知って、誰に頼むかを考えていきましょう。
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就職にあたって身元保証人が必要な理由
身元保証人を探す前に、まずは就職にあたってなぜ身元保証人が必要なのか、その理由を知っておきましょう。就職先にはさまざまな書類にサインをしていきますが、ほとんどの場合で身元保証人のサインを求められます。働くのは本人であって身元保証人ではありませんし、本人さえいれば就職して仕事をすることはできます。それらなのになぜ身元保証人が必要なのか、身元保証人はどのような役割を果たすのかを知っておきましょう。
就職する本人を保証
就職にあたって身元保証人が必要な理由としては、就職する本人を保証するためです。会社にとって採用した人が信用できるかわからないので、保証人がいると安心できます。身元保証人はもしものときの保証として必要なものであり、保証人がいるかどうかによってその人の信用性を確認しているのです。
企業によって回数は違いますが、就職するまでには何度も面接をおこなうことが多いです。面接を繰り返す中で少しずつその人の人柄や信用性を確認していきますが、本当に信用できるかどうかは働いてみるまで分かりません。信用できると思って採用した人に裏切られる場合もありますので、本当に信用できるかを確認するためにも、身元保証人を求める企業は多いのです。
損害を与えたときの補償
損害を与えたときの補償も、就職にあたって身元保証人が必要な理由の一つです。身元保証人が保証するのはその人の信用だけではなく、金銭面での負担も補償しなければなりません。本人が会社に損害を与えたときに身元保証人が肩代わりすることもありますので、身元保証人になってもらうのは大変なことでもあります。
もちろん損害を与えても本人が支払うことができるのであれば、身元保証人が肩代わりすることはありません。あくまで本人が支払うことができない部分に関して肩代わりすることになりますので、本人に問題がなければ身元保証人の負担はゼロです。しかし本人が逃げるなど支払いを拒否した場合などは、身元保証人が肩代わりしなければなりませんので注意が必要です。
身元保証人の条件
身元保証人は誰でもなれるわけではなく、身元保証人になるためには条件があります。本人の身元を保証する身元保証人の身元が確かでなければ保証人としての資格はありませんし、本人も身元保証人のどちらも信用することができません。身元保証人の条件は企業によってさまざまですが、借金や賃貸契約の際の保証人とは違い、就職する際の身元保証人になれる条件は緩いことが多いです。
両親や親戚だけではなく、友人・知人でも可能な場合もありますが、企業ごとに条件は違いますので注意しなければなりません。企業によっては両親は身元保証人には指定できないなどの場合もありますので、事前に企業に確認を取って、誰であれば身元保証人になれるかを確認しましょう。
親族などに身元保証人になってくれる人がいない場合
身元保証人を頼むのは基本的には両親や親戚などが多いですが、親族などに身元保証人になってくれる人がいない場合もあります。親族に身元保証人が頼めないからといって諦める必要はなく、親族以外でも身元保証人を頼める場合があります。就職の場合は身元保証人の条件はそれほど厳しくはありませんので、選択肢は多いです。親族に身元保証人を頼めない場合は誰に頼めばいいのかを知り、もしものときにも焦らないよう対処法を知っておきましょう。
友人や知人にお願いする
親族などに身元保証人になってくれる人がいない場合は、友人や知人にお願いしてみましょう。「この人の保証人になってもいい」という知人がいること自体、本人は信用できる人物だと企業も安心できますので、OKな場合も多いです。身元保証人はなかなか他人に頼めるものではありませんし、もしもの場合には迷惑がかかってしまうこともありますので、慎重に選ばなければなりません。
また友人や知人のためにも、身元保証人についてしっかりと説明をしておくことが大切です。責任の範囲やもしもの場合は負担しなければならないことなどをきちんと伝えた上で、身元保証人をお願いするのがマナーです。友人や知人に頼む場合は、関係が悪くならないようにしっかりと説明をするようにしましょう。
保証人代行会社を利用する
友人や知人に身元保証人をお願いするのは気が引けるという場合は、保証人代行会社を利用するのもおすすめです。保証人代行会社は経歴を調査した後、数万円前後で身元を保証してくれるサービスです。保証人代行会社はさまざまなものがありますので、信用のある企業を選びましょう。保証人代行会社の信用度は高く、就職だけではなく借金や賃貸契約などの保証人としても利用できる場合があります。
しかし信用度自体は高い場合が多いものの、企業によっては保証人代行会社の利用を認めていない場合もありますので注意が必要です。保証人代行会社を身元保証人として設定できるかを事前に会社に確認しておくことが大切で、自己判断で身元保証人としないようにしましょう。
配偶者は身元保証人になれない場合がある
配偶者を身元保証人にすることはできるのでしょうか。実は、身元保証人に配偶者を設定するのはNGとなっている企業が多いといわれています。会社で不祥事が発生した場合、配偶者は本人の味方となり、損害額を補わない可能性があるからです。また、配偶者は本人と家計を同じにしているため、一心同体とみなされるようです。その他にも、配偶者は印鑑が同じだという理由から身元保証人として受け付けてもらえない場合があります。
企業によっては配偶者が身元保証人でも問題ない場合があるため、特に指定がなかった場合は一度問い合わせてみるとよいでしょう。
適職診断を試してください。
適職診断はもう試しましたでしょうか?就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
身元保証人の責任とは
身元保証人は、保証した人が何らかの問題を起こせば責任を取らなければなりませんので、負担が大きくなる場合も多いです。信用していた人物に裏切られる可能性もありますし、身元保証人になるにはリスクもありますので、簡単になっていいものではありません。しかし身元保証人だけが損をするわけではなく、身元保証人を守る法律もあります。身元保証人は守られている部分ももちろんありますので、どこまで責任を追えばいいのかなどを知っておきましょう。
無制限に責任を負うわけではない
身元保証人が負担する責任の範囲は法律で制限されているため、どこまでも無制限に責任を負わなければならないわけではありません。「身元保証法」で負担の範囲は定められており、範囲を超えた場合には身元保証人ではなく、本人の負担になります。負担の範囲を超え、本人がどこかに逃げてしまった場合などは一時の負担は企業が肩代わりしなければなりませんが、身元保証人に負担がかかることはありません。
本人を探すための協力を求められる場合もありますが、それも強制ではありませんし、無関係を貫くこともできます。法律を正しく理解していないと、保証を迫られたときに間違って負担してしまう可能性もありますので、責任の範囲を知っておくことが大切です。
身元保証人の期限は3~5年
身元保証人は一度なれば一生保証人であり続けるわけではなく、期限についても法律で定められています。身元保証人の期限は基本的には3年であり、最長でも5年で効力を失います。身元保証人の期限について特別な取り決めがない場合は基本的には3年、取り決めがある場合は5年まで延長が可能です。5年を超える場合は無効となり、契約書に5年以上の身元保証人契約が記されている場合は、5年に短縮されます。
また身元保証人は期間を過ぎればその時点で終了となり、自動で更新されることはありません。更新の手続きなどで再度身元保証人にサインをすれば別ですが、何もしなければ3年、あるいは5年で身元保証人としての責任がなくなることを覚えておきましょう。
身元保証人は解除権が認められている
身元を保証されている本人に業務上不適切なところがあったり、責務の重い任務に就くときは保証人に通知する会社側の義務があり、保証人は解除する権利があります。そのため身元保証人がいれば本人は責任を負わなくてもいいわけではなく、解除されてしまえばすべて本人の責任になります。業務上不適切なこととしては、勤務態度の悪さや素行の悪さなどが挙げられ、具体的には遅刻やサボりなどです。
本人が真面目に仕事をし、企業に損害を与えてしまった場合は、身元保証人の負担となる場合もありますが、本人の働きが悪ければ解除して本人の責任にすることができます。身元保証人は必要以上に責任を負担する必要はありませんので、いざとなれば解除できることを覚えておきましょう。
身元保証人がいない人は早急にみつけよう!
就職するにあたっては身元保証人が必要な場合も多く、身元保証人がいなければ印象が悪くなってしまうことも多いです。ビジネスにおいては信用が何よりも大切ですし、身元保証人がいないことで、信用が失われてしまう可能性もあります。就職時からマイナスの印象を与えてしまうのは勿体ないですし、身元保証人がいない場合は早急に探すことが大切です。
企業によって身元保証人の条件は異なりますが、就職の場合はそれほど厳しい条件を定めていない場合も多く、親族以外では友人や知人にお願いできる場合もあります。保証人代行会社が利用できる場合もありますので、身元保証人を見つけておき、就職にあたってマイナスのイメージをつけないようにしましょう。