面接対策
【正社員面接の質問例7選】採用担当者が見ているポイントも紹介
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目次
憂鬱な面接も質問の傾向と本質を掴んで対策する
就活において面接は避けては通れないものですが、緊張やプレッシャーは大きなものですし、何を聞かれるかわからないために、憂鬱だと感じてしまう人も多いかもしれません。しかし、面接官がどのような質問をしてくるかという傾向や、その質問を通して就活生の何を知ろうとしているのかという、質問そのものの本質さえ掴んでしまえれば、何も恐れることはありません。
ですので、まずは質問そのものについて詳しく考えていくことに意味があると考えましょう。面接における質問には、必ず一定の傾向があります。それはどの企業においても大差ないため、自然ととるべき対策もある程度定まっていくといえるでしょう。また、問われる本質においても同じことがいえます。企業は数多くあれど、面接の根本的な部分は繋がっているのです。
正社員面接でよくある質問例7選
①自己紹介
②志望動機
③自己PR
④学生時代に力をいれたこと
⑤長所・短所
⑥将来のビジョン
⑦逆質問
就活の面接には頻出の質問があり、業界や企業に関係なく、上記の7つは特に聞かれやすいため対策が必要です。
頻出の質問の対策をしておくことで、面接はスムーズに進めやすくなり、高評価も獲得しやすくなるでしょう。ここでは、よくある質問に回答する際のポイントについてみていきます。
①自己紹介
○○大学経済学部から参りました、○○と申します。大学では地域経済について学んでおり、フィールドワークとして全国各地を回りました。フィールドワークを通じて身に着けた、行動力とコミュニケーション能力が私の強みです。
面接ではこれまでに培ってきたものを全部アピールしたいと思いますので、本日は何卒よろしくお願いします。
自己紹介では、大学・学部・学科名や氏名は必須であり、これらは絶対に外してはいけません。これらの基本情報から始め、次に自分のことについて言及することが大切です。ただし、ここで全てを話してしまうのはよくありません。
自己紹介はあくまで紹介のため、伝えたい内容は端的にして、後で深掘りした質問をしてもらえるよう布石を打つイメージを持っておきましょう。
②志望動機
多くの人を笑顔にできるお菓子を、広く流通させることで人々を幸せにしたいと思い食品業界を志しました。物心ついた時に初めて食べたのが御社の○○というお菓子で、今でも疲れた時に食べることが多いです。お菓子を食べると疲れも吹き飛び、嫌なことがあってもすぐに忘れられます。
幸せになれる食品を広く販売して、少しでも多くの人にお菓子を食べる喜びを知ってもらいたいと考えています。大学時代に部活動で培った忍耐力を活かし、御社では粘り強い営業をして、多くの販売スペースを勝ち取り、利益に貢献したいです。
志望動機は、なぜその業界か、その企業かを明確にすることが大切です。志望先に選んだ理由を明確にした上で、その企業で自分がいかに活躍できるかを述べ、採用メリットの高さを提示しましょう。
③自己PR
私は継続力があり、目標に向かって諦めずに努力することができます。大学時代は剣道部に所属しており、入部時のテストで順位は最下位でした。高校時代は部内でトップだったため悔しく、卒業するまでに絶対1位になることを目標に、練習に取り組みました。私は小手打ちが苦手だったため、それを課題にし、毎日千本の素振りを欠かしませんでした。
懸命に練習に取り組んだ結果、最後の部内の紅白戦で全勝し、1位の成績を収めることができました。御社でも目標を立てて業務に取り組み、辛くても投げ出さずに努力を続けることで少しずつ目標の達成に近づき、利益に貢献したいと思います。
自己PRは自分のよい点を提示するだけではなく、それがいかに企業の利益に繋がるかを述べることが大切です。企業が求める人材像に合わせてアピール内容を決めることが、評価されるための重要ポイントといえるでしょう。
④学生時代に力をいれたこと
学生時代はアルバイトに精を出しました。大学入学時から今でも続けているパン屋のアルバイトは、朝4時から始まります。私は朝が弱いことを克服したいと思い、あえて厳しい環境で働くことを決め、結果的に4年間無遅刻無欠勤で勤められています。また、創作パンにも挑戦しています。
日々新しい商品の開発を目指し、実際に商品化してヒットしたものもあります。アルバイトでは難しいことでも挑戦する大切さを学びましたので、御社でもチャレンジ精神を大切にして、困難なことにも積極的に挑戦して活躍したいと考えています。
学生時代に頑張ったことは、アルバイトだけではなく部活動やサークル活動、ゼミでの研究、その他課外活動や趣味なども題材にできます。重要なのは活動を通して成長があったこと、それが企業での仕事に繋がることです。
⑤長所・短所
長所は好奇心旺盛なところであり、少しでも興味が湧いたものは、新しいことでも恐れずにチャレンジできます。どんどん新しいことに挑戦することで、多くの人と交流を持つことができました。反対に長所は飽き性なところであり、新しいことに目移りし、中途半端に投げ出した趣味も多数あります。
何事も中途半端に終わらせるのはよくないと思い、何でも一定のレベルに達するまでは、とりあえず続ける努力をするようにしています。今後も続ける努力を惜しまず、継続力を身につけて短所を克服したいと考えています。
長所と短所はお互いにリンクしていることが大切であり、これらが矛盾しないようにしましょう。また、短所はただ述べるだけで終わらず、どのように改善を目指しているかも伝えることが大切です。
⑥将来のビジョン
まずは営業職として働き、現場でのスキルやノウハウを身につけたいと思います。また、実際にクライアントと関わることで、相手が何を求めるのかを知り、多彩な知識を身につけた上でゆくゆくはマーケティング職で働きたいと考えています。
マーケティング職では御社の代表作である○○のような企画を生み、○○を超えるような大ヒット作を出して、御社の新たな看板を作りたいと考えています。そのためにも、まずは営業で下積みをし、地力をつけることが当面の目標です。
将来のビジョンを語る際には、数年後の大きな目標と、入社してすぐの小さな目標の2つを提示することが大切です。小さな目標を達成していった先に、大きな目標の達成に繋がるとリンクさせることで、よりビジョンは明確に伝わりやすくなります。
⑦逆質問
・御社で活躍する人に共通する特徴はありますか
・仕事をしていてもっともやりがいを感じるのはどのような瞬間ですか
・○○分野に進出するというお話を伺いましたが、具体的にはどのような方策をお考えですか
・就職するにあたって、身につけておくべきスキルや知識はありますか
逆質問は就職に関係すること、就職意欲をアピールできることを聞くようにしましょう。仕事に関係しないことや、調べてすぐに分かることを聞いてしまうと、マイナスの印象を与えてしまいます。また、質問なしも意欲が低いとみなされるため、必ず何かをひとつは質問することが大切です。面接中に気になったことを聞いても構わないため、質問なしで終わらないようにしましょう。
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よくある面接の質問から面接官は何をみているのか
実際に面接の場数を踏んでいく中で、何度も似たような質問をされることがあると思います。また、こういった質問がよくされる、といった例が色々なところで紹介されているのを目にする機会もあるでしょう。
ひとつの企業だけではなく多くの企業でされる質問ということは、社会人として働く上で必要な「何か」を持っているか知るための質問なのだということを覚えておいてください。ここでは、質問から面接官が何をみているのかを紹介します。
コミュ力と性格とストレス耐性を見る
コミュニケーション能力は社会人にとって重要なもののひとつですから、面接官は特に注目しています。実際に話している中で、細かくチェックされているということを意識してください。また、就活生の強みを聞くことから、性格を判断するという方法を使う場合もあります。一番わかりやすいのは、苦手なタイプと、その人たちとの付き合い方、そして挫折した時の対処法から、ストレス耐性を見るという質問の仕方です。
企業はストレス耐性のある就活生を求めていますから、苦手な人とうまく付き合うことができて、かつ、挫折や苦境に陥った時にめげずに立ち向かうか、上手く困難を乗り越えることができる人材を見極めようとしています。ここで自分がストレスに強いということをアピールすることができれば、周囲からは頭一つ抜け出たといえるでしょう。
実務レベルを見る
人となりがどれだけ良くても、実際に働くことが全くできない人を採用するわけにはいきません。企業はもちろんそのチェックも疎かにしてはいないため、それに関してもきちんと質問をしてきます。実際の仕事に役立てそうなPCのスキルや、特殊な技能が必要な業種であれば、資格の取得状況なども面接で聞かれることになります。
特に最近では、TOEICのスコアを聞かれて、そこから話を広げられる場合もあるため、TOEIC高得点が必須な企業を受ける人は要注意です。
また、PCスキルに関しては、MOSを取得しておくのがオススメです。もちろんそれ以上の難易度の高い資格が求められる業種であれば、どんどん上位スキルに挑戦してもよいでしょう。ただし、一般的な企業であればMOSがあれば十分といえます。
志望度と意欲と向上心を見る
面接で肝となるのが志望度です。同じくらいのレベルの人がいれば、企業は当然志望度が高い人を採用するわけですから、就活生としては志望度のアピールは何としてもしておきたいところです。まずは応募した理由から話すのがよいでしょう。企業理念に共感した、業務内容に興味を持ったなど、企業研究をしてきた上でさまざまな理由が見つかっているはずです。
どうしてその企業でなければならなかったのかということを、なるべく具体的に話してください。入社してからこうなりたい、こんな風に働きたいという向上心や意欲を伝えるのもよいでしょう。また、そういったことを話す合間にその企業のことを調べてきたということを匂わせられればベストです。これは事前に考えておかなければいけないので、あらかじめ準備しておきましょう。
正社員として入社するための面接の質問への答え方
面接における質問に答えるためには、気をつけておくべきポイントや、事前にしておかなくてはならないことがあります。当日その場でいきなり答えようとしても、面接官にいいたいことは伝わりません。採用されるための答え方をするためには、きちんと面接官の質問の意図を汲み取らなければならないのです。
面接官は何気ない質問からこちらの本質を知ろうとしています。では、どうすれば正しく答えられるのか、どのようなことに気をつけて答えていけばいいのかについて、ご説明していきます。
「あなた」と「能力」に関する内容は盛り過ぎない
自分自身について聞かれた場合、または自分が持っているスキルなどについて聞かれた場合は、自分のよさを売り込む最大のチャンスですが、誇張しすぎないようにしましょう。あまり派手にいい過ぎると、面接官に不信感を抱かれてしまいます。それだけではなく、深く突っ込んで聞かれた時に答えられなかったりして、墓穴を掘ってしまうこともあるかもしれません。
大げさにいうと悪印象を与えてしまうため、面接の場では控えた方がよいでしょう。自分はこんなにも優れている、とひけらかしているように取られてしまう可能性があります。しかし、過大評価が良くないからといって、過小評価するのは避けるべきです。謙遜しすぎるのはやめましょう。あくまでも事実だけを述べるようにしてください。
「当社」に関する内容は入念な下調べが必須
自分が受ける企業についての研究はきちんとしておきましょう。どのような質問をされても答えられるように、企業のHPやパンフレットなどは最低限読み込んでおいてください。その上で、企業の魅力も語れるのであればなおよいといえます。面接官は、企業研究をしてきていない「就活生=志望度が低い就活生である」と判断してしまいますから、企業研究をしていないのは大問題です。
面接の前日まで、できれば企業研究ノートなどを読み返し、内容を暗記するくらいの気持ちで頭に入れておきましょう。また、企業研究は逆質問の際にも役立てることができます。こちらからの質問の際に、現在抱えている課題など、企業に関する質問をすることができるからです。
全ての回答内容に整合性を持たせる
自分が面接の間に何を話しているかについて、なるべく冷静になって覚えておきましょう。焦る気持ちもあるかもしれませんが、落ち着いて矛盾点が出ないように検証していってください。大切なのは、回答が一貫性を持っているかどうかです。
「さっきと言っていたことが違うな」と思われてしまったりすると、嘘を吐いているのではないかと疑われてしまいます。そこを指摘されるとどうしても慌ててしまいますから、とにかく矛盾しないことを第一に考えてください。
さまざまな質問を投げかけられて、混乱して思っていることと違った答えをいってしまうというケースもあるかも知れません。そのような場合は矛盾が起きてしまうでしょう。そうならないよう、ひとつひとつの答えは多少時間がかかってもいいので、ゆっくりと丁寧に答えていきましょう。
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答えにくい質問への回答方法とは
面接官が投げかけてくる質問の中には、特に答えにくいものもあると思います。そういったものにぶつかった時は、まずその質問の意図を考えてください。面接官は意味もなくその質問をしているわけではないので、根底にある「聞きたいこと」はもっとシンプルなはずなのです。
それさえ見抜いてしまえば、回答はグンとしやすくなります。答えにくいと感じてしまうのは、その聞き方が漠然としていたり、抽象的だったりするから、というだけの理由なのです。
自分を何かに例える質問は自身を客観視する
「自分を動物に例えると?」や「自分を文房具に例えると?」などといった、自分を何かに例えると何に当てはまるかという質問は、自分自身を客観視することがカギです。「自分は他の人から見たらどのような立ち位置で、いつもどのような役割を担っているのだろう?」といった風に、第三者の視点から自分自身をみて、考えてください。
そこで大事になってくるのが、自己分析の結果です。自己分析では、自分がどういった人間であるかを徹底的に追及したはずです。それをここで活かすことになります。。自分自身のことは、案外よくわかっていないものです。それを就活序盤で分析しておくことで、こういった質問に対処することができるようになります。このような質問が苦手だという人は、ぜひ自己分析を見直してみてください。
はっきり答えにくいと回答しても大丈夫
どうしても答えられないことや、答えなくていいような不要なことは、はっきりと「答えにくいです」と回答しても大丈夫です。もちろん重要なこと、採用に直接関係してくるようなことなどは答えなければなりませんが、そうではないことや、絶対にわからないようなことなどには、無理に答える必要はありません。
「答えられません」を連発するのは心証を悪くしてしまうのではないかと心配になってしまうかもしれませんが、それは面接官の質問のタイミングが悪かったというだけのことなので、自分自身の失態ではありません。あまり気に病むことではないので、引きずることがないようにしましょう。
答えにくいことを無理に答えようとして妙な回答をしてしまうよりも、はっきりと答えられない旨を伝える方が回答としては正解です。
正社員面接にふさわしい服装と髪型
アルバイトの面接と違って、正社員の面接では服装や髪型にもこだわらなければなりません。身だしなみは評価の中でも大きなウエイトを占めており、どれだけ受け答えが完璧でも、見た目の印象が悪いとそれだけで不合格になることもあります。
また、身だしなみができていないと第一印象が悪くなり、マイナス評価にもなりやすいです。反面きちんとできていると、第一印象で好印象を与え、有利に働きやすくなるため、身だしなみのポイントは正確に把握しておきましょう。
リクルートスーツで清潔感のある服装を心がける
特別な指定がない限り、就活時の服装はスーツ着用が基本です。スーツなら何でもよいわけではなく、学生らしくフォーマルなリクルートスーツを選びましょう。リクルートスーツは単に着ているだけで評価されるわけではなく、正しい着こなしができているかどうかも重要です。
ジャケットやシャツ、ズボン、ネクタイの色や柄、小物の色使いや素材なども見られています。派手なものは就活に相応しくないため、避けるようにしましょう。また、ボタンはきちんと留められているか、ネクタイは締まっているか、シャツが出ていないかといった、基本的な部分もチェックされているため注意が必要です。
さらに細かい部分だと、服のしわや汚れ、臭いなどもチェックされているため、細部までチェックして、清潔感があるか確認しておきましょう。
髪が顔にかからないように注意する
髪型は男女ともに顔のパーツをすべて出すことがポイントです。特に意識したいのは、髪が顔にかからないことです。前髪を上げたり、横に流したりしてすっきりとした印象を持たせましょう。
女性の場合はヘアゴムやヘアピンを使って髪をまとめることも可能です。この時使用するのは、黒色や茶色で無地の目立たないアイテムにしましょう。女性はきれいにまとめるならロングヘア―でも問題ありませんが、男性の場合は基本的に短髪が望ましいです。
髪がかからないよう意識するほか、耳周りや襟足などを短くすると、全体的にすっきりと見えやすく、清潔感もアピールしやすいでしょう。髪色は男女ともに黒色が望ましく、染める場合でも限りなく黒に近い茶色程度までに抑える必要があります。
正社員面接では質問への回答を事前に用意しよう
面接時の質問は、ある程度パターンが決まっています。その傾向と、面接官が本当は何を聞きたいのかということだけに絞って対策を練れば、攻略するのはそれほど難しいことはありません。質問に対する回答テンプレをあらかじめいくつか用意しておいて、本番ではそれを適宜改良して使えるようにしておきましょう。
面接は誰でも緊張するものです。そして、それを少しでも軽減するためには事前の準備が何よりも大切です。「自分はどのような質問をされてもこう答える用意ができているから大丈夫」と思うことができれば緊張も和らぐでしょう。特に力を入れたいと思っている面接の場合には、力を入れて回答テンプレを作り込んでから本番に臨みましょう。緊張しがちだという人には、事前の準備が何よりも有効なのです。