面接対策

ディベートのテーマ例|評価ポイントや討論する上でおさえておくこと

就活で頻出のディベートのテーマを知ろう

就活では選考の一環としてディベートがおこなわれることがあり、攻略するためには頻出のテーマを知っておくことが大切です。詳細なテーマを知るのではなく、タイプ分けした際の傾向や特徴、ディベートで求められるものを知ることが、選考の攻略に繋がります。

ディベートに苦手意識を持つ人は多いですが、事前にしっかり準備をしていれば攻略できますし、話すのが苦手でも高評価を狙うことは可能です。ディベートはやや特殊な選考スタイルであり、面接とは見られているポイントなども違いますので、きちんと対策して攻略を目指しましょう。

選考でディベートをおこなう企業は多い

就活でなぜディベートの対策が必要なのかですが、これは単純にディベートを選考に採用している企業が多いからです。基本的には面接がメインとなりますが、途中段階でディベートをおこなう企業は多く、選考のスタイルを変えることでさまざまな面から学生を評価しています。

ディベートは通常のディベート形式でおこなわれることもあれば、グループディスカッションの中で、ディベート型のテーマが出題されておこなわれることもあります。どちらの場合でも基本的なポイントは共通していますし、評価の基準なども同じです。

ディベート自体のやり方やテーマごとの特徴を理解していれば、選考には十分対応できます。基本の理解を深めることで、ディベートを攻略する秘訣と言えるでしょう。

ディベートで評価されているポイント

ディベートを攻略するためには、何が評価されているかを知っておくことが大切です。漠然と議論を進めているだけでは評価されづらいですし、評価ポイントを理解した上で上手にアピールすることが高評価を獲得するポイントです。

ディベートでは面接とは違った点が評価されていますし、何が違うのかも確認しておきましょう。評価ポイントを知っておけば効率的なアピールが可能になり、選考をより有利に進めることができます。

論理的思考力

ディベートでは、発言の内容から論理的思考力が評価されています。論理的思考力は仕事には必須の能力であり、筋道を立てて物事を考えられるかが見られています。課題をクリアするためには、順序立てて考えて対応策を考えなければなりません。より良いアイデアを出すには論理的思考力が必要です。

仕事を進める上での基礎能力とも言えるため、上手にアピールできれば高評価となります。論理的思考力は発言内容からチェックされており、いかに建設的な意見が出せているかが重要視されています。

議論を停滞させるような発言はNGであり、的を射ていない発言もマイナスの印象を与えるので注意が必要です。物事の本質、議論の中核を見抜いて発言できているかが見られていると考えましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力もディベートで評価されているポイントのひとつです。議論をどのように進めるか、相手に対してどのような発言、振る舞いをするかによって評価が決定します。

コミュニケーション能力にもさまざまな種類がありますので、単に積極的に発言していればいいわけではありません。相手に自分の考えを伝えるプレゼン力はもちろん、相手の話を引き出す傾聴力もコミュニケーション能力であるため、どちらをアピールするかを明確にしておくことが大切です。

両方アピールできるならそれに越したことはなく、話すと聞くのバランスを心がけることもポイントです。コミュニケーション能力は些細な言動、行動からもチェックされています。一挙手一投足に注意して、安易な発言をしないよう注意しましょう。

協調性

ディベートは議論を戦わせてどちらが正しいかを競わせるものですが、意外にも協調性も評価されているので注意が必要です。ディベート=自分を表現すると考える人は多いですが、自己表現力だけではなく、いかに協調性を発揮できているかも重要視されています。

ディベートは議論をおこなうものの、反対の立場にいる人は敵というわけではありません。ディベートはひとつのテーマに対して別々の立場から意見を出し合い、チームでひとつの結論を出すことが目的です。

そのため立場は別でもお互いにチームであり、意見を戦わせながら協力することが求められています。自己表現と協調性のバランスは難しいですが、我を通せばいいわけではないことは覚えておきましょう。

ディベートのテーマ例

  • ご飯とパン、朝食にふさわしいのはどちらか?
  • 医療費は無料にすべきか有料にすべきか?
  • 仕事では充実感と給料どちらが大切か?
  • 自分と家族、どちらの幸せを願うべきか?
  • 日本企業が世界に進出するには、経済力とアイデア力どちらが必要か?

ディベートのテーマはさまざまですが、基本的には立場は2つにわけられます。簡単な構図で言えば、AかBかに分けられ、それぞれの立場から発言して議論を進めていきます。ディベートでは立場を指定されておこなうことが多いため、自分の考えとは別の立場になってしまうことも多いです。

考えと違う立場になったとしても、指定された立場で発言しなければならないのがディベートの大きな特徴です。どちらか一方に答えを決めるのではなく、それぞれのメリット・デメリットを把握して、どちらの立場からでも意見を言えるようにしておきましょう。

ディベートのテーマは企業によって違う

ディベートのテーマは企業ごとに違ってきます。ディベートのテーマはいくつかの種類に分類できるため、種類ごとの特徴を理解しておくことが大切です。

それぞれの特徴さえ理解していれば、どのようなテーマが出題されたとしても、スムーズに議論を進めることができます。根本的な部分を理解することが大切であるため、就活ではどのような種類のテーマが頻出なのか、種類別の特徴を把握しておきましょう。

企業の商品や経営に関するテーマ

企業の商品や経営に関するテーマは就活で頻出であり、上手に議論を進めるためには事前に業界研究や企業研究を徹底しておかなければなりません。企業ごとにテーマの詳細は違いますが、実際の商品や経営状態などがテーマになることも多く、企業への基本的な理解は必須です。

企業について何も知らない状態だと、そもそもテーマの理解が難しい場合も多く、発言しても的外れになってしまう可能性が高いです。企業だけではなく業界への理解も重要であり、業界の将来性やトレンドなどを踏まえた議論ができれば、高評価を獲得しやすくなります。

企業に関することがテーマになっている場合は、業界研究や企業研究がどれだけできているかが見られることも多いので注意しましょう。

社会人としての倫理観を問うテーマ

社会人としての倫理観を問うテーマも頻出であり、議論を通して社会人としての自覚を持てているかが見られています。社会人は信用が第一に考えられますし、モラルが欠如していると判断されれば評価は大幅に下げられてしまいます。

一般的な倫理観からずれた発言をしてしまうと、マイナスの印象を与えるので注意しましょう。また、このテーマからは、仕事への取り組み姿勢や仕事そのものに対する価値観が問われていることも多いです。

どのように仕事に取り組むのか、仕事の価値観が企業と合致しているかが見られており、企業との相性がチェックされています。議論を通して企業と考え方が一致していないと判断されれば、評価は低くなるので注意しましょう。

想像力が求められる想像型のテーマ

ディベートでは現実的なテーマばかりではなく、想像力が求められるテーマが出題されることも多いです。これは架空の設定を用いておこなうことが多く、テーマ自体もユニークであることが特徴です。

テーマそのものがおもしろいため議論も弾みやすいですが、現実的な着地点を見つけることが難しいので注意しましょう。テーマが現実離れしたものであっても、最終的な結論にはリアリティを持たせなければなりませんし、いかに現実味を持たせるかが重要視されています。

完全に架空の設定ではなく、現実的な問題を取り入れたテーマが出題されることもあります。「~をするためには」「もしも~なら」などの形式で出題されることが多いので、出題されれば現実的な考えを心がけ、着地点を探りながら議論を進めましょう。

ディベートの重要ポイント

ディベートを上手に進めるためには、評価されるポイントだけではなく、ディベートそのものにおける重要なポイントを理解することが大切です。ディベートは上手に進めることが大切ですし、スムーズに議論ができれば高評価にもなりやすいです。

評価されるためにはミスを減らすことができるかも大切であり、マイナスとなる要素はできるだけ取り除かなければなりません。ディベートにおける重要ポイントを把握して、議論を上手に進めていきましょう。

最終的な結論を出すこと

ディベートは基本的に議論の過程が評価されていますが、ディベートとして完成するには最終的な結論を出さなければなりません。ディベートの目的は議論ではなく結論を出すことであり、議論はあくまで目的を達成するための手段にすぎません。

結論が出なければチームとして評価は悪くなりますし、選考でも不利になるので注意が必要です。相手の意見に負けないように意見を戦わせることは大切ですが、最後まで結論が出なければどれだけ粘ってもマイナスの印象を与えてしまいます。

議論が長引きそうだと感じればある程度のところで妥協点を作り、結論付けへと移行することが大切です。自分の意見を勝たせようとするのではなく、チームでひとつの結論へと導くことを意識しましょう。

論破=高評価ではない

ディベートと聞くと相手の意見を論破すれば評価されると考える人も多いですが、これは間違いです。一概に論破=高評価となるわけではなく、場合によってはマイナスの印象を与える可能性もあるので注意しなければなりません。

論破して評価されるのは、自身の立場の正当性を明確にし、かつ相手の意見の弱点を突いて反撃できなくできた場合です。無理矢理に意見を主張して、相手の意見を押し込めても印象は悪いですし、細かく攻め立てて主張にあらを探すのもよくありません。

目的は論破することではなく、より良い方法で結論を出すことですので、集中的に攻め立てるような発言は控えましょう。論破するのではなく、自分の意見の優位性を示し、いかに自分の立場に正当性があるかを提示することが大切です。

人の話を聞くことも評価の対象

ディベートでは自身の発言ばかりに意識が向かいがちですが、実は相手の話を聞くことも評価の対象となっています。ディベートはそれぞれの立場に分かれて議論をおこないますので、相手がいなければ成立しません。

別の立場にいる人は敵ではなくチームの一員ですし、相手の意見も尊重しながら議論を進めることが大切です。自分の意見を主張しようとするばかりに、相手の発言を遮って意見をしてしまう人も多いですが、これはNGです。

相手の話をしっかり聞いてから反論することが大切ですし、途中で口を挟むと自分勝手な印象を与えてしまいます。主張するだけではなくしっかり聞くことも意識し、相手の意見を正しく理解した上で、自身の発言も考えるようにしましょう。

テーマを把握してディベートを攻略しよう

就活では選考の一環としてディベートがおこなわれることも多く、攻略するためにはテーマやディベートのポイントを把握しておくことが大切です。テーマは種類分けができますし、それぞれの特徴を理解していれば、どのようなテーマが出題されても素早く対応できます。

テーマの詳細は企業ごとに異なりますが、根本的な部分さえ理解していれば難しいことはありません。また、ディベートを進める上でのポイントや評価されている点を知っておくことも大切です。

漠然と議論をおこなっているだけでは、高評価を目指すのは難しいですし、場合によってはマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。ディベートはテーマとポイントを把握していればそれほど難しくはありませんので、しっかり理解を深めて上手に議論を進めていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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