面接対策

グループディスカッションの練習ポイント5つ|培う能力も解説

グループディスカッションとは

就活では選考の一環としてグループディスカッションがおこなわれることも多く、攻略するためには事前にしっかりと練習をしておく必要があります。グループディスカッションは出されたテーマをもとに、グループで話し合いを進め、一つの答えを出すものですが、高評価を得るのは非常に難しいです。

何も考えずに話し合いを進めていても、評価の対象にはなりませんし、好印象を獲得することもできません。グループディスカッションを攻略するためには、どんな能力が必要なのか、どのような準備をしておけばいいのかを知り、上手に対策をしておく必要があります。事前の準備が結果をわけますので、上手に対策を進めて、グループディスカッションを攻略していきましょう。

グループディスカッションの練習で培うべき能力

グループディスカッションを攻略するためには、事前にしっかりと練習をすることが大切ですが、ただ漠然と練習をしていても意味はありません。練習の中でグループディスカッションに慣れることはもちろん、グループディスカッションに必要な能力を培っていくことが大切です。

グループディスカッションでは必要とされる能力があり、それらを身に付けていることで、高評価を獲得しやすくなります。練習を通して能力を身に付け、グループディスカッションを上手に進めていきましょう。

仮説力

グループディスカッションの練習で培うべき能力としては、仮説力が挙げられます。グループディスカッションでは、仮説を立てて議論できるかどうかが重要であり、これができているかどうかがチェックされています。目の前の問題を理解し、上手に分析することができるか、それらを論理的に考えることができるかによって能力が判断されていますので、注意が必要です。

仮説力といっても、突拍子もない仮説を立てるのはNGであり、あくまで現実的な観点で仮説を立て、議論を進めていく必要があります。正しい仮説が立てられていなければ、妄想と変わりませんし、それでは評価の対象にはなりません。テーマを与えられれば分析することを意識し、分析結果から仮説を立てる練習をしておきましょう。

傾聴力

傾聴力もグループディスカッションの練習で培うべき能力の一つです。グループディスカッションでは自身の意見を主張し、議論を進めていくことが大切ですが、それだけでは高評価を獲得することはできません。自身の意見を主張することも大切ですが、それだけではなくメンバーの話をしっかり聞いて、それについて議論することも大切です。

そのため人の話を聞くことができる傾聴力が重要視されており、他人の意見にもきちんと耳を傾けることができているかが見られています。傾聴力といって、ただ人の話を聞き、すべてに頷いていればいいわけではありません。人の話を聞き、そこからさらに必要な情報を引き出すのが傾聴力です。聞くだけではなく、情報を引き出す点も意識して練習しておきましょう。

自己PRが書けない時は、自己PRジェネレーターを活用しよう

自己PRの内容が薄いと、人事に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。

そこで活用したいのが「自己PRジェネレーター」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、理想的な流れの自己PRが完成します。

無料でダウンロードできるので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。

実際にツールで作成した自己PR例文(リーダーシップが強みの場合)
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。
サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。
さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。
問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

今すぐツールを試してみる(無料)

グループディスカッションの練習のポイント5つ

グループディスカッションは練習をしっかりとおこなうことが大切ですが、より効率的に対策を進めるのであれば、練習のポイントを知ることも大切です。練習のポイントを知っていれば、効率的に対策を進めることができ、準備の時短にもつながります。

また時間を短縮して対策を進めることで、より深い部分まで理解を深めることができ、合格率を高めることもできます。就活では何事も効率化することが大切ですので、練習のポイントを知り、上手に準備を進めていきましょう。

①知識を付ける

グループディスカッションは相手との討論(ディベート)ではなく、グループでテーマに沿って意見を出し合い深く追求していくことが目的です。そのためには、テーマに関する知識があることが前提となります。さらに、どのようなテーマが出るかをあらかじめ知ることはできないので、どんなテーマが出てもそれに対応できる幅広い知識が求められます。

いわゆる一般教養が重要になりますが、専門職などの選考でない限りは時事問題や受験する業界の話題などある程度下準備が可能なものが多いでしょう。とはいえ、いきなりの付け焼刃ではディスカッションの際に綻びが出る事態になってしまいますので、日頃から勉強しておくようにしましょう。

一般常識であれば新聞やニュースを利用する

グループディスカッションでは最新ニュースについて議論する可能性もあるため、時事問題にも理解を深めておく必要があります。ニュースを知らなければ議論を進めることはできませんし、知らないことで社会への興味が薄いとマイナスの印象を与えてしまう可能性も高いです。

グループディスカッションでは業界に関係したものだけではなく、最新のニュースもテーマとして出題されることが多いため、しっかりと対策をしておく必要があります。就活では面接でも時事問題について聞かれることも多いですし、就活対策の一環としても意識的にアンテナを広げてニュースをチェックしておきましょう。

業界については書籍を利用する

業界に関する知識の入手も、練習前にしておくべきことの一つです。グループディスカッションでは業界に関係したテーマも多く、業界の動きやニュースなどを把握しておくことも大事です。業界への理解はそのまま、企業への志望度の高さとして評価される場合も多いですし、業界理解が低いとマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

業界については専門的なテーマになる場合もありますし、知らなければ最悪の場合一言も発言できずに終わってしまうこともあります。知らないことを論じることはできませんし、曖昧なまま議論を進めても練習にはなりません。テーマをしっかりと理解した上で議論を進めることが大切ですので、業界への理解はしっかりと深めておきましょう。

②考える癖をつける

ディスカッションとは、グループ内で活発に意見を出し合い、共通の結論を目指して話し合っていくものですから、物事を多面的に考えたり、ひとつのことを掘り下げて考えて行く思考力が必要になります。その思考力を磨くには常に物事に対し、なぜ?どうして?を考えるようにしましょう。

例えばニュースや新聞で政治や社会情勢を見たときでも、単にその出来事を捉えるだけでなく、その出来事の背景やその出来事によって考えられる影響や波及の効果を考える癖をつけることによって、そういった力が養われていきます。現在は多様化する社会にどう対応できるかが重要になっていますから、グループディスカッションでも様々な意見に柔軟に対応できる力は大切です。

発言する際に根拠も述べられるようになる

グループディスカッションでは、テーマや他の人の意見に賛成・反対を述べるだけでは全く評価されません。考えを述べる際は必ずその根拠づけが必要となります。それも自分自身の感覚や雰囲気だけではなく、事例などを交えたものでなくては説得力がありません。グループディスカッションで評価されるためには他の人からの共感を得て、場を自分のペースに持って行くことがポイントです。

そのためには、根拠のある事例で他の人を納得させることが重要となります。もちろんいつも独創的な意見が出るわけではないので、他の人の意見に追随するような時もあるでしょうが、その際も「同意見です」と言うだけではなく、別の事例などを紹介して自分の意見としていくことが大切になります。

③よく出るテーマを知り対応できるようにしておく

よく出るテーマを知り対応できるようにしておくことも、グループディスカッションの練習をする際のポイントのひとつです。グループディスカッションで出されるテーマは企業ごとに設定されますが、業界内では共通したテーマが出題されることも多いです。業界ごとに良く出るテーマを把握し、対策を進めることが大切であり、テーマへの理解が深いとそれだけ議論も進めやすくなります。

出されるテーマは企業ごとに異なっていますのですべての対策をすることはできませんが、頻出のテーマに絞れば、充分に対策を進めることはできます。よく出るテーマを知っておくことで、類似したテーマが出た時には上手に議論を進められる場合も多いので、業界ごとの頻出のテーマを知って、練習しておきましょう。

④反対側の意見も考えるようにする

先にも述べましたが、グループディスカッションはディベートではないので、討論で反対意見を打ち負かすよりも、自分と違った意見を聞くことが出来る傾聴力の方が評価されます。明らかに自分の考えと違う意見であっても、あからさまに否定するよりは、その意見のいいところを自分でも考えてみたり、自分の意見と上手く折り合えないか考えて発言する方が全体の雰囲気もよくなり、さらに発展的な考えが生まれてくることも多いのです。

グループディスカッションはなにかしらの結論を最後に発表することが求められるため、いたずらに対立する意見を重ねて中途半端に終了するより、ある程度自分の考えと違っていても場を建設的に盛り上げて有意義な時間にする方が面接官の評価は高くなると思われます。

⑤順序立てて結論まで導く力を付ける

グループディスカッションは議論をいかに上手に進められるかが大切ですので、順序立てて結論まで導く力を付けることも大切です。いくら知識が身に付いていても、それが議論に役立てられなければ意味はありませんし、上手に説明することができなければ評価の対象にはなりません。

知識を活かして結論までの道順が見える考え方ができるよう養うことが大切であり、分かりやすく説明できることが大切です。個人でのイメージトレーニングでも能力を高めることはできますが、第三者にチェックしてもらうことで、客観的な理解を深めることができますのでおすすめです。筋道が立てて物事が考えられいるかを主観だけで判断するのではなく、客観的にチェックしてもらい、能力を養っていきましょう。

自己PRが思いつかない人は、ツールを使うのが一番オススメ

自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。

そこで紹介したいのが「自己PRジェネレーター」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけ裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

実際にツールで作成した自己PR例文(リーダーシップが強みの場合)
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。
サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。
さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。
問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

今すぐツールを試してみる(無料)

グループディスカッションの練習をして備えておこう

選考でグループディスカッションを取り入れている企業は多く、就活を攻略するためには事前に対策をしておく必要があります。グループディスカッションは対策なしで攻略できるほど簡単なものではありません。事前の練習をどこまで徹底できたかによって、合否が決定しますので、グループディスカッションへの理解を深め、しっかり対策をすることが大切です。

グループディスカッションではさまざまな能力が必要になりますので、それらを身に付け、業界への知識や最新のニュースなども知っておく必要があります。グループディスカッションの練習をして選考に備え、上手に議論を進めて就活を攻略していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

記事についてのお問い合わせ