企業研究

【JALインターン研究】実施内容・選考フロー・事業内容がまるわかり!

JALを研究

日本を代表する航空機会社JAL。大学生就職企業人気ランキングでも上位に入る人気企業です。当然、超がつく程の難関でもあります。その難関を突破して採用という栄冠を手にするための一つの有力な方法が、インターンへの参加です。

インターンは実体験から企業研究が出来る絶好のチャンスです。このインターンを有効に利用して円滑な就活を行うことがとても重要です。ぜひこの機会を逃さずに参加するようにしてみてください。

※この記事では、過去の実施内容について記載しています。注釈がない場合は2018年度実施の内容です。

JALの基本情報

アメリカ同時多発テロやJASとの統合失敗の余波で2010年に経営破綻したことをご存知の方も多いでしょう。しかし、それを踏み台にして見事に蘇った新生JALは、利益を出す体質、構造を変えていく前向きな企業に大きく変わりました。老舗のブランド力を活かした国際線に強みがあるのが一番の特色です。

売上の割合は国内線と国際線がほぼ同程度なので、いかに国際展開に優れているかが分かると思います。

正式名称:日本航空株式会社
所在地:東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル
設立年:1951年8月1日
従業員数:12,127人
平均年齢:40.1歳
平均勤続年数:15.2年

JALを企業研究

半官半民企業で風通しに問題があると言われたJALですが、経営破綻後に掲げた「JALフィロソフィ」というスローガンで社風は大いに変わり、風通しが良くなりました。主な業務は「航空運送業」です。その他の業務としては「航空座席の販売ビジネス」「JALカードビジネス」が挙げられます。

求められるのは、「謙虚に学ぶ」「果敢に挑戦して最後までやり抜く」「プロ意識をもつ」「採算意識をもつ」「多文化を尊重し、適応する」「仲間と共に働く」「お客さまに心を尽くす」人材です。

航空会社の仕事内容について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。

JALの選考フロー

JALの業務企画職のインターンの選考フローは、エントリー→WEB書類選考→適性検査→動画選考→一次面接→合否連絡です。詳細については、エントリー後に案内されます。客室常務職の選考フローはエントリー→WEB書類選考→適性検査→面接選考です。詳細については、エントリー後に案内されます。

自社養成パイロットのインターンは、参加のための選考として書類選考や面接等をおこなうようです。

JALのインターンの選考対策

選考では、「WEB書類選考」「適性検査」「動画選考」「面接」などがおこなわれます。近年のインターン選考では、動画でアピールする選考も増えてきています。一般的な就活の対策と合わせて、JALの特徴を理解したうえでアピールするようにしましょう。
選考では、「航空業界のなかでもなぜJALを選んだのか」を答えなければなりません。他の就活生と差をつけるためにも、設問に対する回答がありきたりなものにならないように注意しましょう。

ESや面接では一般的な設問について回答する

【過去の設問例】
・これまでに一番力を入れて取り組んだもの
・あなたの長所・短所を具体的にあげ、自己PRをしてください
・あなたが現在チャレンジしている事は何ですか

JAのインターン選考では、上記のようなシンプルかつ一般的な就活でよくある質問について聞かれるようです。こうした問いに答える際には、ありきたり過ぎる回答をしないように気を付けましょう。ありきたりとは、「こう答えれば高く評価されるはず」という考えのもと、表面的に答えることです。個性をアピールしようとして「私は今まで一度も嘘をついたことがありません」など極端な回答をするのはNGですが、かといって他の就活生も答えそうなことを言うと印象に残りません。一般的な質問ほど周りと差がつきやすい部分であるため、注意が必要です。

JALのインターンでは動画選考がおこなわれる

JALの「業務企画職(地上職 事務系/数理・IT系)」と「業務企画職(地上職 技術系)」のインターンでは、動画選考がおこなわれます。近年、就活において動画選考を導入する企業が増えています。インターンの他、本選考で動画選考をおこなっているところもあるようです。

動画選考とは、学生が自らスマートフォンなどでPR動画を撮影し、企業に送信するものです。JALは動画選考の主な内容について公表していませんが、エントリーをした就活生には詳細が案内されます。基本的には、企業が用意した設問に対しての回答を動画で撮影するという形式が多いでしょう。表情や話し方、雰囲気も見られることになるため、言葉遣いや身だしなみにも気を使う必要があります。

ANAとJALの違いについて、知りたい人はこちらの記事もチェックしてみてください。

選考通過者の回答例

【あなたの長所・短所を具体的にあげ、自己PRをしてください】
私の長所は、目標を達成するまで諦めない点です。これは私の浪人の経験からです。航空機について学ぼうと大学を辞めて挑んだ2回目の受験は、慢心によって失敗に終わりました。生まれて初めて味わった挫折は、私の物事への取り組み方を大きく変えました。それからというもの毎日精進した結果、トップで予備校を卒業し志望校にも合格して、2年次のコース分けでは念願のコースに選抜されて現在に至ります。二浪の経験のおかげで、努力と達成することの素晴らしさを知りました。
一方短所は、慎重になりすぎてしまう点です。2年前に飲食店でアルバイトを始めたのも、この癖を直すためでした。今夏の覆面調査報告ではお客様2組から接客の柔軟性について名指しでお褒めの言葉を頂きました。これからもより行動力に磨きをかけていくつもりです。
このように、私は強い耐性をもって、定期的に成果をあげつつ任務を遂行できます。

回答例のように、長所と短所が何なのか結論を最初に述べた上で、裏付けるエピソードを伝えるようにしましょう。注意点として、短所を聞かれた際に評価を落とすのを心配して「短所はありません」と答えるのはNGです。客観的な視点がないと感じられてしまうため、気を付けましょう。

適職診断でJALとの適性を確かめてください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

診断スタート【無料】

あわせて活用したい!

これから就活を始める人に!たった30秒であなたの就活偏差値がわかります。

②業務企画職(地上職 技術系)

理工系学部専攻の4年制大学生と大学院生向けのインターンです。ただし、学年は問いません。4日間のコースと2日間のコースがあり、参加人数はそれぞれ30人程度となります。

職場の見学・講義でおおまかな業務内容を知るとともに、社員との懇談会を通じて疑問が解消できます。

■実施時期
【2days】
2019年1月24日(木)~1月25日(金)
2019年2月18日(月)~2月19日(火)
【4days】
2019年1月29日(火)~2月1日(金)
2019年2月5日(火)~2月8日(金)
2019年2月12日(火)~2月15日(金)

■参加条件
現在理工系学部学科に所属する大学生、大学院生で業務企画職(技術系)に興味のある人(学年不問、理系学部・学科在籍)

■開催地
東京地区(羽田空港近辺を予定)

■待遇
報酬なし。遠方の人は航空券を手配します。

  • エントリー〆切:2018年12月18日(火)
  • 適性検査・ES:不明
  • 面接:不明
  • 合否連絡:不明

③客室乗務職

専門学校から大学院生まで幅広い層を対象としています。実施期間は3日間です。見学・講義・JAL客室乗務員との座談会・グループワークやプレゼンテーションをおこないます。で業務を体験することができます。「JALが大切にしている心」、「JAL客室乗務員が大切にしている安全・サービスへの想い」を知ることができるインターンです。

■実施時期
【1day】
札幌:2018年12月10日(月) 、12月16日(日)  
東京:2018年12月8日(土) 、12月9日(日) 、12月15日(土)、12月16日(日) 、12月17日(月)、12月18日(火)
名古屋:2018年12月9日(日)、12月17日(月)
大阪:2018年12月8日(土)、12月9日(日)、12月15日(土)、12月16日(日)
福岡:2018年12月8日(土)、12月17日(月)
【3days】
コース(1)2019年2月8日(金)~10日(日)
コース(2)2019年2月15日(金)~17日(日)
コース(3)2019年2月22日(金)~24日(日)
※各コースともに内容は同一のものになります。

■参加条件
現在専門学校・高等専門学校・短期大学・4年制大学または大学院(修士課程)に在籍していて、JAL客室乗務職の仕事に興味がある人(学年不問)

■開催地
【1day】
札幌(市内)・東京(本社ビル)・名古屋(市内)・大阪(市内)・福岡(市内)
【3days】
東京地区(羽田空港周辺を予定)

■待遇
報酬・交通費の補助なし。遠方の人には航空券を手配します(日本航空が就航する国内線区間のみ)。

  • エントリー〆切:【1day】2018年11月26日(月) 午後12時0分予定
  • エントリー〆切:【3days】2018年12月21日(金)正午12時0分予定
  • 適性検査・ES :不明
  • 面接:不明
  • 合否連絡:不明

④自社養成パイロット

4年制大学生、大学院生が対象となります。講義・グループワーク・パイロットのと懇談会・フライトシミュレーター体験で業務を知ることができます。

■実施時期
コース1.2018年11月中旬
コース2.2018年12月上旬
コース3.2019年1月下旬

■参加条件
現在4年制大学生、大学院生で、エアラインパイロットの仕事に興味のある人(学年不問)

■開催地
コース1、2:全日程を東京で実施
コース:全日程を東京、一部日程を大阪で実施(大阪会場は、参加のための選考を大阪にて受験した人のみ選択可能です)

※各コースともに内容は同一となります。複数のコースに参加することはできません。
※各コースともに3日間の予定です。日時の詳細はエントリー後マイページにて連絡があります。
※参加後にコースの変更はできません。
※参加のための選考として、書類選考や面接等が予定されています。

■待遇
交通費自己負担。

  • エントリー〆切:不明
  • 適性検査・ES:不明
  • 面接:不明
  • 合否連絡:不明
  • コース1参加選考:2018年10月下旬
  • コース2参加選考:2018年11月中旬
  • コース3参加選考:2019年1月上旬

4種類あるJALのインターンに参加しよう

null

JALのインターンは4種類あり、講義や懇談会で業務を知るとともに、職場の雰囲気に触れることの出来る大きな機会です。就活生に大人気の企業だけに、事前に業界や企業について勉強しておきましょう。それがインターンに参加した際、採用担当者の目に触れることにもなります。

事前に質問事項をまとめておくことも大事です。的確な質問が出来るよう準備しておきましょう。エントリーと開催時期・場所をしっかり押さえて、スケジュール調整をしておいてください。

採用担当者としても、インターンは優秀な学生を見極める大きなチャンスです。このような機会を逃すのはもったいありませんから、ぜひ参加してみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ