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就活生から人気の高いアパレル営業職
アパレルの営業職は就活生の中でも非常に人気の高い職種の一つです。自由な社風のイメージや、趣味を仕事にできるという印象があることが人気の理由の一つです。
しかし、漠然と「自由な社風が期待できそうなイメージがあるから」というイメージで選考に進むと、入社前の理想と入社後の現実のギャップに苦しんだり、選考で落とされてしまう可能性もあるでしょう。
そこでこの記事では「アパレル営業ってどんな仕事なのか」という疑問を持っている就活生に向けて、アパレル営業の基礎知識から内定を得るための選考対策のポイントまで解説しています。
アパレル営業の仕事内容や向いている人の特徴を知ることで、アパレル営業がどのような仕事なのかを理解することができます。
また内定を得るためのポイントを押さえることで、企業に対して的確なアピールをすることができるため、選考も有利に進めることができるでしょう。
アパレル営業とは
アパレルの営業は、自社の商品を百貨店や小売店で販売してもらうように働きかける仕事です。百貨店や小売店などに掛け合い販路を開拓し、自社の売り上げを伸ばすことが使命です。
アパレル営業は企業の売り上げに貢献する仕事です。そのため企業にとって重要な職種と言えます。アパレル営業が販路を開拓できなければ、自社の商品を百貨店や小売店で販売してもらえません。
アパレルの企業にとって役割を理解しておくと、、志望動機の作成や入社後のモチベーションになるでしょう。是非参考にしてみてください。
アパレル営業の平均年収
平成30年賃金構造基本統計調査によると、販売員の月収は約22万円、ボーナスは約35万円です。これを年2回のボーナスが支給されると仮定し年収を算出すると、年収は約300万円となります。
一般企業に勤める人の年収は国税庁の調査結果によると、資本金2,000万円未満の株式会社においては平均425万円(男子517万円、女子258万円)となっています。また資本金10億円以上の株式会社においては平均635万円(男子732万円、女子334万円)となっています。
そのため一般企業と比較すると、販売員の平均年収はサラリーマンより低いことがわかります。
しかしユニクロやGUを運営するファーストリテイリングの有価証券報告書によると社員の平均年収は901.3万円となっており、企業によっては平均を大きく上回る年収を得ることも可能です。
また営業職は個人の成績により年収・ボーナスが変化する職種です。そのため活躍次第では高収入を得ることも期待できます。
営業対象にあわせて職種の名称が変化する
アパレル営業は営業対象にあわせて主に3つの名称があります。「リテール営業」「ホールセール営業」「百貨店営業」です。内容は以下の通りです。
営業対象にあわせて職種の名称が変化する(営業対象:職種名)
御問屋など個人への営業:リテール営業
アパレルメーカーやセレクトショップなどへの大口営業:ホールセール営業
百貨店への営業:百貨店営業
自分が望む働きかたを明確にするためにも、是非覚えておきましょう。
またそれぞれの詳しい仕事内容については、下で解説しています。是非参考にしてみてください。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
アパレル営業の仕事内容
ここからはアパレル営業の仕事内容について詳しく解説していきます。アパレル営業の仕事への理解が進むことで、自分に向いているのか・向いていないのかを判断することができます。
さらにアパレル営業として働くことにやりがいを感じそうか、すぐやめてしまいそうなのかも判断することができるでしょう。
また仕事内容を知っておくと、面接官にとって魅力的な志望動機を作成することにも役立ちます。
1.リテール営業(卸問屋への営業)
リテール営業は、御問屋など個人への営業活動を行う職種です。一般的なリテール営業の定義は「個人顧客に対して営業活動を行っていく仕事」です。
例えば、不動産業界においては、賃貸契約を獲得するため個人への営業活動を行います。このように一般的なリテール営業の定義は「個人顧客に対して営業活動を行っていく仕事」です。
しかし例外としてアパレル業界やコンビニ業界のような「個人が利用する機会の多い小売業者」を営業対象とするケースもあります。そのためアパレル業界においてリテール営業は、御問屋など個人への営業活動を行う職種だと覚えておくといいでしょう。
また、アパレル業界のリテール営業は販売ルートの開拓のみならず、すでに商品を取り扱ってもらっている店舗のマネジメント業務も含まれます。マネジメント業務では売上アップを目標に、コンセプトを考えることや店舗の採用・教育にも関わる場合もあります。
そのためアパレル営業のリテール営業は、通常の営業業務に加えて店舗のマネジメント業務も含まれていることは覚えておきましょう。
2.ホールセール営業(アパレルメーカーへの営業)
ホールセール営業とは、アパレルメーカーやセレクトショップなどへ営業活動を行う職種です。主な業務内容としては、百貨店や小売店などに出向き、販路を開拓のために商談を行います。
そして販路を拡大し、取扱数を増やすことでブランド認知度の向上などに貢献します。
3.百貨店営業(小売り業への営業)
百貨店営業は、主に百貨店への営業活動を行います。百貨店に出店することや、すでに出店している店舗の維持のために、百貨店担当者と商談を行います。
百貨店に出店する場合、一度契約が締結するとなかなか変更ができません。例えばテナント料金や百貨店内のどのスペースに出店するのかは変更できません。そのため有利な条件で契約を獲得する必要があります。
有利な条件で契約できるかは、営業の腕にかかっています。そのためやりがいを感じやすい職種と言えるでしょう。
4.販促イベントの企画
アパレル営業は販促イベントの企画も行います。アパレル営業の仕事は新規顧客を開拓するだけでなく、展示会で商談が成立した百貨店や専門店の担当者と打ち合わせを行い、シーズンごとに販促イベントの企画を立ち上げることもあるのです。
展示会は多くの人の注目を集める効果はありますが、商品を購入してもらえなければ、意味がありません。そのため展示方法や見せ方など、細かな点まで工夫しなければなりません。
そのためアパレル営業は、消費者のニーズやトレンドをいち早くキャッチする能力も求められるでしょう。アパレル営業は販促イベントの企画も行うということは覚えておくとよいでしょう。
5.展示会での商談業務
多くのアパレルメーカーは、展示会で商品を披露することで、新規販路や新規取引先を開拓します。展示会はシーズンが始まる前に開催されます。開催時期は企業により異なりますが、年間に数回開催する企業が多いです。
展示会はアパレルメーカーにとって、新規顧客を開拓する重要な仕事です。そのため展示会の担当者は、来場者の反応を観察し商品づくりの参考にしたり、展示方法を工夫し販路の拡大のために仕事をします。
展示会はブランドのコンセプトを知ってもらうための貴重な機会になりますので、アパレルメーカーにとって非常に重要な営業活動です。
アパレル業界に向いている人の特徴4選
ここからはアパレル営業に向いている人の特徴をご紹介していきます。向いている人の特徴を押さえて、自分に当てはまるかどうかを判断してみると良いでしょう。
コミュニケーション能力が高い人
アパレル営業に向いている人の特徴の1つ目は、コミュニケーション能力が高い人です。アパレル営業に求められるコミュニケーション力とは、自社と営業先企業の間に信頼関係を構築する力です。
アパレル営業の基本業務は、百貨店や小売店などに掛け合い販路を開拓することです。つまり商談が基本業務になります。そして販路を開拓するためにはこの人が紹介する商品なら取り扱いたいと思わせることが重要になります。
そのためアパレル営業に求められるコミュニケーション力とは、自社と営業先企業の間に信頼関係を構築する力です。
服やオシャレに興味がある人
アパレル営業に向いている人の特徴の2つ目は、服やオシャレに興味がある人です。アパレル営業は服という商品を扱います。そして営業は自社の商品を取り扱ってもらうために、営業対象企業のコンセプトや、服のトレンドを勉強する必要があります。
そして服やオシャレに興味がある人は、興味がない人と比較して勉強に時間がかからないでしょう。また服やオシャレに興味があると、日々服を扱う職業のためやりがいや楽しさにつながるでしょう。そのため服やオシャレに興味があると向いていると言えます。
目標達成意識が高い人
営業職には、売り上げなどの目標があります。例えば「1ヶ月で新規顧客開拓3社」など企業ごとに目標が定められています。
そのため目標達成意識が高い人はアパレル業界の営業職に向いています。アパレル営業は、目標の達成がキャリアアップに直結するため、目標達成意識が高いと高収入を得られる可能性も高いでしょう。
また、いわれた通りに行動したりマニュアル通りに対応したりするだけでは、高い目標をクリアすることは難しいでしょう。そのため目標から逆算して、「今日は〇〇を必ずやり遂げる」「今週までに〇〇を完結させよう」と計画を立てることが重要です。
このように、目標達成意識が高い人はアパレル業界の営業職に向いているでしょう。
語学力がある人
アパレルメーカーの中には海外展開をしている企業もあります。そのような企業で営業職として働くためには、語学力が必要です。海外展開している企業の場合、外国の企業と商談をする必要があるからです。
また国内でも近年は訪日観光客の増加に伴い、外国人に対するマーケティング施策を検討することも必要です。このような背景から、語学力があるとアパレル営業に向いていると言えます。
アパレル業界に向いていない人の特徴3選
ここからはアパレル業界に向いていない人の特徴をご紹介していきます。向いていない人の特徴を押さえて、自分に当てはまるかどうかを判断してみると良いでしょう。是非参考にしてみてください。
人と話すことが苦手な人
アパレル営業に向いていない人の特徴1つ目は、人と話すことが苦手な人です。「アパレル営業に向いている人」でもお伝えしましたが、アパレル営業の基本業務は、商談を行うことです。
そして商談の際に人見知りをしていると、売り上げにつながらないことやお客様に商品をPRできません。そのため人と話すことが苦手な人は向いていないと言えるでしょう。
土日祝は休みを希望している人
アパレル業界に向いていない人の特徴3つ目は、土日祝は休みを希望する人です。アパレルの繁忙日は土日であることは想像に難くないでしょう。また多くの企業で勤務体制は、シフト制が採用されています。
そのため土日に休みを取得したい場合、シフトを変わってもらう必要があるのです。また繁忙日が土日であることを考えると、休みづらい雰囲気があることも想像にできます。このことからも土日に休みが取りづらいのです。
またゴールデンウイークやお盆などの一般的な休日は基本的に出勤の場合が多いです。そのた土日や祝日に休暇を取りたいと考える方にとってはデメリットと言えるでしょう。
体力がない人
アパレル業界に向いていない人の特徴3つ目は、体力がない人です。アパレル業界は基本的に立ち仕事です。
一日8時間勤務だと仮定した場合、休憩時間をのぞき最低でも7時間は立っていることが予想できます。また販売員の場合、試着室に入室された人にサイズ違いを店舗在庫から探す業務などを加味すると、体力も必要となってきます。このことからも体力がない人にとっては向いていないと言えるでしょう。
アパレルの営業職の求人の探し方
ここからはアパレル営業職の探し方についてご紹介します。探し方を知ることで、効率的に選考に進みたいと思う企業に出会えるでしょう。是非参考にしてみてください。
1.ナビサイトを活用する
アパレル営業職を探す方法の1つ目はナビサイトを活用する方法です。ナビサイトとは、企業にエントリーする機能を持つウェブサイトのことです。例えば「リクナビ」や「マイナビ」が上げられます。
ナビサイトを活用する利点は、企業数の多さです。数多くの企業の中から、自分の希望する条件のアパレル営業職を選ぶことができるでしょう。皆さんの基準に合う企業を探してみてください。
2.大学のキャリアセンターを利用する
アパレル営業職を探す方法の2つ目は大学のキャリアセンターを利用する方法です。キャリアセンターとは、大学が学生の就活支援を目的に設置している機関です。
そしてキャリアセンターではアパレル営業職の求人情報も公開されていることが多いです。「ナビサイトでは企業数が多すぎて絞り込めなかった」という方におすすめです。
大学機関が選別している求人情報なので、ナビサイトと比較すると企業数は少ないからです。また大学機関が選別しているためナビサイトよりも、企業の信頼性が高いとも捉えられます。
「ナビサイトでは企業数が多すぎて絞り込めなかった」という方は利用してみるとよいでしょう。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で自分の適性を把握しておき、就活を効率的に進めましょう。
アパレル営業の内定を得るためのポイント
ここからはアパレル営業の内定を得るためのポイントを解説します。ポイントは2つあり、しっかりとおさえることでより内定へ近づくことができます。是非参考に準備を進めてみてください。
なぜその企業を選んだのかを明確にする
「なぜアパレル営業なのか」を明確にしましょう。アパレル業界には様々な企業があり、それぞれに異なるブランドがあります。そのため自分の志望動機が「アパレル業界以外でも実現できる内容になっていないか」とチェックする必要があります。
まず「なぜアパレル業界なのか」を明確にし、そして「その中でもなぜ志望する企業でアパレル営業になりたいのか」という順番に明確化しましょう。
そうすることであなたの志望動機に一貫性ができ、より納得感が増します。「なぜ志望する企業・ブランドのアパレル営業になりたいのか」というポイントは、企業が一番重要視するポイントであるためしっかりと準備をしましょう。
また「なぜアパレル業界なのか」や「なぜ志望する企業・ブランドのアパレル営業になりたいのか」を明確にするためには、自己分析をすることが重要です。
自己分析をすることで「自分の強みや弱み」「適性や興味のあること」「やりたいことややりたくないこと」を見つけられます。アパレル営業を志望するヒントを探すために、まずは自己分析を行い、自分の特徴を理解することから始めましょう。
「自己分析」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「自己分析」について詳しくなることで、より採用担当者の印象に残る志望動機が作成できるでしょう。是非確認してみてください。
就活スケジュールの把握しておく
3年生の12~2月 冬インターンシップ
3年生の2、3月 OBOG訪問
3年生の3、4月 説明会、本エントリー、ES締め切り
4年生の4、5月 webテストと面接
4年生の6、7月 内々定
4年生の10月 内定式
正しいスケジュールを把握しておかないと、インターン参加からの特別選考ルートを逃がしたり、最悪の場合、本選考へのエントリーに漏れてしまうこともあります。
基本的に経団連に加入しているアパレル会社は、経団連の定める就活スケジュールに沿って採用活動を行います。アパレル業界の採用スケジュールは上記の通りです。
企業によって採用スケジュールやフローについては違ってくるので、自分が目指す企業の詳細をしっかりと確認するようにしましょう。
【志望企業 新卒採用】と検索すると志望する企業の採用ホームページを確認することができます。是非採用スケジュールを正しく把握するために調べてみてください。
アパレル営業を目指すなら必須の用語10選
アパレル営業として働くなら、業界にまつわる専門用語についても理解を深めておくことが大切です。アパレルについての専門用語は多数あります。
専門用語を把握していないと、企業研究の際に分からないことが出てくる場合も多いため、これら10つは理解しておきましょう。
1.メーカー
メーカーとは製造をしている企業を意味します。ブランドと混同されることが多いため製造している企業と覚えておきましょう。
2.ブランド
ブランドとはメーカーが一定のコンセプトに従って製造された、商品をまとめた総称です。
例えば「LV」や「DIOR」はLVMHというメーカーが一定のコンセプトに従って製造しています。そしてその商品を「LV」という名前でまとめたもののことをブランドと呼びます。間違えないように覚えておきましょう。
3.マネキン
マネキンとは、商品を紹介する人形の中でも全身のものを指します。
4.トルソー
トルソーとは、商品を紹介する人形の中でも胴体のみのものを指します。
5.ボディ
ボディとは、商品を紹介する人形の中でも胴体と腕のみのものを指します。
6.キャッシャー
アパレル業界においてキャッシャーとは、レジのことを意味します。キャッシャーの本来の意味はレジ係りのことを指しているため、間違えないように覚えておきましょう。
7.セレオリ
セレオリとはセレクトショップオリジナルの略称です。セレクトショップとは自社で生産された服ではなく、他社の商品をセレクトし集めたショップのことです。そしてセレオリとは、セレクトショップが自社で生産している服のことを指しています。
アパレル業界では頻繁に登場する専門用語なので、是非覚えておきましょう。
8.プロパー
プロパーとは定価の商品のことを意味します。値引きされた商品のことはセール品やアウトレットなどの呼び方をされることが多いです。
9.オートクチュール
オートクチュールとはフランス語で、ハンドメイドの一点ものを意味する言葉です。貴重なため、通常店舗で取り扱うことがない商品です。
10.プレタポルテ
プレタポルテとは、英語のready to wearをフランス語に変換した造語です。店舗で扱われている商品のことを指します。
アパレル営業について正しく理解して内定に近づこう!
本記事ではアパレル営業の基礎知識から内定を得るためのポイントまで詳しく解説しました。アパレル営業の仕事内容を知ることで、業界研究を進めることができます。そのため自分に合っているかどうか判断することができるでしょう。
アパレル営業の基礎知識から内定を得るためのポイントまで理解し、魅力的な志望動機の作成して内定に近づきましょう。