面接対策

【面接をする意味】面談との違いや採用担当者が見るポイントを紹介

企業が面接をする意味とは

就活の選考に面接はつきものです。面接では嘘もつけますし、心にもないことを言うこともできます。そのため、面接をしても意味がないのではないかと感じている学生もいるかもしれません。しかし、面接にはきちんと意味があります。

面接は評価をするものであり面談に比べ自由度が低い

面接と同じような意味で、面談があります。どちらも採用担当者と顔を合わせてどちらかが質問をし、もう片方が回答します。面接と面談はどのような違いがあるのかと考える人もいるでしょう。

面接は回答により個人を評価するものです。それに比べ面談は、かっちりとした質問と回答だけでなく、雑談も入ることがあり面接に比べると自由度が高い傾向にあります。

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面接には様々な形がある

企業が面接をするのには、きちんと意味がありますが、面接の形式によって見られているポイントは違っています。面接と一口にいってもさまざまな形がありますし、形式の違う面接をおこなうことにも意味があります。

それぞれの意味を知っておくことで対策ができます。それぞれの形の面接を知り、その意味と見られているポイントなどを確認していきましょう。

個人面接

面接で最もイメージされやすいのが個人面接であり、学生1名に対して行われる面接方式です。個人面接は学生は1名ですが、面接官は1名であるとは限らず、複数名いる場合もあります。個人面接は通常15~20分ほどかけて面接をし、エントリーシートなどを用いて学生の本質を探ろうとしています。

事前に提出した書類を見ながら面接がおこなわれますので、エントリシートの内容を深堀りされることも多いです。また学生1人に対してたっぷりと時間が取れるため、深堀りをされてもしっかり答えられることが大切です。面接前には履歴書やエントリーシートを事前に読み返しておきましょう。

集団面接

学生1名でおこなわれる個人面接に対し、複数名の学生で同時におこなわれるのが集団面接です。集団面接は一次面接など、初期段階に行われる形式の面接であり、一度に複数の学生を判断していき、合否を決定していきます。

集団面接では他の人が回答しているときの傾聴姿勢を気を付けつつも、自分の印象を残していかなくてはいけません。自身の発言だけではなく、他の人が発言しているときの態度も評価されていますし、他の就活生と差別化ができなければ高評価を獲得できないのです。

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面接官が見ているポイント6つ

面接には2通りの形式があり、種類によって見られているポイントは違います。しかしそれぞれの形式で共通して面接官が見ているポイントもありますので、それらを知っておくことも大切です。

面接官が見ているポイントは6つであり、それぞれで好印象を獲得できるかどうかが面接の合否を決定します。どれか1つが突出していればいいわけではなく、バランスが大切ですので、それぞれのポイントを知って、上手にアピールを進めていきましょう。

①第一印象

面接官が見ているポイント1つめは第一印象です。第一印象で評価の大半は決定し、第一印象が悪ければそれだけで大幅に不利になってしまいます。

一度ついた印象を面接中に大きく覆せませんので、最初でいかに好印象が与えられるかが重要です。第一印象を良くするためには、身だしなみはもちろん、姿勢や立ち振る舞いに気をつけなくてはいけません。

②表情

面接では身だしなみや振る舞いが見られていますが、それだけではなく表情も評価のポイントです。

質問に対して回答しているときはもちろん、面接官が話しているときや、回答を考えているときなどは、表情を作りましょう。自分が話している最中は表情を意識できている人は多いですが、発言が終わると油断してしまい、無表情となってしまう人も少なくありません。

③話し方や言葉遣い

面接では基本的に会話で進んでいくため、話し方や言葉遣いも評価されているポイントです。面接ではその人の能力だけではなく、人柄や本質の部分などを判断しており、話し方や言葉遣いには人柄が出やすいところです。話し方や言葉の端々に人柄が表れますので、長々と話すのではなく、伝えたいことを端的に話すようにしましょう。

また意欲がありすぎて話が長くなってしまったり、暗い印象になるのはNGです。話が長くなると結局何を伝えたいのか分からなくなります。しっかりと自身をアピールするためにも、内容は簡潔にまとめ明るく話して元気な印象、活発な印象を与えていきましょう。

④話の内容に一貫性はあるか

面接では質問に対しての回答も評価されており、回答内容そのものだけではなく、話の内容に一貫性はあるかも見られています。面接はエントリーシートを見て進めていくので、エントリーシートと内容がずれないよう一貫性を持たせ、誠実に面接に臨むことが大切です。

エントリシートの内容と面接での回答が違っていると信憑性が感じられず、マイナスの印象を与えてしまいます。最悪の場合は嘘をついていると判断され、一気に評価が悪くなりますので、回答の内容がぶれないようにしなければなりません。

面接でエントリシートと同じ内容を聞かれても、答えることは大枠では書かれている内容と同じです。記入している内容を答えながら口頭ではさらに広げていき、アピールを進めていきましょう。

⑤意欲

面接官は就活生の意欲を見ています。本当にこの会社に入社したいのかを面接官は見ているので、入社への意欲をマニュアル本の言葉ではなく、自分の言葉で伝えましょう。

誰かの言葉で入社意欲を語ってしまうと意欲が感じられませんし、発言内容とその人の個性にずれが生じる可能性もあります。入社意欲がないと判断されれば、不合格になる可能性は高いです。

ただ働きたい、就職したいではなく、なぜその企業に就職したいのか、その企業でなければならない理由は何かを伝えていきましょう。他の企業ではダメな理由を考え、その企業にしかない魅力を挙げて入社意欲の高さを伝えていくことが大切です。

⑥コミュニケーション能力

面接ではコミュニケーション能力も見られており、コミュニケーション能力は仕事をする上でも非常に重要な能力の一つです。質疑応答の中で、相手とコミュニケーションをする意思があるのか、その能力がどれほどあるのかが見られています。

傾聴姿勢や会話のキャッチボール、論理性をもった質疑応答などから総合的に判断されていますので、発言時以外の態度なども注意しなければなりません。また個人面接だけでなく、集団面接やディスカッション形式のものでは、特に見られているポイントですので注意が必要です。

コミュニケーション能力はどの業界でも必要な能力ですし、能力の有無やレベルによって評価は大きく違ってきます。コミュニケーション能力をしっかりアピールして、面接の攻略を目指しましょう。

面接で見られているポイントを押さえて採用を勝ち取ろう!

企業が面接するのには意味があります。面接の形式ごとの意味や評価のポイントを知り、対策を考え当日に臨みましょう。

面接選考の通過は就活の成功にもつながります。言わば面接の通過なしに、内定は得られませんので、ここでご紹介したポイント1つ1つを自分の回答内容や話し方と照らし合わせチェックしてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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