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【インターンシップの選考とは】見られるポイントと落ちた時の影響
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目次
インターンシップは基準に選考されるのか
入社前に仕事などが体験できる「インターンシップ」は、企業側にとっても就活にとってもメリットがあるものです。インターンシップを通して、学生に内定を出す会社も少なくありません。就活生にとってはネットなどにない情報を知ることのできるチャンスでもあり、企業研究に活かせるでしょう。とはいえ、インターンシップは、誰でも受けられるものではありません。
各企業は、学生の長期休みを見計らって募集し、エントリーシートや履歴書などの提出を求めることもあるのです。この記事では、インターンシップの選考について幅広くご紹介します。企業がインターンをおこなう目的や選考ポイント、選考で落ちた時の影響などについてみていきましょう。
インターンシップをおこなう目的とは
そもそも企業はなぜインターンシップをおこなうのでしょうか。優秀な人材を発見して、早々に内定を出すメリットが考えられます。また、多くの企業があるため、自社をさまざまなメディアでアピールしても、その声が就活生に届かないことがあるでしょう。そのため、「宣伝」としてインターンシップを活用することがあります。他にも、さまざまな目的でインターンシップがおこなわれているため、ご紹介します。
対象者に内定後の働き方の雰囲気をつかんでもらう
インターンシップは、「人を採用するため」におこなうものです。したがって、インターンを受ける学生は、企業側にそうした思いがあることを認識しておかなければなりません。学生とはいえども、ビジネスマナーなどは守ってください。企業は、新入社員が内定後にいきなり会社に馴染むことは簡単なことではないと熟知しています。社会人経験のない新卒者の場合、ビジネスの右も左もわからないため、なおさら馴染むのに時間がかかるでしょう。
そのため、内定前に会社の雰囲気を知り、今後の就活はどうするべきか決めてほしいといった目的も、インターンシップにはあるのです。「思っていたのと違った」、「想像通りだった」などさまざまな感想が浮かび、インターンでの経験はのちのち必ず役に立つでしょう。
あなたが受けない方が良い職種を確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
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会社側がインターン対象者の雰囲気をつかむ
インターンシップは、学生が職場に馴染めるメリットの他に、企業側もインターン生の雰囲気をつかむチャンスでもあります。「周りの人たちとうまくコミュニケーションできているか」、「能力・スキル的に問題ないか」などを見極めて、採用活動に活かしているのです。
「1dayインターン」という1日完結型のインターンでは難しいかもしれませんが、長期型のインターンであれば、学生たちの個性や能力、会社にマッチしているのかもある程度わかってくるでしょう。企業が就活生を採用するためには、もちろん労力やコストがかかります。そのためできるだけカットできるところはカットするでしょう。そのためにも、インターンシップは必要なプロセスなのです。
社内にポジティブな雰囲気を与える
若い学生が職場に来ると、オフィスが華やかになります。いつも同じメンバーと顔を合わせ、決まった相手としか仕事しない職場であれば、インターン生のおかげで職場が活気づくことでしょう。インターンシップには、こうした「社内を盛り上げる」メリットもあります。学生たちとのコミュニケーションは新鮮で、社会人となる後輩たちに頼られることは、嬉しいに違いありません。
仕事などを教えることにより、自分のスキル向上にもつながります。また社会人の先輩としては、後輩たちにかっこ悪いところは見せられないため、いつも以上にマジメに業務に取り掛かるでしょう。インターン生のおかげで、社内の雰囲気が明るくなるだけでなく、仕事の効率もグッと上がるかもしれません。
インターンシップの選考方法
インターンシップでは参加者を選考する場合もあります。実際の仕事を体験する貴重な機会となり、就活にも大いに役立つインターンシップですが、選考を突破しないと参加することはできません。
希望する企業のインターンに参加するためにも、選考の方法やチェックされているポイントを確認しておきましょう。ここでは、インターンシップの参加者選考がどのような方法でおこなわれているのか詳しく解説していきます。
書類選考
インターンの参加者を選ぶ際に、多くの企業で実施されているのが書類選考です。一般的には、エントリーシートや履歴書などの書類で選考をおこないます。書類選考のメリットは、一度に多くの人の選考がおこなえる点です。記載されている内容で、応募者のこれまでの経歴を一目で確認することができます。
細かな点や人柄などを知るのは難しいですが、応募者が多い場合などには書類選考によって人数を絞ることが可能です。エントリーシートと履歴書、両方を提出する場合もありますが、それぞれ記入する内容が異なります。
エントリーシートや履歴書を書く際には、多くの応募者が書類を提出することになるため、その中で担当者の印象に残るようにアピールすることを心掛けましょう。
あなたが受けない方がいい職業を確認してください。
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
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エントリーシート
エントリーシートは「ES」とも呼ばれ、記入項目は企業によって異なります。インターンシップに参加を希望する人に配布されるため、質問内容に応じて答えを記入していきましょう。
項目もさまざまですが、自己PRと志望動機はほとんどの企業のエントリーシートに記載されている代表的な質問です。これまでの経歴を記載する履歴書との大きな違いは、自分の能力や価値観を伝えるのが目的となっている点です。
申し込みの際に提出する場合、面接に持参して面接官に手渡す場合、面接会場で記入する場合など様々なケースがあります。企業によって提出のタイミングや方法が異なるため、インターンシップを希望する企業がどのような形式をとっているのか事前にしっかりと確認しておきましょう。
履歴書
履歴書はアルバイトの選考などにも使用されるため、すでに記入したことがある人も多いでしょう。基本的な内容は決まっていて、氏名・年齢・住所・学歴・取得している免許や資格・志望動機などを記載する項目があります。応募者の基本情報やこれまでの経歴を伝えるための書類です。
市販のものや大学で販売されているものなどがありますが、応募先の企業の指定があればそれに従い提出してください。履歴書は自分自身について相手に知ってもらうという目的があるため、正確な情報を記入することが基本です。手書きの場合は黒のボールペンや万年筆で丁寧に書くようにしましょう。
もし間違えた時には修正ペンなどは使用せずに、新しいものを書き直してください。履歴書に記載する日付は企業へ提出する日となります。郵送する場合は投函する日、持参する場合は当日の日付を書きましょう。
面接
インターンシップの選考で面接がおこなわれることも多くなっています。一般的に面接で聞かれるのは応募者自身のことや参加目的などです。ほとんどの企業では自己PRと志望動機について質問されるでしょう。
インターンシップの選考面接は応募者の人柄や性格、書類だけでは判断できない人間性などを知るためにおこなわれます。また仕事に対する意欲や熱意も、企業が面接を通して知りたいと思っている項目のひとつです。
ほかにも、趣味や学生生活についての質問もよく聞かれます。対策として、希望する企業や業界についてよく研究しておくことが大切です。なぜその企業のインターンシップに参加したいと思ったのか、自分の意見をしっかりと確認して面接で答えられるようにしておきましょう。
個人面接
個人面接は、応募者が一人で受ける形式の面接です。面接官は一人だったり複数だったりとその時によって異なります。個人面接では、応募者の話をじっくりと時間をかけて深く聞いていきます。
質問内容は自己PRや志望動機などが定番となっています。この2つは必ず聞かれるものとして、事前に答えを準備しておきましょう。インターンシップの選考面接で志望動機を聞かれると、企業へ就職したい理由を答えてしまうことがありますが、ここではインターンシップへ参加する理由を答えるようにしてください。
また「インターンシップに参加する目的は何ですか?」もよく聞かれる質問です。質問の意図をよく理解し、的確な答えをいえるように準備しておきましょう。
グループ面接
個人面接が1人で受ける形式に対して、複数の応募者で一緒に受けるのがグループ面接です。一般的には2~6人が同時に面接をおこないます。聞かれる質問は個人面接と同じと考えてよいでしょう。
しかし、他の応募者がいることでプレッシャーを感じてしまうこともあります。なるべく落ち着いて自分の考えをしっかりと伝えられるようにしましょう。個人面接に比べると、1人当たりの回答時間が短くなっています。
質問の数もグループ面接の方が少ない傾向にあるため、限られた時間の中でいかに効果的にアピールできるかが重要です。長々と発言していると他の応募者の回答時間が少なくなってしまい迷惑と思われてしまうため、短い文章の中で伝えたいことをいえるよう答えを考えておくとよいでしょう。
グループディスカッション
グループ面接と同じく複数人で同時におこなわれるのがグループディスカッションです。与えられたテーマについて、応募者同士で議論して結論を出し発表します。1つのグループは4~6人くらいが一般的で、発表までに30分程度としている企業が多くなっています。
選考ではテーマについての答えをみるだけでなく、議論の様子や結論を出す過程もチェックされています。グループディスカッションを通して、就活生の協調性や議会を進行していく力、発言力、リーダーシップなどが分かります。
議論のテーマは企業によって異なりますが、企業の商品やサービスに関わる内容が多くなっています。「企業の商品の売上を2倍にするにはどうしたらいいか」「社会人として重要な要素は何か」などのテーマがあり、その時になってみないとどんな内容が出題されるかは分かりません。
簡単な能力テスト
インターン生として仕事をする前に、選考段階で簡単な能力テストをおこなう企業もあります。これはもちろん、その業種や職種に活かせる能力があるかないかを測るために実施されるものです。就活の面接と同時に筆記試験をおこなう企業がありますが、これは学力を測るケースがほとんどでしょう。インターンの場合は、そうしたテストの実施はあまりないようです。
どちらかといえば「この職種に適した能力は備わっているのか」ということを見極めるためにおこなうものが多いでしょう。テストが実施されるのは、総合的な能力を求められる職種ではなく、専門職の方が多いかもしれません。職種によっては、ポートフォリオ(作品集)などの提出を求められることもあるでしょう。
インターンの選考で見られるポイント
インターンシップをおこなう目的は上記の通りですが、インターンにおいて見られているポイントがいくつかあるためご紹介します。就活を進めるために必要なことですので、しっかり頭に入れておきましょう。
まずは、会社の雰囲気にマッチしているかどうかです。能力以上に重要なことですので、企業としては見逃せないポイントです。コミュニケーション能力も同様にチェックされているでしょう。会社によっては、簡単な能力テストを実施することもあります。
社風に合っているかどうか
すべての企業が同じ業種ではないように、社風なども大きく異なります。静かな雰囲気で黙々とデスクワークするオフィスであったり、コミュニケーションが活発でわりと賑やかな職場であったり、企業や部署によって、大きく違うはずです。企業の人事担当者などは、インターン生が会社の雰囲気にマッチしている人材か確認し、今後の採用に役立てていることでしょう。
能力的には申し分のない学生でも、フィーリングが社風と合わなければ、仕事に支障をきたすと熟知しているからです。仲の良い友達や恋人は、フィーリングが合うからこそ、長時間一緒にいても「つまらない」と感じないはずです。会社の雰囲気も同様だと言えるでしょう。これは、実際に職場で働いてみないとわからないことでもあります。
コミュニケーション能力
必ず見られているものとしては、コミュニケーション能力もそうでしょう。この能力は、上司や同僚、部下など社内のコミュニケーションだけではなく、社外での商談や良好な関係性の構築にも役立つものです。たくさんの人と接する仕事ではなくても、コミュニケーション能力は必要です。そもそも、まったくコミュニケーションせずに1人で完結する仕事は、そんなにありません。
どんな職種であれ、この能力に長けている人の方が印象は良いでしょう。コミュニケーション能力がない人を考えてみると、あまりしゃべらず、それは「なにを考えているのかよくわからない」という印象になる傾向があります。この能力の向上は、場数を踏むことによって実現できると考えられるでしょう。
インターン選考で落ちたら就職もできないのか
インターンシップは採用活動の一環ではありますが、インターンシップの選考に落ちた場合、その企業から内定を獲得するのは難しいのでしょうか。結論から先に述べると、決してはそんなことはありません。まずインターンシップの選考は、ものすごく限定されています。つまり、合格する人は内定する人と比較すると、とても少数です。人気のある企業だとなおさらそうした傾向にあるでしょう。
もちろんインターンの選考が通る人は、高学歴でハイスペックな能力のある学生になるでしょう。とはいえ、インターン選考と本採用は、基本的には別です。「全然受からない」と悩んでいる人も、そこまで心配する必要はありません。本選考に向けて、しっかり準備しておきましょう。
インターンシップ選考に通るには事前準備が大切
各企業がインターンシップをおこなうのは、入社後の働き方の雰囲気を知ってもらうためです。また、企業側もインターン生の個性や能力を把握し、採用活動に役立てているでしょう。学生を社内に入れることにより、会社を盛り上げるメリットもあります。インターンシップでは、会社の雰囲気にマッチしているのかを見られています。
ビジネスパーソンとして必要不可欠なコミュニケーション能力もチェックしているでしょう。選考時には、職種に適した能力があるのか判断するために、簡単な能力テストをおこなう企業もあります。もし仮にインターンシップの選考で落ちてしまっても、就活に大きな影響はありません。本採用よりも倍率が高めですので、落ち込む前に他のインターンなどの準備を整えておきましょう。