面接対策

【仕事をする意味とは】なぜ働くのか見失ってしまった場合の考え方

仕事をする意味について悩む就活生は多くいる

大学生活の最後には就活が待っていますが、どのような業界や企業に就職するのか、明確なイメージが持てない人はいるでしょう。単に自分の志望先がわからないだけではなく、そもそも仕事をする意味とはなにかといった、根本的な部分で悩みを持つ人は少なくありません。

仕事をする意味を考えることは就活を進めるためだけではなく、今後の社会人生活を歩むためにも重要なことです。そのため就活期間中では、なぜ仕事をするのか、その仕事が自分にとってどのような意味を持つのかを考えてみることが大切です。

卒業したら社会人になって働くことが当然と、漠然とした意識を持っているだけでは、就活やその後の仕事が上手くいかないこともあります。仕事をする意味をきちんと考え、自分なりに目的意識を持てるようになりましょう。

仕事をする意味が分からない人の特徴

なぜ自分は仕事をしているのか、何のために働いているのか、わからない人は案外たくさんいるものです。毎日会社と家だけの往復になってしまい、今自分が置かれている状況に漠然と不安を抱えてしまうのです。

そういった人たちに共通する特徴に「将来がみえない」ことや「目標が無いこと」があります。現状をみるのではなく将来の自分について考えてみることや、働く上で何かしらの目標を立てるようにすると仕事をする意味を見出せるようになります。

また、働く以外の楽しみがあると、仕事をする意味をみつけられることもあります。自分も、いつかなぜ仕事をしているかわからなくなることがあるかもしれません。そんなときは一度立ち止まって、自分についてじっくり考えてみるといいかもしれません。

それでは、仕事をする意味が分からない人の特徴についてみていきましょう。

自分に向いていることがわからない

自分に何が向いているか、きちんと理解している人はなかなかいないのではないのでしょうか。「自分のことをわかっているつもりで実はわかっていない」なんてことは普通にありえるのです。

しかし、世の中にはたくさんの仕事があり、その中には必ず自分に向いている仕事があるものです。どんな仕事が自分に向いているか考えるときに必要なことは「自分の強み」をみつけることです。

例えばアルバイトで接客するのが楽しいとか、初めてあった人とでもすぐ打ち解けられるなど、人によって必ず「強み」というものが存在します。

自分の強みをみつけられないときには反対に「自分の弱み」を考えてみるのもいいかもしれません。自分の弱みを考えていくうちに、おのずと自分の強みをみつけることができる場合もあります。

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本当にやりたいことがみつからない

仕事をする意味が分からなくなってしまう人の特徴として、本当にやりたいことがみつからないことがあげられます。何をやりたいのかわからないときには「やりたくないこと」をあげてみましょう。やりたいことがわからなくてもやりたくないことは誰でもあげられるものです。

例えば「人とコミュニケーションをとるのが苦手」なのであれば、自分が営業職や接客業など多くの人たちと接することがメインとなる職業に向いていないことがわかります。すると、決まった人とコミュニケーションをとる仕事である事務職などの内勤の仕事のほうが、自分に向いているとわかります。内勤といってもさまざまな職種がありますから、そこからまた自分がやりたくないことをみつけていくことで職種を絞っていく、などを繰り返していくと自分が本当にやりたいことがみつかるかもしれません。

そもそも働きたくない

仕事をする意味がわからないと考える人は、そもそも働きたくないと考えていることも少なくありません。どのような仕事がしたいのかがわからない、やりたい仕事がみつからないといった悩み方ではなく、働くこと自体から距離を置きたいと考える人もいるでしょう。

大学生のうちでもアルバイトをしている人は多いですが、アルバイトで働くことと、正社員として企業に勤めることでは、仕事への取り組み方や責任が異なります。これらをプレッシャーに感じたり、仕事をして生計を立てるということ自体が面倒に思えたりして、働きたくないと考える人もいるでしょう。

社会人になれば、自分のことは自分で面倒をみるのが当然になるため、まずは働いて生活するということに意識を向けることが大切です。

就活燃え尽き症候群の回避方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

考えられる仕事をする意味

仕事をする意味を考えることは、就活面接で高い評価を得たいからというだけの問題ではありません。働く意味を持つことは仕事を続ける上で基本となることであり、今後のキャリアアップのための大切な要素でもあります。

自分なりの「仕事をする意味」をみつけることは、就活のためだけではなく、何よりも自分にとって大切なことです。ですから、就活をする際には、自分にとって仕事をする意味とは何かをしっかり考えて就活に臨みましょう。

お金を稼いで生活するため

仕事をする意味の一つとして、多くの人が「お金を稼いで生活をするため」と考えるのではないでしょうか。就活生に限らず、ほとんどの社会人にとっては生きていくためにはある程度のお金が必要です。社会人は、仕事をすることで給料を手にすることができます。給料があるからこそ、食べ物や服などの日々の生活に必要なものを買うことができますし、趣味をして過ごすこともできるのです。

仕事をする意味を、労働への対価としてお金をもらい、生きていくためとする考え方は当然あってよい考え方です。ですから、お金を稼ぐために働くことは、生活をしていくための最も基本的なスタイルで、仕事をする立派な意味であるといえます。さらに、老後の資金を貯めるなど、将来の不安をなくすために働くという意味も含まれます。

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なりたい自分になる・やりたいことをするため

子どもの頃から将来の夢やなりたい職業を明確に持っている人がいます。また、学生時代のさまざまな人との出会いの中で、自分のやりたいことをはっきりさせた人もいるでしょう。ですから、このような人にとっては、仕事をすることとは「なりたい自分になる、やりたいことをするために自分にとってふさわしい場所で働く」と考えることもできます。

自分一人だけの力では実現が難しいことでも、会社という組織の力で多くの人たちと一緒に夢に近づいていくことができるのです。ただし、「なりたい自分になるため」や「やりたいことをするため」に仕事をすることは、人によって困難な場合もあります。自分がやりたいことができる仕事や職場を選べた人はとても幸せなことといえるでしょう。

社会に貢献するため

仕事をするということは、社会の役に立つことだともいえます。自分が仕事をすることで困っている誰かの役に立ったり、社会の多くの人の幸せに繋がったりすることがあります。自分の仕事が社会に貢献しているという実感は、仕事をする意味が成り立つ大きな要素です。

一方、仕事をするということは社会との関わりを持つということでもありますが、「社会貢献」という言葉はかなり広くて抽象的な言葉です。ですから、就活における面接では、自分が就職するであろう企業と社会をどのようにつなげていくのかが「社会貢献」と考えた方がよいでしょう。会社のために自分ができることは何か、その会社でどのような仕事がしたいのかを考えることが「社会貢献のための仕事を考える」ということです。

生きがいを見つけるため

生きがいを見つける場として仕事を考えている人も多くいます。この「生きがい」は人それぞれによってさまざまです。自分の能力を発揮できることに生きがいを感じたり、経済的な豊かさを求めることに生きがいを感じて働いている人もいます。この生きがいは、就職してから退職するまでずっと同じであるとは限りません。仕事の生きがいは時間が経てば変化をしていくものです。

ですから、すでに明確な仕事への生きがいを持っている就活生はともかく、まだ仕事の生きがいが見つからないという人も、焦る必要はありません。急いで生きがいを探すというよりも、これから始まる仕事の中に自分の生きがいをみつけていくんだという気持ちを持つことが大切です。

仕事をする意味を見出す方法

仕事をする意味がわからないと感じる人は、働くことの意味を見出すことが大切です。仕事をする意味がわからないというのは、単純にその意味の見出し方を理解できていないという場合もあります。

つまり、意味の見出し方を正しく理解することで、自分にとっての仕事とはどのようなものかがわかる場合もあります。仕事をする意味はどのようにして見出すとよいのか、その方法を知って自分なりの意味をみつけていきましょう。

やってみたいことや楽しそうな仕事にまずは飛び込んでみる

仕事をする意味を考えすぎると、お金を稼ぐことは大変といったイメージを持ったり、本当にやりたいことがなにかなどで迷ったりすることも多いです。そのため、まずはどのような仕事なら楽しいのかを考え、思い切ってそこに飛び込んでみることも大切です。

どれだけ頭でイメージしてみても、その仕事の詳細については働いてみなければわかりません。また、仕事をする前から楽しそうと思えたり、興味を持てたりするなら、仕事をしてみてもやりがいを感じられる場合があります。

仕事を始めることに抵抗を持ってしまうと、仕事をする意味も見失いやすいです。冷静に考えて行動することも大切ですが、時には思い切って行動し、まずは飛び込んでみるという姿勢も重要であることは頭に入れておきましょう。

働く前からこの仕事でいいのか考えすぎない

仕事は実際に働いてみないとわからないことも多いため、就職前からあれこれ悩みすぎないようにしましょう。特にこの仕事で本当によいのか、就職して後悔はしないかなどを考えすぎてしまうと、その時点で嫌になってしまうことも多いです。

仕事には向き不向きがあり、興味のある仕事でも向いていなかったり、反対にそれほど興味がなくても、実際にやってみると自分に合っていたりすることもあります。仕事のやりがいや意味は、働きながらみつけていける場合も多いため、ネガティブなイメージだけを持つことはやめましょう。

その業界、企業で働くことのデメリットやリスクなどを知っておくことは大切ですが、就職前から深く考えすぎないように注意が必要です。

仕事をすることでどんなメリットがあるか考える

仕事をする意味を見出すには、仕事をした場合に、自分にどのようなメリットがあるのかを考えてみることもおすすめです。例えば仕事をするメリットとしては、自立ができることや、人間的に成長できること、また特定のスキルや知識が身につくことなどがあげられます。

他にも人脈が広がることやお金を稼げるなど、メリットは多数あります。仕事が自分にとってどのようなメリットをもたらすのかを考えてみることで、働くことの意味もみつけやすくなるでしょう。

また、特定の業界や企業で働いた場合と仮定して、それぞれでどのようなメリットの違いがあるのかを考えてみることも大切です。仕事をすることで得られるメリットは就職先によって違うため、少しでも興味のある仕事があるなら、その業界や企業ならではのメリットを考えてみましょう。

仕事をする意味について面接で聞かれることがある

面接官が「何のために働くのか」と質問することがよくあります。この質問の意図は、就活生の価値観を知りたいからです。その企業に合っているのか、仕事に対する本気度を知るためだと考えてよいでしょう。働く意味というのは、人それぞれによって異なります。ある人にとっては生活するためだったり、自己実現のためだったり、特定のスキルを身につけたいから働くという人もいます。中には社会貢献のために仕事をしていると考えている人もいるでしょう。

いずれにしても、自分の就職観をしっかりと持つことは、就活をする上で大切です。自分は何のために仕事をするのか、働く上で何を大切にしたいのかを考えておくと、面接でも回答できるでしょう。ここからは、面接で仕事をする意味について聞かれた場合の答え方についてみていきます。

面接で仕事をする意味を答える際のポイント

就活をする際には、ただ何となくという曖昧な理由で企業選択をすることを避けるために、自分にとって仕事をすることとは何かを考えておくことが大切です。「あなたにとっての仕事の意味は何ですか」の問いは、「あなたにとって、この職場で実現したいことは何ですか」と言い換えて考えると、問いに対する答えがみつかるでしょう。そこで、面接で仕事をする意味を答える際のポイントについて解説します。

自分なりの答えを話す

働いたことのない就活生にとっては、仕事をする意味を実感を持って説明することはとても難しいことです。ですから、参考書やインターネットで調べたとおりに回答をしてしまいがちになります。しかし、面接官には就活生の回答がマニュアルや参考書であることはすぐにわかってしまうでしょう。そこで、上記の「仕事をする意味」を参考にしつつも、自分なりの答えを話した方が好印象になります。

その人なりの実感がこもっている内容で、その人自身の言葉であれば説得力はさらに増してくるでしょう。仕事をする意味についての自分なりの答えをみつけるには、「自分は働く上で何をしたいのか」「働く会社が求めているものは何か」を考えてみることです。

そうすることによって、自分はどのような会社でどのように働きたいのかがはっきりとしてきます。そして、働くことへのビジョンが明確になってくるのです。

企業がどんな回答を求めているのか考えてみる

面接で仕事をする意味について問われた際には、企業がどのような回答を求めているのかを考えて答えることも大切です。例えば自分にとっての仕事をする意味が自立することや、お金を稼ぐことだった場合、これをそのまま伝えても高評価は得られない可能性があります。

ただ社会人として自立したい、お金を稼ぎたいというだけなら、その企業ではなくてもよくなってしまい、志望度が低いと思われるでしょう。仕事をする意味の回答は、企業が求める人材像を参考にして考えてみることもおすすめです。

求められている人材像を知り、それに即した意味を答えることで、一緒に働いてみたいと思ってもらいやすいでしょう。面接では一緒に働きたいと思ってもらうことが大切なため、仕事をする意味も面接官に共感してもらえるものを意識することが大切です。

分からないは避けるべき

「何のために働くのか」と聞かれたときに「わかりません」は絶対に避けるべき答え方です。このような回答では仕事に対する熱意は伝わりませんし、「私は仕事をするということに真剣に向き合ってきませんでした」ということを面接官に伝えていることと同じです。このような人材はたとえ就職できたとしても自己成長は望めないですし、会社の役に立つ人材としては失格であるというレッテルを貼られてしまうかもしれません。

一方、仕事をする意味がみつからないときには、視点を変えてみることも有効です。目の前の今の自分ではなく、将来的に自分はどのようになりたいのかを考えることです。そうすれば「今」働く意味がみえてくることがあります。

面接マナーや言葉遣いにも気を付ける

仕事をする意味について聞かれたときには、言葉遣いにも気を付けるようにしましょう。就活をする際には、言葉遣いや面接のマナーを守る必要があります。このマナーが守れていないと、面接官や人事担当者からの印象が悪くなり選考での評価も落ちてしまいます。マナーや言葉遣いは、社会人になってからも大切なものです。上司や取引先の人とやり取りを交わすうえでも、基本として知っておく必要があるでしょう。

就活の未来では、面接評価シートを公開しています。面接官が就活生のどこをみて評価しているのかを、詳細に知ることができます。評価シートの形式は企業によって若干異なりますが、評価する項目のベースは共通する部分が多いです。評価シートのサンプルとして、ぜひ活用してみてください。

仕事をする意味を面接で聞かれたときの回答例文

仕事をする意味には、「お金を稼いで生活するため」という回答も考えられますが、お金を稼ぐために働くというだけでは説得力がありません。そのようなときには「自己成長」や「なりたい自分になる」「社会貢献のため」「生きがいをみつけるため」などの意味と結びつけて答えると説得力のあるものになります。それでは、企業の面接を受ける際の回答例を紹介します。

例文①

面接官:あなたは、「働く意味」は何だと思いますか。

就活生:仕事は、自分の人生を豊かにするためになくてはならないものだ思います。仕事をすることで自分の知識や経験をさらに広げ、人との出会いの中で自分が成長できたらこれほど素晴らしいことはありません。私は、高校生の頃から福祉に興味がありました。そこで、大学では介護福祉士の資格を取得しました。介護の仕事を通してさまざまな立場の人と出会ったり、人との縁で喜びを感じたりすることができるのではないかと考えます。

上記の例文は、仕事をする意味を問われた際に「自分の成長のため」と回答しています。会社や人のために学ぶ姿勢を持ち、働く意欲を持つことは社会人として大切なことです。上記の例は「介護士」を目指す就活生の例文ですが、面接を受けている勤務先や仕事の内容が自分の夢や目標であれば、「仕事に対してやりがいを感じているから」という回答は有効でしょう。

仕事をすることで社会との繋がりを持ち、それ自体を生きがいにすることもできます。自分が仕事を通して世の中にどんなメリットを示すことができるのかを入れながら回答するとよいでしょう。

例文②

面接官: あなたが「仕事をする意味」は何ですか。

就活生私にとっての仕事とは、新たな価値観への挑戦だと考えています。毎日の仕事の中で今より優れた解決法を見つけ出すことに喜びを感じられるような仕事ができたら最高です。このように考えるきっかけになったのは、インターンシップでの経験からです。先輩の社員の方々が、私からすれば解決できないような難問を知恵を出し合って解決していく姿は、とても魅力的でした。私も、御社においてこれまで培ってきたスキルを最大限に活かして新しい製品開発ができるような仕事がしたいと考えています。

仕事の意味を質問するのは、自分の仕事に対する価値観と企業理念が合うかどうかを確認する意味があります。この例文は挑戦することを重視するベンチャー企業を意識したものです。

もし保守的な企業理念の会社だと「我が社の社風とは合わない」という結果になってしまうかもしれません。ですから、その会社のホームページ等で企業理念や社員が語る「仕事のやりがい」などを参考にして「仕事とは何か」への回答を考えることもひとつの方法です。

例文③

面接官: あなたが「仕事をする意味」は何ですか。

就活生:私にとって仕事をするということは、誰かのためになりたいからだと思います。仕事は、直接ではなくとも必ず誰かの何かのためになる「社会貢献」だと考えているので、全く知らない人に「ありがとう」と思われるような仕事ができる社会人になりたいと思っております。また、それが仕事のやりがいに繋がると考えています。仕事をすることで多くの人たちを幸せにできるような人間になりたいです。

仕事はどんなものであれ誰かの役にたつものであると考えられます。会社の多くは企業の本業と連携した社会貢献を掲げていることが多いため、あらかじめ調べた上でその内容と絡めて回答するとよいでしょう。

例文④

面接官: あなたが「仕事をする意味」は何ですか。

就活生:私にとっての働く意味とは自分の能力を向上させることであると思います。学生時代に取り組んでいた研究のスキルは、御社に必ず役立つものであると考えています。また、私にとってもスキルを向上させ、より成長していきたいと考えています。
スキルアップとは単に能力を向上させるものではなく、様々な問題を乗り越えることでできるものだと考えておりますので、どんなことがあってもくじけることなく這い上がれる人間になりたいと思います。

自分の持っているスキルと企業が求めているスキルが一致している場合、自分の能力をアピールすることができます。また、実際の仕事は何事も簡単にいくわけではない、という考察力もあるため、面接官に好印象を与えることができる回答になるでしょう。

例文⑤

面接官: あなたが「仕事をする意味」は何ですか?

就活生:私は「新しい物事を生み出すための挑戦」をすることが仕事をする意味であると思います。どんな仕事であれ、新しいものを生み出すことやよりよい方法を考え出す力は大切だと思います。
私がしていたアルバイトはコンビニエンスストアの店員でしたが、レジ打ちだけでなく、商品を棚に並べたりどの商品がどのくらい売れているのかを把握することも大事でした。そうすることで、より商品を正確に把握することもできましたし、より売れるためにはどうするのか、と考えることにもつながりました。

学生時代のアルバイト経験を踏まえて企業にアピールすることは、面接官への説得力をアップすることにも繋がります。どのような仕事をしてきたかを伝えることで、学生なりの働く意味を伝えることができます。

仕事をする意味は人それぞれ

仕事をする意味というのは、人それぞれによって異なります。仕事をする意味を考えることは、面接で高い評価を得たいからというだけの問題ではありません。働く意味を持つことは仕事を続ける基本であり、今後のキャリアアップのための大切な要素です。自分なりの「仕事をする意味」をみつけることは、就活のためではなく、何よりも自分にとって大切なことといえます。

就活で面接官が「何のために働くのか」と質問する意図は、就活生の価値観を知りたいからであり、その企業に合っているのかを知りたいからです。仕事をする意味には、「お金を稼いで生活するため、自己成長、なりたい自分になる、社会貢献のため、生きがいをみつけるため」などがあります。面接で仕事をする意味を答える際には、ポイントを押さえて好印象を与えましょう。

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監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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