面接対策
面接で好印象を残す3つのポイント|受付から退室までのマナーも解説
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目次
面接で好印象を残すには受け答え以外も重要
書類選考を通過して、いよいよ面接。「なんとか好印象を残して面接を通過したい」と悩む就活生も多いのではないでしょうか。
志望動機や自己PRといった回答内容は、多くの就活生が入念に準備するはずです。しかし、仮に回答内容が素晴らしくても、それ以外の立ち振る舞いや話し方で減点されてしまうことは良くあるのです。
まずは好印象を残すための基本から、そして実際の場面で気を付けるべきことを紹介していきます。今自分自身ができているとことできていないことを振り返りながら、実際の面接で活用できるように押さえていきましょう。
面接官に好印象を残すために意識すべき3つの基本
面接で好印象を残すためには「見た目」「話し方」「マナー」の3つの基本を意識し、すべて実践することが重要です。
たとえ話し方が良くても、見た目が面接にふさわしくなければ好印象にならず、礼儀正しい対応ができていても暗い表情であれば同様でしょう。
どれか一つが欠けていても面接での好印象は勝ち取ることができません。しっかり3つの基本をマスターして面接に臨んでください。
清潔感のある身だしなみ
面接において、良い回答をして好印象を残したいと考える就活生は多くいますが、それを支える前提として、清潔感のある身だしなみができていることが大切です。
どこか身だしなみに違和感があったり、不潔だと感じる箇所を面接官が見つけたら、その時点で評価を落としたり、その身だしなみの乱れが気になって、アピール内容が頭に入らない可能性もあるのです。
効果的なアピールをするためにもまずは身だしなみを整えることが重要になります。
明るい話し方や表情
明るい話し方や表情であることも好印象を残すためには重要です。人にはさまざまな個性があり、自己PR内容も多く分かれますが、明るさについてはすべてに共通して必要な要素であり、よいコミュニケーションを取るには必要不可欠です。
そして、面接という緊張する場面だと、意識が薄れると顔が強張ってしまうという人も少なくありません。面接官としても「余裕がなさそう」「暗い」という評価になってしまうので、意識的に、笑顔で元気よく回答できるように心がけましょう。
礼儀正しい対応や姿勢
入退室時の礼儀正しい対応や話しているときの姿勢などの振る舞いも好印象を残すためには必要不可欠なポイントです。
わざわざ面接をするのは、直接会って人間性や熱意を確かめるほかに、入社にふさわしいマナーが備わっているかを見極めるという意味合いもあります。
入社した場合、社外の人や顧客に対して、会社を背負って働くことになります。その際、礼儀正しい対応ができていなければ採用した会社の評価を下げることになるでしょう。そのようなリスクを避けるためにも対応や姿勢は細かくチェックされているのです。
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好印象を残すためのマナー【受付編】
選考のため志望企業を訪問する際には、面接が始まる前から気を引き締めて臨む必要があります。来社した時点で、自分の一挙手一投足全てが評価されていると考えておきましょう。
就活生を見ているのは面接の担当者だけではありません。他の社員も、就活生の行動はよく見ているものです。何かミスをして社員に見られてしまうと、採用担当者の耳にも入ってしまう可能性があります。
ここでは受付までの好印象を残すためのマナー面接がについて紹介していきます。面接が始まる前から油断せずに挑みましょう。
適度な時間に到着する
面接で遅刻は絶対にNGですが、早く到着し過ぎても企業側に迷惑をかけてしまいます。そのため、目安としては、5分~10分前に到着するのが良いでしょう。
採用担当者は、就活生との面接以外にも多くの業務を抱えています。就活生との面接の1分前まで、他の会議に参加しているといったことも珍しくありません。また、面接会場の準備もできていないでしょう。
そういった状況の中では、30分も前に就活生が到着していると聞かされても対応できません。企業側の事情を考慮していない、非常識な人物として、悪い印象を持たれてしまう可能性もあるので注意しましょう。
面接の時間のマナーについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
受付で所属・名前・面接の旨を伝える
受付は企業によってカウンター式の場合と、内線式の場合がありますが、言うべきことは同じです。受付で伝えるべき項目は、下記のように大学名、氏名、何時の面接かです。
この後、受付の担当者が確認し、面接の担当者に繋いでくれます。「お掛けになってお待ちください」と言われた場合は座って待ちますが、担当者が現れたら立ち上がって挨拶をしましょう。
受付をする際のマナーについて、より詳しく知りたい方には以下の記事もおすすめです。
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好印象を残すためのマナー【入室編】
受付を終え入室を促されたら、いよいよ面接のスタートです。
入室する際にも、守るべきマナーが多数あります。当然ながら、入室時のマナーを守れているかどうかも、評価に含まれているのです。
一般的には、企業の会議室が面接会場となるでしょう。ここでは、入室する際の注意点を解説していきます。マナーを守った入室で、無用の減点を回避できるように準備しておきましょう。
①ノックして許可を得てから入室する
入室を促されたら、ドアを3回ノックします。中から入室を許可する声が聞こえたら、失礼いたしますと述べてから扉を開けましょう。
ただし、2回のノックはトイレの空室確認で用いられるものですので避けましょう。
ノックする際の力加減は、手首の力を抜いて、軽く叩くようにします。強すぎたり弱すぎたりすると、悪い印象に繋がりますので注意しましょう。
許可を得て入室したら、扉の方を向いてドアを閉めるようにします。面接官に背中を向けるのは失礼ではないかと思うかもしれませんが、面接では後ろ手に閉めることがマナー違反とされています。
入室の流れ
- ノックは3回
- 入室を許可する声が聞こえたら入室する
- 扉の方を向いてドアを閉める
②お辞儀して椅子の横に進む
入室してドアを閉めたら、面接官に向き直り、一度お辞儀をします。お辞儀をしたら、用意されている椅子の横に進みましょう。面接官から許可されるまで、着席してはいけません。椅子をすすめられたら、お辞儀をしてから着席しましょう。
その際、持参しているビジネスバッグは椅子の横に置きます。バッグが面接中に倒れたりすると印象が良くないので、なるべく自立するものを用意しておきましょう。
座る際は、背もたれにもたれかかず、背筋を伸ばすことが大切です。
椅子の座り方にも細かいマナーが多いので、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
③書類は丁寧な動作で渡す
面接官に履歴書やESの提出を求められた際は、丁寧な動作で失礼のないように渡すことが大切です。
ファイルに入れている場合は速やかに中から取り出し、両手にもって相手に差し出しましょう。その際、無言で手渡すのではなく「こちらにございます」と言うと丁寧な印象になります。
アルバイトでは「こちらになります」のように「~になります」と言う人もいるかもしれませんが、面接官によっては失礼な印象を受けることがありますので、控えた方が無難です。
④面接官と一緒に入室することもある
企業によっては面接官が受付までやってきて就活生を案内し、そのまま一緒に会議室に入るパターンがあります。
この場合は、面接官が扉を開けてくれることが多いので「失礼いたします」と、一言述べて入室しましょう。入室後、面接官にすすめられた場合は、上座に座っても問題ありません。
席には「上座」「下座」と呼ばれる概念があり、部屋の出入り口から遠い席を「上座」と呼びます。反対に、出入り口に近い席が「下座」です。
基本的に上座は目上の人物が着席します。面接を受けに来た就活生が、上座に着席すべきではありません。しかし面接官によっては、部外者である就活生をお客様として扱い、上座への着席をすすめるケースがあるのです。
いずれにしても、席を提示されるまでは着席せず待つようにしましょう。
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好印象を残すためのマナー【面接編】
入室して着席すると、面接では質問への回答に集中しがちですが、回答以外にも面接官の好印象につながるポイントがあります。
ここでは面接において好印象を獲得するための、回答以外のポイントを3つに絞ってご紹介します。ぜひ参考にして、面接の準備に役立ててください。
①落ち着いた振る舞いを心がける
第一のポイントは、落ち着いて行動することです。手をこねこねと動かしたり、貧乏ゆすりをしたりといった行動は控えましょう。
余計な動作が多いと面接官の気が散ってしまい、話の内容が残らない恐れがあります。せっかく回答内容が素晴らしくても、相手の印象に残らなければ意味がありません。
可能な限り落ち着いて、堂々とした態度で面接に臨めるよう、日頃から自分の振る舞いを意識的に直していくことが大切です。
②笑顔で明るく話す
続いては、可能な限り明るい表情で話すということです。家族や友人から指摘され、自分の表情や話し方が暗いことを自覚している人も多いのではないでしょうか。
どれほど素晴らしい回答内容でも、無表情だったり、暗いトーンで話したりすると、印象が良くありません。
また営業職や接客業では、お客様に接する態度も重要となるため、話し方そのものが選考で評価されていることもあります。
自分の表情を鏡で見ながら話してみたり、自分が話す姿をカメラ撮影して見返したりして、改善すべきポイントを探してみてください。
③適度に相槌を打つ
面接では就活生だけでなく、面接官が発言をすることもありますので、適度に相槌を打つことを心掛けてください。
自分が話をしているときに、相手が全く反応をしないと不安になると思いますが、それは面接官も同じです。面接官が発言しているのに、就活生が全く反応しないと、印象が良くありません。
面接官が何かを言っている時は「ええ」や「はい」と、相槌を打つようにしましょう。ただし「うん」は、目上の人に使う相槌としては不適切ですので注意が必要です。
就活生に聞いた! 面接で好印象を残すコツ
面接で好印象を残すためには、説得力のある志望動機や魅力的な自己PRをするだけでなく、話し方やマナーにも気を配る必要があります。
そこで、ここでは就活生の皆さんが面接で好印象を残すために話し方で意識していることを紹介していきます。ぜひライバルの技を盗み、選考通過のために役立ててください。
面接を明るい雰囲気にするように心掛けたという回答が多数
好印象を残すために、面接辞退の雰囲気を明るくしようと笑顔で話したり、元気に回答すること意識したという声が多数集まりました。
明るい印象や元気な印象を残そうとするだけでなく、面接自体の雰囲気まで意識している就活生が多いようです。
たしかに、事務的な質疑応答となるよりも、話が弾んでいる・盛り上がっていると感じられた方が良いコミュニケーションができていると評価されるでしょう。仕事においても職場の雰囲気は大切であり、ムードメイクする力があるとして、高評価が期待できます。
しっかりアピールが伝わるように話す速度を意識したという声も
アピールがしっかり伝わるように早口にならないように意識して回答したという声も散見されました。
良い回答内容であったとしても、面接官が内容を理解できなければ意味がないでしょう。面接という緊張する場面では、自分の自覚以上に早口になってしまうという就活生は少なくありません。
ゆっくりハキハキと話すことは余裕がある・プレッシャーに強いといった好印象にもなるので、欠かさず意識しておくべきポイントです。
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好印象を残すためのマナー【退室編】
面接が一通り完了したら、退室することになります。緊張が緩む瞬間ですが、ここで油断してはいけません。
面接官は、退室時に油断していないかを見て合否を決めることもあります。最後までマナーを守った振る舞いを心掛けましょう。
お礼を言って席を立つ
「面接はこれで終了です」と言われたら、椅子から立ち上がってお礼を述べます。
バッグを持って椅子の横に立ち、「本日はありがとうございました」と言いながらお辞儀をしましょう。
お礼を述べてお辞儀をしたら、部屋の出入り口まで歩き、面接官に向き直ります。
そして「失礼いたします」と述べ、もう一度お辞儀をしましょう。ここまで完了したら、後はドアを開けて退室します。
順番を間違えたり、動作が抜けたりすると印象が悪くなるので、自宅で何度か練習しておきましょう。
退室の流れ
- 面接終了後、椅子の横に立ち、お礼を伝えてお辞儀をする
- 扉の前まで進んだら面接官に向き直って、「失礼します」と述べ一礼
- ドアを開け退出する
退室時の手順・マナーについては、以下の記事でも詳しく解説しています。参考にしてみてください。
面接官が送ってくれる場合もある
企業によっては面接官も席を立って、会場の外まで案内してくれることがあります。
特に面接官と一緒に入室した場合は、退室する際も案内されることが多いでしょう。
出口までの道中で、就活生の側から何か話題を振る必要はありません。しかし面接官から話を振ってきた場合は、面接中と同じく、明るく返事をするようにしましょう。
別れ際には面接官も「本日はありがとうございました」と述べてお辞儀をするはずですので、就活生も慌てず丁寧にお辞儀を返すことが大切です。
就活生に聞いた! 面接の入退室時に気を付けること
皆さんは、面接の対策や、面接のコツといってどのようなことが思い浮かぶでしょうか。多くの場合は質問対策など、面接中に関することだと思いますが、そこだけの対策では評価を取りこぼしてしまう可能性があるでしょう。
入退室のマナーも面接官は細かくチェックしています。そこで、ここでは対策が手薄になりやすい入退室時について、就活生の皆さんが意識していることを紹介します。ぜひここで回答を確認し、対策に役立ててみてくださいね。
入室時の笑顔を特に意識したという回答が多数
笑顔を意識する回答が多く集まる中、特に入室のタイミングを重要視する声が多数見受けられました。
面接官からの評価として、入室時を含む、第一印象を特に大切にしている就活生が多いようです。心理学では「初頭効果」といって、第一印象が後の情報にも影響を及ぼすと提唱されており、最初に良い印象を残せると、良い効果が続きやすいということを指します。
第一印象をよくすることで、その後の受け答えにも良い作用がでるでしょう。そのため、入室時の些細なマナーや表情、声量などは細かく自身でチェックして臨みましょう。
オンライン面接では入室の準備に気をつけたという回答が多数
オンライン面接時の入室の準備に気をつけていることを回答する就活生も多く見受けられました。
対面での面接とは違って、ノックの回数や、ドアの閉め方といったマナーは必要なくなるものの、スムーズに始めるために意識すべきことが多くあるようです。
スムーズに開始する以外に、カメラへの映り方を準備する回答もありました。
自宅で受ける場合、自分が面接に集中しやすくするためにも、回線や背景などに事前に気を配っておくことが大切になりそうです。
C評価は要注意!
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面接に向けて印象を落とさないための注意点
ここまで受付から退室までの乞う印象を残すためのマナーを紹介してきましたが、ここではそれよりさらに前後の、会場に到着する前や面接終了後に注意すべきことについて確認していきます。
身だしなみは、面接会場で整っていれば良いというわけではありません。マナーの基本にもつながる考え方になるので、ぜひここで確認しておきましょう。
会場付近での振る舞いすべてに気を付ける
面接のために企業に訪問した際は、その場での行動すべてに注意を払う必要があります。
たとえば面接前にリラックスしたいからといって、社員のための喫煙所で喫煙するようなことは絶対に控えるべきです。社員に見られた場合、気を抜きすぎているように映り、常識を疑われてしまいます。
企業の設備は社員のためにあり、就活生が利用して良いものではありません。他にも待機中に椅子にもたれかかっていたり、貧乏ゆすりをしたりしていると、採用担当者や社員からの印象は悪くなります。
面接会場に着いた時点で、選考は始まっているものと認識しておきましょう。
身だしなみは到着前に整える
まず、身だしなみは到着前に整えておくことが大切です。
家から面接会場まで距離がある場合、到着するまでに服装や髪型が乱れてしまうことがあるでしょう。
事前準備が甘いと判断されてしまうリスクもありますので、面接会場のトイレや廊下で身だしなみを整えるのは避けた方が無難です。身だしなみを整える必要がある場合は、面接会場の最寄り駅のトイレといった近隣の公共施設をを利用するようにしましょう。
また冬場の面接ではコートを着用することもありますが、防寒着は会場に入る前に脱いでおくことがマナーです。コートやマフラー、手袋といったものを会場に入ってから脱ぐことのないようにしましょう。
面接の服装についてはこちらの記事でまとめています。
面接は細かいポイントを押さえて好印象に繋げよう
面接では、回答内容以外にも押さえたいマナーが多数あります。面接の準備をする際は、この記事で紹介しているポイントも踏まえて練習することが大切です。
自分では丁寧にしているつもりでも、第三者から見ると横柄に見えることもあるなど、自分の認識と他者からの見え方にずれがあるというのも珍しくありません。
実際に家族や友人を相手に練習して指摘してもらったり、自分の姿を撮影して見返したりして、マナーを守れているか確認してみてください。入念な事前準備で、面接官からの好印象を獲得しましょう。
【面接対策に関する調査】
調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
調査日:2022年4月8日~11日
調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の30人
【入退室時のマナーに関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年8月17日~22日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の153人
就活生