企業研究

【JTインターン研究】実施内容・選考フロー・事業内容がまるわかり!

JTを研究!

JTは、主にたばこや医薬品、食料品を製造販売する会社です。「ひとのときを、想う。JT」というフレーズが印象的なCMを、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。JTは株式会社ですが、財務省所管の特殊会社という形態をとっています。そのため、JTの株式のうち1/3は財務省が保有しています。このことから、国の経世に関わる重要な事業をおこなっている企業だといえるでしょう。

この記事では、JTにおけるインターンの体験内容や待遇についてご紹介します。

※この記事では、過去の実施内容について記載しています。注釈がない場合は2018年度実施の内容です。

JTの基本情報

JTは、1985年に「日本たばこ産業株式会社」として発足しました。法律により、国内で唯一、業としてたばこの製造が認められており、国内の販売シェア率は約60%という高い数字を誇っています。

正式名称:日本たばこ産業株式会社
所在地:東京都港区虎ノ門2-2-1
設立年:1985年
従業員数:7,336人
平均年齢:42.4歳
平均勤続年数:18.5年

JTを企業研究

JTは、これまでさまざまな事業環境の変化に対応してきました。具体的に、グローバル化や構造変革など、時代の変化に合わせた事業に取り組んできました。そのため、多様性を推進し、個性を尊重する社風であることがうかがえます。

また、「JTならではのブランドを、生み出し、育て、高め続けていくこと」を企業の使命として掲げています。このことから、JTには「JTブランドのネームバリューを守りつつ、状況に応じてさまざまに変化していけるような人材」が求められているといえるでしょう。

JTインターンの選考フロー

JTにおけるインターンの選考フローは、エントリー→1次選考→2次選考(面接)→合否判定という流れです。

エントリー後に、設問エントリー・動画エントリー・論文エントリーいずれかの方法でエントリーします。1月4日(金)12:00以降は選択不可となるため気を着けましょう。さらに面接を通過するとインターンに参加できるようです。選考において、遠方から参加される方は、会社側から規定額の交通費が支給されます。

JTのインターンの選考対策

JTは、たばこ事業だけでなく食品事業も展開しているため、食品メーカーで働きたい就活生から人気があります。その分、インターン選考の競争率は高いといえるでしょう。ここでは、JTのインターン選考対策についてみていきます。JTの事業内容を理解したうえで選考に臨みましょう。

ESではガクチカが問われる

JTのインターン選考では、ガクチカが問われます。ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を指します。主に、サークル活動やアルバイトなどについて書く就活生が多いでしょう。企業は、ガクチカを通してその就活生の価値観と、目標達成までの過程で何を学んだのかをみています。

ガクチカは、「部活動で優勝した」など特別なエピソードでなければならないと思われがちですが、そうではありません。結果より、その成果を出すまでの過程に注目されます。そうした課題の乗り越え方を企業で活かせるかどうかを見ていると考えておきましょう。

面接までにたばこ事業について研究しておく

JTの面接は、性格についての質問と、インターンで何を期待しているか、などの質問がされます。堅苦しい雰囲気の面接ではないため、自然体で自分の素直な気持ちを述べると好印象でしょう。

また、JTはたばこをはじめとした嗜好品を扱う企業であるため、たばこに関する質問を出題される可能性もあります。たばこ事業についての研究をしっかりとしてから、面接に臨みましょう。就活生のなかにはたばこを吸わないという人も多いといえますが、喫煙者か非喫煙者かで評価が変わることはないため、正直に事実を述べれば問題ありません。

適職診断でJTとの適性を確かめてください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

診断スタート【無料】

JTインターンの内容と日程

JTでは、年に複数回、大学生や大学院生向けにインターンを開催しています。

年度ごとにより開催時期は不定期ですが、開催される場合は、1シーズンに1回が目安のようです。開催時期や詳細は異なる場合がありますが、どの時期のインターンにおいても、体験内容や待遇は似たような内容になっています。

2018年度におけるJTのインターンは、現役のJT社員や経営幹部から添削やフィードバックがもらえるなど、濃い内容が体験できるようです。

The World without JT

JTの冬期インターンシップは、「15年後までのJTのシナリオを描け」をテーマとして掲げた数日に渡って行われるインターンになっています。 会場も日数によって場所が変わるという、あまり見かけないスタイルをとっているのが特徴です。 主な実施内容は、複数チームに分かれてのビジネスプランの策定や実際に提案をおこなうというものです。 社員によるサポートやフィードバックもあるため、真剣にプラン策定に取り組めるようになっています。

実施時期や参加条件は以下のとおりです。

実施時期:
2019年2月23日~28日

参加条件:
大学または大学院生(学校・学年・学部不問)
全日程参加可能である

開催地:
1~2日目 パディントンベア・キャンプグラウンド@相模湖
3~6日目 JT本社(東京都港区虎ノ門)

待遇:
報酬6万円/人(インターン実施月の翌月末払い)、 参加者全員に交通費支給、2月22日~3月1日の宿泊施設の提供あり

選考の日程は以下のとおりです。

エントリー〆切:2018年12月8日~2019年1月7日 18:00
適性検査・ES:不明(1次選考合否通知は2019年1月10日)
面接:2019年1月17日~20日(予定)
合否連絡:2019年2月23日(土)~28日(木)

【2社合同インターン】1+1(ワンプラ)

1+1(ワンプラ)はJTと有名IT企業であるサイバーエージェントが2社合同で行う形のインターンシップです。 関連する企業同士の合同インターンシップはよく見かけますが、異なる分野の企業同士によるインターンは珍しいといえます。 その分、一回の参加で2つの企業のそれぞれの魅力が分かるインターンといえるでしょう。 主な開催内容は、参加者それぞれが両社の社員からフィードバックを受けつつ、自らサービス立案などをおこなう形となっています。

実施時期や参加条件は以下のとおりです。

実施時期:
2018年12月14日(金)~16日(日)

参加条件:
2020年3月までに大学、大学院を卒業予定の方(既卒可)

開催地:
東京(参加決定者にのみ連絡)

待遇:
交通費全額支給 、宿泊所提供(※遠方の方のみ) 

選考の日程は以下のとおりです。

エントリー〆切:2018年11月15日(木)10:00まで
適性検査・ES:不明
面接:・東京11月16日(金)12:30~14:15 ・東京11月22日(木)10:00~11:45 ・東京11月26日(月)13:00~14:45
合否連絡:不明

事業企画Internship

事業企画Internshipは、数日開催のインターンとなっています。 テーマとして「Take Action!“未来のたばこ”を創り出せ」を掲げており、企業についての理解や事業立ち上げについて、より本格的に踏み込んだ体験をすることができるインターンになっています。 開催内容も事業戦略立案ワークから始まり、その内容を具現化し、プレゼンテーションを行うという内容になっています。 就職後企画立案に関わりたいのであれば、参加する意義があるでしょう。

実施時期や参加条件は以下のとおりです。

実施時期:
2018年12月10日(月)〜12月14日(金)

参加条件:
全大学/大学院の学生 ※喫煙有無は問いませんが、2018年4月1日時点で20歳未満の方は対象外

開催地:
JT本社ビル

待遇:
参加報酬として日当1万円を支給 遠方からの参加者には宿泊先、交通費を用意

選考の日程は以下のとおりです。

エントリー〆切:2018年10月9日(火)~11月4日(日)23:59
適性検査・ES:不明
面接:2018年11月中旬
合否連絡:不明(LINE経由で連絡)

【高専・短大・専門学校向け】1dayインターンシップ/工場見学

このインターンシップは、JTの他のインターンと違い1day開催と非常に短いものになっています。 その分JTの関わるモノ作りに、深い理解を得られるような内容になっているのが特徴です。 開催地も参加者の住まいから最も近いたばこ工場で行われるので、参加が容易な点も嬉しいところです。 開催内容は工場見学と会社概要の説明に加えて、先輩社員との座談会がおこなわれます。あわせて、当日社員からのフィードバックなどもおこなわれる予定です。

実施時期や参加条件は以下のとおりです。

実施時期:
2019年1月14日~2019年5月10日

参加条件:
なし(機械/電気系/情報系の専攻者歓迎)

開催地:
栃木・静岡・京都

待遇:
学校・工場間の往復交通費の支払いあり(旅費受領確認のため印鑑持参)

選考の日程は以下のとおりです。

エントリー〆切:2019年4月23日
適性検査・ES:不明
面接:不明
合否連絡:不明

JTのインターンでたばこ業界について研究しよう

JTは、年に複数回、同じような内容のインターンを実施していることが分かりました。主に、大学生や大学院生を中心に募集していますが、学年や学部が不問であるため比較的参加しやすい条件となっています。また、交通費や宿泊費の支給があったり、報酬があるのも人気が高い理由のひとつです。

インターンは、企業の経営状態や今後の将来性などを考慮した提案が求められるため、優れた思考力や推察力が問われる内容だといえるでしょう。また、東京の本社で開催されるため、実際の職場の雰囲気を知ることができ、就職の際の参考にするいい機会となります。JTのインターンへの参加を検討する際は、この記事で紹介した情報を参考にしてみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ