業界研究

お菓子メーカー売上高ランキングTOP10|現況や地方の企業も紹介

お菓子メーカー志望なら大手について抑えておこう

子どたちだけでなく、オトナも食べると幸せな気持ちになるのがお菓子です。昔からよく食べているお菓子、今はまっているお菓子などがある人も多いのではないでしょうか。もはやお菓子は、わたしたちの生活の欠かせない存在です。就活生の中には、「とにかくお菓子が好き」、「子どもたちを笑顔にしたい」などを理由に、お菓子メーカーを志望している人もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、お菓子メーカーに関するさまざまな情報をご紹介します。具体的には、お菓子メーカーでの仕事内容や業界動向、大手お菓子メーカー・地方にあるお菓子メーカーの売上高や企業情報です。「エントリーしようか悩んでいる」、「興味はあるけど、あまり情報収集していない」、そんな人はぜひこの記事をお役立てください。

お菓子メーカーの現状と動向

人々に美味しさと夢を届けるお菓子メーカーの現状や動向はどうなっているのでしょうか。まず現状についてですが、少子化の影響を受けるためか、売上高については横ばい状態が続いています。

一方で動向としては、円安の影響を受けるために原材料のコスト高が続いています。その状況も踏まえた海外進出の動きが加速しているといえるでしょう。海外のメーカーとの連携による工場進出や子会社の設立など、今後もこの動きは活発になると考えられます。

お菓子メーカーで勤める場合の職種

・商品開発
・研究開発
・生産技術
・販売、営業
・広報
・商品企画、マーケティング

実際にお菓子メーカーで勤める場合の職種は、どのようなものがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

商品開発の仕事は、常に新しいお菓子の商品開発をすることで、製品のラインアップを増やし、消費者に好まれる製品を作り出すことです。次に研究開発の仕事は、お菓子の栄養素などの研究を通じて、製品に情報を反映させて新商品などの開発支援をおこないます。営業の仕事は、自社のお菓子を市場に流通させるために果たす役割は大きいです。また、実際に現場で小売りを担当する販売の仕事は、消費者に製品の魅力を伝えて購買につなげる仕事となります。

そのほかには、生産技術や広報、商品企画やマーケティングなどの職種があります。

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お菓子メーカーの売上高ランキングTOP10

1位 江崎グリコ
2位 カルビー
3位 森永製菓
4位 明治HD
5位 ブルボン
6位 不二家
7位 亀田製菓
8位 中村屋
9位 井村屋グループ
10位 湖池屋

業界動向サーチの情報をもとに、お菓子メーカーの売上高ランキングについて見ていきましょう。

上位10社はカルビーやブルボンといったみなさんもよくご存知のお菓子メーカーがずらりと並んでいます。1位の江崎グリコから7位の亀田製菓までは売上高が1,000億円規模の企業となっています。一方で8位以下はその規模が急激に小さくなっているのが特徴的です。お菓子業界全体の規模が約1兆4,790億円ですから、実に7位までの企業で業界の80%以上の売上になっています。

1位:江崎グリコ株式会社

3532億円の売上高を誇るお菓子メーカーNo.1は「江崎グリコ株式会社」です(決算年月/平成29年3月)。毎年順調に売上高を伸ばし、No.2の企業とは約1,000億円の差があるほど、大きな会社と言えます。「江崎グリコ株式会社」は、お菓子だけではなく、レトルト食品や乳製品、サプリメントなども製造している総合食品メーカーです。

「glico」は、コンビニやスーパーでよく見かけるロゴのひとつでしょう。また、大阪の道頓堀にあるグリコ看板は、とても有名ではないでしょうか。昭和4年に設立したこの老舗企業は、「ポッキー」、「プリッツ」、「パピコ」、「アイスの実」、「ジャイアントコーン」など数々のヒット商品があり、今でもたくさんの人に愛される商品を展開しています。

2位:カルビー株式会社

No.2の企業は「カルビー株式会社」です。売上高は2524億円で、利益に関してもほとんど順位は変わらないでしょう(決算年月/平成29年3月)。「calbee」のロゴも、よく見かけるもののひとつです。スナック菓子メーカーである「カルビー株式会社」は「松尾糧食工業株式会社」という会社名で、昭和24年に産声を上げました。

おなじみの「かっぱえびせん」でカルビーは高い認知度を獲得し、人気のある「ポテトチップス」、「じゃがりこ」などもカルビー商品です。世代によっては、「仮面ライダースナック」、「プロ野球チップス」、「Jリーグチップス」に夢中になった人もいるかもしれません。ペプシコーラで有名な「ペプシコ」と業務・資本提携もしています。

3位:森永製菓株式会社

1994億円の売上高でNo.3なのは「森永製菓株式会社」です(決算年月/平成29年3月)。モリナガグループとして「森永乳業株式会社」があり、同じ敷地内に本社を構えています。モリナガグループと似たような形態の「明治グループ」はライバル関係として、比較されることが多いでしょう。

「森永製菓株式会社」の歴史は古く、設立は明治43年です。「老舗」の名に恥じないお菓子メーカーと言えるでしょう。森永のビスケットシリーズは売上が高く、「小枝シリーズ」、「ハイチュウ」やキョロちゃんでおなじみの「チョコボール」も、人気を獲得しています。お菓子だけではなく、「ウイダーinゼリー」など幅広い商品を展開しているのも特徴でしょう。

4位:明治ホールディングス

第4位は明治ホールディングスです。売上高は1422億円で、利益率ランキングではベスト3に入っています(決算年月/平成29年3月)。特筆すべきなのは、平均年収がお菓子業界ではNo.1でおよそ1,000万円近くの金額になっていることです。会社の構成としては、主に食品関係と医薬品関係に企業形態が分かれています。

明治のお菓子といえばスナック菓子の「カール」が真っ先に浮かぶほど有名なシリーズです。また、チョコ系のお菓子といえば明治の「きのこの山」と「たけのこの里」が人気を博しており、売り上げも高くなっています。そして、小粒系のチョコでは、「アポロ」と「マーブルチョコ」が大変人気で、幼い頃よく食べた人もいらっしゃったかもしれません。

5位:株式会社ブルボン

売上高1,095億円でNo.5にランクインしたのは、株式会社ブルボンです。経常利益や純利益も売上高とほぼ同じ順位を保っています(決算年月/平成29年3月)。意外なのは、平均年収が446万円と大手菓子メーカーの中では低くなっていることです。

ブルボンといえば、ビスケットが一番イメージに浮かぶお菓子ではないでしょうか。袋ビスケットでは、「ルマンド」や「レーズンサンド」をはじめとして、「アルフォート」と「ブランチュール」のようなちょっと高級感のあるビスケットまでたくさんの種類があり、そのどれもが美味しくて有名です。意外なところでは、豆菓子の「味ごのみ」がおつまみに大変好まれてよく飲食店で出されています。

お菓子メーカー以外も業界・企業研究をするなら

お菓子メーカーを志望する方の中には、お菓子メーカーに限定せずに食品業界での就職を望んでいるという方もいるでしょう。食べ物に関する業界であるという点では共通していますが、食品業界には数多くの企業があります。そのため、食品業界の研究をしつつ、志望企業を絞って企業の概要や求める人物像を把握することが求められます。

就活の未来では、食品業界大研究Bookを無料で公開しています。お菓子業界の他、調味料、乳製品などの業界を含めた企業研究をすることが可能です。食品業界のビジネスモデルや、課題・動向について効率よく知ることができます。食品業界で志望企業が定まっていない方も、ぜひ参考にしてみましょう。

お菓子メーカーは老舗企業がランキングを占める

上記で、お菓子メーカーの売上高ランキングTOP3をみてきましたが、いくつか共通点に気づかれないでしょうか。まずは、歴史のある会社であることです。「江崎グリコ株式会社」は昭和4年、「カルビー株式会社」は昭和24年、「森永製菓株式会社」は、明治43年に設立しました。この中でもっとも新しい「カルビー株式会社」でも、60年以上の歴史がある計算になります。

「森永製菓株式会社」にいたっては100年以上になるので、老舗が多い業界と言えるでしょう。もうひとつの共通点は、人気商品やロングセラー商品が多いことです。上記でご紹介したお菓子は、ほとんどの人が食べたことのあるものでしょう。定番のお菓子があるからこそ、高い売上高を実現できるのです。

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地方のお菓子メーカー

もちろんお菓子メーカーは、大手かつ老舗メーカーだけではありません。こうした企業だけでなく、さまざまなメーカーが数々のヒット・ロングセラー商品を生んでいるは事実です。もちろん、都内に本社を構える企業だけが圧倒的に強いとは言い切れません。では、首都圏にあるメーカーではなく、地方にはどういった企業があり、どんな商品を製造しているのでしょうか。「地元で働きたい」などという人も参考にしてみてください。

石屋製菓株式会社(北海道)

北海道のおみやげといえば、すぐに「白い恋人」を思い浮かべる人も多いでしょう。「石屋製菓株式会社」は、このヒット商品を製造販売しているお菓子メーカーです。本社は、北海道の札幌市にあり、「白い恋人」以外に、ケーキ・バウムクーヘン・チョコレートなどを展開しています。

売上高ランキングTOP3のお菓子メーカーが老舗企業であることをご説明しましたが、「石屋製菓株式会社」も負けていません。創業は昭和22年で70年以上の歴史がある計算になりますので、老舗企業と呼べるでしょう。お菓子を製造しているだけでなく、「白い恋人パーク」という施設をオープンし、そこではお菓子づくりの体験や限定商品を購入することも可能です。

亀田製菓株式会社(新潟県)

米菓でNo.1の企業といえば、「亀田製菓株式会社」です。本社は新潟県新潟市にあり、設立から60年以上の歴史を持つ老舗メーカーでもあります。おなじみの「亀田の柿の種」・「ハッピーターン」は「亀田製菓株式会社」のヒット商品として、極めて認知度が高いでしょう。

売上高は約1,000億円、従業員数は3,000人以上も在籍しているので(2017年3月31日現在/連結)、「地方にある会社」のイメージとはまったくかけ離れていると言えます。また、日本国内だけでなく、アメリカやアジア諸国に子会社を作り、グローバル展開に余念がありません。日本のマーケットが縮小傾向にあるので、海外での売上をアップさせる目論見もあるようです。

たねやグループ(滋賀県)

滋賀県に本社を構える「たねやグループ」もお菓子メーカーひとつです。明治5年に設立したので、なんと150年以上の歴史を持つ企業となるでしょう。「株式会社たねや」では、最中・羊羹・饅頭といった和菓子、「株式会社クラブハリエ」はバウムクーヘンなどの洋菓子を展開し、人気を得ています。

店舗は、東京、大阪、名古屋、福岡など全国に多数あり、優秀な人材を育てるための職業能力開発校「たねやアカデミー」も事業のひとつです。こうした取り組みもあり、国際コンクールなどで優勝経験のあるシェフが多数在籍しているのも特徴でしょう。また、滋賀大学と協同研究を実施するなど、地元の活性化に大きく貢献している企業としても知られています。

大手だけでなく地方のお菓子メーカーも検討してみよう

お菓子メーカーには、「営業」・「製造」・「開発研究」などの業務があります。自社商品を売るやりがい・作る達成感などを味わうことが可能でしょう。業界の動向としては、国内の縮小傾向に伴い、グローバル展開が目立ちます。なので、今後の展開が気になる業界のひとつと言えるでしょう。お菓子メーカーの売上高ランキングTOP3である「江崎グリコ株式会社」「カルビー株式会社」「森永製菓株式会社」は、老舗企業であり、人気・ロングセラー商品が多いという特徴が挙げられます。

とはいえ、地方のお菓子メーカーも、大きな存在感を放っているでしょう。「白い恋人」で有名な「石屋製菓株式会社」、柿の種でおなじみの「亀田製菓株式会社」、150年以上の歴史を持つ「たねやグループ」は、特に目立って活躍している企業です。お菓子業界・気になる業界について深く研究し、就活に役立てていってください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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