自己分析

自己分析で長所と短所を見つけよう|注意点と書き方の例をご紹介

自己分析では長所と短所を見つけることが大切

自己分析は就活の基本であり、中でも長所と短所を見つけ出しおくことが大切です。長所と短所は自身の性格や特徴を的確に言い表したものであり、知っておくことで、自分自身への理解を深めることができます。

長所と短所から派生して分かることもたくさんあり、これを正しく理解しておくことで、就活はよりスムーズに進められるでしょう。しかし、長所と短所を見つけるのは意外に難しく、自己分析の段階で行き詰ってしまう人は多いです。

自己分析がうまくいかない場合、やり方を間違ている可能性が高いです。正しいやり方さえ理解していれば、長所と短所を見つけ出すのは難しいことではありません。自己分析のやり方を把握して、長所と短所を的確に見つけ、就活を有利に進めていきましょう。

なぜ長所と短所が必要か

自己分析では長所と短所を見つけることが重要視されていますが、そもそもなぜこれらを見つけなければならないのかと疑問に感じる人は多いでしょう。自己分析で知るべきことはほかにもたくさんあり、長所と短所だけがすべてではありません。

自分を知り、就活の軸を決めたり分析結果から志望動機や自己PRを考えるのも、自己分析の大きな目的です。しかし、それらと同様に長所や短所も重要なものであるため、なぜ必要なのかその理由を把握しておきましょう。

自分への理解を深めるため

自己分析で長所と短所を見つける必要があるのは、自分への理解を深めるためです。自己分析にはさまざまな目的がありますが、大前提として重要なのは、自分自身を知り理解を深めることです。さまざまな観点から自分を見つめ直し、理解を深める必要があります。

長所と短所は自身の性格的な特徴を強く表した部分であり、いわば個性の部分です。良い面と悪い面の両方を知ることで、理解度はさらに高まり、就活でのアピールに繋げることができます。長所を知るだけ、短所を知るだけでは情報としては不足しているため、これらは必ずセットで考えることが大切です。自分自身を両面から見ることで、人間性をより明らかにできます。

アピールポイントを見つけるため

アピールポイントを見つけることも、長所と短所を知るべき理由のひとつです。企業は学生のことを理解しようと考えて、選考でさまざまな質問をします。学生は自身の優れた部分や性格的な特徴を伝えることで、評価してもらうための情報を提供しアピールします。

上手にアピールをおこなうためには、自分自身がアピールポイントを理解しておく必要があり、それが長所と短所です。長所と短所を知っていれば、自分のことをより正確に伝えることができ、企業からも正当に評価してもらいやすくなります。

また、履歴書やES、面接などで長所と短所について問われることも多いです。アピールポイントを見つけるのはもちろん、選考の対策としても長所と短所は把握しておかなければなりません。

一貫性のあるアピールをするため

就活では自身をアピールし企業に売り込んでいきますが、闇雲にアピールをすればいいわけではありません。アピールは一貫性を持っておこなうことが大切であり、内容がぶれてしまうとアピール力は半減してしまいます。場合によっては嘘をついていると判断され、評価を下げられてしまう可能性もあるのです。

説得力の高いアピールをするためにも、一貫性を持つ意識は大切です。長所と短所は相反するものに思われがちですが、実は見方によっては同じものであり、表裏一体の存在です。全く別の特徴というわけではなく、ひとつの特徴を両面から見た場合に分けられるものであることを理解しましょう。長所の裏返しは短所、短所の裏返しは長所であるため、それぞれを理解しておくことで、一貫性を持ったアピールがしやすくなります。

自己分析での長所と短所の見つけ方

就活において長所と短所は重要なものであるため、きちんと見つけておかなければなりませんが、これができずに困っている人は多いです。そもそも自己分析の段階で行き詰まりを感じている人も多く、うまく自己分析ができないために長所と短所を見つけられていない人も少なくありません。自己分析にはポイントがあり、それを踏まえておこなうことが大切です。自己分析のやり方を理解して、上手に長所と短所を見つけましょう。

過去の経験を洗い出す

自己分析の基本は過去を振り返ることです。まずは、過去の経験を洗い出してみましょう。自分がどのような人生を辿り、どのように成長してきたのかを再確認することで、自身の人間性が確認できます。過去の経験を洗い出す場合は、どこまで遡るかがポイントです。

就活で問われるのは大学時代での経験であるため、基本はその範囲内で構いません。しかし、それだけでは人間性をつかみきれないという場合は、さらに高校、中学と思い出せる範囲まで遡ってみましょう。幼い頃から遡ってみることで、自分の人生の変遷がより明確になり、人間性や特徴などを判断しやすくなります。就活で必要なのは大学時代の経験であるため、必ずしも過去まで遡る必要はありません。必要に応じて範囲を決めましょう。

印象的なエピソードを見つける

過去の経験を洗い出したあとは、その中から印象的なエピソードを抜き出しましょう。印象的なエピソードであれば、自分が何らかの役割を担っていることが多く、長所や短所などを発揮している可能性も高いです。印象的であれば基本的にはどんなものでも問題はなく、物事の成否は問いません。

仮に何かに失敗したエピソードであっても、そこから得られるものはあるため、細部まで思い出すことが大切です。長所を発揮したエピソードがあれば、短所を発揮してしまったエピソードがあるのも当然であり、それを引け目に感じる必要はありません。自己分析はとにかく自分のことを理解するためのものであり、プラスとマイナスに関係なく、自分を象徴する出来事を思い出すことが大切です。

どちらか一方から考える

自己分析をしていれば、長所だけが見つからない、短所だけが見つからないなど、どちらか一方しか見つけられないことも多いです。この場合は、無理にもう一方を探そうとするのではなく、見つけられた方からもう一方の特徴を導き出すことが大切です。

長所と短所は表裏一体の存在であるため、見方を変えればもう一方を見つけ出すことができます。たとえば好奇心旺盛という長所は注意力散漫という短所に、臆病という短所は慎重という長所に変換して考えることが可能です。

長所と短所は別々で考える必要はなくワンセットになっていると考え、一方を軸にして考えることが大切です。どちらか一方が見つかれば、もう一方も必ず見つかるため、視点を変えながら自身の特徴を向き合いましょう。

自己分析で長所と短所を見つける際の注意点

自己分析は正しい方法でおこなえば、長所と短所を見つけることができますが、このときいくつかの注意点があります。注意点が守れていないと正しい長所と短所が見つけられない、あるいは見つけられても就活で使えない可能性があります。

自己分析は就活の基本ではありながら、実は非常に難しいものです。自己分析で失敗する人は多いため、注意点を理解してミスなく長所と短所を見つけ出しましょう。

長所と短所がリンクしていること

長所と短所はそれぞれリンクしていることが大切です。長所と短所がリンクしていないと矛盾してしまい、アピール力が半減する可能性もあるので注意しましょう。たとえばチャレンジ精神旺盛であることを長所としてアピールしていても、短所を消極的と挙げてしまうと、それぞれ矛盾してしまい、どちらが正しいのか分かりません。

長所と短所で矛盾であると正しく評価してもらえないだけでではなく、自己分析ができていないとして、マイナスの印象を与える可能性があります。場合によっては嘘をついているとして、評価を大幅に下げられる危険性もあるので注意しなければなりません。長所と短所は必ずリンクしていることを確認し、一貫性のあるアピールを心がけましょう。

明らかな短所はNG

長所も短所もそれぞれ自身の特徴を表したものであり、基本的にはどんな内容でアピールしても問題はありません。人間誰しも短所はあるため、短所を持っていること自体は問題ではありませんが、明らかにマイナスの要素が強い短所には注意が必要です。

短所であっても長所で挽回・克服できるものであれば、アピールしてもマイナスの印象は与えません。しかし、克服できる術がない、仕事をする上で明らかなマイナスとなるものをアピールしてしまうと、評価は大幅に下げられてしまいます。

短所はいかにマイナスの印象を与えずに伝えられるかが大切です。企業で仕事をするにあたって明らかにマイナスになる短所は避け、伝え方次第で挽回できるものをアピールの題材として選びましょう。

自己分析は何度もやり直す

長所と短所を見つけるためには、自己分析が必須ですが、自己分析は一度おこなえばそれで終わりではありません。分析結果が間違っている可能性もあり、就活を進める中で考え方や自身の性格にも変化が現れることもあります。

そのため一度やって終わりにするのではなく、何度も繰り返しおこない、分析結果を更新することが大切です。自己分析を一度きりで終えてしまうと、分析結果が間違っている場合に間違った自分像をアピールし続けることになります。

本来の自分とは違う特徴をアピールしてしまうと、企業でも上手く評価することはできず、正しい人間性が伝わらないため高評価を得るのは難しいです。正確な結果を得るためにも、自己分析は繰り返しおこない、一度でやめてしまわないようにしましょう。

長所と短所のアピール例

私の長所は協調性があることであり、チームの意見をまとめて妥協案を提示することができます。御社ではチームのリーダーとしての役割を担い、チーム力を高めて仕事に取り組むことで、売上の獲得に貢献したいと考えています。
短所は他人を優先するあまり、自分のことを後回しにしてしまうことです。自分を後回しにすることと他の人を優先することは違うと考え、今では意識的に自分の意見を伝えるようにしています。
自分の意見を伝えながらも、チームの意見をまとめることができるようになり、協調性がさらに高められたと感じています。

アピール例では長所として協調性、短所として自分のことを後回しにすることが挙げられています。それぞれ特徴としてリンクしており、一貫性のあるアピールができているでしょう。

長所では仕事でどのように活かすかが述べられており、就職意欲の高さが伝えられています。短所ではしっかり向き合い改善を目指したことが伝わり、これも好印象でしょう。どのように改善したのかを伝えることで、短所のマイナス要素が打ち消されており、最後にもう一度長所に繋げることで、アピール力はさらに高まっています。

自己分析で短所と長所を知り魅力をアピールしよう

就活をスムーズに進めるためには、自己分析は必須であり、長所と短所を理解しておくことが大切です。長所と短所は自分を知るための重要な手がかりであり、これを正しく把握できているかどうかで、就活の進み方も違ってきます。

長所と短所を把握することで、どのように自分をアピールすべきかも分かり、選考の突破にも役立ちます。自分を正しく理解することは就活の基本であり、基本からしっかりと固めておくことで、就活を成功させやすいです。

長所と短所は誰しも必ずひとつはあるため、探し方さえ間違えなければ必ず見つかります。自己分析の方法はさまざまあるため、自分に合った方法を試すことが大切です。適切な方法で自分分析をおこない、長所と短所を知って、自身の魅力を把握しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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