自己分析

【自己分析のやり方5つ】効果的な方法やおすすめの本3選も紹介

就職活動において自己分析する必要性とは

就活中は忙しく、やるべきことはたくさんあります。志望動機や自己PRの作成、業界・企業研究などさまざまですが、それらの根幹ともなる自己分析をおこなうことはとても大切です。

自己分析とは自分を正しく知ることであり、自分がどのような企業で働きたいのかを知るだけではなく、自身の特徴から自分にマッチする仕事を探すことにも役立ちます。自身の特徴を知ることで、履歴書にある志望動機や自己PRをスムーズに作成することができます。自己分析は就活の原点であるため、必要性は高いといえるでしょう。

また自己分析は就活中だけでなく、就職した後にも役立ちます。自己分析で把握した「強み」を仕事で、どう活かすか見えてくるでしょう。弱い部分について把握していれば、苦手な仕事は同僚に頼む、後輩に任せるなど判断が可能になるのです。

社会に出た後にも役立つ自己分析は、就活の機会にやりきって今後の人生に活かしましょう。

自己分析を始める時期は早い方がよい

自己分析を始める時期に決まりはありませんが、早ければ早いほど良いです。大学3年生の3月にはナビサイトがオープンし、企業エントリーが始まり、4月からはESの提出開始や、説明会、面接など忙しくなります。遅くとも大学3年生の2月までには自己分析は終わらせておくと良いでしょう。本格的な就活が始まる前までにじっくり自己分析をおこなっていれば、就活中はエントリーシートや面接で話す内容などをスムーズに考えられるというメリットがあります。

逆に就活が本格化するまでに自己分析を済ませておかなければ、自分がどの企業にエントリーするべきか分からなくなってしまいます。自分がどのような企業に就職したいのかや自分に合った企業を見つけるためにも、最初に自己分析を済ませて、企業選びの軸を明確にしておきましょう。

こちらの記事でも自己分析の重要性を解説していますので、ぜひ読んでみてください。

スキマ時間3分で自己分析を完璧にしよう

就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは以外と難しいですよね。

そこでおすすめなのが「自己分析ツール」です。3分程度で終わる質問に答えるだけで、あなたの性格を12タイプから診断。あなたの強みや弱みを簡単に知ることができます。

このツールを使えば選考でアピールできる強みを簡単に特定することができます。今すぐ活用しましょう。

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自己分析がもたらす3つのメリット

自己分析は就活の原点であるため、重要性が高いです。しかし、自己分析をおこなうことで、具体的にどのようなメリットがあるのかを理解できている就活生は少ないでしょう。前述したように就活ではやることが山積みであり、スケジュール管理は困難を極めます。受験する企業へのエントリーや応募書類の作成など期限が決められている場合も多く、少しの時間も無駄にすることはできません。

しかし、自己分析をやっておけばよかったと後悔する人はたくさんいます。雇用開発センターがおこなった調査では、就活前にもっと早くから取り組めばよかったことを、「自己分析」だと回答した人が36.0%にも上っているのです。

自己分析をおこなうことには大きなメリットが存在します。その3つのメリットをみていきましょう。

1.やりたいことや適性がわかり企業選びの軸になる

自己分析をおこなうメリットは、やりたいことや自分が持っている適性を知ることができる点です。自分の過去を振り返ったとき、興味のあったものや好きなもの、得意だったことや努力した経験があると思います。自分がやりたいことや持っている適性は、そういった経験を振り返ることから見つけられるのです。

また、業界や職種によって求められる適性は大きく異なります。好きな仕事、やりたい仕事と自分の適性のある仕事は違う場合もあるため、やりたいことだけではなく、自分の持っている適性を知ることも非常に重要です。

やりたいことと持っている適性を両方正しく理解することで、企業を選ぶ際の軸が定められます。

企業選びの軸についてはこちらの記事でも詳しく紹介していますので、併せて読んでみてください。

2.面接で聞かれる「自分の長所と短所」が分かる

適切な自己分析をすれば長所と短所は把握できます。長所や短所は自分で把握できていないだけで、もともと持っているものです。もちろん自己分析を進めたからといって、必ずしも長所と短所の両方が把握できるとは限りません。長所だけ、短所だけがわかったという場合もあるでしょう。しかし長所と短所は表裏一体の存在です。どちらか片方を把握することができれば、そこからもう一方の特徴を考えることが可能になります。

長所と短所は面接でもよく聞かれる質問であり、その人の人間性を知るうえでも重要な質問です。正しく自己分析をおこなうことでその質問にも自信をもって答えることができます。それにより充分にアピールができれば、高評価を期待することもできるでしょう。

自己分析による長所・短所の見つけ方は、下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

3.自己PRとなる題材探しになる

自己分析では、過去の出来事を振り返るため、自己PRの題材に加えてその根拠となるエピソードを探し出すこともできます。自己分析をおこなうことで、エントリーシートや面接での自己PRがスムーズに考えられるでしょう。自己PRの題材がみつからないと感じている人も、過去のエピソードを探し出すことで、自分の知らなかったアピールポイントに気づくことができるでしょう。

このように、自己分析をおこなうことで自己PRの題材やその根拠となるエピソードをセットでみつけることができるというメリットがあります。

自己PRの書き方については、こちらの記事を参考までに見てみてください。

自己分析の方法5つ

自己分析をする方法に正解はありません。自分で自分の強みや弱みなどが正しく理解できるのであれば、どのような方法でおこなっても良いのです。しかし、明確な「やり方」があったほうが取り組みやすいという人もいるでしょう。

そこで自己分析の方法として、効果的だといわれている5つの方法をこれから解説します。それらの中から自分が納得のいく方法で自己分析をおこない、しっかりと掘り下げていきましょう。

下の記事では自己分析に役立つ本を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

①SWOT分析

自己分析をおこなうことの重要性が分かったとしても、どのように自己分析をおこなえばいいのか分からない人は多いです。自己分析をおこなうための方法は多くありますが、その中でもおすすめなのがSWOT分析です。

SWOT分析では自分の特徴や周囲の環境を簡単にまとめられます。SWOTとは強み、弱み、機会、脅威のそれぞれの頭文字であり、それらのカテゴリーでまとめることで自己分析がしやすくなります。

この方法は本来ビジネスシーンで使われることが多く、経営戦略の策定にあたり自社の環境要因を多角的に分析するものです。この分析から企業の市場機会や事業課題や見つけ出せます。

S ・・・強み(Strength)
W・・・弱み(Weakness)
O・・・機会(Opportunity)
T ・・・脅威(Threat)

STEP1:SWOTを箇条書きにする

SWOT分析をおこなうためには、まず自分自身のSWOTを洗いだ出す必要があります。分析項目は多ければ多いほど詳細な分析をおこなえるため、とにかくたくさん書きだしてみましょう。SWOTは箇条書きで書きだすようにしてください。箇条書きにすることでまとめやすく、簡潔に書きだすことでより分析がおこないやすくなります。

例えば強みであれば、 「リーダーシップがある」「協調性がある」などです。自己分析の結果は志望動機や自己PRにも繋がります。いきなり長文で自身の特徴を書きだそうと考える人もいますが、それはNGです。長文で書こうと思うと書きだすこと自体が難しく、それをまとめて分析することも困難になります。まずは自分自身の棚卸をおこなうつもりで箇条書きでたくさん書きだしていきましょう。

STEP2:SWOTを表にまとめてみる

自分自身のSWOTを箇条書きで書きだすことができれば、今度はそれを表にまとめていきましょう。表は強み、弱み、機会、脅威の4つの項目に分けて作成します。それぞれの項目を表にまとめることにより、自分自身の特徴や周囲の環境などが一目瞭然になります。

機会と脅威は外的な要因であり、機会は自身の追い風になるもの、脅威は向かい風となるものを表しています。就活を進めるにあたって自分がどのような環境にいるかを知ることで、どのような行動を取ればいいのかを知ることができるでしょう。また強みと弱みを横並びにすることでそれぞれを一目で確認が可能です。強みと弱みは2つでセットであるため、両方を一緒に考えることでより効果的な自己PRを作成することもできるでしょう。

STEP3:同じ手順で志望企業のSWOT分析しマッチングを考える

分析を利用して効果的に就活を進めるのであれば自己分析だけでは不十分で、志望する企業についてもSWOT分析をすることが大切です。2つの分析結果を照らし合わせ、さらに分析を進めることで、その企業と自分との相性を知ることができ、自己PRを考える際にも役立ちます。

自己PRは自分のことを伝えるという目的がありますが、どんなアピールでもいいということではなく、企業に求められている人材像をアピールすることも大切です。SWOT分析は企業研究にも有効であり、企業を知ったうえで自己PRを考えることで、より発言に説得力をもたせることができるでしょう。

②自分史の作成

自己分析において、自分史の作成は非常に有効な手段です。自分がこれまでの人生で何をしてきたか、何を考えていたかなどを書き出すことで、より客観的に自分をみつめなおすことができます。小学校、中学校、高校、大学、現在と、それぞれ学年ごとに区切って枠を作ります。大まかな表ができたら、そこに当時の自分の情報を書き出していきます。

小学校の頃の自分は何になりたかったのか、それはなぜか、何が好きで何が嫌いだったかなど、事細かに書き出しましょう。大切なのは「なぜか」の部分です。好きな物や嫌いな物、挑戦したことなど、それぞれに「なぜ」という問いかけをして理由を書き足していくと、自分の考えの軸がみえてきます。

過去に打ち込んだことを振り返る

中学、高校、大学などを通して、打ち込んできたことがあるでしょう。勉強や部活、サークル、イベントの実行委員や生徒会など、なんでも構いません。もちろん、リーダーや責任者である必要もありません。大切なのは役職名ではなく、実際に何をしたかです。

打ち込んできたことが思い浮かんだら、それらを頑張ることができた理由はなにか、どのような課題や困難があったか、それらをどのようにして乗り越えたか、そして対処した結果や、それらの経験から学んだことなどを文章にしてみましょう。事細かに振り返ることで、そこから自分の強みや弱みが浮き彫りになり、自己アピールのための具体的なエピソードにもつながります。

③モチベーショングラフの作成

紙とペンを用意し、縦軸にモチベーション、横軸に時系列(学年)として記入します。小学校、中学校、高校、大学と、大まかに区切ると分かりやすいです。そうしたら、自分のこれまでの人生を振り返って、自分のモチベーションの高さをグラフにしてみましょう。

「この頃はスイミングクラブに入ってやる気があった」という時期はモチベーション(縦軸)の高い位置に点を打ち、「中学校のクラス替えで親友と離れてしまった」という時期はモチベーションの低い位置に点を打ちます。その要因となる出来事を点の近くにメモしていき、最後に点を線でつなぎます。これでモチベーショングラフは完成です。あとは、このグラフとメモをもとに自己分析を進めていきましょう。

どのようなときにモチベーションが上がったか

〈例〉
・クラス替えで新しい環境にワクワクした
・大会のレギュラーに選ばれて俄然やる気が出た
・部活でレギュラー落ちしたからこそ次に向けて練習を頑張った
・テストの点が上がり、勉強が楽しくなった
・キャプテンや委員長を任せられて自信が持てた

モチベーショングラフグラフを作成してみて、モチベーションの値が高いところに注目して、そのときに何があったか、何が要因でモチベーションが上がったのかを洗い出しましょう。モチベーションの上がる要因は人によってさまざまです。

このように、人によってモチベーションの上がる要因やポイントは異なります。世間一般にはどうかではなく、自分が実際どうだったかを、詳しく思い出してみてください。

モチベーションが高い時期の共通点をみつける

〈例〉
・部活のレギュラーに選ばれた、委員長に任命された
→第三者からの評価、昇進や役職、責任感ある仕事
・成績が上がった、絵のコンクールに入賞した
→第三者からの評価、努力の成果が目に見える、技術を磨く
・クラス替えや転校で環境が変わる、習い事を始める
→新しいことに挑戦、人との出会い、新たな可能性
・部活のレギュラーに選ばれなかった、テストの点が悪かった
→失敗からの改善、巻き返し、努力する過程

モチベーションが上がった要因をそれぞれ書き出せたら、次にそれらの共通点をみつけます。

このように、自分のモチベーションが高い時期には、それぞれ何らかの共通点があります。すぐに思いつかないときは「評価」や「努力」など、関連するキーワードを書き出して、共通するものに印をつけてみるとよいです。ひとつには絞れなくとも、いくつか優先度の高いキーワードがみつかるでしょう。

身を置くべき環境が把握できる

モチベーションを高める要因とは、すなわち「やる気の源」、ひいては「やりがい」のことです。自分が何にやりがいを感じられるかをきちんと理解していれば、企業選びの際にも、志望動機を書く際にも役に立ちます。自分が何にやりがいを感じられるかがわかっていれば、それが感じられる職種や業種を選べばよいです。

逆に自分が何にやりがいを感じられるかを理解していないと、志望動機に関して聞かれた際にボロが出てしまいます。「やりがい」というのは非常にあいまいな言葉です。「私は御社の仕事にやりがいを感じました」という就活生に「君はどんなときにやりがいを感じるのか」「君の考えるやりがいとは何か」と聞かれて口ごもってしまうようでは、自己分析が足りないといわざるを得ません。

④診断サイトを活用する

就活において、自分自身について深く掘り下げていくことは重要です。企業に自分を売り込むわけですから、自分の強みや弱みがわからなかったり、就活の軸が定まっていなかったりしてはアピールのしようがありません。しかし、なかには自己分析を進めていく中で深みにはまり、考え込んでしまって時間ばかり過ぎてしまうといった方もいるでしょう。

インターネット上には、自己分析をサポートしてくれる数多くの診断サイトが存在します。診断サイトを活用することによって、自分にない視点から客観的に自分をみつめなおすことができるため、それまでとは異なる角度から自己分析をより掘り下げることができるでしょう。ここでは、数ある診断サイトの中でもとくにおすすめな3つのサイトを紹介します。

エニアグラム無料診断

エニアグラム無料診断は、「いつもいろいろな可能性を探している」「苦しいこと、つらいことはなんとか避けようとする」といった項目があり、自分に当てはまるものにチェックをいれていくタイプの診断サイトです。チェックをいれた項目により、感情表現や思考性などを30点満点で得点化し、一覧表示されます。

「楽天家タイプ」「研究者タイプ」といったタイプ別に「プラス面」や「マイナス面」、「リーダーシップの取り方」など、より詳しい解説の画面を表示することもできます。全部で90問ありますが、どれも感覚でyesかnoを答えられる問題であり、数分あれば診断可能です。自己分析をできる限り早く終わらせたい方にはおすすめな診断サイトといえます。

キャリタスQUEST

キャリタスQUESTは、昔のRPGゲームのような画面で、王様の質問に「yes」か「no」、または「どちらでもない」で答えていき、自分のキャラクターを作成するユニークな診断サイトです。全部で21問であり、すべて答え終えると、答えた内容に合わせて「チンパンジーナイト」や「消火器の船乗り」といったキャラクターが表示されます。

そのキャラクターの性格として、診断結果である「武器になる性質」「弱点」等がまとめられています。この診断サイトでは、同じタイプの先輩の失敗談や業界傾向等を確認することが可能です。会員登録が必須となりますが、掲載されている情報量が多く、企業からのアプローチが来る可能性もあるため、就活をおこなっていくうえで強い武器となるでしょう。

無料性格診断テスト | 16Personalities

無料性格診断テスト | 16Personalitiesは、「自己紹介が苦手である」「できるだけ早くメールを返信する」といった簡単な質問に対し、「同意する」から「同意しない」まで、全7段階で答える診断サイトです。他のサイトと比べて、ややあいまいに答えることも可能であるため、人によっては答えやすいと感じることもあるでしょう。全部で60問あり、すべて答えた後に「エンターテイナー」「論理学者」などの性格タイプが表示されます。

「外的志向か内的志向か」「論理型か道理型か」といった考え方がパーセンテージとして表示され、その考え方を持った方の特徴が詳しくまとめられています。さらには、よりよい人生を歩むために「クレジットカードに気をつけるべき」「恐怖心と知性で戦う」といった具体的なアドバイスも書かれています。よりじっくりと自己分析をおこないたい方にはとくにおすすめな診断サイトといえるでしょう。

⑤他己分析もひとつの方法

自分以外の誰かに自分のことを分析してもらう、他己分析という方法もおすすめです。他己分析では、友人や先輩、後輩、家族、就活で出会ったOBなどへ、自分自身に関する質問をすることで、自身がどのような人物であるかを分析します。

質問内容には、周囲の人々からみた自分の長所や短所、印象に残っているエピソードなどが挙げられます。自己分析だけでは気づけなかった長所や短所を発見できるように、質問内容をよく考えてみましょう。

他己分析をすることで、自分自身を客観的な視点から分析することができます。自己PRに客観的な視点を取り入れることで、説得力のある発言をすることができるようになるでしょう。

自分の強み・弱みは、ツールを使えばかんたんにわかります

自己分析ツールはもう試しましたでしょうか。就活では自己分析が重要です。中途半端に自己分析を終わらせてしまうと、入社後のイメージギャップから早期退職につながってしまいます。

そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

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自己分析におすすめの本3選

自己分析の仕方がわからない、いろいろな方法を模索している時間もないという人は、ワークシートタイプになった自己分析の本を利用するのがおすすめです。ただ本を読んでその知識をもとに自己分析、ということではなく、本を読みながら本に直接記入していくことで効率よく自己分析が進められます。中には自己分析だけでなく、企業研究の進め方や履歴書・エントリーシートの書き方なども記載されている本もあります。ここではとくにおすすめの本を3冊紹介します。

受かる! 自己分析シート

受かる!自己分析シートは、シンプルな25項目の質問に答えていくだけで、自己分析ができる本です。書き込み欄が設けられているため、本に直接書き込んでいくことで自己分析がサクサク進みます。タイトルの通り自己分析だけに特化した本かと思いきや、企業研究の方法や履歴書の書き方まで示されています。

自己分析の仕方がわからない人や、就活が本格化する前に自己分析をしっかりしておきたい人におすすめです。ただ、紙の質感的に書き込みにくいと感じる人もいるため、それが気になる人や、本を友人とシェアしたい人などは、就活用のノートやタブレット、パソコンなどと併用するとよいでしょう。

マイナビ2021 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析

マイナビ2021 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析も、書き込み式ワークシートタイプの本です。自己分析だけでなく、エントリーシート、自己PR、志望動機などの書き方や面接の対策なども指導してくれる内容で、何冊も就活本を購入しなくて済むのは経済的です。マイナビ2021のオフィシャル就活ブックというだけあって、年々変化する就活のスケジュールや方向性に対応した内容といえます。

自分が何をしたいかがわからない、そもそも自己分析のやり方やゴール、必要性がわからないという人におすすめです。就活が本格化すると、説明会や面接、それらのための企業研究などで手いっぱいになり、もはや自己分析に時間をかけてはいられません。就活が本格化する前にしっかりと自己分析をして、方向性を定めておきましょう。

内定者が本当にやった究極の自己分析〈’21年版〉

内定者が本当にやった究極の自己分析〈’21年版〉は、別冊で書き込みシートが付いたタイプの自己分析指南書です。31の質問に答えていくと、自分の適性やアピールポイントがみえてきます。各年版が発行されているため、気になる方は調べてみてください。ただし、この本の通りに自己分析をしたからといって必ずしも内定が貰えるとは限りません。

自己分析の結果をどう活かすか、どう伝えるかは自分次第です。自己分析でみえてきた自分の強みや弱み、アピールポイントを生かした志望動機や自己アピールを作成し、就職活動に役立てましょう。自己分析だけではなく、企業研究も大切なポイントです。

自分に合う自己分析のやり方を知ることが就活成功への近道

自己分析の進め方は、人によってさまざまです。自己分析の手段はSWOT分析に限らずたくさんあり、Webサイトなどでもおこなえる場合があるため、いくつかの方法を試してみましょう。

自己分析はどの方法を取ったから正しいということではありません。どのような方法であっても正しく自分を知るということが大切です。自分がやりやすいと感じる方法を探ってみましょう。

自己分析は自分を知るためには欠かせないことで、自分を知ることは就活成功への近道になります。自分に合った自己分析をおこなっていき、就活を成功させましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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