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就活前に「やるべきこと」とは|内定を勝ちとるための10選を紹介
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目次
就活前にやるべきことはある
就活前とは、企業の採用選考が始まる前、具体的な企業の書類選考や面接試験を受け始める前の時期を指します。多くの就活生は、ウェブサイトやメール、パンフレットなどで就活に関する情報を身近なところで目にし始め、「そろそろ企業研究でもしようかな」と重い腰を上げるでしょう。
そのような時期から、すでに就活本番に向けて動き出している人たちが実はいます。企業の採用選考が始まる日時は、全員にとって同じであり平等です。つまり、ライバルたちよりも早く行動を起こし始めれば、その時点で一歩も二歩もリードできるかもしれないのです。
実際に、就活前にやっておくべきこと、やれることはいくつもあります。この記事では、ライバルたちに差をつけるための行動を紹介していきますので、ぜひ参考にして就活を有利に進めてください。
押さえておくべき就活スケジュール
就活を始める大前提として、就活全体のスケジュールw押さえておきましょう。就活に限ったことではありませんが目標を達成するためには、スケジュールを把握し、そこから逆算して現在やるべきことを見つけていくことが大切です。ここでは、2019年卒の就活スケジュールを例にとってみましょう。
1つ目に押さえておきたいことは、3月に企業説明会が解禁されるということです。つまり、この時期までには自己分析や業界研究がしっかりとできている必要があります。そうでないと、どの企業の説明会に行くかすら決められないということになりかねません。次に、6月から企業の面接などの採用選考が解禁されることも押さえておきたい点です。実際には、6月より前に内々定がでるケースも多くあります。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
就活前にやるべきこと10
自分の将来をきちんと考えている人ほど、就活の時期が来る前からすでに動き出しています。早い時期から行動を起こせば、それだけ時間にも気持ちにも余裕を持って本番を迎えられるためです。
それでは、何から始めていけばライバルたちに差をつけ、この先就活を上手く進めていくことができるのかを具体的に見ていきます。一つ一つがどれも大切なものばかりなので、バランスよく取り入れて実践し、自分の気持ちが向く方向をよく確かめながら将来を模索していってください。
①自己分析をする
自分の将来を考え、この先どの道へ進んでいくのかを決めていくにあたって、自己分析は欠かせません。自分はこれからどうやって生きていくのか、生きていきたいのか。そのヒントは、自分が今までやってきたことの中にあるかもしれませんし、これから出会う情報の中から見つかるかもしれません。
自己分析を行うためには、自分の気持ちに素直になる必要があります。人から聞いた情報に傾きすぎたり、あまり深く考えずにただただ時流にのったままでいたりすると、後々になって悔やむことになります。先入観を持ち過ぎずにさまざまな角度から自分を見つめ直して、進むべき方向を定めていってください。
②業界研究をする
就活までにやるべきことの2つ目は、業界研究です。業界は、18種類に「建設業」「漁業」と大別されています。業種、企業としっかり区別しておきましょう。なぜ、業界研究が大切かというと、世の中には数え切れないほどの企業があります。
まず自分が入りたい企業を探す時には、その中から数社あるいは数十社を選ばなければなりません。その時、ある程度志望する業界が決まっていると、このプロセスが非常に楽になります。そのため、自分がまず受けたい企業を絞り込むために業界研究をしましょう。この時大切なことは、先入観を捨てて多くの業界を調べることです。なぜなら、あなたの思っているイメージとは異なる業界がある可能性も高いためです。
③受けたい企業を念入りに研究する
就活が本格化する時期よりも前から、働いてみたい業界や企業が漠然と決まっている人もいるかもしれません。まずは、選考を受けてみたい企業のホームページなどで詳しい情報を集めたり、その企業が属する業界について詳しく研究してみてください。その企業の雰囲気や、どのような人材が活躍しているのかを何となく感じておきましょう。
業界選びや企業研究は全てこれからという人は、自己分析を進めながら、自分がどの方向に熱意を向けられそうかをよく感じ取りましょう。その上で、さまざまな企業の情報に触れて見てください 。
研究を進めていくにつれて、「やっぱりこの業界に魅力を感じる」、「この企業は想像していたような環境ではないかもしれない」など、新しい価値観を発見することができます。このことが就活の幅を広げるきっかけになることも多々あるのです。
④エージェントの情報収集
新卒にとって、就職活動は体験したことのない初めてのことです。そのため、企業のことや実際に働いてからのイメージを簡単には持つことができないでしょう。
そんな時、頼りになるのが新卒のエージェントの存在です。新卒エージェントとは、大学生が就職活動をするにあたり、悩み相談から企業への内定までをサポートしてくれる存在です。無料のものもあるので活用をおすすめします。
⑤就活で有利になる資格を取る
就活ではさまざまな場面で自分をPRしなければなりません。ライバルたちとは異なった自分にしかない才能や能力を書類上や面接の場で少しでもアピールできれば、大事な場面でライバルより半歩だけでもリードを取ることができるかもしれません。そのための手段の一つが、資格を取るということです。
自分が勤めたいと考えている企業では、どのような資格を持った人材が活躍できるのか。このことを就活前からしっかりとチェックし、役に立つ資格の取得を目指してください。また、企業を選ばず役立てることができる事務系やパソコン系の資格も多く存在します。
これらの資格は持っていると今後どこかの場面で役に立つことはもちろん、就活の場においては、より会社の戦力になりそうな人材だと思ってもらうことができるでしょう。良い結果へと繋がる可能性が高まりますので、もし余裕があれば資格の取得もおすすめです。
⑥就活経験者から経験談を聞く
「ライバルたちよりも早めに動き出して就活を有利に進める」と意気込んだはいいものの、今までに経験したことがないために具体的に何からすれば良いのか迷ってしまうことがあると思います。そんな時は、就活をすでに経験した人にアドバイスをもらうのも一つの手です。就活を始める前に経験者から色々と聞いておくことで、しなくてもよいこと、するべきことがわかり、無駄な行動をなくして効率的に準備を進めることができます。
また、指導してくれたり相談ができる経験者が側にいてくれるという安心感から、就活を行なっている間、終始スムーズにものごとが進む可能性が高まります。特に、自分が受けてみようと考えている業界や企業のOBを訪問して、書類選考や面接試験に関するアドバイスをもらうことは、かなりのアドバンテージになるでしょう。
⑦必要経費の確保
就職活動を始める前には、必要経費を確保しておきましょう。リクルート用にスーツを買うならその費用も必要ですし、カバンなども新調すると少なくない金額が必要になります。また、就活でかさんでしまう費用はは交通費です。
都心や、大阪や名古屋、福岡の中心地に住んでいる就活生はまだ、この費用は抑えることができますが、中心部から離れている場合かなりの交通費がかかってしまいます。費用面が大変な例として、大阪在住の就活生が東京の企業説明会に出向くといった場合など考えられます。面接も役員面接や、最終面接は交通費が支給される場合もありますが、企業説明会や初期段階の面接では支給されないことがほとんどです。
⑧インターンシップに参加する
インターンシップに参加することは、今後の就職活動を進めておく上でかなりのメリットがあるでしょう。夏休みなどの長期休暇を使って1week以上のインターンシップに参加するのが一般的です。1week 程度の短期インターンに参加するメリットは、実際にどのように社会に出たら働くのかということをを知ったり体験できたりすることです。
インターンを通して、その業界や企業とマッチしているかどうかを知ることができるのは非常に大きなメリットです。その他入社後、短い期間で退職する主な理由である、イメージとのギャップを埋めることができます。また、インターンに参加した企業と別の企業を比較できるというのも大きなメリットでしょう。
あなたにぴったりな職業は〇〇です。
適職診断はもう試しましたでしょうか?就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
3年の6月にインターンシップをする人が多い
先ほど、夏休みなどの長期休暇を利用してインターンシップをする人が多いと説明しましたが、そのほかには3年の6月にインターンシップをする人が多いようです。具体的には、サマーインターンに参加する準備期間として6月を過ごす3年生がいます。7月から始まるサマーインターンへ向けた自己分析や業界研究、エントリーシートの準備などが挙げられます。
サマーインターンは、実際に仕事を体験できるということがもたらすメリットに注目しましょう。それは、社会人ならではの言葉遣いや不振る舞いが身につくというメリットです。これは、学生同士で過ごす時間では絶対に身に付けることのできないものです。6月を有意義に過ごすことで、今後の就職活動をスムーズに進めることができます。
⑨筆記試験の対策
就活生が直面する困難の1つに、SPIに代表される筆記試験があります。筆記試験は、能力検査と性格検査の2種類があります。多くの就活生が苦労する能力検査はさらに「言語」「非言語」の2つに分かれています。どちらも社会人になるための基本的な能力を確認するためのものです。
言語分野では、語彙力や読解力が問われます。非言語分野では、基本的な計算力や論理的な思考力が問われます。特に、非言語分野では早めの対策が必要です。なぜなら、ある程度問題がパターン化されているので、能力試験特有の解き方や考え方を早めに理解しておくことで、高得点を狙うことができるようになるからです。4年の春から焦って勉強を始める人が多いですが、しっかりと早めに準備し始めましょう。
就活対策の書籍購入も有効
就活対策の書籍購入を購入することも有効です。就職活動が、全てうまくいっているときはいいのですが、うまくいかないときは、メンタリ的にもネガティブなことがおきます。
このような時に、あなたが就活を進めていく上で指針のような役割を果たしてくれる就活対策の書籍を手元に置いていることは重要です。あなたの支えになってくれるような本を繰り返し読み込むことで、あなたが今やるべきことが分かるでしょう。他方、就活の対策を全くしてこなくて何をしたらいいのかわからないという人は、とりあえず就活対策の本を一冊買うところから初めてみることもおすすめです。とにかく、本を読んでみてそれを元にしてアクションを起こすことが大切です。
おすすめの対策本を紹介
ここからは、おすすめの対策本を紹介していきます。ご存知のかたもいるかもしれませんが、「絶対内定」という本は就職活動におけるバイブルになりうる書籍であるため、どの本を買おうか悩んでいるのであれば手に取ってみることをおすすめします。
この本の長所は、最新の採用動向が書かれているのはもちろんのこと、自己分析に多くのページ数を割いているところです。自己分析は就職活動を進めていくうえで必要なため、この本を読んて自分を見つめ直しましょう。次におすすめなのが、「これが本当のSPI3テストセンターだ! 」です。この本は、SPIの対策にはもってこいの良著です。この本を繰り返し解くことで、SPI試験がどういうもので、SPI特有の解法などもしっかり理解できるでしょう。
⑩中小企業の選考を受ける
中小企業の選考を受けることは、いくつかの点で有益です。例えば、経団連に加入していない企業は早めに選考をしていることもあるということはその1つです。中小企業の中には、4月くらいから面接試験を始めることもあります。ここで面接に慣れておくことで、その後の本命企業を受ける際に緊張感が減少されたり、面接の対策になったりもなります。
このような点から、本命1本に絞るのではなく、中小企業の選考を受けることもおすすめなのです。
今すぐに出来ることは
就活を開始してさまざまな企業の採用選考に参加し始めると、途端に手帳が真っ黒になるくらいに忙しくなってきます。就活では毎日色々な場所に足を運ばなければならないので、それだけでも結構な時間を割かなければならなくなるでしょう。
これに加えて学生なら普段の授業にも出席して、きちんと卒業を目指さなければなりません。そんな中でも、ライバルたちよりも一歩前に進むためにできることがあります。ぜひ参考にして、就活本番を準備万端で迎えられるようにしてください。
「to doリスト」を作成する
やるべきことが多くなってくると、そのうち全てには気が回らなくなってしまい、学校で単位を落としてしまうことや、企業に迷惑をかけてしまうことに繋がる可能性が出てきます。そのような事態になる前に、スケジュールアプリやメモ帳、手帳などを用いて「to doリスト」を作成することがおすすめです。
「to doリスト」は、日程順にやるべき作業や予定を箇条書きにして、いつまでに何をこなせばよいのかが一目でわかるように作成します。忙しい中でも上手くスケジュールをこなしていく人は、こういった細かい工夫を疎かにせずに重ねていくことで、常に余裕をもった状態で行動します。就活本番で良い結果を出すために、就活準備期間に「to doリスト」を作成しておきましょう。
優先順位をつけて出来ることから始める
「to doリスト」を作成することは大切ですが、そもそも予定を詰め込み過ぎていては埒があきません。やることを増やし過ぎると、何が重要で何を後回しにしてもよいのか整理ができなくなってしまいます。インターネット上での情報収集が主となっている今、自分に必要な情報量を超えた情報が望んでいなくとも入ってきます。
就活について考え始めたばかりの頃であればなおさら、それらの情報に優先順位をつけることは難しいかもしれません。そんな時は、少し冷静になって今の自分はどの地点に立っているのかを考えれば、どれが必要な情報で何を優先してこなしていけばよいのかがわかってくるでしょう。「to doリスト」を上手く利用し、優先順位をつけてできることからこなしていってください。
就活前はやるべきことをこなしライバルに差をつけよう
就活前は、就活開始後よりも比較的、これからの計画を立てられるだけの時間の余裕があるでしょう。まずは自己分析から始めてみましょう。自分はどのような考えを持った人間かを改めて知ることで、履歴書やエントリーシートを記入し始めることができます。何の資格試験に挑戦して、どの業界を研究し、どの企業の説明会を回ればよいかがわかり、自分の進む道が見えてきます。
ここまでは全て、就活生として企業を回り始める前からできることです。これだけのことを徐々にでも進めていくことができれば、学校の授業や部活動で時間を取られても焦らずに済み、自分の将来についても余裕を持って考えることができます。近いうちに同じ土俵に上がることになるライバルたちに差をつけておくために、就活前からできることをしておきましょう。