就活のマナー

【封筒ののりづけ方法】閉じ方のマナーや封字の書き方などをご紹介

意外と知らない封筒の閉じ方マナーとは

志望する企業に履歴書を送る際、封筒を使用します。封筒には宛名などを記入し、会社名の場合は「御中」、個人宛の時は「様」など細かいマナーがあるため、注意が必要です。表面・裏面ともに書き終えたら、封筒の中に履歴書を入れて送る準備をします。では、封をする際、何を使用して閉じればいいのでしょうか。

「きちんと閉じられていれば何を使っても構わない」「『貼り付ける』といえばセロハンテープだろう」など、さまざまなことを想起するでしょう。とはいえ、この対応にもマナーが存在しています。そこでこのページでは、封筒の正しい閉じ方をご紹介します。何を用いて封筒を閉じるべきなのか、「封字」の書き方、厳封についてなど、就活に役立つ情報が満載です。ぜひ参考にしてください。

封筒の閉じ方のマナー

早速封筒の閉じ方のマナーを見ていきましょう。普段、何を使って封筒を閉じているでしょうか。「のりがベターだと思う」「両面テープは使いやすい」「セロハンテープに決まっている」など、人によってさまざまな考えがあるでしょう。そこでこの項目では、前述した「のり」「両面テープ」「セロハンテープ」のそれぞれを使用していいのか見ていきます。履歴書などの大切な書類を入れる封筒の対応方法なので、きちんと頭に入れておいてください。

液体のりを使用する

もっともオーソドックスな対応は、のりで閉じることです。学生生活において、のりを使用する機会はあまりないかもしれませんが、学内の売店や近所のコンビニ・文房具屋などで販売されていますので、手に入れることは難しくありません。「のり」と言っても、「液体のり」と「スティックのり」の2種類あります。封筒を閉じる際に適しているのは液体のりですので、スティックのりの使用は避けてください。

必ずしもスティックのりが悪いというわけではありませんが、液体のりと比べて剥がれてしまう危険性が高いでしょう。液体のりならばきっちり閉じることができるのでオススメです。もちろん液体のりを使用しても、強度が低ければ剥がれる可能性もあるので、しっかりとのり付けしましょう。

両面テープの代用は可能

封筒のタイプによっては、そもそも両面テープがついているときもあります。この種類の場合は、両面テープを使用して封をしても構いません。もちろん、両面テープがついていない封筒もあるので、その場合は、先にご紹介した液体のり、あるいは両面テープで閉じても問題ないでしょう。両面テープを使用する際の注意ポイントは、封の内側に貼り付けることです。

外側に貼り付けてしまうと、剥がれてしまう可能性があります。また、見栄え的にもあまりよくありませんので、貼り付けるのは必ず内側にしてください。封をする際、何に気をつけるべきかと言えば、剥がれないように閉じられているかです。もし郵送中に封が開いてしまい、中身が出てしまったら、大切な書類が送れない危険性もあるでしょう。

セロハンテープは使用しないこと

封筒に限らず、何かを貼り付ける際にいつも使用するは、セロハンテープという人もいるかもしれません。封筒が自分宛に送られてきた時、セロハンテープで封がしてあることもあるでしょう。郵便物にセロハンテープで封をする対応は、絶対にNGというわけではありません。とはいえ、「いつものようにセロハンテープで」という考えは捨ててください。

履歴書のような大切な書類を入れている場合は、特にそうです。セロハンテープは使いやすいだけでなく、剥がれやすいという長所があります。これは、履歴書などの送付する場合は、逆にデメリットになるのです。開封されてしまい、再度封されることを防ぐためにも、セロハンテープの使用は避けることにしましょう。液体のりあるいは両面テープで封をしてください。

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閉じた封筒への「封字」の書き方

履歴書を書き上げ、封筒に宛名を記入し、のりなどを使用してしっかりと封をした後に対応すべきことがあります。この状態では、まだビジネスマナー的には未完成でしょう。封筒を閉じた後は、「封字」と呼ばれる印を封筒の裏面につけることが必要です。

封筒の裏側に「緘」もしくは「〆」という文字を見かけたことはないでしょうか。聞きなれない言葉かもしれませんが、それらが「封字」となります。では、「封字」の意味や種類、記入するときの注意点などをみていきましょう。

「封字」を書く理由と種類について

「封字」とは、封をした場所に印をつけて「封をした」という証になるものです。封筒を開けられて再び封をされることがないように、しっかりと印をつけておきましょう。印には、判子屋さんで販売されている「封印(印鑑)」や洋封筒などに用いられる「封蝋」などがありますが、基本的には「封字(〆の字)」で対応してください。

〆の字の他にも、「〆」と同じ意味を持つ「締」、封緘印もある「緘」、より礼儀正しい印象のある「封」などがあります。「〆」が就活生の活用する一般的な「封字」ですが、ケースバイケースで対応できれば、企業からの評価は上がるかもしれません。ちなみに、前半でご紹介したセロハンテープで封をすると、「封字」を書くこと自体が難しいでしょう。

「封字」を書くときのポイント

「〆」という字を書き慣れている人は少ないかもしれません。簡単な字ではあるものの、慎重に書かなければ「×」になってしまう可能性もありますので、注意が必要でしょう。念のために書き順などは事前にチェックしておいてください。また、「封字」を書く際は、黒いペンを用いてください。赤色などその他のカラーはNGです。封筒の宛名などに使用した同じ黒いペンであれば問題ありません。

封筒の表面で黒色以外の色が許されているのは、「履歴書在中」と記入するときだけでしょう。封筒によってはすでに印刷されているかもしれませんが、ない場合は朱書きで「履歴書在中」と左下に記入します。この文言以外は、基本的には黒いペンを用いてください。

その他封筒の閉じ方について

履歴書を送付する際には、上記でご紹介したように封筒を閉じてください。とはいえ、企業によっては、履歴書を手渡しで対応することも考えられます。もちろん手渡しであることが判明しているのであれば、事前に送付する必要性はありません。では、手渡しの場合、封筒はどのように閉じればいいのでしょうか。また、各証明書を「厳封」にて送ってくださいという指示があるかもしれません。このケースでも決まった対応方法があるので、詳しくみていきましょう。

履歴書を手渡しする場合

手渡しのケースでも、履歴書は必ず封筒に入れてください。そして履歴書は、クリアファイルではさむようにしましょう。そうすれば雨の日に濡れることもなく、カバンの中で破れたり、折り曲がったりすることを防げます。そして封筒は、閉じる必要はありません。人事担当者に履歴書を直接渡す場合は、封筒から取り出してクリアファイルに入れたままでいいとされています。

その際の注意点は、読みにくい向きにしないことでしょう。人事担当者ではなく、受付などで手渡すケースでも封筒を閉じてしまっていると、履歴書を取り出すのに手間がかかります。また、封筒に履歴書を入れる際、上下が逆さまであったり、表裏が逆であることも、マナー違反となるでしょう。

証明書や推薦状などの厳封について

企業から、卒業見込み証明書などの各証明書や推薦状を「厳封」で送ってくださいという指示があるかもしれません。就活生の場合は、学校で「厳封」ということが一般的だとされています。こうした指示があった際は、学校へ厳封されている封筒を手配し、他の封筒を準備して同封するようにしましょう。注意ポイントは、厳封されている封筒を絶対に開けないことです。

送付する際は、必ず添え状を入れてください。添え状の同封は、基本的なビジネスマナーです。履歴書を直接手渡しする際は、送付状(添え状)を同封しなくても問題ありません。送付状(添え状)はあくまでも郵送するときのルールなので、手渡しする際には用意しない方が良いでしょう。

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封筒ののりづけのコツを押さえて好印象を与えよう

履歴書などを入れた封筒は、のりや両面テープで閉じることにしましょう。セロハンテープではすぐに剥がせてしまい、「封字」を書くことが難しくなってしまいます。のりは、剥がれやすいスティックのりを避け、液体のりにしましょう。閉じた封筒には「封字」を書きます。

「封をした」という印には、「封印(印鑑)」「封蝋」などがありますが、就活生の場合は、封をしたところに「〆」を書くことで問題ありません。注意するポイントは「×」にしないことでしょう。「〆」の他にも、「締」「緘」「封」などの「封字」があります。履歴書を手渡しする場合は、封をする必要はありません。各証明書・推薦状などのを「厳封」については、それを開けることなく同封してください。これらのマナーを守って書類を送り、好印象を獲得して就活を順調に進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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