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【面接の時事問題対策】答え方のポイントや回答例文をご紹介

面接で聞かれる時事問題

就職活動における面接で、時事問題を聞かれることはよくあります。「時事問題って苦手」と思っている就活生も多くいることでしょう。しかし、時事問題は対策をしっかりとおこなうことで、誰でも適切な回答ができるのです。ここでは、面接において時事問題が出題される理由から、スマートに回答するために知っておくべき対策まで解説していきます。

面接で企業が時事問題を出題する理由

「そもそも、なぜ企業は面接で時事問題を出題してくるんだろう」と疑問に思う就活生もいることでしょう。ここでは、企業が時事問題を出題する意図について2点挙げ、それぞれを解説していきます。

以下の内容を踏まえ、それに沿って回答することで、採用担当者に好感を与えることが可能になります。限られた面接時間の中で自身を最大限アピールできるよう、時事問題が出題される理由についてもおさえておきましょう。

情報感度の確認

企業が面接において時事問題を出題する理由の1つ目は、就活生の情報感度を確認するためです。時事問題に就活生がスピーディーに回答できなかった場合、採用担当者はその就活生に対し、「世の中で起きている出来事への関心が低いのかな」と考えるでしょう。昨今、世の流れの流れは目まぐるしく変わっており、その流れの変化に対応できない企業は淘汰されています。

世の中の流れを敏感に察知し、柔軟に対応していくことがこれからの企業には求められているのです。そのような中で、社員に対して世の中の動きに敏感に反応することを求めています。この質問を通じて、世の中や業界の動きに関心を持ち、情報収集をしているか、または常日頃から高いアンテナを張っているかなどを確認しているのです。

自分の意見が言えるかを見られている

企業が面接において時事問題を出題する理由の2つ目は、ニュースに対して自分の意見を持っているかを見るためです。時事問題について述べる際、起きた出来事について淡々と述べるのはNGです。採用担当者はニュースの内容を知りたいのではありません。そのニュースに対して自身の意見を持っているのかどうかを知りたいのです。

時事問題には回答のマニュアルがありません。質問に対してきちんと自身の意見を述べることが出来るのかを見ているのです。時事問題の対策として出来事を暗記するようなやり方は適切な方法ではないため、しっかりと自身の意見も考えながら、ニュースに触れるようにしてください。

面接の準備がどのくらいできているかを確認しよう

面接の時事問題対策を始めている人は、面接準備がはかどっているのではないでしょうか?面接は事前準備が重要ですが、現時点での面接力を診断することで、より念入りな対策を進めましょう。そこで活用したいのが「面接力診断」です。

自分の弱点を把握するとともに、どこを伸ばせば面接力が高くなるのかが一目で確認できます。内定を獲得するためにも、バランスよく面接に必要なスキルを身につけておきましょう。

時事問題に対する答え方のポイント3つ

それでは、実際に面接で時事問題が出題された場合、どのように答えればよいのでしょうか。先に述べた通り面接官はニュースの内容を知りたいのではありません。社会に出ると政治・経済など周囲の変化に適応しながら仕事を進める必要があります。

時事問題には常に敏感でいなければならないので、表面的な知識ではなくニュースの本質をどれだけ理解しているかが問われます。いくら詳細な内容を答えることができたとしても、新聞やテレビの伝聞では意味はないのです。以下で具体的な答え方のポイントを見ていきましょう。

①どう理解しているのかを答える

時事問題に対する答え方のポイント1つ目は、どう理解しているのかを答えることです。社会に出ると、ニュースを知っているだけではなく、それをビジネスに活かすかがより重要になります。

新聞の1面を飾るような大きなニュースだけではなく、普段何気なく見聞きしているニュースからも大きなビジネスチャンスを発見したり、会社の根幹を揺るがすリスクを回避したりすることはよくあることです。面接では「自分はこのニュースの本質を、〇〇の問題であると捉えています。」などと答えることができれば面接官の心象もよくなるでしょう。

②自分の意見を答える

時事問題に対する答え方のポイント2つ目は、自分の意見を答えることです。ニュースをビジネスに活かすためには、新聞記者やニュースキャスター、サイトのキュレーターの受け売りではなく自分で理解して行動に移す必要があります。もちろん専門家である記者やキャスターの解説や意見は参考にすることはあると思いますが、よく理解して自分の意見を考えて答えることが大切です。

③社会に対する影響を答える

時事問題に対する答え方のポイント3つ目は、社会に対する影響を答えることです。時事問題で出題されるニュースそのものに価値があるわけではなく、ビジネスに活かすことができて初めて価値が生まれます。ニュースをビジネスに活かすためには、それが社会に与える影響を推察することが重要なので、面接においてもそのような視点で答えると内定に一歩近づくでしょう。

時事問題を聞かれたときの回答例文

最近法案も成立しましたが、多くの企業が働き方改革を進めていることについてどう思いますか?

私は、この件を企業のリスクマネジメントだと理解しています。最近、運送業大手のヤマト運輸が受付時間を短縮したことが有名ですが、社員の残業を減らすことで社員の労働環境の改善が期待できると思います。
しかし一方ではサービスの低下で顧客離れも懸念されますし、中には残業代で生計を立てていた社員は士気が下がってしまう恐れもあるなど、様々な可能性を想定してバランスをとりながら進めるべき難しいマネジメントだと思います。
今後は企業がバランスよく改革を推進することを支援する、といった新しいビジネスが生まれてくるのではないでしょうか。

面接の回答は「結論」から話すのが一般的ですが、時事問題では前述のポイントをもとに問題を「どう理解しているか」を結論として持ってくると良いでしょう。その後、この問題に対する自分の意見を述べ、社会に対する影響を述べて締めるとよいでしょう。

時事問題への対策ポイント4つ

時事問題を苦手に思う就活生に多い悩みが、「どうやって対策を進めればいいのかがわからない」というものです。たしかに「自己PR」や「志望動機」等の対策に比べ、どこから手を付ければいいかわかりづらく感じます。ここからは、時事問題の対策のポイントを4つ解説していきます。これらを把握し、それに沿って対策を進めるようにしましょう。

①日頃からニュースや新聞を見る癖をつける

時事問題対策のポイントの1つ目は、日頃からニュースや新聞を見る癖をつけておくことです。「時事問題対策の参考書ではダメなの?」と思う就活生もいるでしょう。もちろん参考書を用いた対策も効果的です。

しかし、参考書には最新の情報が反映されていないため、それだけでは不十分なのです。ニュースや新聞を見る際、わからないことは自分で調べる癖をつけるようにしましょう。わからないことをうやむやにしたまま、表面的にしか出来事を把握していないと、面接で突っ込まれた際に対応出来なくなります。

スムーズに対応できないと、「ただニュースを眺めているだけなのかな」と思われてしまう恐れがあります。ニュースや新聞を見る際には、わからない点を適宜調べながら、見るようにしましょう。

②志望する業界に関するニュースに注目する

時事問題対策のポイントの2つ目は、志望する業界に関するニュースについて情報を仕入れておくことです。面接で時事問題を問われる際、「最近気になるニュースはありますか」と聞かれることが多いです。

そのような場合、基本的にはどのようなニュースを答えても問題はないです。しかし、場合によっては「〇〇業界についてのニュースで最近気になっているものはありますか」という聞き方をされる場合もあります。

そのような場合に、志望する業界に関するニュースをチェックしていないと、スムーズに回答することが出来ません。それにより「本当にこの業界で働きたいと思っているのかな」と志望度を疑われてしまう恐れもあるのです。業界研究と企業研究をしっかりおこない、その上で志望業界のニュースもチェックしておくようにしましょう。

③主要なニュースは要点をまとめておく

時事問題対策のポイントの3つ目は、主要なニュースの要点はまとめ、回答できるよう準備しておくことです。時事問題を問われる際、「〇〇についてどう考えていますか」と質問されることがあります。

そのようなに問われる話題は、主要なニュースであることがほとんどです。主要なニュースを問われているにもかかわらず、スムーズに回答することが出来ないと、「あまりニュースを見ていないのかな」と採用担当者に思われてしまいます。

スムーズに回答するには、そのニュースの概要をしっかりと理解しておくこと、自分の意見を整理しておくことの2つが不可欠になります。面接に臨む際、主要なニュースに関しては、事前に「用語の説明をする」「自分の意見を言う」の2点の要点をまとめておくようにするとよいです。

④知らないニュースは「わからない」と伝えてOK

時事問題対策のポイントの4つ目は、知ったかぶりをしないということです。面接において、「〇〇についてどう思いますか」などと時事ニュースを質問されることがあります。その際、そのニュースを知らないこともあり得ます。

このようなときに、知ったかぶりをして何とか取り繕うような対応はNGです。知ったかぶりをして回答しても、すぐにボロが出てしまいます。かえって評価に繋がってしまう恐れがあるのです。

全てのニュースに目を通すのは困難であるため、よほど世間を騒がせているニュースでない限り、知らないニュースがあったとしても問題があるわけではないのです。勉強不足であったことを詫びて、きちんと勉強しておくことを説明するようにしましょう。

時事問題を知るためのおすすめサイト3選

「家でテレビを見たり新聞を読んだりする時間があまりない」と悩む就活生は、インターネットを活用がおすすめです。スマートフォンで検索すれば、多くのニュースを瞬時に見ることが可能になります。

スマートフォンでの検索は、時事問題の対策を効率よく進めるツールとなることでしょう。次に、時事問題を知るためのオススメサイトを3つ紹介していきます。以下を参考に、就職活動を効率良く進められるようにしましょう。

①日経ビジネスONLINE

時事問題を知るためのサイトの1つ目は、「日経ビジネスONLINE」です。この使途の特徴は、政治・経済について詳しく情報を集めることができます。就職活動において時事問題を問われる際、その内容は政治・経済分野に関するものが多いです。

このサイトを活用することで、時事問題対策を効率よく進めることが可能です。このサイトでは、時事問題について、新聞よりも詳しく、その背景や識者の見解も交えて解説しています。また他のメディアに比べ、偏りのない視点でニュースが述べられており、先入観を持たず、ニュースについて知ることが出来る点も大きな特徴だということが言えます。

②Yahoo!ニュース

2つ目は、「Yahoo!ニュース」です。非常に有名なサイトなので、使用したことのある学生も多くいることでしょう。このサイトの特徴は日本最大級のアクセス数を誇るサイトであるということです。

そのため取り扱っているニュース数も膨大であり、ニュースのジャンル・国内外問わず、さまざまなニュースをこのサイトで知ることが出来るでしょう。一方、1つ1つのニュースについてはあまり詳しく論じられているわけではありません。

そのため、このサイトを活用することで、幅広くニュースに触れ、その上で関心を持ったニュースに関しては別サイトや新聞、テレビ等を用いて詳しく調べるという使い方がおすすめです。

③LINE NEWS

3つ目は、「LINE NEWS」です。LINE NEWSはLINEアプリにおいて見ることの出来るニュースサイトです。このサイトの利点は、手軽に利用できるという点です。

「LINE」は多くの学生も活用しているため、LINE NEWSを日常的に使用している学生も多くいます。LINE NEWSは利用するにあたってのハードルが非常に低く、就活生にとって最も手が出しやすいサイトだということ言えます。

LINE NEWSも国内外のさまざまなニュースを見ることができるので、忙しい就活生にはおすすめできるサイトです。一方、Yahoo!ニュースと同様、1つ1つのニュースについて詳しく論じられているわけではないので、あくまでも広く浅くさまざまなニュースを知るためのツールとして活用するのが良いと言えるでしょう。

日頃から時事問題の面接対策に取り組もう

ここまで時事問題について、出題される理由から、対策のポイントまで解説してきました。時事問題の対策は一朝一夕で出来るものではありません。目まぐるしく世の中の流れが変わる今日においては、日々多くのニュースが飛び交っており、常に自身のアンテナを高く張って、さまざまな情報に触れるようにすることが重要になります。

また時事問題の対策は「これだけやったからもう対策はやらなくて大丈夫」というものがありません。面接当日に報じられたニュースについて、面接で聞かれる可能性もあるのです。時事問題は継続してニュースを見て、自身の意見を考える癖をつけてしまえば、しっかりと対応することは可能です。

日頃からニュースをチェックする癖をつけ、時事問題の面接対策に取り組んでおくようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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