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【就活とGPAの関係】提出を求める企業の意図と重要度をご紹介

就活にGPAは関係あるのか

皆さんはGPAについてご存知でしょうか。GPAは、簡単にいうと成績の評価制度です。昨今では成績の評価基準にGPAを採用する大学が増えています。大学で学んだ勉学の成績を表す指標になっていて、GPAが高いほど学業で優秀な成績を収めたということになります。

大学ごとに評価方法は違いますが、高ければ高いほど優秀であることを示します。GPAを一定の数値以上取得しなければ卒業できないようにしている大学もあります。この記事では、そもそもGPAとはどのようなものなのか、GPAは就職活動に関係あるのかといった、GPAに関する疑問について解説していきます。

新卒採用の選考の一環としてGPAを提供してもらう企業は年々増えています。単位さえ取れれば、大学の成績は就職活動に影響しないと思っている人は要注意です。

GPAとは全ての講義の成績の平均値

まず最初にGPAとは何であるかを紐解いていきます。英語でGrade Point Averageと書き、頭文字を取った「GPA」と略称で呼んでいます。つまり、入学してから履修した全ての講義の成績の平均値に当たります。4年生大学では4年間の成績の結果が対象になるのです。

そのため、GPA数値を高くしたい場合は、入学してから卒業するまでの全ての講義で優秀な成績を収めなければなりません。1年生のときから授業に精を出さなければ、高いGPA数値を取ることは難しいです。大学によって、授業の成績の査定方法は異なります。もちろん、大学ごとに偏差値や専門分野はバラバラです。

そのため同じGPA数値でも、偏差値50の大学と偏差値60の大学では授業の難易度が違うので、GPA数値だけでは成績の優秀度が判断できません。現状のGPAは大学ごとの基準内でGPA数値が算出されるので、大学時代にどれだけ学業にコミットしたかを表す指標になっています。

GPAの例

A(Excellent)   90点以上
B(Good)       89~80点
C(Satisfactory)   79~70点
D(Pass)               69~60点
F(Fail)                 59点以下

A(Excellent)を取得した場合、GPAは4点
B(Good)取得した場合、GPAは3点
C(Satisfactory)取得した場合、GPAは2点
D(Pass)取得した場合、GPAは1点
F(Fail)取得した場合、GPAは0点

それでは、GPAがどのように算出されるのか、九州大学の例をもとに解説していきます。九州大学では平成28年度入学者より、GPA2.0以上の取得を卒業条件と設定しました。授業の成績評価は上記の6段階評価です。

九州大学の場合は、1つの講義につき、GPAは0点~4点が与えられます。九州大学の卒業条件はGPA2.0以上の取得なので、最低でも全ての講義でC(Satisfactory)の2点以上を取得しなければ卒業できません。

あなたの就活力は何点?

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GPAの設定は大学によって異なる

前の項目では九州大学のGPAの例を紹介しました。九州大学は6段間評価でGPAの算出をしていましたが、他の大学では5段階評価を採用しているケースもあります。そして、大学の授業は講師によって成績を「優」とするか「並」とするか判断基準も異なるので、他の大学の生徒同士のGPAの取得点数を比較してもあまり意味がありません。

しかし、同じ大学の生徒同士を比較するには適した指標なので、学内でどれくらいの順位なのかを知るためには優れた判断材料となります。GPAとは、その大学内でどれだけ学業に励んでいるかを示す指標の数値になりますので、大学によってGPAが「3.0以上」であることが好ましい場合もあれば、「2.5以上」あれば上位グループに位置づけされるパターンもあります。このように、GPAは大学によって多様な形で制度化されています。

GPAの提出を求める企業の意図

・専攻科目の確認
・真面目に学業に取り組んでいたかの確認
・学年ごとのモチベーションの確認

それでは、GPAの提出を求める企業の意図について解説していきます。先述したように、他の大学生同士のGPAを比較しても大学によってGPAの評価制度が異なるので、意味をなさないと説明しました。それでも企業がGPAの提出を求めるのは、上記のような理由があります。

一定基準以下の応募者を足切りするためにGPAの提出を求めるというよりは、どれくらい大学時代に勉学に取り組んでいたのかを見るために提出させている傾向が強いです。

もちろん入社への意欲の高さや、人柄、自己実現への思いはなくてはならないものですが、企業の本音には成績優秀者が欲しいという側面もあります。よって、学生時代の勉強のコミット具合を判断するために、GPAを提出させ、選考の判断材料にしているケースが多く見受けられます。

専攻科目の確認

GPAは成績表のように、どの科目で何点を取得したかがわかります。そのため、企業がGPAの提出を求める理由に、その応募者の専攻科目を確認するためということが挙げられます。どのような講義を受講して何点取得しているのかがわかると、応募者の学生時代の専攻内容と状況が把握できるので、企業側も応募者が本当に持っている知識やスキルを確認するのに役立ちます。

専攻している分野のGPAが低いと、専攻分野を学んで知識を蓄えているとはいえないので、勉学に身が入らなかったと見なされる可能性があります。大学生は、勉強するために大学に入学して、学びを重ねていることが前提なので、勉学に集中していない学生と思われてしまうと選考が不利になってしまうので注意しましょう。GPAは勤勉さをアピールすることに適しているので、勉強が苦手だという人は、できれば専攻分野だけでも高得点を取得するようにしてください。

真面目に学業に取り組んでいたかの確認

GPAは、真面目に学業に取り組んでいたのかを判別する判断材料にもなります。履修した全ての講義の成績の平均値は、どれだけ学業に打ち込んできたのかが反映された数値になるのです。研究に対してどれくらいコミットしたか、優秀な成績を収められたか、講義によって成績のムラがないかなどを数値で見ることができます。

書類選考や面接を経て、あと1人に内定を出したいという場面で、企業が2人の応募者で迷っているとします。どちらかの学生に絞るために、何かを比較しなければなりません。その際、GPAを比較して、数値が高い方に内定を出すということも考えられます。GPAは他の応募者同士を比較するには適したものではありませんが、このような場合ではGPAを参考にして、学生時代にどれだけ勉学に励んできたのかを比較することも考えられるのです。

学年ごとのモチベーションの確認

学年ごとのモチベーションの確認をするために、GPAの提出を求めるケースがあります。GPAは全ての講義の成績の平均値なので、学年ごとの平均値も算出されます。「1年次GPA●●点、2年生次GPA●●点」というように、学年ごとのGPAも閲覧することができます。

例えば、1年生から2年生まではGPAが高得点であるのに、3年生になってから急激にGPAの数値が下がっている人は要注意です。入学してから一気に単位を取得しようとして、やる気に満ち溢れながら講義に参加している人は、1年生と2年生のGPAが高い傾向にあります。

しかし、単位が充足してきて、3年生になってから大学に通う日数を減らしてしまうと、勉強へのやる気が少なくなり、高い数値でのGPAの取得が難しくなります。このような人はやる気や感情に乱れがある人と捉えられてしまうので、注意しましょう。

選考でGPAが必要になることはあまりない

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選考においてGPAが必要になるとは言い切れません。そもそも、提出を求めている企業はあまりないです。しかしながら、選考の途中で必要になることも考えられますので、準備だけはしておきましょう。

基本的にGPAは、大学内での成績の比較で用いられるものですが、就活においては強い力があるとは限りません。就活では、どれぐらい必要な準備をしているのか、企業の意図していることは把握しているのかが鍵となるでしょう。

GPAは大学によって基準が異なるため重視されない

GPAは、大学によって基準が違います。したがって、就活では重視されないことが多いです。すべての大学で同じ基準を設け同一の成績表を採用していれば、GPAは就活において合否に関わるものになっていたかもしれませんが、現状ではそうなっていません。

しかしながら、GPAは高ければ高いほどアピールポイントになるといえるでしょう。就活での合否を有利にするためには、少しでも自分のアピールポイントを増やすことが大切です。実際、GPAが就活に影響するものだと感じている学生は少なくありません。

大学での成績を判断材料とする企業もある

GPAのみならず、大学での成績を判断材料とする企業もあります。人柄やスキルだけでなく、大学での成績も評価対象に含めるスタイルは、大手企業の採用でおこなわれていることがあります。

大学の成績を見ると、どれぐらい勉強に真剣に取り組んでいたのかがわかります。大学で何を学んだのかや学業にどう取り組んできたのかによって、どのような人柄なのか判断することもできるでしょう。

そもそも、学生時代に学業に励んだ人に、悪い印象を持つ人はあまりいません。大学生は自由な時間が多く、サークルやアルバイトなどに時間を取られてしまうこともありますが、学業にしっかりと打ち込むことで、内定に近づける場合もあるのです。

就活でGPAをアピールするコツ

ここからは、就職活動でGPAをアピールするコツを紹介します。ここまで説明してきたように、GPAの提出を求める企業の意図は、学生時代の勉強への取り組み具合を見るためということが挙げられました。現状ではGPAの数値を選考の足切りに使う企業は少ないとしても、学生時代の勉強の頑張り具合や、人柄を判断するための判断材料として提出を求めている企業が増えています。

自分の勉強へのコミット具合をアピールできるようにしておくと、選考でも有利に進むことができます。就職活動で効果的にGPAをアピールすることができれば、学業に精を出してきたことをアピールできます。

そのうえ、学業を頑張ってきたエピソードを絡めてアピールできれば、入社後に活躍できる人材であることも印象付けられるでしょう。GPAは高い数値であるに越したことはないので、入学してから卒業するまで勉学にはしっかり励み、いい成績を収めるようにしてください。

学生生活や学業への向き合い方を伝える

就活でGPAをアピールするコツとして、学生生活や学業への向き合い方を伝えることが挙げられます。GPAは全ての授業で良い成績を収めなければ、数値が高くなりません。講義をサボって友人に代理出席を依頼している人は、何とか単位だけは取得できるかもしれませんが、優秀な成績残すことはできません。

GPAではそのような学生を高く評価しないため、GPAで高い数値を取得できた人は、自身の学業の頑張りをアピールすることで、勤勉さや継続力をアピールできます。GPAはテストやレポート提出でポイントを高められることができるので、落としている単位が多く、GPAの点数が低くて悩んでいる人は、今からでも遅くはないので、成績を改善できるような取り組みをしましょう。

GPAを裏付けるエピソードを盛り込む

GPAは、勤勉さや継続力をアピールするのに効果的な材料になると解説しました。しかし、ただ「私はGPAが高く勤勉です。入学してから良い成績を残すように勉強に取り組んできました」というだけでは、なぜ頑張ってきたのかが伝わらず、はっきりとしたアピールポイントにはなりません。

何かを説明するときは、どうしてそのようになったのか、そこから何を得たのか、一連の流れを一緒に盛り込むことで、説得力のある文章になります。誰もが納得できるアピールができれば、採用担当者の印象にも残りやすいです。せっかく頑張って取得した高得点のGPAを効果的にアピールするためにも、GPAを裏付ける経験を盛り込み、共感を得やすいアピールにしてください。

入社後に活かせる取り組みなどを伝える

GPAをアピールするときは、入社後に活かせる取り組みなどを伝えるようにしてください。「どうして勉強を頑張ろうとしたのか、学びから何を得たのか」を伝えたら、最後は「入社後にどのように活躍したいか、どのように企業に貢献したいか」で締めましょう。

選考の場というのは、企業に入社して何をやりたいのかをプレゼンする場でもあります。優秀さだけをアピールして、企業から内定をもらうことがゴールではありません。あくまでも社会人をスタートさせるための切符を勝ち取る場であり、就職活動はそのステージでしかありません。

「大学では●●を専攻し、●●の研究をしました。この学びを活かし、御社の●●事業部で●●サービスのメンテナンス職になり、日本だけではなく世界に通用する品質の●●サービスを広げたいです」というところまで掘り下げることができれば、入社後のイメージを連想させ、印象深いアピールにすることができます。

就活でGPAをアピールするときは成績以外もカバーしよう

GPAを就職活動でアピールするには、学業へ取り組む姿勢や、入社後にやりたいことを一緒に伝えることで効果的です。ただ成績だけをアピールするのではなく、勉強を頑張ったエピソードを一緒に伝えることで、より印象深い共感できるアピールポイントになります。GPAは大学ごとに評価ルールが違います。

そのため、GPAの数字だけではその人となりを判断することができず、はっきりとした基準値を設けて採用の参考資料にすることは難しいとされています。その代わり、企業はGPAを見ることで、その人の学生時代の頑張り具合や勤勉の度合を見ることがきるので、応募者の人柄を判断する材料にすることができるのです。

偏差値や学部、講師の成績判断によって、各大学のGPAの価値観は統一されていませんが、GPAが高いことに損はないので、就職活動が始まっても勉学には手を抜かず、しっかりと勉強をするようにしてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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