内定について

【就活で内定がもらえる時期】早くもらえる業界やもらう方法を大公開

就活は内定がもらえる時期を把握して対策をする

就活をスムーズに進めていくためには、内定がもらえる時期についてを知っておく必要があります。就活では企業から内定をもらうことがひとまずのゴールですが、内定がもらえる時期は業界や企業によって異なっています。早めに内定を出す業界もあれば、内定を出すのが遅い業界もありますし、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。

内定がもらえる時期を知っておかなければ、いつまでも内定がもらえず不安を感じてしまうこともあります。また、焦りを感じて失敗してしまう可能性もあるでしょう。内定がもらえる時期を知っておけば、必要以上に不安を感じる必要もありません。

業界ごとの内定がもらえる時期や特徴の違いなどを理解して、就活をスムーズに進めていきましょう。

内定と内々定の違いについては、以下の記事を参考にしましょう。

就活で内定がもらえる時期は毎年違う

内定がもらえる時期は実は毎年違っています。内定がもらえる時期は変動しますので、その年ごとの特徴を理解しておくことが大切です。

内定がもらえる時期は毎年変わりますが、それでもある程度の傾向は共通していますし、内定をもらう就活生が多い時期は決まっています。内定がもらえる時期が変わる理由を知り、いつが最も内定が多く出るのかを知っていきましょう。

就活のスケジュールについては、以下の記事を参考にしましょう。

内定の時期が毎年違う理由

内定の時期が毎年違う理由としては、経団連の取り決めによるものが考えられます。2016年以降、経団連の定める就活スケジュールは3年生の3月から就活解禁、4年生の6月から選考解禁、4年生の10月以降に内定解禁でした。2018年には、「採用選考に関する指針」を廃止し、政府主導で就活スケジュールを維持すると発表しています。2019年には経団連と大学が、新卒学生の通年採用を拡大することで合意するなどの動きもありました。

また、企業によっても前年の人材獲得状況などから判断して、内定を出す時期を早めたり、遅めたりすることがあります。経団連の取り決めだけではなく、企業ごとにも内定を出す時期は違いますので、それぞれの年ごとの傾向を知ることが大切です。

以下の記事では、秋・冬採用で内定を獲得する方法について解説しています。9月から募集をおこなっている企業もあるため、就活の参考にしてください。

内定をもらう就活生が多い時期

内定をもらう就活生が多い時期としては4~8月が挙げられます。経団連の「採用活動に関する指針」において、就活の広報活動開始は卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、選考活動開始は卒業・修了年度の6月1日以降ですが、3月の就活の解禁と同時に選考を開始する企業は多く、他の企業よりも早く人材を確保しようと急いで内定を出す企業は多いです。そのため、就活解禁から間もない4月に内定が集中し、経団連加盟企業の選考を間近に控えた5月はさらに内定が集中する傾向にあります。

経団連の指針では面接の解禁は6月からですが、経団連に加盟しているのは大企業がほとんどです。大企業から内定が出れば、多くの学生はそちらに流れてしまいますし、人材の囲い込みをおこなうために、5月には中小企業で内定が集中する傾向にあります。6月以降は通常通り面接が順次スタートしていきますし、以降も内定を出す企業は多いです。

就活の内定率については、以下の記事にて解説しています。

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内定を出す時期が早い業界の特徴

内定がもらえる時期は毎年変わりますが、例年内定を出すのが早い業界もあります。内定の早い業界を志望するのであれば、早めに準備しておかなければなりませんし、準備をしていなければ選考を受けることすらできません。

内定がもらえる時期を知ることは、選考がおこなわれる時期を知ることでもあります。内定を出すのが早い業界にはいくつかの特徴がありますので、それらも併せて知っておきましょう。

内定がなかなかもらえないという人は、以下の記事も参考にしてみましょう。

外資系企業は優秀な人材を早めに確保しようとしている

さまざまな企業から内定が出たとしても、就活生が内定を承諾できるのは1社だけです。内定を承諾したからといって、後から辞退できないわけではありませんが、1度承諾してしまえばそのまま就職するケースは多いです。

他の企業に優秀な人材を取られないように早めに内定を出す企業は多く、外資系企業などがそれに該当します。外資系企業は、大学3年生の10月あたりから選考が始まり、年内には内定が出ていることも少なくありません。実力主義を採用している企業も多く、インターンからそのまま内定につながることもありますので、内定時期は非常に早いといえます。

以下の記事では、外資系企業など人気の就職先を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

マスコミ業界は選考の時期が早い

選考時期が早い業界としては、マスコミ業界が挙げられ、テレビ局などは就活解禁日の3月からすぐに選考が始まることも多いです。就活解禁と同時にすぐにエントリーし、選考を受けていかなければなりませんので、素早く行動して対策を進めておかなければなりません。

またテレビ局に限らず、マスコミ業界は全体的に選考時期が早い傾向にあり、経団連の指針の6月以前に内定を出す企業も多いです。マスコミ業界を志すのであれば、早めから準備を進めておくことが大切です。選考時期が早いだけではなく、就活難易度自体も高い企業が多いため対策をしておきましょう。

ベンチャー企業は内定辞退を見越した採用をおこなう

ベンチャー企業は内定を出しても辞退者が多く、予定人数に達しないことが多いため早めに内定を出し人材の確保を図っています。ベンチャー企業はこれまでにない商品やサービスなどを打ち出し、勢いのある魅力的な企業が多いですが、反面安定性に欠ける部分があります。

企業としての成長が著しく、従業員の待遇がいいなど、さまざまな魅力がありますが、実際に就職するとなれば、安定性などの理由で内定を辞退する人は多いです。企業では採用予定人数が決まっていますが、辞退者が出たり、そもそも応募者が少なければ予定人数に達しないこともあります。それを見越して、早めに内定を出しているのです。

以下の記事ではベンチャー企業について詳しく解説しています。ベンチャー企業への就職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

内定を出す時期が遅い業界

内定を出す時期が早い業界もあれば、反対に遅い業界もあります。「内定を出すのが遅い=選考時期も遅い」ことになりますが、選考まで時間があるからといって油断は禁物です。

内定を出すのが遅いからといって、選考が簡単なわけではありませんし、そこで内定を逃してしまうと、他の業界、企業に挑戦できなくなる可能性もあります。内定時期が遅くても油断は禁物ですので、どんな業界が内定を出すのが遅いのかを知り、気を引き締めて就活に取り組みましょう。

就活のタイミングや必要な準備については、以下の記事も参考にしてみましょう。

アパレル業界

内定を出す時期が遅い業界としては、アパレル業界が挙げられます。アパレル業界内の企業によっても内定時期は異なりますが、基本的には面接解禁の6月以降からの選考となることが多いです。10月1日には内定式を予定している企業も多いですが、アパレル業界は9月のぎりぎりまで内定が出ないこともあり、場合によっては10月以降になることもあります

内定時期が遅いため、チャンスを逃してしまうと他の業界ではすでに選考が終わっており、選択肢がなくなってしまうこともありますので注意が必要です。内定時期が遅いため選考までは余裕がありますが、一度でチャンスを掴み切ることができなければ、就活全体の予定が狂う可能性もあるので注意しましょう。

アパレルの就活については、以下の記事も参考にしてみましょう。

公務員

公務員も内定が出るのが遅い業界のひとつです。公務員は民間の企業とは関係ありませんので、経団連の指針通りに動くわけではありませんが、試験の日程が事前に決められています。国家公務員の総合職であれば、4月と5月で試験がおこなわれ、発表は6月以降となりますが、その他の場合は試験が終わるのが夏過ぎであることも多いです。

1次試験と2次試験で試験は構成されていますが、試験の間も長く、長期的に公務員試験の対策に取り組まなければなりません。最終的な合格発表は8月以降になることもありますし、民間の企業と比べれば内定時期は遅いといえます。不合格の可能性も考えて就活を進めておくことが大切です。

公務員の民間企業の違いについては、以下の記事で解説しています。公務員を目指している人は参考にしてみましょう。

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内定を早くもらう3つの方法

就活の一旦のゴールは内定をもらうことですし、とにかく早く企業から内定をもらいたいと考えている人は多いです。大切なのは早くに内定をもらうことではなく、第一志望の企業から内定をもらうことですが、第一志望以外の企業からでも内定をもらっていれば安心することができます

焦らないことで就活がうまくいくケースもありますし、保険の意味でも早めに内定を獲得するのは大切です。内定を早くもらうには何をすればいいのかを知って、就活の攻略を目指しましょう。

就活に失敗しないためのポイントについては、以下の記事を参考にしてみましょう。

就活を早めに始める

就活情報の解禁は3月であり、面接の解禁は6月以降と経団連に定められていますが、それ以前に選考をおこなっている企業はたくさんあります。外資系企業などであれば、3年生の時点から選考が始まっていますし、早めに選考を受けて合格すればすぐに内定をもらうことができます。

また外資系以外を目指す場合でも、3月の解禁と同時に選考を開始する企業もたくさんありますし、それらの選考を受けてみることも大切です。選考時期の早い業界、企業を狙えば早くに内定をもらうことができます。就活を始めるタイミングに早すぎることはありませんので、誰よりも早く就活をスタートさせて内定獲得を目指しましょう。

その日のうちに内定が出ることを即日内定といいます。選考の序盤ではなく、最終面接で出されることが多い即日内定について、以下の記事にて解説しています。

事前の準備を怠らない

事前の準備を怠らないことも、内定を早くもらうためには大切なことです。いくら選考時期の早い業界、企業を志望しても、選考に合格できなければ内定をもらうことはできません。内定をもらうためには、選考を勝ち抜いていかなければなりませんので、そのための準備を念入りに進めておくことが大切です。

就活の準備には時間がかかりますし、やらなければならないこと、知っておくべきこともたくさんあります。就活解禁と同時にそれらの準備を始めていては選考に間に合いませんし、内定を早くもらうこともできません。就活解禁時にはすでに事前準備を終え、完璧な状態でいることが大切ですので、内定をもらうためにも就活準備は早めに進めておきましょう。

以下の記事では、就活解禁までにしておきたい準備について解説しています。どんなことをしておいた方がいいのか、以下の記事で確認しましょう。

内定直結インターンに参加する

企業から内定をもらうためには、基本的には企業にエントリーし、選考を受けて合格しなければなりません。しかし、内定をもらう方法は他にもあり、内定直結インターンに参加することでも、内定を勝ち取ることができます。

内定直結のインターンがおこなわれる時期は企業によってさまざまですが、3年の時期に開催されることも多いので、情報はこまめにチェックしておかなければなりません。また、企業によっては通常のインターンとしか公表しておらず、インターンを通して優秀だった学生に声をかける場合もあります。

内定直結のインターンに参加するには選考を受けなければなりませんし、ただ参加するだけでは内定はもらえません。インターンの準備も事前におこない、現場で活躍することでアピールしていきましょう。インターンと本選考の関係については、以下の記事も参考にしてください。

内定は早めにもらって心に余裕を持とう

内定を出す時期は業界や企業によってさまざまですし、時期も毎年少しずつ変動しています。しかしある程度の傾向は決まっていますし、早くに内定をもらいたいのであれば、内定を出す時期が早い業界、企業を狙って就活を進めることが大切です。

余裕を持って就活を進めることで、よりよい結果が得られることも多いです。なかなか内定が出なければ焦りますし、その焦りが悪循環となって就活がうまく進まないこともあります。就活を上手に進めるためには、焦らず、自分のペースを守ることが大切です。早めに内定をもらうことで余裕を持ち、自信をつけることでより良い企業への就職を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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