筆記試験

【SPIを実施する企業一覧】合格ラインとオススメの対策方法

SPIを実施している企業側の思惑とは

就活の選考では面接などだけではなく、適性検査がおこなわれることもあり、多くの企業がSPIの試験を採用しています。SPIはすべての企業で実施されているわけではありませんが、多くの企業でおこなわれてしますので、しっかりと対策をしておくことが大切です。企業はSPIの試験を通して学生の学力、企業に合った人材かどうか、思考力が備わっているかなどをチェックしており、事前対策なしでは高評価を獲得することはできません。

SPIはそれほど難しいものではありませんので、しっかり対策をしていれば誰でも攻略することは可能です。就活はどこまで対策を徹底できたかによって、合否にも影響しますので、事前準備を念入りにおこなって、SPIを攻略していきましょう。

SPIとは

就活生なら、SPIという言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。SPI対策を事前にしておくことで、初めて受ける際にも落ち着いて受験できるようにしましょう。

SPIとは、リクルートが開発した適性検査のひとつです。約4割の企業が採用している適性検査であり、リクナビに会員登録する際にもSPIのWEBテストを受けることになります。適性検査には他にも「CAB」や「玉手箱」などの種類がありますが、SPIがもっとも一般的であり受ける機会も多いといえるでしょう。

SPI3の数字はバージョンの違いを表すものです。現在、最も新しいバージョンのSPIがSPI3です。このバージョンの他にも、さまざまな種類があります。また、受験する場所も企業によって違いがあります。

3つのテスト内容に分かれている

SPIは、「言語能力・非言語能力・性格」の3つのテスト内容に分かれています。言語能力は、日本語の力を見るためのテストであり、非言語能力は計算や図形認識などの数学的な能力を測るものです。非言語能力は数学ができるかどうかをみるものではなく、数学的なものの考え方ができるかどうかをみるためのテストです。

性格は、行動や意欲、情緒、ライフスケールなどにわかれてその人の性質をチェックします。このテストには人物像が表れるため、就活生が企業に合っているかどうかを採用担当者は知ることができます。そのため、言語能力や非言語能力と同様に重要視される項目といえるでしょう。企業が求めている人物像をイメージして回答することもできますが、自身の性格と正反対の人物を演じてしまうと入社後にギャップを感じることになるため、正直に答えた方がよいともいえます。

実施形態は4種類

SPIの実施形態には「テストセンター、ペーパーテスティング、Webテスティング、インハウスCBT」の4つの種類があります。テストセンターは、用意された受験会場のパソコンで受験する形式です。指定された日程で都合の良い日を予約し受験します。

ペーパーテスティングは、応募先の企業が用意した会場でおこなうものです。Webテスティングは、インターネット環境に接続できるパソコンであれば、どこからでも受験できる受験方法です。指定された期間内に、自宅や学校のパソコンを利用して受験します。ちなみに、スマートフォンから受験することはできません。

マークシートで受験する形式となっています。インハウスCBTは、応募先の企業に出向いて企業内のパソコンを使って受検する方式です。

SPIを実施している業界と企業

SPIの対策を進めるためには、そもそもSPIがどの業界、企業で実施されているかを知っておくことが大切です。SPIは多くの業界、企業で実施されていますが、すべての企業がおこなっているわけではありません。

志望する業界や企業によってはSPIを経験しない場合もありますし、その場合は対策をしても無駄になってしまいます。就活の対策は効率的におこなうことが大切ですので、まずはどの業界、企業で実施されているかを知り、自身の志望先が該当しているなら対策を進めていきましょう。

総合商社業界

SPIを実施している業界としては総合商社業界が挙げられ、三菱商事・伊藤忠商事・双日などの企業で実施されています。総合商社は就活生にも人気の業界ですし、人気企業が多いのでしっかりとSPIの対策をしておかなければなりません。

総合商社のSPIでは言語・非言語だけではなく、英語・構造把握の問題も出ますので、英語の対策も必要になります。SPIでは基本的には言語と非言語のみが出題される場合が多いですが、総合商社の場合は英語の科目も含まれますので注意が必要です。商社では海外企業とやりとりをする機会も多いため、英語力は必須です。英語力のレベルによって評価も大幅に違ってきますので、しっかりと勉強をしておきましょう。

メーカー業界

メーカー業界もSPIを実施している業界であり、P&Gやネスレ日本、パナソニックやトヨタ自動車などが挙げられます。メーカー業界の場合、SPIを出題する企業は日系メーカーが多いので、日系メーカーを受けるならSPIの対策は必須です。

もちろん外資系の企業であってもSPIが出題される可能性はありますので、対策しておくに越したことはありません。しかし日系メーカーがメインとなっていることは確かですので、出題されない可能性があることは覚えておきましょう。

SPI以外にも適性検査はさまざまありますので、外資系の企業を受けるのであれば、他の種類の検査の対策も必要になります。日系メーカーに絞って選考を受ける場合は、SPIは念入りに対策をしておきましょう。

広告・マスコミ業界

SPIを実施している業界としては、広告・マスコミ業界も挙げられ、電通や博報堂、TBSやNHKなど有名企業も多いです。広告やマスコミ業界では全体的にSPIが実施される可能性が高いですが、NHKでは公式ページでSPIの出題を宣言していますので、確実に対策をしておかなければなりません。

出題が宣言されていることで、高得点を獲得するのが当たり前に求められますし、他の企業よりも高い点数の獲得が求められます。ホームページを見ていれば確実に勉強をして臨みますし、SPIの点数次第で企業への入社意欲の高さも判断されてしまいますので、注意が必要です。宣言されている以上NHKでは高得点を目指さなければなりませんが、他の企業でも高得点を取ることは大切ですので、しっかりと勉強しておきましょう。

その他のSPIを実施している企業一覧

ボストンコンサルティンググループ
野村総合研究所
三菱総合研究所
ゴールドマンサックス
農林中央金庫
三井住友海上火災保険
丸紅
キーエンス
ブリヂストン
ソフトバンク
日本航空
JR東日本
三井不動産

前述した企業以外にも、上記のような会社がSPIを実施しています。過去の実施実績を元にした情報となっています。ほとんどの企業は前年と同じ種類のWebテストをおこなう場合が多いといえますが、毎年必ず同様のWebが開催されるとは限らないためその点については注意しておくようにしましょう。

SPIは、多くの人気企業で実施されているWebテストです。志望企業のWebテストはどの種類や形式で実施されるのか、よく確認しておきましょう。

企業ごとの合格ラインとは

SPIは出題される問題数も決まっていますし、獲得点数によって合否が決定します。合格を目指すためには、とにかく高い点数を獲得しなければなりませんが、合格ラインはどれくらいなのかを知りたいと考える人は多いです。

合格するには満点を取るに越したことはありませんが、しっかり勉強しても満点の獲得は難しいですし、目指すべきハードルが高過ぎると、勉強する気も萎えてしまいます。合格ラインはどれくらいなのかを知り、それに向けて勉強を進めていきましょう。

企業ごとによって異なる

SPIの合格ラインは企業ごとによって異なるため、明確に何点を取れば合格となる基準はありません。そのため同じ点数であっても合格する場合もあれば、不合格になってしまう場合もあります。合格ラインは企業ごとに違いますので、少しでも高得点を取るためにしっかりと勉強しておかなければなりませんが、6割以上がSPIの点数の必要最低限です。

企業ごとに合格ラインは違うものの、6割以上は獲得しておかなければ合格の可能性はありませんので、最低でもそこを目指しましょう。6割以上であれば、少し勉強すれば取ることはできますし、勉強にもそれほど多くの時間は要しません。隙間時間などを見つけながら少しずつ勉強をし、最低6割は必ず得点するようにしましょう。

人気企業は8割を目指そう

SPIの最低ラインは6割ですが、人気企業の選考の場合は8割の獲得を目指しておきましょう。人気企業の場合は応募者の数も多いですし、SPIで足切りをするためにも、合格ラインが高く設定されていることが多いです。また求められる能力も他の企業に比べれば高い場合も多いですし、高得点を獲得できるだけの能力がなければその後の選考でも不合格になってしまいます。

必ずしも満点を取る必要はありませんが、8割は絶対に必要で、できれば9割くらいは取っておいた方がいいでしょう。もちろん満点であれば文句なしで合格に近づきますし、少しでも高い点数を目指すことが大切です。8割はあくまで最低限ですので、まずはそこ目指し、可能であればより高い点数を目指すようにしましょう。

SPIの対策方法

SPIで高得点を獲得するためにはしっかりと対策をしておかなければなりませんが、闇雲に勉強をしても高得点を獲得することはできません。高得点を獲得するためには、効率よく勉強を進めることが大切であり、SPIに合わせた対策をする必要があります。

SPIの対策方法はさまざまありますし、それらを試して対策を進めいくのがおすすめです。ネットを利用したり、問題集を活用するなどさまざまな方法がありますので、自分に合った方法で対策を進めていきましょう。

①無料学習サイトを活用する

SPIの対策方法としては、無料学習サイトを活用することが挙げられます。インターネット上で無料学習サイトがいくつかあるので、それを利用することでSPIの対策を進めていくことができます。無料学習サイトではSPIの問題を数多く取り扱っていますし、実際のテストの形式で問題を解き進められるものも多いです。

実践的な練習をしておくことで、本番でも緊張せずに解答することができますし、より高得点を獲得しやすくなります。また問題の解答についても、しっかりと解説されているものが多く、わからない問題があっても、きちんと理解することができます。無料学習サイトの例としては、StudyProなどが挙げられます。さまざまなものを探し、自分に合ったものを見つけていきましょう。

②問題集を活用する

問題集を活用することも、SPIの対策としてはおすすめの方法です。本屋やネット通販で問題集を買って、繰り返し勉強することで対策を進めることができます。SPIの試験は問題形式に慣れることも大切であり、繰り返し勉強することで出題傾向などを理解することができます。

また形式に慣れておけば、問題を見て素早く解答することができますし、本番でもスムーズに解き進め、高得点を目指すことが可能です。問題集はさまざまなものが出版されていますが、『分かりやすさバツグン! あっという間に対策できる! 最速マスター SPI3&Webテスト 2019年度版』などがおすすめです。この問題集ではSPIだけではなく、他の適性検査の対策もできますし、就活対策を効率的に進めることができます。

③セミナーに参加する

セミナーに参加することでもSPIの対策を進めることはできますので、高得点を獲得したいのであれば積極的に参加することが大切です。セミナーは全国各地でおこなわれていますので、ネットで調べて参加してみましょう。セミナーによって内容は異なりますが、実際に問題を解き進めながらSPIの対策ができる場合も多いですし、SPI対策の問題集などが配布される場合もあります。

また高得点を獲得するためのポイントやおすすめの勉強方法などを教えてもらえる場合もありますし、セミナーに参加することで効率的に高得点を目指すことができます。セミナーは有料のものも多いですが、探せば無料のものもありますし、初回限定で無料としているところも多いので、積極的に参加していきましょう。

④無料の資料を活用する

SPIの対策として問題集を活用するというのがあげられますが、就活の未来ではSPI模試&問題集を無料で公開しています。「言語」「非言語」については基本的な日本語力、計算能力を計測されるものですので、あらかじめ対策をしておくことが大切です。本資料を模試として、力試しに使ってみましょう。この模試を解いてみることで、自分の苦手分野がみえてきます。

苦手分野がわかったら、その部分を集中的に対策するようにするとよいでしょう。苦手な部分に特化して対策をすることで、効率的にSPI対策ができるようになります。就活の未来のSPI模試&問題集では答えについて解説もおこなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

事前に情報を把握してSPI対策を

就活の選考では適性検査がおこなわれることが多く、SPIの試験を実施している企業は多いです。適性検査にはさまざまな種類がありますが、SPIは最もメジャーなものであり、多くの企業が実施していますのでしっかりと対策をしておく必要があります。もちろん実施企業は多いですが、すべての企業で実施されているわけではありません。

志望業界や企業によってはSPIの対策が不要な場合もありますので、どの業界・企業で実施されているかなど、情報を集めておくことが大切です。SPIの試験と一口に言っても、企業によって出題される科目や合格ラインなどは違っています。合格率を高めるためにも、事前に情報を把握して効率的に勉強を進め、高得点の獲得を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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