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相手の立場に立って考えることを自己PR|例文3選やNG例もご紹介

相手の立場に立って考えるとは

相手の立場に立って考えるとは、相手の気持ちを汲み取って物事を考られるということです。相手の気持ちを汲み取って考えることは、人間関係の構築や仕事をするうえで非常に重要になってきます。

特に、営業などの人と接する仕事ではこうした能力は必要不可欠であるため、営業職を受けるときの自己PRに使おうと考えている人もいるでしょう。相手の立場に立って考えることはなかなか難しいことです。どういった人が相手の立場に立って考えられる人なのかを踏まえた上で、具体的な自己PRの作り方をご紹介していきます。

相手の立場に立って考える人の特徴

相手の立場に立って考える人の特徴

相手の立場に立って考えられる人は、どういった特徴を持っているのでしょうか。自分が相手の立場に立って物事を考えられているかどうかは、簡単に分かるものではありません。自分が相手の気持ちを汲み取れる人間だと思っていても、実はそう思われていなかったという場合もあります。

かといって、友人に自分は相手の気持ちを考えられる人間かと尋ねるのは抵抗がありますよね。これからご紹介する相手の立場に立って考える人の特徴を参考にして、自分はそれに当てはまった人間かどうかを考えてみてください。

相手が傷つかないように配慮する

第1に、相手が傷つかないように配慮できることが挙げられます。相手の気持ちが汲み取れる人は、自分がされて嫌なことを相手にしません。自分が嫌悪感を持つようなことは、相手も嫌だと思うことがほとんどだからです。

例えば、自分が恋人と別れて落ち込んでいるときに、「なんで別れたの?」や「何が原因だったの?」などと追求されたらどう感じるでしょうか。嫌なことを思い出して不快な気分になる人もいます。こうした行動について、相手の立場に立って考えられる人は避けようとするのです。

無意識に深慮深く、干渉しすぎないよう空気を読むことができるのです。こうした配慮ができると、仕事をする上でも信頼を獲得しやすくなります。相手の立場に立って考えられる人は、このように相手が傷つかないように配慮することができるのです。

自分の意見を押し付けない

第2に、自分の意見を押し付けないことが挙げられます。価値観や意見は十人十色です。相手の気持ちがわかる人は、価値観や意見を人に押し付けるようなことをしません。なぜなら、相手を不快にしてしまうことが無意識に分かっているからです。

例えば、アルバイトをしているときに、自分なりの仕事のやり方があるにも関わらず「それは違う。こうするんだよ。」と、こちらの言い分も聞かず一方的に命令されたらどう感じるでしょうか。「この人は接しにくい人だな。」と思いませんか。

場合によっては、その場で口論になってしまうかもしれません。こうした自分の意見を一方的に押し付ける行為は、相手によく思われません。相手の立場に立って考えることができる人は、互いによい関係を保つために自分の意見を押し付けないのです。

聞き上手

第3に、聞き上手であることが挙げられます。相手の立場に立って考えられる人は、相手の話を最後までしっかりと聞きます。就職活動をしていると「大事なのは傾聴力だ」という話をよく聞きますが、まさにこのことです。自分の意見を語る前に、まずは相手の言い分を聞くことが、よい人間関係を築く上で重要になってきます。

話を途中で遮る人がいますが、話を遮り合うやりとりは、第三者からしても決していい気分になるものではないですよね。当事者であれば、なおさらいい気分はしません。

相手の立場に立って考えられる人は、こういった相手が嫌悪感を抱くような言動を避けます。相手の感情を読み取り、悪い気分にさせないように行動することが、相手の立場に立って考えられる人の特徴であると言えるでしょう。

相手の立場に立って考えることをアピールする方法

ここまでは、相手の立場に立って考えられる人の特徴を紹介してきました。ここからは、自分が本当に相手の立場に立って考えられる人間だと相手に伝えられるような、エントリーシートや面接の場でのアピール方法についてご紹介します。

相手の気持ちを汲み取ることができて、それが自分の強みだと思っていても、それをうまくアピールできないと相手に伝わりません。ましてや、相手は初対面の採用担当者です。相手に自分の強みを伝えるために、上手なアピール方法を整理してエントリーシートの作成や面接に挑むようにしてください。

具体的なエピソードを伝える

相手の立場に立って考えることをアピールする最も有効な方法は、具体的なエピソードを盛り込むことです。自己PRや自身の強みを語る際には、具体的なエピソードを入れることで根拠ができます。逆にどんなに強みを言い張ったところで、その根拠となるものがなければ信ぴょう性がなく相手に信じてもらうことはできません。

相手の立場に立って考えられることを自己PRでアピールしたいのであれば、実際に行動した内容とその結果を盛り込むといいでしょう。例としてアルバイトでの出来事を話すのであれば、どういった顧客対応をしたか、その結果どのようなことが得られたかを具体的に話すようにします。このように具体的なエピソードを踏まえて相手に伝えることで根拠がうまれ、うまくアピールすることができるでしょう。

経験で得た成果や学びを伝える

経験で得た成果や学びを伝えることも、相手の立場に立って考えられる点をアピールする方法のひとつです。これは、上記で紹介した具体的なエピソードと組み合わせるのがいいでしょう。上記のアルバイトでの出来事の例に盛り込むのであれば、どういった顧客対応をしたか、またその結果どのようなことが得られたかと併せて、そこから何を学ぶことができたのかを盛り込みます。

そうすることで、面接官に人柄が一層伝わり、自己PRの根拠の部分を一層強いものにできます。というのも、同じアルバイトが題材でも得た成果や学びは人それぞれだからです。自己PRで一番重要なのは経験からどんな成果を得たか、またどんなことを学んだのかという部分ですので、この部分を忘れずに盛り込むようにしましょう。

企業での活かし方を伝える

上記2つに加えて、企業での活かし方を伝えられるとさらにいい自己PRにすることができます。自分の経験を企業でどう活かせるのかを盛り込みましょう。特に相手の立場に立って物事を考えられる能力は、どの企業でも活かすことができます。

顧客と直に接することのない企業でも、社員同士でコミュニケーションをとる機会は必ずあるでしょう。企業での活かし方を伝えることで、面接官はその人物が企業でどのように活躍できるかをイメージできます。エピソードを考える際は、出来事、結果、そこから学んだこと、企業での活かし方の4つを軸に作成しましょう。

穴埋めで自己PRを完成させよう

自己PRの作成ポイントについてご紹介してきましたが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。相手の立場に立って考えることをアピールするためのポイントを抑えることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己RPです。

言いたいことはまとまったけど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自己PRが完成します。文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。

相手の立場に立って考える自己PRの例文3選

ここまで自己 PRを上手くアピールする方法をご紹介してきましたが、方法を知っただけではなかなかイメージがつかないと思われます。ここからは、実際に例文をいくつか使ってコツを掴んでいきましょう。

例文では、上記で紹介した出来事、結果、そこから学んだこと、企業での活かし方の4つを盛り込んでいます。実際に自分の自己PRを考える際は、例文をそのまま真似るのではなく、自分だけのオリジナルな自己PRを作成しましょう。

例文①

私の長所は、相手の立場に立って物事を考えられる点です。私は所属するゼミナールでの会議で、ファシリテーターをしていました。その際に、なかなか意見を言い出せないメンバーを見極め、その人にこちらから意見を聞くようにしていました。
その結果、その人の意見から討論が活発になり実りある会議を行う事ができました。この経験から、相手のことを考えて行動することで、より良い組織を構築できることを学びました。また、こうした相手の気持ちを見抜くスキルは御社の社内会議でも活かす事ができると考えています。

この例文では、組織の中で自分がどう行動し、その結果から何を学んだのかが明確になっています。また、学んだことが企業に入った時にどう役立つのかも明確にできていますから、一貫性のある自己PRになっています。

例文②

私の長所は、相手の気持ちを汲み取って行動できる点です。長所を活かした経験に、アルバイトでの出来事が挙げられます。私は飲食店でアルバイトをしていますが、その際にお客さまが求めていることを先読みして行動する事ができます。例えば、何も言われずとも取り皿を追加で出したり、メニューに迷っていたらこちらから声をかけると言ったことです。
その結果、お客さんには「こちらの考えを感じ取ってくれていて有難い」と褒めていただいたり、中には私がいるからまた来ると言ってくださる常連の方までできました。こうしたことは、御社に入った際に顧客対応の面で活かす事ができると考えています。

この例文では、アルバイトでお客様にどう言った顧客対応をしたのかが詳しく述べられており、オリジナリティある自己PRになっています。自己PRには、自分しか経験したことがないオリジナルな具体例を盛り込むことで評価が高くなります。この部分は自己PRにおいて最も大切なパーツですので、忘れず盛り込むようにしてください。

例文③

私の長所は、相手が何を考えているかを感じ取り行動できる点です。その例として、塾講師のアルバイトで生徒を指導した経験が挙げられます。生徒のやる気やテストの出来具合はまちまちです。そのため、塾講師として1人ひとりに合わせた指導を行うことが求められます。
そこで私は「なぜこの子は勉強が嫌いなのか」や「どうして点数が伸びないのか」などを、生徒の立場に立って物事を考えてきました。このように相手の立場に立って考えるようにした結果、担当していた生徒が徐々に勉強にやる気を持ち始め、テストの点も右肩上がりになりました。
この経験から、何かを伝える際にはまず相手の気持ちを汲み取る事が重要なのだと学びました。私が御社に入った際にも、まずは相手の気持ちを考えることから始め、顧客や社員の方とのリレーションシップを築いていきたいと考えています。

この例文では、アルバイト先での出来事、生徒のやる気や点数を伸ばしたという結果、そこから学んだこと、企業での活かし方がうまくまとめられています。この4つのポイントを持って自己PRを書くようにしましょう。

相手の立場に立って考える自己PRのNG例文

ここまでは、いい自己PRの例文をご紹介してきました。では、逆に悪い自己PRの書き方とはどういったものなのでしょうか。ここからは、NGな自己PRの例文とともに悪い書き方をご紹介していきます。

他の人と比べて自分がどんなにいい経験をしていても、それがうまく伝えられなくては選考を通過することはできません。自分の書いた、または書こうとしている自己PRが以下の例文のようなNG内容になっていないか、照らし合わせてみてください。

例文①

私の長所はゼミナール活動でメンバーをまとめ上げ、研究の成果にも繋げたことから、相手の立場に立って考えられる人間であると考えています。ゼミのメンバーからも、「1人ひとりに目が届いていてすごいね」と言われることからも、やはり相手の立場に立って考えられることが強みだと自負しています。ゼミナールで研究の成果に繋げられたことから、御社に入った際も、1人ひとりに気配りをしながら同じ目標へと向かっていきたいと考えています。

この例文の悪いところは、一言ひとことが長く要点がどこなのかわからないことです。採用担当者に「この人、要は何が言いたいんだろう?」と思われてしまった瞬間に内定への道は閉ざされてしまいます。自己PRを語る際は、できるだけ相手に要点が伝わりやすいように、簡潔に伝えたいことをまとめるようにしましょう。

例文②

私の長所は相手の立場になって考える事ができる点です。その例として、私が彼女と付き合った際にのことが挙げられます。私の彼女はお手洗いに行く頻度が高いです。なので彼女とデートに行く際に相手がお手洗いにいきたいかどうか、常に気を配っています。
その結果、彼女には「気遣いができるね」と言われ以前よりも関係が良好になりました。このことから相手の気持ちに寄り添うことの大切さを学びました。御社に入った際にも、気配りという強みを活かして顧客の信頼を獲得したいと考えております。

言わずもがな、こうした例文は論外です。この例は少しオーバーですが、恋愛などの個人的な内容を自己PRに書いてはいけません。そのほかにも娯楽関係の内容も避けましょう。就職活動は将来を決める重要なイベントで、採用担当者も真剣です。アルバイトやゼミナール、部活動などの内容にし、間違ってもふざけたことは書かないようにしましょう。

相手の立場に立って考えることの自己PRは根拠が大切

自己PRで相手の立場に立って考えられることを押すのであれば、根拠が非常に大切です。また具体的に根拠を表すのであれば、エピソードの内容を充実させる必要があります。相手の立場に立って考えられる点を自己PRで話す学生は多いです。

多くの学生の中から頭一つ抜け出すためには、エピソードの内容をを他の学生よりも充実させなければなりません。内容の濃いエピソードが根拠をうみ、根拠が相手の立場に立って考えることの信ぴょう性をうむのです。面接官に「この学生は他の学生とは違うな」と思ってもらうため、根拠は大切にするようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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