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自己PRは高校時代の内容でもOK?|面接官に与える印象と例文

自己PRで高校時代のエピソードは使えるのか

自己PRでは過去の経験をもとに自身の能力や人柄などをアピールしますが、その際高校時代のエピソードを使えるのかと悩む人は多いです。高校時代に何かを頑張ったという人も多いですし、人によっては大学時代よりも高校時代のエピソードの方がアピールしやすいという場合もあります。

就活では、高校時代よりも大学時代のエピソードを選択するのが一般的です。基本的に、就活中に問われているのは大学時代の経験ですし、自己PRのエピソードでも大学時代のエピソードを伝えることが多いです。

ただ、例外的に高校時代のことをアピール可能な方法もあります。どのような場合であればアピールができるのかを知り、高校時代のエピソードも上手に自己PRに使いましょう。

高校時代のエピソードが面接官に与える印象

就活では基本的に大学時代のエピソードをアピールしますが、なぜ高校時代はアピールできないのかと疑問に感じる人は多いです。確かに就活中に問われているのは基本的には大学時代のことですが、高校時代のエピソードであっても、自分を正確に表現できるものであれば、伝えてもいいはずです。

しかし、実際には高校時代のエピソードを自己PRに使ってしまうと、さまざまなマイナスの印象を与えてしまう場合もあります。面接官にどのような印象を与えるのかを知り、自己PRで高校時代のことを伝える危険性を理解しておきましょう。

大学時代に何もしていない印象を与えてしまう

自己PRで高校時代のエピソードを伝えてしまうと、大学時代に何もしていない印象を与えてしまいます。高校時代にしっかり頑張ったことは評価されるべきですが、昔頑張れたのであれば、現在でもしっかり努力を重ねられるはずです。

大学時代のエピソードを使わないことで、大学時代は特に学びがなかったという印象を与えてしまい、評価を下げられる恐れがあるので注意しなければなりません。企業は単に学歴だけで学生を判断しているわけではなく、大学で何を学んできたのかを評価します。

大卒や専卒、高卒との採用で差が生まれるのはまさにここであり、大学に通っていても何も学んでいないなら意味がありません。大学時代に何もせず、だらだらと時間を無駄にしたイメージを与えてしまうので注意が必要です。

高校時代に燃え尽きたと思われる

自己PRで高校時代のエピソードを伝えることで、高校時代に燃え尽きてしまったのでは内かと思われる可能性があります。高校時代に高い実績を獲得していれば、それは評価の対象ではありますが、そこで燃え尽きてしまうと話は別です。

いかに優れた実績、結果を残していても、それが継続しておこなえなければ社会では通用しませんし、仕事でも活躍することができません。仕事は短期集中で一気に成功させるのではなく長期的に活躍し続けることが大切ですし、燃え尽き型だと思われると印象が悪くなってしまいます。

コンスタントに努力が続けられることが重要視されていますし、燃え尽き型だと思われないためにも、高校時代のエピソードは伝えない方が無難でしょう。

向上心がないと思われる

自己PRで高校時代のエピソードを伝えてしまうと、その時点で満足してしまい、向上心がないという印象を与えてしまいます。高校時代の結果に満足し、大学時代に努力を怠ったイメージがついてしまうので、評価も大幅に下げられる可能性が高いです。

新卒ではポテンシャル重視で採用が決定することが多いですし、向上心の程度は重要な評価のポイントです。向上心が少しでもあれば少なからず評価は受けられますが、全くないと判断されれば大きくマイナスの印象を与えてしまいます。

継続して努力ができないことで、一定の水準で努力をやめてしまうと思われますし、就職してもすぐに辞めるのではないかとも思われかねません。企業は長く働いてくれる人材を求めていますし、成長意欲が感じられないのはNGです。

自己PRで高校時代のエピソードを使う方法

自己PRでは基本的に高校時代のエピソードを使用しませんが、例外的にアピールしても問題ないケースもあります。大切なのはアピールの仕方であり、高校時代の努力が全く評価されないわけではありません。

自己PRは伝え方次第で印象が大きく変わりますし、内容もしっかり工夫することが大切です。就活で高校時代のエピソードをアピールするにはどうすればいいのかを知り、上手に自己PRをおこないましょう。

大学生活でのエピソードに繋げる

自己PRで高校時代のエピソードを使う場合は、そこから大学生活へとエピソードを繋げることが大切です。エピソードが高校時代だけで完結していると、さまざまなマイナスの印象を与えてしまうため、話を広げて現在まで展開させる必要があります。

エピソードの始まりが高校時代であったとしても、それが今も続いているものだと分かれば印象は悪くなりませんし、長く続けていることで好印象になる可能性も高いです。就活のアピールで使えるのは大学時代の経験であるため、エピソードは連続させて繋げることが大切です。

高校時代から大学生活へと話を繋げることでより内容も分厚くなりますし、説得力の高いアピールに仕上げることができます。

継続力をアピールする

高校時代から大学時代へとエピソードを連続させれば、継続力についてもアピールしていきましょう。これは継続力を題材とした場合だけではなく、それ以外の題材でアピールする場合でも同じです。

継続力を上手に伝えるためには、物事を続けた時間や年数など、分かりやすく数字で表すことが大切です。単に長く続けたとアピールするよりも、5年続けたなど、数字にした方が定量的に伝わりますし、高評価も獲得しやすくなります。

数字を使って明確にアピールすれば、別の題材でアピールしている場合でも、継続力があると印象付けられ、評価もされやすいです。継続力は業界、企業を問わずに評価される能力です。新卒の就活においては重要視されているポイントのひとつでもあるので、上手に伝えていきましょう。

あくまで補助エピソードとして使う

自己PRで高校時代のエピソードを使う場合は、あくまで補助エピソードとして使うことを心がけましょう。就活で求められるのは大学時代の経験ですし、どれだけ素晴らしい経験でも、高校時代の経験だけに焦点を置いてしまうのは避けた方が無難です。

割合としては大学時代が7、高校時代が3程度に抑えることが大切ですし、どれだけ割合が増えたとしても高校時代の方が多くなってはいけません。高校時代のエピソードは、大学時代の経験を伝えるための前座的な役割ですし、そこでアピールが完結しないように注意しましょう。

せっかく上手にアピールできても、エピソードの割合次第では台無しになってしまう可能性も高いです。求められているものをきちんと理解した上で、上手に伝えることが大切です。

高校時代の経験を使った自己PRの例文

私は向上心があり、常に目標を設定して努力を続けることが出来ます。高校時代から水泳をはじめ、初心者ながらタイムを上げることを目標に努力を続けました。大学入学後も水泳部に所属し常に1秒先を目指すことで目標を保ち続け、辛い練習にも耐えることが出来ました。努力の結果、最後の大会では入賞し、有終の美を飾ることが出来ました。御社でも営業マンとして常に自分にノルマを課し、懸命に仕事に取り組むことで目標を達成して、営業成績を上げて活躍したいと考えています。

例文では向上心があり、常に目標を設定して努力ができるとアピールされています。高校時代のエピソードが使われていますが、あくまで補助的にですし、基本的には大学時代の経験ですのでマイナスの印象を与えることはありません。

むしろ長く続けることで、能力の裏付けができていますし、継続力についても評価されるでしょう。能力を説明するだけではなく、仕事でどのように活かすのかも明確にされていますし、企業に貢献できる人材だと強くアピールできています。

自己PRで高校時代のエピソードを使う際の注意点

自己PRで高校時代の経験を使うのは非常に難しく、少しでも間違えればアピールは台無しになってしまいます。アピールの際にはさまざまな注意点がありますし、それれを理解した上で伝えることが大切です。

自己PRは企業に自分の採用メリットを伝えるためのものですし、ここでマイナスの印象を与えてしまうと選考でも大幅に不利になってしまいます。高校時代のエピソードを使用する際の注意点を正しく理解して、ミスなく自己PRをおこないましょう。

誰もが経験していることはNG

アピールの方法次第で高校時代のエピソードも自己PRで使用できますが、当然内容も評価されているので注意が必要です。上手にアピールできたとしても、大学受験など多くの人が経験していることを頑張ったと伝えるのはNGです。

大学受験は頑張らなければならないものですし、それに力を入れるのは当然のことであり、評価の対象にはなりません。むしろそれ以上に努力したことがない印象を与えてしまい、評価を下げられる可能性が高いです。自発的に努力をしたことを自己PRの題材として使用しましょう。

継続できた理由を明らかにする

高校時代のエピソードをアピールする際、継続力を提示することが多いですが、なぜ続けられたのかという理由を明らかすることが大切です。どれだけ長く続けていることでも、ただ漠然と続けているだけでは評価の対象にはなりません。

努力していることをアピールするには、明確な目的意識があることを伝える必要がありますし、意欲的に取り組んでいることが大切です。漠然と続けているだけでは作業としてこなしているだけであり、継続力のアピールにはなりません。

継続力は意思の強さを示す能力ですし、自発的な意識がなければアピール力は低くなるので注意しましょう。続けられた理由を提示して、明確な目的意識があったと伝えることが大切です。

仕事に役立てられることが大切

高校時代のエピソードに限らず、自己PRでは最終的に仕事で役立てれるとアピールすることが大切です。能力をどのように活かして仕事をするかを具体的に伝えることで、採用メリットの高さも提示できます。仕事に必要な能力や企業が求める人材を知った上で、就職すれば活躍できるということをアピールしていきましょう。

高校時代の自己PRは大学の経験に繋げることが大切

自己PRでは高校時代のエピソードでも使い方次第でアピールできますが、最終的には仕事での再現性に繋げることが大切です。仕事で活かせない能力はいくらアピールしても意味がありませんし、どんなエピソードで伝えたとしても高評価を獲得することはできません。

就活で求められているのは、自社で活躍できるかどうかであり、仕事で活かせる能力があるとアピールすることが大切です。高校時代でも大学時代のエピソードでも、仕事に繋げられれば高評価ですし、選考でも有利になります。

もちろん就活で求められるのは大学時代の経験ですし、高校時代の経験はサブのエピソードとして使うことが大切です。エピソードの使いどころを正しく理解して、上手に自己PRをおこないましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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