就活のマナー

【不採用通知メールが来た際の対処法】立ち直り方も紹介

不採用通知メールはモチベーションが下がる

企業から不採用通知のメールがくると、就活へのやる気もなくなりやすいですが、そこでストップしてはいけません。不採用通知がきたからといって落ち込むのではなく、気持ちを切り替えて次の就活へと進んでいくことが大切です。ストップするとチャンスを逃してしまう場合もあります。

不採用通知がくれば落ち込むのは仕方ないですが、不採用通知にも上手に対処して就活を進めることが、就活攻略への近道でもあります。不採用通知のメールがきたときこそ、気持ちを新たに就活を進めることが大切です。不採用通知がきても過度に落ち込まずしっかりと対処して、就活を上手に進めてより自分に合った企業を見つけていきましょう。

不採用通知について

不採用通知に上手に対処するためには、その存在について理解を深めておくことが大切です。不採用通知と一口に言ってもさまざまな種類がありますし、企業によって形式が異なっている場合もあります。

それぞれの種類についての正しい理解により、疑問が生じることもありませんし、就活をスムーズに進められます。不採用通知とはどんなものを指すのか、どのような種類があるのかを知って、理解を深めていきましょう。

書類選考や面接の結果が不採用であったことの知らせ

不採用通知とは、書類選考や面接の結果が不採用であったことの知らせを指しています。不採用通知書として書面で届く場合もありますが、最近はメールの通知が主流です。不採用通知のメールはお祈りメールとも呼ばれており、不採用通知の最後に「お祈り申し上げます」の一文が入っていることが多いためそう呼ばれています。

また企業によっては不採用連絡を電話でする場合もあります。連絡の手段がそれぞれ異なるため、結果待ちの期間は着信がないか、企業からの郵便物はないかなどを確認しておくことが大切です。またメールや電話などの場合は連絡が早い傾向にあります、書面だと郵送に時間がかかるため、通知されるまでの期間が長い場合も多いです。

不採用の連絡を一切しない企業も存在する

企業によっては不採用の連絡をしない場合もあります。不採用の連絡がないことはサイレントお祈りと呼ばれており、これを嫌う就活生は多いです。不採用通知は就活生にとっては嬉しくない通知ですが、何も連絡がこない企業よりは気持ちの切り替えなどもしやすいでしょう。

不採用の連絡がこなければ、結果が分からずもやもやしてしまいますし、気持ちを切り替えるのも難しくなります。いつまでも一つの企業に気持ちが向いてしまい、就活がストップすることも多いですが、ある程度の期間で見切りをつけることが大切です。企業によって連絡の期間は異なりますが、2週間以上経っても通知がない場合は、サイレントお祈りと考えましょう。

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不採用通知メールに返信しなくても失礼にならない

就活中は企業からのメールには基本的には返信する必要があり、返信時のメールマナーなども見られています。内容は何であれ、企業からのメールには返信が必要になりますが、不採用通知メールは返信しなくても失礼にはなりません。不採用通知を最後に就活生と企業の関係は終わっているので、必ず送らなければならないというわけではなく、返信したい人だけが返信します。

不採用通知は返信しなくても失礼にはなりませんし、返信しても問題はありませんが、返信しても読んでもらえない可能性があると思っておきましょう。就活期間は企業も忙しいですし、不採用になった就活生まで気をかけている余裕はありませんので、返信が読まれないまま削除されるケースが多いのです。

不採用通知メールに返信してもマナー違反ではない

不採用通知は返信しても読んでもらえない可能性もありますし、基本的には返信の必要はありません。しかしどうしても返信したいのであれば、返信しても構いません。不採用通知のメールに返信して気持ちを伝えても、マナー違反ではありませんので、気持ちを伝えたい人は返信するようにしましょう。もちろん不採用通知のメールに返信しても、結果が覆るわけではありません。あくまで気持ちを伝えるだけのものであると覚えておきましょう。

気持ちをスッキリさせるために返信してもよい

不採用通知のメールには、気持ちをスッキリさせるために返信しても問題はありません。不採用通知を受け取っただけでは企業への未練を断ち切れない場合は、次に進むために区切りとして返信するのもいいでしょう。気持ちをスッキリさせるからといって、企業への文句や嫌味などを伝えるのはNGです。それらを伝えても印象が悪くなるだけですし、気持ちは晴れても社会人としての信用を損なう行為であることには変わりありません。

不採用になれば企業との関係は一旦切れますが、別の企業に就職してまた関りを持つ場合もあります。企業からの印象を悪いと、今後の社会人生活に影響してしまう場合もありますので、気持ちを伝える場合は、内容には充分に注意しましょう。

感謝の気持ちを伝えるために

気持ちをスッキリさせる以外では、感謝の気持ちを伝えるためでも、不採用通知のメールに対して返信しても構いません。選考を通してお世話になった方がいたり、最終選考まで残ったりしていたなら、自分に時間を割いてくれたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。感謝の気持ちを伝えることで企業からの印象は良くなりますし、自分自身の気持ちもスッキリしますので、次の企業の就活へと進めます。

また企業との関係は切れても、担当者との関係は切れない場合もありますし、それが社会人生活をスムーズに進める人脈になる場合もあるでしょう。感謝の気持ちを伝えることでプラスに働くケースは多いので、企業へのお礼の気持ちを決別のあいさつとして、前向きに就活を続けていきましょう。

不採用通知メールへの返信する際の例文

○○株式会社
人事部採用担当
○○様

いつもお世話になっております。
○○大学経済学部の○○(名前)と申します。

先日はお忙しい中、面接のご機会を頂き誠にありがとうございました。
結果は残念ではございましたが、面接を通してビジネスマナーや受け答えなどが学べ、自らを高められました。
御社の面接経験とを活かして、今後も前向きな気持ちで就活を続け、
悔いのない結果を目指して努力を続けたいと考えております。
これまで評価して頂いたことのお礼を伝えたく、
取り急ぎメールでご連絡致しました。

末筆ではございますが、貴社益々のご活躍をお祈り申し上げます。

不採用通知に対して返信する場合には、お礼の気持ちと今後の就活への意気込みや抱負などを伝えることが大切です。面接や、これまで評価してもらったことに対してのお礼の気持ちを伝え、今後どのように就活に臨むか、心構えなどを伝えるといいでしょう。

また面接中に印象に残ったことや嬉しかったことなどがあれば、それらを伝えるのもおすすめです。不採用通知に返信するときは恨み言は言わず、前向きな気持ちを伝えることが大切ですので、明るい言葉を使って返信しましょう。

メールや電話で不採用の理由は聞かない方がいい

不採用通知が届けばその理由が気になりますが、メールや電話で不採用の理由は聞かない方がいいです。今後の参考に不採用の理由を聞きたいと考える人も多いですが、企業側に答える義務はないので教えてくれない場合が多いでしょう。連絡するだけ無駄になってしまう可能性も高いですし、企業にも手間をかけることになりますので、連絡は控えた方が無難でしょう。

不採用の理由は気になりますが、企業に聞くのではなく自身で反省し、改善を図ることが大切です。不採用の理由を考え、改善していくことで、採用へと近づけます。同じ理由で不採用にならないためにも、毎回きちんと反省して、改善するための努力を進めていきましょう。

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実際にツールで作成した自己PR例文(リーダーシップが強みの場合)
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。
サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。
さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。
問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

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不採用通知メールが届いたら気持ちを切り替えよう

企業から不採用通知が送られてくれば落ち込みますし、それが第一志望の企業であれば、ショックは大きいです。気持ちも後ろ向きになって就活へのやる気がそがれてしまうかもしれませんが、そこで就活をやめてしまってはいけません。不採用通知がくれば落ち込むことは仕方ないですが、落ち込んだとしてもすぐに気持ちを切り替えるようにしましょう。

一度不採用になってしまえば結果は覆えりませんし、どれだけ落ち込んだとしても事態は好転しません。ストップしている間にチャンスを逃してしまう可能性もありますし、辛い時でも前を向くことが大切です。不採用通知が届いても気持ちを切り替えて前へ進み、後悔のないように就活を進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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