就活その他

【就活のやることリスト】効率的に動くための準備と対策

就活はやることの把握が攻略のカギ

就活ではやることがさまざまあり、それらを正しく把握することが攻略のカギになります。就活中は忙しく動き回らなければなりませんし、やるべきことはたくさんあります。しかし精力的な活動が必要なのは就活中だけではありません。就活をスムーズに進めるためには、就活が本格的に始まる前からしっかりと準備をすることが大切であり、事前準備次第で就活の結果は違ってきます。

やることはたくさんあり、それらをきちんと進めていかなければなりませんので、やることリストを作って抜かりなく進めていくことが大切です。やることはたくさんありますので、きちんと整理しておかなければやり忘れが起こり、就活で不利になることも多いです。やることリストを作成しながら、就活でやるべきことを正しく把握していきましょう。

大学3回生までにやること

新卒の就活は解禁日が決められており、大学3年の3月に情報解禁、4年の6月には選考がスタートとなっています。そのため情報解禁の3月までに準備をしておけばいいと考えている人は多いですが、実際はそうではありません。

就活の準備は早くから始めておくことが大切であり、大学3回生のうちからしっかりと進めておくことが就活攻略の近道です。大学3回生までにやっておくべきことはさまざまありますので、それらを把握して事前準備を進めていきましょう。

インターン参加

大学3回生までにやることとしては、インターンへの参加が挙げられます。インターンに参加して業界や企業への理解を深めておくことは大切であり、理解度が深まっていることで就活を有利に進めることができます。またインターンの経験から自分がやりたい仕事や自分に合った仕事を見つけることができるのも参加するメリットのひとつです。

就活はただ就職を決めればいいわけではなく、自分に合った企業、活躍できる企業に就職することが大切です。インターンで企業や仕事への理解を深めることで、自分に本当に適した仕事はどんなものかを知ることができます。またその企業での仕事のスキルだけではなく、社会人として必要なスキルも学べるので、それも就活で大いに役立ちます。

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どんな仕事があるのかを知る

世の中にどんな仕事があるのかを知り、視野を広げておくことも、大学3回生までにある程度やっておきましょう。就活を有利に進めるためには、視野を広げ選択肢を多く持つことが大切ですが、そのためにはまずは仕事について知っておかなければなりません。どんな仕事があるのかを知らない学生は多いですし、社会勉強のつもりでさまざまな仕事を知っていくことを心がけましょう。

今は興味がなくても後々興味が出てくる可能性もあるので、とにかく一つでも多くの情報を集めることが大切です。仕事を知ることで仕事への興味や理解も生まれ、志望する業界、企業を少しずつ見つけることができます。大学3回生の時点で志望業界を完全に決める必要はありませんので、自分はどんな仕事に興味があるのかを知っておく程度で問題ありません。

学生時代のエピソードづくり

学生時代のエピソードづくりをしておくことも就活対策としては大切です。就活でよくある質問、「学生時代」に力を入れたことに何を書くのかネタ探しを意識し、どんな内容でアピールするのかを考えて行動していきましょう。学生時代何に力を入れたのかは、就活では頻出の質問ですし、アピールできるエピソードがなければ困ってしまいます。

学生時代に頑張ったことであれば、基本的にはどんなことでもアピールできますので、内容については深くは問われません。特にない学生は例えばアルバイトをするなどのエピソードを作るのも良いですし、特別なエピソードでなくても高評価を得ることはできます。大切なのはエピソード自体ではなく、どのように取り組んだのかですので、何かひとつは真剣に取り組んだと言えるものを作っておきましょう。

就活の解禁までにやること

3回生までにある程度の準備を進めていれば、焦らず就活の解禁を待つことができますが、解禁と同時にスタートダッシュをするためにはこれだけでは不十分です。3回生のうちにしっかりと準備をしていれば出遅れることはありませんが、就活を有利に進めるためにはさらに準備を進めておく必要があります。就活が本格的に始まるのは3月からです。3月の解禁に向けてやることを理解し、スタートダッシュで一気に差をつけていきましょう。

自己分析

就活解禁までにやることとしては、自己分析が挙げられます。自己分析は就活の基本であり、最も重要なものなので就活解禁までに自己分析は必ず終わらせ、自分が何をしたいのか、どんな仕事があっているのかを考えておきましょう。自己分析がきちんとできていないと就活の方向性を決めることができませんし、選考でも自分の魅力を上手に伝えていくことができません。

就活を攻略するためには、まずは自分のことをきちんと理解する必要があるので、自己分析は徹底しておこなう必要があります。また自身の長所や短所なども洗い出し、自分の情報を棚卸ししておくことも大切です。自己分析ができているかどうかで企業からの評価も変わりますので、就活をスムーズに進めるためにも、自己分析は念入りにやっておきましょう。

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業界研究

就活の解禁までに、業界研究も進めておきましょう。ビジネスシーンにはさまざまな業界があり、それぞれについて知識を深めておくことで、志望動機作成や面接などにも役立てることができます。業界研究のコツは、どのようなビジネスモデルがあり、どういった企業が活躍しているのかチェックすることです。

売り上げや利益、将来の展望なども確認してください。調べれば調べるほど、持っていた業界イメージとは異なることもあります。調べ方は、各種就活情報サイトや新聞、書籍などに目を通すことです。はじめは広く浅く情報を収集して全体像をつかみ、つづけて各会社の資本関係や業績推移などを調査しましょう。業界研究で得た知識は、就職後にも活かせることが多いです。

企業研究

業界研究だけではなく、企業について深く調べることも重要です。業界とは比べものにならないほど、たくさんの会社があります。各企業の事業内容はもちろんのこと、働いている人の数、年齢、将来性、年収など、研究することは盛り沢山です。

就活おいては、「なぜこの企業を志望するのか」と問われる場面がよくあります。企業研究は、就活の解禁までに徹底しておこなっておきましょう。会社の強みだけではなく、ウィークポイントもおさえるようにしてください。

調べ方としては、企業ホームページをくまなく閲覧することをおすすめします。また、やりたい職種が見つかっているのであれば、あわせて職種の研究もしておきましょう。

説明会に参加する

就活をスムーズに進めていくためには、志望業界・企業の選定も必要になります。就活が始まるまでに、ある程度は志望先を絞り込んでおくことが大切であり、絞り込むことで効率的に就活を進めることができます。視野を広く持つことは大切ですが、選択肢があまりに多いと失敗の原因になるので注意しなければなりません。

志望する業界は3つ程度に絞り込んでおき、就活の方法性を決めておくことが大切です。3月の解禁後、順次会社説明会がおこなわれますので、それらに参加して志望先を選定することも大切ですが、説明会の参加には時間がかかります。どの説明会に参加するのかもある程度は絞り込んでおかなければなりませんので、解禁までに絞り込み、説明会などに参加してさらに絞り込んで就活を進めていきましょう。

履歴書の作成

3月は就活情報の解禁であり、本格的に選考がスタートするのは6月からです。しかしそれは経団連の指針に従っている企業のみ該当することであり、それ以外の企業では就活解禁と同時に選考を開始する企業は多いです。選考の波に乗り遅れないように、履歴書は事前に作成しておくことが大切であり、作成しておくことで就活初期の選考もチャンスを逃すことなく参加することができます。

履歴書はテンプレートを作成しておくと便利ですが、1種類だけでなく複数パターン作成するのがポイントです。複数パターンの履歴書を企業の特徴に合わせて使い分けることで、書類選考の合格率を上げることができます。履歴書は就活では必須のものですので、後で困らないように早めに作成しておきましょう。

志望動機

志望動機も作ることをおすすめします。志望動機とは、なぜその会社に入るのか動機を伝えるものであり、就活においてキーになるものです。エントリーシート、履歴書、面接などにおいて、志望動機は必要不可欠となります。

志望する企業に対してどれくらい理解しているのかも、志望動機を通して評価されるでしょう。志望動機を作成する際は、インターンシップに参加したり、OB・OG訪問をおこなっておくなどして、活きた情報を参考にするのがおすすめです。

あくまでも自己PRとは異なりますので、どのように志望動機を作ればよいのかしっかりと対策しておきましょう。就活解禁までに対策しておくことで、その後の活動をスムーズに進行することが可能です。

自己PR

自身の良いところをアピールするのが自己PRです。この自己PR作成についても、就活の解禁までにやることのひとつになるでしょう。自己PRを作るためのコツは、具体的な内容を添えて、自己の強みをアピールすることです。

そして、自分の自慢だけをするのではなく、企業側にとってもプラスになるような内容である必要があります。面接する際、相手は採用のプロフェッショナルです。そのため、テンプレートをなぞったような自己PRでは、魅力的な人に見られません。自己PRの例文などは参考程度に止めて、必ず自身のエピソードから自己PRを作成するようにしましょう。はじめのうちは、なかなか作ることができないかもしれませんが、慣れていく内にどのように作成すればよいのかわかります。

面接の対策

面接の対策は就活の準備として重要であり、これも就活解禁までにやることのひとつです。経団連に加盟していない企業は6月以前から選考をスタートさせますし、早い企業では3月解禁と同時に書類選考をおこない、翌週には面接をする場合もあります。面接は6月からだと思って油断していると、いざ面接の案内が届いたときに困りますし、準備不足のまま面接に臨んでしまうと失敗することが多いです。

面接対策は付け焼刃では上手くいかないので、早めから始めておくことが大切です。面接の攻略は一筋縄でいくものではありませんし、きちんと対策をするのはもちろん、何度も繰り返し練習しておかなければなりません。一度練習すればそれでOKではありませんので、早めから準備をして何度も練習しておきましょう。

就活準備を進めていこう

就活準備を進めていこう

就活解禁までにはやることがさまざまありますが、就活の準備としてはそれだけではありません。他にも就活を進めるための準備はありますし、それらについても把握しておくことが大切です。

解禁日までにやっておくべきことは、基本的には選考の対策ですが、選考対策だけではなく就活全体の準備もしておかなければなりません。そもそも就活を進めるための土台が整っていないと、選考の対策をしても練習の成果を発揮できませんので、就活準備としてやることを知っておきましょう。

①スーツや持ち物を揃える

就活では服装のマナーなども見られており、基本的には常にスーツを着用することになります。またスーツだけではなく、ネクタイやシャツ、靴、カバンなどさまざまなものが必要になりますし、それらも評価の対象です。スーツや持ち物を揃えるのは就活準備としては必須のものですし、外資系など業界によっては大学3年時に就活が始まることもあるので、早めに準備しておきましょう。

インターンや就活本番に備えて、シーズンに合ったスーツや鞄など揃えることも大切です。就活は冬場の寒い時期から夏の暑い時期まで幅広くおこないますので、それぞれの季節に合わせたものを用意しておきましょう。服を用意すると就活へのやる気も一気に上がりますので、モチベーションを高めて就活に臨むことができます。

②証明写真も用意しておこう

就活では履歴書やエントリーシートを提出する際に証明写真が必要になりますので、証明写真も用意しておく必要があります。就活が始まってから撮影しても構いませんが、就活解禁と同時に履歴書などの提出が必要な場合も多いので、余裕を持って事前に撮影することが大切です。

証明写真は紙媒体だけではなく、証明写真のデータも入手しておくと就活をスムーズに進めることができます。データは写真館や機種によってはスピード写真でも入手が可能です。ただ、証明写真の使用期限は3ヶ月以内となっているので、早すぎる準備はNGです。あまりに早くから準備していると、いざ本番で使うとなったときに使用できなくなりますので、必要に応じて撮影しておきましょう。

③適性検査の対策

就活準備としては、適性検査の対策も大切です。SPI、玉手箱、TG-Webなど、選考の一環として適性検査をおこなう企業は多いので、それらについて対策をしておきましょう。適性検査は性格、能力検査で構成されており、能力検査の対策は必須です。問題の難易度はそれほど高くないものの、高得点を獲得するためには対策が必要です。

事前準備なしでは高得点が獲得できないことが多く、適性検査の段階で落とされてしまうこともあります。適性検査は選考の初期段階でおこなわれることが多いため、対策は早めにやっておくことが大切です。すべての種類の対策をするのがベストですが、それほど時間の余裕がない場合も多いので、志望する企業に合わせてどの適性検査の対策をするのかを限定していきましょう。

④メールテンプレートの作成

就活中は企業とメールでやり取りをする機会も多く、企業とのメールに時間がかかってしまう人も多いです。メール内容はさまざまですが、お礼メールなど送る機会が多いものは事前にテンプレートを作成しておくと就活をスムーズに進めることができます。テンプレートを作成しておき、必要に応じて文字を打ち込むだけで完成するようにしておけば、メール作成の時間を大幅に短縮でき、効率的に就活が進められます。

またテンプレートを作成するだけではなく、就活用のメールアドレスを作ったり、署名を作成しておくことも大切です。就活ではメールアドレスも評価に影響しますので、就活にふさわしいシンプルなものを作成する必要があります。メールでのやり取りでは署名は必須ですので、これもテンプレートを作成しておきましょう。

⑤エントリーする

就活準備を進める際、エントリーすることも重要です。エントリーは、あくまで会社に対して興味があることを示すものですので、その後必ず説明会などに参加しなければならないものではありません。そのため、エントリーはできる限り幅広い業界や企業に対しておこなっておくようにしましょう。

また、エントリーシートは、選考に参加する場合に必要となる書類です。履歴書と一緒に提出することが一般的ですので、どのような内容を記載するのか理解しておきましょう。エントリーという言葉が含まれていますが、「エントリー」とエントリーシートの「エントリー」はそれぞれ意味が異なるため、混同しないように気を付けましょう。

自分なりのやることリストを作成して就活の攻略を目指そう

就活はやることがたくさんあり、何から手を付けていいのかわからなくなってしまうことが多いです。やることは山積みですが、それぞれ優先順位がありますし、適切なタイミングで準備を進めておくことが大切です。やることがたくさんあるからといって闇雲に手を出しても上手くいきません。

今何をすべきなのかをよく考え、優先順位を意識して取り組むことで、より効率的に就活を進めることができます。上手に就活を進めるためには、やることをリストアップし、自分なりのやることリストを作るのがおすすめです。リストにすることで何をやるべきかが一目瞭然になり、優先順位も考えやすくなります。やることリストを作成し、何をすべきかをよく考えながら、上手に就活を進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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