企業研究

【三菱商事インターン研究】実施内容・選考フロー・事業内容がまるわかり!

三菱商事を研究

三菱商事は大手三菱グループの1つで、学生にも人気がある企業です。企業研究、業界研究をしている人や向上心が高い人たちが揃ってエントリーすると考えられます。そのため倍率は高いですが、商社ビジネスを理解したい方は応募するといいでしょう。

それに、三菱商事にインターンシップを受けに来る人は優秀な学生が多く、いろんなことを吸収できるでしょう。

※この記事では、過去の実施内容について記載しています。注釈がない場合は2018年度実施の内容です。

三菱商事の基本情報

三菱商事は三井物産、住友商事、伊藤忠、丸紅と肩を並べている五大商社と呼ばれています。チャレンジャーや向上心の強い人なら、若いうちは仕事が貰える傾向にあるようです。優秀なら30代ぐらいで管理職、40代ぐらいで子会社の社長になれる可能性があります。実力があれば、きちんとした昇給を受けられる会社です。三菱商事の基本情報は、以下のとおりです。

正式名称:三菱商事株式会社
所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番1号(三菱商事ビルディング)、東京都千代田区丸の内二丁目6番1号(丸の内パークビルディング)
設立年:1950年
従業員数:6,129名(単体)、77,476名(連結)
平均年齢:42.7歳
平均勤続年数:18.5年

三菱商事を企業研究

三菱商事は行動力やチームワークを重んじ、コンプライアンスを重視する社風です。若手にチャレンジさせるという文化もあります。上下関係は厳しいようですが、若手や行動力の高い人、チームワークを重んじる人にはきちんと還元しているようです。若手は一度は海外経験を積むという方針があるようで、社員の育成に積極的な企業です。

事業内容は地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金融、機械、化学品、生活産業を主に展開しています。求める人物像は高い論理感を持ち、変化を想定できる人物であり、困難を乗り越えられる実行力、創意工夫によって長期的に高い事業価値を創出できる人です。

三菱商事の選考フロー

三菱商事の「Bussiness Workshop」の選考フローは、まずのホームページでプレエントリーします。そしてエントリーシートの提出をし、エントリーシートの提出者が多数の場合は書類選考で決まるようです。書類選考に合格すれば、「Bussiness Workshop」に参加するという選考フローとなっています。

三菱商事のインターンの選考

三菱商事のインターンは、プレエントリー後にESの提出を求められます。面接はおこなわれないようですが、過去のインターン選考では面接やグループディスカッション、適性検査が実施されていたことがあるようです。ESは選考を突破するための第一関門といえるため、過去のインターン選考内定者の回答例を参考にしながら、オリジナルの文章を考えていきましょう。

「最も成長を実感したエピソード」を問われる

三菱商事の選考では、「これまでに最も成長を実感したエピソードについて、何が成長のカギであったかを含めて、教えて下さい」という設問が過去に出題されました。インターン選考を突破した就活生によると、留学先での部活で公式戦への出場権利を勝ち取ったことや、高校の吹奏楽部の演奏会で来場者を増やした経験などが述べられています。

課題を突破する過程でどういう行動を取ったのかが述べられていたり、結果について数字で具体的に説明できていたりすると、高評価を得られるようです。

【回答例①】
留学先大学で体育会サッカー部に所属し、チームメイト全員を巻き込み学校から公式戦への出場権利を勝ち取ったことです。カギとなった要素は、地道な継続力・諦めない精神・組織の中での役割を見失わなかったこと、以上の3つです。入部当初、学校の方針で私は公式戦への出場が認められておらず、監督にも退部しても良いとまで言われ、またチームメイトもろくに英語も話せない私に全く見向きもしてくれませんでした。
しかし、誰よりも真面目に練習に取り組み、試合の際の荷物運び・水汲み・コーチ業を率先してこなすなど、チームのためにどんなことでも取り組みました。結果、数ヶ月後にチームメイト全員が学校に直談判にいき、私の公式戦出場が認められ、西海岸大会及び全米大会に出場することができました。この活動を通して、地道な継続力・諦めない精神・組織の中での役割を見失わなかったことが磨かれ、それらが良い結果に繋がったので成長を感じました。

【回答例②】
大学時代、私はOBOGの代表として高校の吹奏楽部の演奏会で来場者数を300人近く増やすことに挑戦し、結果700人近くのお客様の来場がありました。例年、来場者数が400人から伸び悩んでいました。そこで問題を解決したいと思い、周囲の協力を得ながら5年分、約2,000枚のアンケートを世代別に分析、宣伝方法に関しても5年前まで遡りました。
その結果、校内のみで紙媒体の宣伝が原因で、中高生の動員数が少ないことが分かりました。そこで私は中高生がよく利用するSNSによる演奏会の宣伝を新たに試み、仲間の協力を仰いで演奏会の様子を頻繁に投稿しました。また、他のOBと共に10か所の中学校に訪問し、校内にポスターを貼ってもらうことを働きかけました。この結果、700人近くのお客様の来場がありました。以上から「周囲と粘り強く努力し続ける姿勢」が成果に繋がると気づけ、成長することができました。

自分が考える「リーダー像」を問われる

インターン選考では、「自身のもしくは身近な存在の経験や行動を踏まえて、あなたが考える“リーダー像”を教えてください」という設問があったようです。三菱商事は、 組織の繋がりを重視する社風があります。そのため、その組織で中心となって動ける「リーダー」とはどのような人物なのか、就活生の考えを問われます。自分の周りにいる理想のリーダーを思い浮かべながら、その人がどういった行動を取っていたか振り返ってみましょう。

【回答例①】
私が考えるリーダーは、組織の中で1番努力できる素質を持っています。アメリカへ1年間の交換留学をした際、現地で体育会サッカー部に所属したのですが、入部当初の私は学校の方針で公式戦へ出場できませんでした。しかし、誰よりも真面目に練習に取り組み、試合の際の荷物運び・水汲み・コーチ業を率先してこなすなど、チームのためにどんなことでも取り組みました。
結果、数ヶ月後にチームメイト全員が学校に直談判にいき、私の公式戦出場が認められ、西海岸大会及び全米大会に出場することができました。そして、最後の学期は新選手発掘のためのトライアウトの選考員やキャプテンなども任されました。この経験から、リーダーにとって誰よりも努力できることは欠かせない能力だとわかりましたし、この考えは8カ国の選手から構成されるチームでの活動を通して得られたので、世界規模での普遍性を持つものだと考えられます。

【回答例②】
私が考えるリーダー像は、「ついていきたいと思える人」です。これは上記の吹奏楽部の演奏会の1年前にOBOGの代表を務めていた先輩がみんなから慕われている姿からそう感じました。「ついていきたい」の具体的な要因は3点あり、①圧倒的な能力を持っていること、②自分達を導いてくれる存在であること、③誰よりも努力して、誰よりも楽しんでいることです。
①について、圧倒的に力のある先輩に私は憧れを抱きその先輩の話は自然と入っていました。そして②では、挫折を味わい挫けそうになった時、成功へと奮い立たせてくれるのが先輩でした。③について、尚且つ誰よりも尽力を尽くしている姿を見て、また誰よりも仕事を楽しんでいる先輩に魅了され、この人についていきたいと思いました。そして私もこのことを意識してまとめることで、周りの信頼を得ることができました。私の「リーダー像」は以上の点から「ついていきたいと思える人間」です。

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三菱商事のインターン内容と日程

三菱商事の「Bussiness Workshop」は、総合職社員・内定者との座談会形式でおこなうインターンシップです。三菱商事の最前線で働く正社員が説明してくれる内容となっています。社員だけではなく、内定者の話も聞くことができるため、就活の参考になるでしょう。

①Business Workshop

「Bussiness Workshop」の実施日は2019年1月20日(日)、2019年1月27日(日)のいずれかを予定としています。大学院生、大学生が対象で学年は不問です。交通費は自己負担となります。

■実施時期
2019年1月20日(日)
9:00-11:00、12:00-14:00、15:10-17:10

2019年1月27日(日)
9:00-11:00、12:00-14:00、15:10-17:10

■参加条件
大学生及び大学院生(学年は問いません)

■開催地
三菱商事 本店

■待遇
交通費は自己負担

  • エントリー〆切:2019年1月7日(月)13時30分
  • 適性検査・ES:不明
  • 面接:不明
  • 合否連絡:不明

三菱商事のインターンの前に理想のリーダー像について考えよう

三菱商事のインターンについてみてきました。「Bussiness Workshop」ですが、過去の選考フローは「プレエントリー→エントリーシート→インターン参加」という形になっているようです。

面接などをクリアするポイントは、「三菱商事が今後成長するには」、「どうして三菱商事を選んだか」、「リーダーとはどういうものか」などを把握しておくことです。しっかりと議論できるか、自分の立位置を把握し、冷静に情報を分析し、事を運ぶことができるのかが問われるようです。しかし、あくまで過去の体験ですので、内容が変わる可能性もあることも視野に入れておきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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