企業研究

【JRAインターン研究】実施内容・選考フロー・事業内容がまるわかり!

JRAを研究!

競馬ファンでなくても、日本中央競馬会(JRA)を知っている人は多いでしょう。就職先として検討する学生もいるはずです。この記事ではJRAのインターンについて説明します。競馬にかかわる仕事の中でも騎手や調教師など特別な職種はさておき、JRAの事務職や技術職となると、業務の具体的な中身を知っている人は多くないでしょう。

JRAのインターンでは、JRAとは何かについて学ぶとともに、グループワークを通してJRAの課題や仕事について研修できます。JRAを目指すならぜひ参加しましょう。

※この記事では、過去の実施内容について記載しています。注釈がない場合は2017年度実施の内容です。

JRAの基本情報

JRAは、競馬場の管理や中央競馬の運営を担当する特殊法人です。勝馬投票券(馬券)を場外で販売するウインズなども運営しています。公営競技の主催者という公共性から、農水大臣の監督下にあり、競馬を通じた畜産振興とともに、国民に健全なレジャーを提供することに努めています。

正式名称:日本中央競馬会
所在地:東京都港区六本木6-11-1
設立年:1954年
従業員数:1,600人
平均勤続年数:19.1年

JRAを企業研究

JRAの業務の中心は、全国10カ所の競馬場で年36回開かれる中央競馬です。公営競技の運営者という立場だけに、すべての仕事で重視するのが公正の確保です。そのため職員にも、業務では常に厳正な姿勢が求められます。

また、競馬を中心に回っている組織なので、競馬が開催される週末は事務職・技術職・獣医職などの職種を問わず、原則として全員が競馬開催に関する業務に就きます。そのため休日は原則的に月曜日と火曜日になります。

競馬に関連する業務は多岐に渡ります。一人ひとりがさまざまな業務を担当するため、事務職を例にとっても、接客を楽しむ姿勢から顧客の声を真摯に受け止める誠実さ、多くの意見を調整する能力まで、幅広い力が求められます。ひとつのことにこだわらず、広い視野と柔軟な発想で新しい仕事にも積極的に取り組んでいく人が待望されているようです。

適職診断でJRAとの適性を確かめてください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

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JRAインターンの選考フロー

JRAのインターンの選考フローは【エントリー→ES提出→書類審査→合否連絡】です。

JRAインターンの選考対策

JRAのインターン選考についてみていきます。JRAのインターン選考を突破するためには、JRAを通してどういった能力や考え方が求められているのかを知っておくことが大切です。

志望動機を明確にしておく

競馬の、スポーツエンターテイメントとしての発展に寄与したいという想いから、インターンシップを通して貴会の取り組みについて学びたいと考えています。私は小さい時から父親に連れられ競馬場に足を運んでいました。一つのレースには馬主、調教師を始めとしてあらゆる人の想いが込められています。そして多くのドラマをお客様に与えてきました。

しかし、競馬に対してギャンブルというイメージしか持っていない人もまたいます。そこで私は、歴史と伝統のある競馬が夢と感動を届けられる最高のスポーツであることを届けたいと考えています。業務形態が特殊であり、外からは分かりづらい貴会の業務内容を知る絶好の機会と思い志望致しました。

上記は「志望動機を300文字以内でお書きください。」に対する回答です。こちらの例文では競馬自体に対する思い入れは多く語られているのですが、JRA単体で見た場合の事業や取り組みについて触れられていません。JRAは毎年数千億円を国庫に納付しており、畜産振興や社会福祉に貢献しています。このような点から、政府の監督下にある特殊法人としてのあり方について触れるのもいいでしょう。

他人から見た評価も踏まえて自己PRを考えておく

私は組織の中で調整役としての役割を果たします。他学部とのゼミ交流合宿において14人で一つの発表を作り上げる際に必要な意見、各メンバーが発表に反映させたい意見を掬い上げることに徹して組織に貢献したという自負があります。また12月に参加したある企業のインターンシップにおいて、ワークショップ後にグループメンバー一人一人に良かった点と、こうしたらもっと強みが活きる点を伝え合う時間がありました。

そこでメンバーから「意見が飛び交う中、どの意見に集中するかを調整していた」、「必要な論点の取捨選択に筋が通っていた」という意見を頂きました。貴会のインターンシップのグループワークでもこの強みを遺憾なく発揮します。

上記は「自己PRを他者からの評価という点も踏まえて300文字以内でお書きください。」に対する回答内容です。自己PRとしての構成はわかりやすいです。しかし、自己PRとして調整役を取り上げるのはインパクトが小さいといえます。議論の中で調整役に徹した場合、自分の意見がないという印象も与える可能性が高いです。自己PRをする際は、短所となる部分をカバーするといいでしょう。

JRAインターンの内容と日程

JRAのインターンはJRAについて知ってもらうことを狙いに、企業概要の説明やグループワークが実施されます。5時間程度の短いプログラムなので気軽に参加できます。

JRAがわかる1dayインターンシップ

競馬場の来場者を増やすアイデア、初心者に競馬を知ってもらう効果的な方法など、JRAの課題についてグループワークで討議します。最後はグループごとに討議した内容を発表し、JRA職員からフィードバックを受けます。

実施時期や参加条件は以下のとおりです。

■実施時期
2018年1月 27日、28日、2月3日、4日のいずれか

■参加条件
学部・学科は不問

■開催地
千葉県船橋市の中山競馬場

選考の日程は以下のとおりです。

・エントリー〆切:2018年1月4日
・適性検査・ES:(不明)
・面接:なし
・合否連絡:1月12日

JRAのインターンに参加しよう

JRAは競馬や馬好きにはとても身近な存在ですが、働く場として考えると、これまで全く見えなかった世界が待っています。競馬に親しんでいない人にとっては、JRAの仕事の中身を想像することも難しいでしょう。

JRAの選考は筆記試験と個人面接が中心です。選考段階では競馬に詳しくなくても不利な面はないようですが、自分が飛び込もうとしているユニークな組織について、雰囲気を知っておくことも大切です。インターンで得られる知見が勇気を与えてくれます。ぜひ活用してください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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