職種研究

広報の志望動機|3つの例文とポイント・NG例を紹介

広報について

広報とは、国や企業の企画や施策を、広く一般に知らせることです。英語表記である「Public Relations」の頭文字をとって「PR」と呼ばれることもあります。企業の利益に結びつける「広告」とは違い、必ずしも利益に結びつける必要はなく、企業の活動内容やコンセプトを表明して、企業ブランドの向上に努めるのが役目です。この記事では「広報」の職種を希望する際に、参考になる志望動機の例文についてご紹介します。

広報の主な業務内容

広報の仕事は、企業のイメージやブランド力を向上するために、PR活動をおこなうことです。そのためには、まず企業の経営理念やコンセプトを理解し、商品やサービスなどから企業を象徴するような特性を見い出します。企業にしかない特色や強みをアピールすることで、一定のイメージが定着しやすくなるからです。

そして、その特性を広く一般に知ってもらうために、新聞や雑誌、テレビなどのメディアに取り上げてもらえるようアピールします。発信元のメディアにメールで通知したり、実際に足を運んで持ち込みをおこなうなど、積極的に企業を売り込んでいきます。

契約の獲得や取材の依頼があった場合は、各メディアに応じた対応がとれるよう、会社概要や企画情報を資料にまとめるなど、事前準備も重要な仕事となります。

志望動機を書く際の注意ポイント

広報の志望動機を作成する際に、注意すべきポイントは3つあります。

1つ目は、「なぜその企業・業界を志望したのか」という理由です。広報に対するイメージや、広報の仕事を目指すようになったきっかけについて述べましょう。

2つ目は、「自分のどのような能力が活かせるか」という点です。自分の経歴や特技から情報を発信する職業に活かせそうなものを選び、アピールしましょう。

3つ目は、「どのような働きがしたいか」という今後のビジョンです。入社後の自分の理想像や目標を述べることで、業界に対する熱意を示しましょう。

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広報の正しい志望動機例3選

次に、広報の志望動機を作成する際に、ふさわしい例文を3パターンに分けてみていきましょう。

志望動機の例文①

私は、貴社のブランドが掲載されているファッション誌を愛読しています。たくさんのブランドが混在する中で、貴社のブランドは一際違った存在感を放っていると思います。なぜなら、毎回違うテーマのファッション特集を組んでいたり、比較的値段が安いアイテムを掲載したりすることで、コーディネートの参考にしやすい内容になっているからです。このように、読者の目線に立った営業コンセプトにとても感銘を受けたため、貴社の売り上げに貢献できるような営業・広報に携わりたいと思いました。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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あるファッション誌に掲載されている、ファッションブランドの広報担当を志望する場合を例にとりました。自社製品のアピールを最優先するのではなく、読者目線の記事を心がけるという企業の特性に理解が及んでいます。そのため、企業研究を綿密におこなっていることが分かります。さらに今後の意気込みを語ることで、企業の利益に貢献することを予感させることができます。

志望動機の例文②

私は、自分の能力を広報の仕事に活かしたいと思い、志望しました。学生時代は新聞委員に所属しており、読者をひきつける内容や読みやすい文章構成について学びました。そのため、たくさんの情報をまとめて分かりやすく人に伝える業務には自信があります。さらに、ファストフード店でアルバイトをしていたため、人と関わる接客や新商品の売り込みなどの経験があります。これらの経験は、広報の仕事にも相通ずる部分があると感じたため、志望しました。

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「自分のどのような能力が活かせるか」に焦点を当てた志望動機の例文です。広報に関連性の高い委員会活動をしているという内容から、一定のスキルの持ち主であることが分かります。さらに、接客のアルバイト経験があることから、人と密接にかかわる広報の仕事において適性のある人物だとアピールすることができます。

志望動機の例文③

私は、広報を通して企業と人とをつなぐ架け橋のような存在になりたいです。私は、貴社のイメージアップや利益向上につなげるため、さまざまな方法に挑戦したいと考えております。例えば、商品やサービスにユニークなキャッチフレーズをつけて認知度を高めたり、インパクトのある文章で記憶に残る内容を作成したりするなど、マーケティングの知識なども有効にはたらくと思います。もし入社することができたら、人を惹きつけられるような広報を心がけていきたいです。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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「広報担当としてどのような働きがしたいか」という点にフォーカスした志望動機の例文です。具体的な活動内容を述べることで、広報としての将来のビジョンを明確に描けていることが分かります。さらに、広報の活動を通して、企業の利益に貢献しようとする姿勢をみせることで、担当者にやる気をアピールすることができます。

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広報の志望動機NG例

はじめに、広報の志望動機を作成する際にふさわしくない例文を見ていきましょう。

NG例

私が貴社を志望したのは、業界で最大手と名高い企業だからです。業界内でも上位の売り上げを誇っているため、今後も倒産の危険性が低い会社だと思いました。さらに、貴社が発行している業界紙を拝読しており、内容の編集は、広報担当の方がおこなっていると存じております。もし自分が編集する立場になることができたら、わざわざ購読する必要がなくお得だと感じたため、貴社を志望しました。

「最大手と名高い」という意見はあくまで一般論であり、自分の意見を述べているわけではないので、会社に入りたいという熱意が伝わりづらい内容となっています。また、「倒産の危険性が低い会社」という意見も、まるで投資家の目線から企業を評価しており、企業の利益に貢献するべき立場では避けた方がいい表現です。また、業界紙の編集を自分の利益として捉えている様子から、自己中心的な性格だと思われてしまいます。

広報の志望動機は例文を参考にして作成しよう

広報の志望動機を作成する際に、参考になる例文についてご紹介しました。広報は、主に会社や企業などで「広報担当」として部署に分けられており、会社の情報を広く一般に知らせる業務をおこないます。世間一般の会社に対するイメージや、企業ブランドに関わる職種であることから、営業やマーケティングの要素も兼ねているといえるでしょう。

企業がメディアなどで取り上げられた場合、利益向上につながるという利点があります。しかし、反対に悪いイメージや印象も広がりやすくなってしまうことに注意が必要です。広報の志望動機を作成する際は、企業の命運を左右する大切な業務であることを理解し、この記事で紹介したポイントに気をつけて、採用されやすい文章を心がけていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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