面接対策

【お礼状を就職面接や内定で出すには】書き方と例文をご紹介

お礼状は就職後も大事なもの

企業から内定をもらい就職が決まれば就活終わりではなく、就職が決定すればお礼状を出すことが大切です。お礼状は企業に対して感謝の気持ちを伝えるものであり、出しておくことで好印象を与えることができます。

選考が終われば企業との関係は終わるわけではなく、むしろ今後の付き合いの方が長くなります。これから就職する企業に対して好印象を会与えておくことで、就職後もスムーズに仕事を進めることができますし、感謝の気持ちを伝えておくのは大切なことです。

お礼状には正しい書き方やマナーなどもありますので、送るのであれば、それらを正しく理解しておかなければなりません。お礼状についての理解を深め、企業に提出して好印象を与えていきましょう。

就活のマナーを確認しよう

お礼状以外にも、きちんとしたマナーを身に付けていないとマイナスの印象を与えてしまいかねません。マナーは身だしなみだけではなく、到着時間や荷物の取り扱いなど細かいところでも求められます。他の就活生がマナーを守る中、振る舞い方を知らないでいると慌てることになります。

そこでおすすめなのが「就活マナーマニュアル」です。こちらでは、就活で必須のマナーを詳しく紹介しています。無料でダウンロードできるため、マナーに自信がない就活生は手に入れておきましょう。

お礼状を出すタイミングとは

企業にお礼状を出す場合は、そのタイミングも考えなければなりません。お礼状は企業に対して感謝の気持ちを伝えるものですが、適切なタイミングで出すことで、より好印象を与えることができます。

企業に対して好印象を与えることで、就活を有利に進めることができますし、就職後のスタートダッシュも切りやすくなります。就活中はお礼状を出すタイミングはさまざまありますので、いつ出すべきかを知って適切なタイミングで送りましょう。

内定をもらったとき

お礼状を出すタイミングとしては、内定をもらった時が挙げられます。内定をもらえば企業に対してお礼の気持ちを伝えることは、就活生のマナーです。お礼状を出さないことでマナーが守れていないとマイナスの印象を与えてしまう可能性もありますので注意しなければなりません。

お礼状は企業に感謝の気持ちを伝えるものですので、採用してくれたことへのお礼をしっかりと記入しましょう。またお礼の言葉を述べるだけではなく、その会社で働く際の意気込みなどを書くことも大切です。

今後は企業の一員として働くことになるため、意気込みを伝えることでより好印象を与えることができます。お礼の言葉に加えて今後の抱負を記し、仕事への意欲の高さをアピールしていきましょう。

面接後や説明会後

お礼状は内定をもらった時だけではなく、面接後や説明会後に出すことも大切です。面接後のお礼状は必須ではありませんが、合否の判断が微妙なラインで採用担当者が悩んでいるときなどに有効に働く場合が多いです。

ぎりぎり不合格の場合でも、お礼状によって好印象を与えることで合格になる場合もありますし、合格に悩んでいる場合の後押しになる場合もあります。また、ひとつの採用枠に対して、同条件の候補者が複数いるときも効果的であり、他の就活生との差別化をすることもできます。

説明会後に送っておけば選考前から自分の存在を企業にアピールすることができ、選考でも有利になる可能性が高いです。お礼状は就活を有利に進めるためにも重要なものですので、可能な限り送っておきましょう。

お礼状の書き方ポイント4つ

お礼状を出しておくことで、企業に感謝の気持ちを伝えられるだけではなく、好印象を与え選考でも有利になることが多いです。就活をスムーズに進めるためには積極的に出しておくことが大切ですが、お礼状を出す場合は書き方に注意しなければなりません。

お礼状はただ出せばいいわけではなく、正しい内容で書き、それを送ることが大切です。書き方のポイントを守ることでより好印象を与えることができますし、正しい書き方を身に付けてお礼状を作成しましょう。

①冒頭は季節の挨拶から

お礼状は手紙の形式で書き進めていきますので、冒頭は季節のあいさつから入ります。いきなり本題から書き始めるのはマナー違反になりますし、印象が悪くなってしまう可能性も高いので注意が必要です。

書き出しは「拝啓」と時候のあいさつからはじめます。時候のあいさつは記入する時期によって異なりますので注意しましょう。基本的には「○○の候」となりますが、この○○の部分がお礼状の作成時期によって違ってきます。

例えば4月であれば陽春の候、春暖の候。5月であれば新緑の候、初夏の候などとなり、同じ月でもさまざまな表現があります。その月にあった挨拶であればどの表現を使っても問題ありませんので、使用する時期だけ間違えないように注意しましょう。

時候の挨拶一覧

1月 新春の候、初春の候、寒風の候、寒中の候、厳寒の候、大寒の候
2月 晩冬の候、立春の候、余寒の候、梅花の候、春寒の候、向春の候
3月 早春の候、浅春の候、仲春の候、春色の候、春分の候、春暖の候
4月 陽春の候、桜花の候、春風の候、春陽の候、晩春の候
5月 新緑の候、立夏の候、薫風の候、青葉の候
6月 初夏の候、青葉の候、深緑の候、向暑の候、梅雨の候
7月 盛夏の候、小暑の候、暑中の候、大暑の候
8月 立秋の候、晩夏の候、残暑の候、秋暑の候
9月 初秋の候、新涼の候、爽秋の候、涼風の候、秋涼の候、秋色の候
10月 秋色の候、秋晴の候、秋麗の候、紅葉の候、秋冷の候
11月 晩秋の候、紅葉の候、落葉の候、向寒の候、霜秋の候
12月 初冬の候、師走の候、寒冷の候、歳末の候

お礼状を郵送する際には多少なりとも日数を要します。その間に月や年をまたぐなら時候の挨拶も変わってしまうため、逆算して挨拶を選ぶか、あるいは月末を避けてお礼状を送るようにするとよいでしょう。

②お礼の言葉を述べる

あいさつ後の次の書き出しは、お礼の気持ちについてを書いていきましょう。内定をもらった場合であれば内定についてのお礼、面接や説明会後の場合もそれぞれについてのお礼の気持ちを述べていきます。

内定をもらうことはそれだけ企業から評価してもらっている証ですので、評価してくれたことに対してもお礼を伝えていきましょう。また面接や説明会の実施にも企業は手間暇をかけて行うので、それらについても感謝することが大切です。

お礼の気持ちを伝えれば、選考を通じてどんな点が印象に残ったか、勉強になったかなどの感想を伝えることもポイントです。漠然とお礼の言葉を並べるだけではなく、具体的な内容を述べてそれについても感謝していきましょう。

③入社に対する抱負などを述べる

お礼の言葉を述べれば、入社に対する抱負などを述べていきます。入社までの過ごし方などを書き、企業でお世話になる旨も伝えていきましょう。入社前の過ごし方を伝える場合は、向上心を持って述べることが大切です。

ただ遊び回る予定などを書いても好印象を与えることはできませんし、印象が悪くなってしまう可能性もあります。入社に向けてどんなことを勉強するのか、入社後の仕事で活躍するためにどんな能力を身に付けるのかなどを書くことが大切です。

入社までの期間でどのように過ごしたかによって、社会人生活のスタートは違ってきます。企業に入社するに向けてどんな準備をするのか、どのような気持ちで残りの時間を過ごすのかなどを伝えていきましょう。

④締めくくりはお礼の言葉で

お礼状は今後の抱負を述べれば終わりではなく、締めのあいさつも必要になります。お礼状では礼に始まり礼に終わりますので、締めくくりはお礼の言葉で締めましょう。また書き出しの「拝啓」に対して「敬具」も忘れずに記入しなければなりません。

最初と最後でお礼の言葉を伝えておくことで、より丁寧な印象を与えることができますし、感謝の気持ちも強く伝えることができます。お礼状は自身の気持ちを伝えるためのものですので、ストレートな表現で感謝の気持ちを伝えて構いません。

「本当にありがとうございました」などの表現でも構いませんし、ビジネスマナーを重んじて「貴社益々のご活躍をお祈り申し上げます」などでもいいでしょう。お礼の気持ちが伝わることが大切ですので、分かりやすく感謝の言葉を述べることが大切です。

⑤手紙を書いた日付・大学名・氏名を書く

お礼状に限らず、書類には必ず日付と大学名、氏名を記入しましょう。採用担当者が封筒まで取っておくとは限りませんし、むしろかさばる封筒は処分される可能性が高いと考えるべきです。採用担当者の立場になって考えてみてください。

どの書類が、いつ、どこの誰から送られたかを管理するのは大変です。氏名などの記載がなければ、管理のために付箋などにメモする手間が発生します。あるいは、誰のお礼状かわからず、評価のしようがなく無駄になるかもしれません。

そんな手間を掛けさせる人を採用したいと思うでしょうか?自分を覚えてもらうためだけでなく書類を管理する人のためにも、きちんと日付や大学名、氏名を記載しましょう。

⑥宛名を最後に書く

自身の氏名と同様、宛名もお礼状に書きましょう。書き方は基本的に封筒の宛名と同様で構いません。

例① ○○株式会社 人事部 △△様
例② ○○株式会社 人事部 担当者様
例③ ○○株式会社 人事部 御中

1~3の例のように、「株式会社」などは略さずに書きます。採用担当者が複数人いることがわかっている場合は連名で書くか、部署宛に送るようにしましょう。連名の場合は役職が上の人の氏名を先に書くのが一般的ですが、わからない場合は50音順に書きましょう。

その際、宛先が個人名の場合は「様」を、部署名などの場合は「御中」を使います。例えば「○○株式会社 人事部御中 △△様」というような使い方はしません。社会人以前の一般常識なので、きちんと覚えておきましょう。

就活でお礼状を出す機会はいくつかあります。会社説明会、面接、内定、OB訪問、インターンシップなど、特定の企業と関わったならお礼状を出しましょう。お礼状を出すのは義務ではありませんが、お礼状を出すことで「礼儀正しさ」や「誠実さ」のアピールにもなります。

内定のお礼状

拝啓

○○の候、貴社におかれましては、いよいよご繁盛のこととお喜び申し上げます。

この度は内定のご通知をいただきまして、心より感謝申し上げます。

内定のご通知を拝読し、改めて入社の意を強くすると共に、貴社の発展のために精進して参ります。今後とも、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

取り急ぎ、まずは書中をもちまして御礼とご挨拶を申し上げます。

敬具

平成◯年◯月◯日 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科3年 就活 未来

株式会社◯◯ 人事部 ◯◯様

内定のお礼状を書く際には、最低でも以下の3項目は入れましょう。

・時候の挨拶
・内定のお礼
・今後の意気込み

内定のお礼状なのですから、当然、内定を貰ったことに対するお礼は必須です。そして、「今後はその企業で頑張っていく」という前向きな気持ちや意気込みを伝えることで、企業側も「この人に内定を出してよかった、期待しよう」と思ってくれるでしょう。

面接のお礼状

拝啓

○○の候、貴社におかれましては、いよいよご繁盛のこととお喜び申し上げます。

先日はご多忙の中、私の面接のためにお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。

社会人としての心構え、貴社で働くにあたっての心構えやビジョンをはじめ、大変意義深いお話を拝聴し、もっと邁進しなくてはならないという思いと、貴社で働きたいという思いがますます強くなりました。

まずは面接という機会を与えて頂いたお礼を申し上げたくお便りいたしました。

貴社のご発展と◯◯様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

敬具

平成◯年◯月◯日 ◯◯大学◯◯学部◯◯学科3年 就活 未来

株式会社◯◯ 人事部 ◯◯様

面接のお礼状では、面接の時間を取ってくれたことに対するお礼がメインです。どのような話が印象的だったか、面接官とのやりとりで何を感じたかなどを書くことで、「あの就活生か」と印象に残りやすくなります。

覚えておきたいお礼状の言葉遣いや送付マナー

お礼状は感謝の気持ちを伝えるためのものですので、自身の感じたままに、素直にお礼の気持ちを伝えることが大切です。しかし自由に書けるからといって、何でも書けるわけではなく、最低限のマナーなどはしっかりと守らなければなりません。

マナーが守れていないと、せっかくお礼状を送っても好印象が与えられる、反対に印象が悪くなってしまう可能性もあります。お礼状では言葉遣いや送付マナーが重要ですので、それらを正しく理解しておきましょう。

「前略」は親しい相手に使う言葉

お礼状は手紙の形式で記入していきますので、書き出しは「拝啓」と始めることが基本です。しかし手紙の場合であれば「拝啓」以外にも「前略」と記入する場合もありますし、手紙の書き方としてはどちらも正しいものです。

「拝啓」と「前略」はそれぞれ書き出しのあいさつとして使用する表現ではありますが、「前略」は親しい相手に使う言葉ですので注意しましょう。書き出しのあいさつとしては間違ってはいませんが、親しい相手を対象とした言葉ですので、企業相手に使うにはふさわしくありません。

お礼状で「前略」と記してしまうとマナー違反ですし、マイナスの印象を与えてしまいます。お礼状では必ず「拝啓」と書き、締めの「敬具」までセットで書くことを覚えておきましょう。

お礼状は手書きで書こう

お礼状はパソコンでも手書きでも作成することができ、どちらの場合でも記入する内容は同じです。基本的にはどちらで作成しても問題はありませんが、おすすめなのは手書きでの作成です。

手書きの作成の場合は時間もかかりますし、失敗すれば書き直さなければなりませんので手間もかかります。しかし手間がかかっている分、気持ちも伝わりやすく、感謝の気持ちが企業に伝わりやすいです。

パソコンで作成したからといってマイナスの印象を与えるわけではありませんが、事務的すぎて、感謝の気持ちが伝わりにくいので注意しなければなりません。同じ内容でもより感謝の気持ちが伝わるのは、手書きのお礼状です。企業にしっかり感謝の気持ちを伝えるためにも、手書きで丁寧に作成していきましょう。

内定をもらった場合は翌日には出そう

お礼状は内定をもらった後に出すことがマナーですが、内定をもらった場合は翌日には出しておくことが大切です。お礼状は手紙で郵送しますので、ポストに投函してから企業に届くまで数日かかります。

出す時期が遅くなってしまえば、それだけ企業への到着も遅れてしまいますし、時間が経てば経つほどお礼の気持ちも伝わりにくくなります。これは内定をもらった後に限らず、面接や説明会後に出す場合も同じです。

これらの場合は早めに出しておかなければ評価が決定してしまうこともありますし、せっかく出しても効力を発揮しない場合もあります。急ぐからといって速達で出す必要はありませんが、「取り急ぎ書面にて」という文面を沿え、早めに出すことを心がけましょう。

お礼状では自分の言葉で感謝と心意気を伝えよう!

就活を有利に進めたり、企業との関係を良好にするためにもお礼状を出しておくのは大切なことです。お礼状を出すことで企業に感謝の気持ちを伝えることができますし、それが好印象につながることも多いです。

お礼状の作成にはさまざまなポイントやマナーがありますので、それらを守って作成する必要があります。正しい書き方で書けていなければお礼の気持ちが正しく伝わりませんし、マナー違反になってしまえばマイナスの印象を与えてしまうこともあります。

お礼状を出してマイナスの印象を与えるのは勿体ないですし、マナーが守れていないと企業に対しても失礼です。お礼状はマナーを守って作成し、自分の言葉で感謝の気持ちと入社に向けての心意気を伝えていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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