面接対策
【面接を突破する4つのコツ】好印象を勝ち取るための方法を徹底解説
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目次
面接を突破するにはコツの把握が大切
面接でいつも緊張してうまく話せないという方は多いのではないでしょうか。うまく話せたと思っても、なかなか面接を突破できなくて悩む人も多いです。面接を突破するためのコツがあります。コツさえつかめば、面接の突破率もあがるでしょう。
面接を攻略するためには事前準備が大切であり、しっかりと対策を立ててからのぞむ必要があります。事前準備がどれだけできているかによって、面接の結果は変わってきます。
面接のコツを知ることも事前準備のひとつです。コツをおさえて事前準備をきっちりえおこなえば、面接に自信をもってのぞむことができ、緊張して話せなくなることにつながります。
就活生に聞いた! 面接の苦手だと思うところ
面接を苦手に感じる就活生も多くいますが、実際のところ、面接のどのようなところに苦手を感じているのでしょうか。今回は、就活生の皆さんに面接の苦手だと思うところを聞いてみました。
想定外の質問をされることと答える就活生が多数
面接官から自分が想定していない質問をされることが苦手だという回答が多く寄せられました。
想定していない質問をされて、その場で回答をまとめて即座に言葉にする難しさを感じている就活生が多いようです。
面接官からの質問をすべて想定して回答しておくことは難しいでしょう。しかし、コツを踏まえた事前準備や、面接官の狙いなどを考えてみると、答えの方向性が掴めるようになってきます。
面接官の表情や雰囲気が苦手と感じるという回答も散見
面接官の反応が薄かったり笑顔でないときや、堅い雰囲気が苦手だという回答もいくつも見られました。
相手の反応が薄かったり、堅苦しい雰囲気を感じて話しにくさを感じる就活生が多いようです。日常のコミュニケーションとは異なる環境でどのように話すのかという視点でも面接官は見ている可能性があります。
面接官の反応や表情、雰囲気はあえて作り出している場合もあると考えたり、その苦手を克服するために事前に面接の練習をしておくと、より自然に自身のアピールに集中できるようになるでしょう。
面接の方法
就活における面接は、一般的に「個別面接」「集団面接」「グループディスカッション・プレゼンテーション」の3つの形式でおこなわれます。
形式によって特に確認したいポイントや狙いも変わってくるので、それぞれの形式を選考に取り入れたり、すべての段階で個別面接をおこなうということもあります。
個別面接
個別面接とは、その名の通り、応募者1人と面接官のみでおこなわれる形式です。面接官の人数は1人の場合も、2人以上の場合もあります。
事前に提出した履歴書やエントリーシート(ES)をもとに質問をされます。集団面接に比べてじっくり質問されます。
応募者1人に時間を割くので、面接が数回ある場合は、後半になるにつれて個別面接の割合が増えていきます。
個別面接の特徴についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。併せて確認してみてください。
集団面接
集団面接は、複数の応募者が同時に面接を受ける形式で、同じ質問に順番に回答を求められたり、バラバラの質問をされたりして、比較しながら評価されます。
他の応募者の回答に耳を傾ける姿勢や態度などについても見られています。また、他の応募者と近い内容の回答でも、表現や言い方で自分らしさをアピールすることが必要とされる形式だといえます。
集団面接についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
グループディスカッション・プレゼンテーション
グループディスカッション・プレゼンテーションの形式では、グループに分かれて企業から出題されたテーマに沿って議論や作業をおこない、最後に発表する形式です。
グループ内のメンバーとのコミュニケーションから協調性、リーダーシップ、積極性などを見られます。
グループとして出した結論ばかりが重視されるのではなく、自分の主張を発信できたり、他のメンバーの意見を聞くことなど、過程での取り組み方やグループへの貢献の度合いなどが評価の対象になります。
グループディスカッションの全体的な流れを確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
面接官が面接で見たいポイントからおさえる
そもそも面接官は、選考で何をみているのでしょうか。面接官が見ているポイントをきちんと把握して面接にのぞむことはとても重要です。
面接官は主に「コミュニケーション能力などの基本的なスキル」「企業とのマッチ度」「入社の意欲」の3点を中心に見ています。
面接官のチェックポイントを押さえて、面接の中で相手に「一緒に働きたい」と思わせることが面接突破のカギです。これから、面接突破するために押さえておくべき5つのコツをご紹介します。
コミュニケーション能力などの基本的なスキル
1つめに、社会人としての初歩的なマナーや、コミュニケーション能力が備わっているかを見ています。質問された内容を正しく理解し、はきはきと答えられるようにしましょう。
新入社員の場合、はじめは細かいビジネスマナーがきちんと守れなくても、大目に見てもらえることもあります。しかし、敬語が使えない、態度が悪いなどの相手に不快感を与えるようなマナー違反は、相手の信頼を失いかねません。
面接での受け答えの仕方を見て、お客様先に送り出せる人材かどうかを見極めています。
また、仕事をするうえで、お客様先だけでなく社内コミュニケーションも重要です。仕事は一人でするものではありません。プロジェクトチームなどを組んで社内の人と協力して進めていきます。
そのため、円滑にプロジェクトを進めるためには、お互いの意思疎通が必要であり、コミュニケーション能力が重要になります。
企業とのマッチ度
2つめは、自社の社風や理念に、学生の考え方や性格がマッチしているかを見ています。これらの点でのミスマッチは、早期退職や内定辞退につながります。
企業は莫大な資金と時間を投資して採用活動をおこなっているため、「入社後、長期的に活躍してくれる人材」かどうかを重要視しています。
自社の理念に対して、どのように考えているかを中心に質問し、理念に共感しているかを確認します。理念は、その企業の今後の方針にも大きくかかわってくるものなので、理念に対する考え方次第で、入社後に貢献してくれるかを判断する基準になります。
社風とは、従業員が感じる会社の雰囲気であり、組織風土や企業文化の影響を受けています。自社の社員と似た特徴や志向性を持っているか深掘りの質問をし、社風とのマッチ度を確認します。
社風が合わなければ、社内の居心地が悪いと感じる場合が多く、社内での人間関係の構築にも影響があるでしょう。
理念に共感できるか、社風に合っているかを見極めることで、長期的な活躍が期待できる人材かどうかを判断します。
入社の意欲
3つめは、内定を出したら入社する意欲があるかをチェックしています。面接官も数多くの面接をおこない、その中で内定者を選んでいます。せっかく内定を出しても辞退されてしまっては、採用活動にかけた時間が無駄になってしまいます。
そのため、能力が秀でていても、内定を出さないこともあります。どんなにスキルがあっても、入社の意欲を感じない場合は、内定を出しても辞退される可能性が高いと判断するためです。
入社後の目標や実現したいことがなければ、意欲がないと判断されかねませんので注意が必要です。
また、入社の意欲を面接時に感じられなければ、入社後に熱意をもって仕事に取り組むかどうかという不安が残ってしまいます。選考時に「その企業でなければならない」という意欲を感じられれば、入社後もモチベーションをもって働くことを期待できるでしょう。
その企業で明確に実現したいことがあり、それが企業の成長につながるものの場合、面接官は入社の意欲を感じ、一緒に働きたいと思うでしょう。
39点以下は要注意!
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面接突破のコツ①念入りな事前準備
面接を突破をするための最後のコツは事前準備です。どんなに面接に自信がある人でも、その企業をしっかりと研究しておかなければ回答できない質問もあります。事前準備として自己分析がきちんとできていなければ、効果的な自己PRをすることもできないでしょう。
また、念入りに企業研究や自己分析をしたとしても、その成果を相手に伝えられなければ意味をなしません。
つまり、面接を突破するには、「インプット」と「アウトプット」のどちらについても対策をおこなう必要があります。「インプット」と「アウトプット」、それぞれどのような対策をすればよいかをご紹介します。
コツ①-1 自己分析でアピール力を高める
面接突破に向け、自己分析を念入りにおこないましょう。自己分析をする理由として、自身の企業選びの軸を見つけることと、自分の強みや特徴を言語化することの二つがあります。
つまり、自己分析より、自分に合った企業選びと説得力のある自己PRの作成が可能になるのです。
自己PRをする際に「私の強みは〇〇です」と伝えるだけでは説得力がなく、採用担当者の心に刺さりません。
自己PRを進めていくなかで、自身の強みとそれを表すエピソードが見つけられるでしょう。それらを活用した自己PRにより、採用担当者に好感を与えられるのです。
また、志望動機についても、入社したい理由の根拠となるエピソードを伝えられることで、入社の意欲を伝えられることができます。
面接でうまくいかなくて悩んでいる人は、もう一度自己分析をして自分自身を振り返ってみましょう。今まで見えていなかった「強み」を見つけるきっかけになるかもしれません。
自己PRについてはこちらの記事でも確認してみましょう。
コツ①-2 ESや履歴書に書いた内容を再確認
ESや履歴書に書いた内容は覚えておきましょう。ESや履歴書は書いて終わりではありません。書類選考がおこなわれる際、これらの書類で合否が判断されます。
しかし、ESや履歴書は書類選考時だけでなく、面接においても利用されるのです。面接官は面接に臨む際、これらの書類の内容をチェックしています。それらを踏まえたうえで、さまざまな質問をするのです。
そのため、ESや履歴書に書いた内容を忘れてしまうと、面接での質問に上手く対応できない可能性があります。面接での回答と書類上での回答が矛盾していると、面接官からの信用を失う可能性もあるので注意してください。
ESや履歴書を作成した後にコピーを手元に控えておくなど、必ず面接前に確認できるようにしておきましょう。
コツ①-3 質問を想定した企業研究をおこなう
企業研究をおこなう際、質問を想定した企業研究しましょう。企業研究はもちろん重要ですが、そればかりに時間を費やすわけにはいきません。面接でどのような質問を受けるかイメージし、それを軸に効率よく企業研究を進めることが大切になるのです。
企業についての理解度を測るための質問は、ホームページに記載されているような基本的な情報からだされます。「今、会社として力を入れている事業は?」「どの事業に関心がある?」といった質問がほとんどです。
1つ1つの情報を隅々まで頭に入れて企業研究をする必要はありません。面接での質問をイメージし、それへの回答に必要となる情報から集めていくようにしましょう。
企業についての理解度を測る質問4選
- 当社の企業理念について、どう思いますか?
- どのような事業に興味がありますか?
- 今、会社として力を入れている事業が何か知っていますか?
- この事業を将来どうやって成長させていきたいですか?
こちらの記事でも企業研究についてまとめています。ぜひ併せて読んでみてください。
コツ①-4 面接練習を何度も繰り返す
次に面接での話し方についてです。面接は、面接官とその場の思い付きで話す場ではありません。自分自身をアピールして、面接官に伝わるような話し方をする必要があります。しかし、面接という特別な場で、緊張せず普段通りに話すことは非常に難しいです。
どのような場面でも落ち着いて意見を述べるためには、繰り返し練習して慣れるしかありません。友人、先輩にお願いして、面接の練習をしてみるのもひとつの方法です。また、面接の場をイメージしながら話す練習を1人でしてみるだけでも有効です。
重要なのは、面接という特別な場をしっかりとイメージしながら何度も繰り返し練習をおこない、慣れることです。
入社したい気持ちが誰より高くても、それが伝わらないと意味を成しません。面接本番で緊張して話せなくならないように、事前に何度も練習しておきましょう。
面接の練習方法について詳しく紹介している記事もあります。
就活生に聞いた! 面接対策でやってよかったこと
面接の対策方法はいくつもあり、自分の苦手の克服や、より良いアピールのためにやるべきことは人によってさまざまです。そこで今回は、就活生の皆さんに、面接対策でやってよかったことを聞いてみました。
ぜひこの回答結果を参考に、自分にあった面接対策を探してみてください。
過去に出された質問を調べて回答を用意しておくという声が多数
口コミサイトなどで過去に出された質問を調べて、その回答を用意しておくという回答が多く集まりました。
企業によっては、毎年同じ質問を出すことを決めていたり、聞き方は違っても同じような回答を望んでいる質問が出されたりします。企業の狙いや、求める人物像を把握するためには有効な対策であるといえそうです。
ホームページ(HP)やIR情報から企業の特徴を探るという声も
求める人物像や会社のビジョンなど、回答に盛り込める情報を企業HPなどから探しているという回答もいくつか集まりました。
社長からのメッセージや、投資家や株主に向けたIR情報のページなどで、力をいれてる事業の進捗や今後の予定、会社をどのようにしていきたいかなどが掲載されています。
これらの情報をうまく回答に盛り込めると、企業を深く理解しているという高評価につながりそうです。
面接突破のコツ②第一印象が重要
面接官は、はじめて会う人を限られた時間の中で評価しなければなりません。そのため、数多くの選考をおこなう面接官にとって、第一印象はとても重要な判断要素です。
初頭効果という言葉をご存じでしょうか。初対面での最初の数秒間がその後の印象にも影響を及ぼすことを、心理学で初頭効果と呼びます。つまり、面接をスタートしてから数秒間での第一印象が、その後の判断に影響を与えるということです。
もし、第一印象で減点があると、面接という限られた時間の中で挽回することは難しいでしょう。第一印象で好印象をあたえるためのコツを押さえて面接にのぞむことが大切です。
面接での第一印象で押さえるべきポイントは、「清潔感のある身だしなみ」と「入室時のマナー」です。この二点のポイントを押さえて、面接官に好印象を与えましょう。
コツ②-1身だしなみは清潔感を一番に意識する
髪型や身だしなみを整えて面接に臨むのは、社会人として当たり前のマナーです。しわだらけのシャツや清潔感のない服装は、だらしない印象になってしまいます。いくら面接で素晴らしい受け答えができていても、服装がだらしなけれが評価は下がります。
また、髪型も重要なポイントです。顔に髪の毛がかかってしまったり、お辞儀のたびに髪の毛を直すようでは印象が悪くなってしまいます。特に、顔周りに髪の毛があると、表情が暗く見えます。顔周りはすっきりさせた髪型が「清潔感」があり良いでしょう。
身だしなみは少し気を付ければ改善できるポイントです。面接会場に行く前に身だしなみの1つ1つを丁寧に確認し、相手に清潔感をアピールしていき、大事な面接を有利に進めていきましょう。
具体的な身だしなみのポイントを男女別でご紹介するので、チェックしておいてください。
身だしなみのポイント「男性編」
男性の場合、特にネクタイの結び目が整っているかや、ひげのそり残しがないかなどには注意が必要です。
細かいポイントで印象は大きく変わりますので、面接当日の朝は、鏡でしっかり身なりを整えてから会場に向かうように癖をつけることが大切になります。
身だしなみのポイント「女性編」
女性の場合は、髪型やメイクなど顔周りが就活に適しているかを確認しておくことが大切です。
また、スカートの丈や、ストッキングの伝線など座ったときに目立つ箇所についても注意が必要です。ストッキングは予備を用意しておいて、会場に入る前にひざから下の状態を確認しておくと安心です。
「面接時の身だしなみ」についてさらに詳しく説明している記事もあるので、併わせて確認してください。
コツ②-2入室時のマナーにも気を配る
第一印象のもう一つの要素が、面接の入室時のマナーです。面接では入室の瞬間から見られており、最初に礼儀正しく振る舞えるかどうかが重要です。入室のマナーはノックからあいさつ、椅子の座り方などさまざまなものがあります。
入室時のマナー
- ドアを軽く3回ノックする
- 部屋に入りドアの方を向いて閉める
- 面接官の方を向いて挨拶・お辞儀
- 椅子の横に立ち、軽く挨拶
- 「どうぞ」と言われてから着席
また、最近ではWeb面接も増えましたが、Web面接の場合は10分前からスタンバイして時間になってから接続不良などで慌てないようにしましょう。もし、不具合がある場合は、すぐに担当者に連絡することが重要です。
状況をつたえないまま、焦って対処して遅刻してしまっては悪印象になりかねません。担当者に連絡する際には、社会人としての言葉遣いや最低限のマナーを守ることが大切です。
面接では、きちんとマナーを守って礼儀正しくすることで、好印象を残しやすくなります。面接の最初がマイナスの印象で始まってしまうと、面接中にそれを覆すのは難しいため、最初でいかに好印象を残せるかが面接攻略のポイントです。
面接のマナーについて詳しく説明している記事もあるので、併せて確認してみてください。
面接突破のコツ③好印象な話し方
緊張すると、自信のない話し方になってしまったり、焦って印象の悪い話し方になってしまう人もいます。面接では、話し方ひとつで与える印象は全くちがいます。
たとえば、しっかりと自己分析できており、熱意のこもった志望動機でも、声が小さかったり、自信がなさそうな話し方になってしまうと、その熱意は十分に伝わりません。また、緊張して面接官の目を見れないという人もいますが、下を向いて話しているとコミュニケーションが苦手という評価にもなってしまうでしょう。
面接では、相手が「一緒に働きたい」と思えるように、明るい表情やはきはきとした受け答えをすることが重要です。面接で好印象を与えるための3つのポイントをご紹介します。
コツ③-1 丁寧な受け答えをする
好印象な話し方のためのポイントの一つめは、丁寧な受け答えをするということです。質問の回答にすぐに答えられないと、「えっと~」や「え~」「あ~」などの口癖や友人に使うタメ口が面接で出てしまう人がいるようです。
もし言葉が詰まってしまっても、そのような口癖を使ってしまうと評価が下がってしまいます。敬語は、社会人の基本的なマナーの一つです。面接でため口が出てしまうようでは、社会人としての素質を疑われてしまうでしょう。
また、面接になると、緊張して早口で質問に答える就活生がいます。誰しも面接では緊張してしまいますが、早口になってしまって話が伝わらないのは、とてももったいないです。
面接で早口になってしまう人は、普段話すときよりもゆっくり丁寧に受け答えする意識を持ちましょう。特に自分が本当に伝えたいポイントは、意識してゆっくり大きな声で話すようにすると相手に伝わりやすいです。
面接での正しい言葉遣いについて詳しく説明している記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
コツ③‐2 大きな声でハキハキと話す
質問の受け答えをする際、大きな声でハキハキと話すことも大切です。答える内容も大切ですが、どのように話すかも見られています。内容が良くても声が小さく、ボソボソと話してしまうとマイナスの印象を残してしまいますので注意しなければなりません。
声が小さいと暗い印象になり、自信がない、やる気がないと思われる可能性もあります。
面接では緊張してしまう人も多く、緊張すると声も小さくなってしまいます。意識して大きな声を出すようにしていれば緊張も和らぎます。面接では普段よりも大きめの声を出すように意識しましょう。
ただ常に声を張っていれば良いというわけではなく、抑揚を意識して話せるとより印象的なアピールができます。特にアピールしたいというところで少しボリュームをあげることで、力強く、自信を持っているように面接官の目に映ります。
コツ③‐3 わかりやすく簡潔に話す
質問の回答は、わかりやすく簡潔に伝えるようにしましょう。長い話を聞いても、中身が何も頭に残っていないという経験は誰しもあるでしょう。
どれだけ熱意をもって話しても、中身がまとまっていなければ相手には伝わりません。伝えたいことは、わかりやすく簡潔に話すことが重要です。
面接の事前準備として、どんな質問にも1分以内でわかりやすく伝えられるような練習をしておくと、本番で落ち着いて対応できます。
コツ③‐4話しているときの表情も意識する
面接官に好印象を残すためには、話の内容や話し方に加えて、表情も意識することが大切です。緊張して顔がこわばってしまうという人も少なくありません。口角をあげて真っすぐ面接官の顔を見ることを意識しましょう。
明るい表情で話をしていると、明るい印象となり、面接官はコミュニケーションが取りやすいと感じます。さらに、志望動機などを笑顔で話していれば前向きに入社を希望しているという説得力にもつながります。
就活生に聞いた! 面接のコツ
面接での話し方で好印象を残すためのいくつかのポイントを紹介してきましたが、就活生の皆さんはどのようなことを意識して面接に臨んでいるのか知りたい人も多いはず。今回は、就活生の皆さんに聞いた面接のコツを紹介していきます。
明るい雰囲気を自分から作るという回答が多数
笑顔で話したり、元気に回答することで面接の雰囲気自体を明るくしようとしたという回答が多く寄せられました。
明るい表情、話し方を意識して雰囲気づくりをしようと考えている就活生が多いようです。
明るい印象を残すだけでなく、良い雰囲気にしようという姿勢は面接官にも伝わります。仕事においても職場の雰囲気は大切なので、高いコミュニケーション能力が備わっているという高評価が期待できるでしょう。
話す速度を意識してしっかり伝えることを意識したという回答も
早口にならないように意識して、アピールがしっかり伝わるように心がけたという回答も集まりました。
せっかく良いアピール内容であっても、面接官が内容を理解できなければ意味がありません。緊張する場面では自覚以上に早口になってしまうこともあります。
ゆっくりハキハキと話すことは余裕のある印象にもなるので、欠かさず意識しておくべきポイントだといえるでしょう。
集団面接は他の応募者を意識しすぎないという回答が大多数
集団面接のコツとして、他の応募者を意識しすぎないことが大切だという回答が大多数を占めました。
あくまで自分の良さをアピールする場だと考え、他の就活生の話にも耳を傾け、相槌もするが、自分の回答に集中することが大切なようです。
「自分よりも優秀そうだ」「隣の人のエピソードすごいな」と思うこともあるかもしれません。しかし、面接官はエピソードの面白さだけで判断しているわけではなく、その人らしい話し方や考え方で、企業とマッチしているかを見ています。
たしかに面接官は他の応募者と比較しながら判断しますが、良い意見を言ったら勝ちではなく、自分らしさを発揮することの方が大切なので、しっかりアピールできるよう準備することに集中しましょう。
面接突破のコツ④説得力のある受け答え
面接での3つめのコツは、説得力のある受け答えをすることです。説得力がある話し方に必要な要素は、「論理的であること」「誰もが納得できる理由・エピソードがある」「将来像やゴールが明確」という3つです。
話がまとまっており、根拠となるエピソードがあり、その人の目的やゴールが明確であれば、説得力のある話し方ができます。
社会人になってからも相手の信頼を得るために、「説得力のある話し方」をすることは重要です。面接では、社会人としての基本的なコミュニケーション能力も確認しているので、説得力があるかどうかは評価のポイントです。
説得力のある受け答えをすることに苦手意識のある方も多いかもしれませんが、コツさえつかめばそこまで難しくはありません。これからご紹介する点をふまえて、説得力のある受け答えで面接を突破しましょう。
コツ④‐1 結論から話す
論理的な話し方の順番
- 結論 (Point)
- 理由 (Reason)
- 具体例 (Example)
- 結論 (Point)
論理的な話し方のコツは、結論から話をすることです。この順番で話す手法を、PREP法といいます。PREP法によって、必然的に論理的な話の構成になります。
PREP法で話すと、一番伝えたい主張をはじめに伝えることができ、明確に面接官の頭に残ります。冒頭でその人の主張がはっきりわかってから、理由や具体例が続くので、内容が理解しやすい構成になります。
PREP法を使って、説得力のある志望動機を作成することが可能です。下記に沿って、情報をうめて、志望動機を作ってみましょう。
論理的な構成の志望動機
- 結論:私は御社を志望します。
- 理由:理由は~です。
- 具体例:その具体例として~です。
- 結論:以上の理由から御社を志望します。
このように、話す順番を意識するだけで論理的な話し方になります。結論から話す意識を持つだけでも、論理的な話し方に近づきます。論理的に話すコツを身につけて面接に臨むと面接官の印象は全然違います。
コツ④-2 自分の経験談を交えて話す
質問の回答に対して、エピソードを加えることは、相手に明確な意味を伝えたいときのポイントです。
今まで頑張ったことや学生時代にやり通したことなど自身の経験談を交え、会社に貢献できることをアピールすると、より良い印象が残せます。経験談は自分の志望動機や自己PRの根拠になります。
経験談というと大それたイメージを持つ方もいるかも知れませんが、日本一や世界一になったというような大仰なものである必要はありません。どんなに小さなことでも、エピソードが根拠になり、説得力を持たせることができます。
たとえば、「3か月でダイエットに成功しましたので、大変な場面でも諦めずに成し遂げます」という内容でも十分に説得力があります。オリジナリティーが出ますので、今までの経験を整理してみてください。
エピソードの選び方について詳しく説明している記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
コツ④-3 将来のビジョンを明確に伝える
面接を突破するためには、将来のビジョンを明確に伝えることも大切です。「~という将来の目標があるため、御社で~として働きたい」という明確な意思を伝えることができれば、入社の意欲を裏付けられます。
面接官は、入社後のイメージをしながら面接で評価をしています。明確なビジョンを伝えることで、仕事に対する考え方や意欲を伝えることができます。
また、ビジョンを伝えることで成長意欲の高さをアピールすることが可能です。漠然とした将来像を語るのではなく、細部まで明確にした将来像を述べることで、面接官は成長や活躍をイメージできるでしょう。
将来のビジョンについてはこちらの記事でまとめています。
【39点以下は危険度MAX】
本番前に、面接偏差値を診断しておこう
今年はweb面接をおこなう企業も増えていますが、自分の弱点を把握し適切に対策しなければ、どんな形式であれ面接を突破することはできません。
そこで活用したいのが、面接偏差値診断ツールの、「面接力診断」です。
24の質問に答えるだけで、自分の強みと弱みをグラフで見える化できます。
ぜひ活用して自分の弱点を効率的に対策し、志望企業の面接を突破しましょう。
面接のコツをつかんで内定を勝ち取ろう
面接には事前の準備から、面接中にまで意識すべきことがいくつもあり、それぞれにコツがあります。工夫せずに、自分の言いたいことを言い切るだけでは面接を通過できず、内定を獲得することもできません。
少しずつの意識で、面接官に残る印象は変わりますし、それを繰り返して面接の経験を重ねていくうちに、手応えや自分なりのコツも掴めていきます。
できることから面接を突破するコツを有効活用して第一志望の合格を勝ち取ってください。
【面接対策に関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年4月8日~11日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の30人
【面接の苦手意識に関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年6月22日~28日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の228人