自己PR
継続力の自己PRの魅力的なアピール方法|個性が伝わる言いかえがカギ
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目次
- 継続力の自己PRは自分の個性と企業特性を踏まえてアピールしよう
- 自己PR作成前に見極めを! 継続力のおもな4つの種類
- 就活生に聞いた! 継続力をアピールした経験
- 就活生に聞いた! 継続力の自己PRでアピールした内容
- 3段階で完成! 継続力の自己PRの基本構成
- 自己PRで継続力を効果的にアピールする5つのポイント
- 就活生に聞いた! 継続力をアピールする際に意識したこと
- 積極的なアピールを! 継続力の自己PRが特に評価されやすい業界・職種5選
- 【タイプ×業界別】自己PRで継続力をアピールする例文5選
- 【エピソード×業界別】自己PRで継続力をアピールする例文5選
- NG例文も紹介! 継続力の自己PRで避けるべき2つのポイント
- 自己PRで継続力をアピールするなら自分のタイプを見極めて具体的に書こう
継続力の自己PRは自分の個性と企業特性を踏まえてアピールしよう
自己PRで継続力をアピールする就活生は少なくありません。継続力自体は企業に評価されやすい能力の一つですが、多くの就活生がアピールするだけに、差別化を図るには工夫が必要です。
継続力にはいくつかの種類があるので、まずは自分がどれにあてはまるのかを見極めましょう。また、面接官が理解しやすい構成を意識し、継続力があることを示す具体的なエピソードを伝えることも大切です。
この記事では、継続力の種類や自己PRの基本の構成、アピールするために押さえておきたいポイントなどについて解説します。例文も紹介してるので、参考にしてください。
就活では、志望動機や自己PRがよく問われます。違いをよく把握していない人は、まず以下の記事に目を通しましょう。
自己PR作成前に見極めを! 継続力のおもな4つの種類
「継続力」は一つのことを長く続けられる力を指しますが、「コツコツ取り組む力」や「義務感をもってやり抜く力」など、いくつかのパターンがあります。
自分の魅力を正確に伝えるためにも、自己PRでアピールするときはどのタイプにあてはまるかを見極めることが欠かせません。
ここでは継続力のタイプを4つ紹介します。自分にはどれがあてはまるか考えてみましょう。
①ひとつのことにコツコツと取り組む
「継続力がある」と聞いて多くの人が思い浮かべるのが、このタイプではないでしょうか。日々、何かに対してコツコツ練習したり学んだりして、スキルや知識を積み上げ習得していくタイプです。少しずつでも着実な成長が望めます。
たとえば、以下のような経験がこれに当てはまります。
ビジネスの場では、周囲が自分の成長を1から100まで手助けしてくれるわけではなく、主体的に自己成長をすることが求められます。スキルや知識を着実に積み上げ成長するコツコツ取り組む力は、社会人になっても活かせる強みであり、アピール次第では高評価を得られることがあります。
②目標に向かって途中で諦めずにやり抜く
継続力がある人には、「立てた目標を達成するために困難やトラブルがあってもやり抜ける」という強みもあります。「粘り強い」「忍耐力がある」タイプとも言い換えられるでしょう。
たとえば、以下のような経験がこのタイプにあてはまります。
仕事でも、苦手なことや壁にぶつかることは珍しくありません。困難があっても諦めず試行錯誤しながら努力する人材は、企業にとっても魅力的です。
このタイプは、忍耐力や粘り強さをアピールすることも可能です。その場合は、以下の記事も参考になるので、目を通しておきましょう。
③特定の行動をルーティン化して続ける
特定の行動を習慣化し、毎日続けるのも継続力という強みの一つです。習慣化できるため、負担を感じずに長期間続けやすい傾向にあります。
たとえば、以下のようなケースがこのタイプに当てはまりやすいです。
企業の仕事でも、ルーティン化して着実にこなす必要がある業務はたくさんあります。習慣化して物事に取り組める人は、堅実で安心感のある仕事ぶりが期待できます。
④責任感・義務感をもって物事をやり抜く
物事に対して「一度決めたことはやり遂げたい」「与えられた役割にふさわしい成果を出したい」と感じる人は、プレッシャーがある中でも負けずに頑張れることが大きな強みとなるでしょう。責任感が強く、真面目で几帳面なタイプとも言えます。
たとえば以下のように、役職や役割が決められた状態で、一つのことをやり抜いたことがある人が当てはまります。
仕事では、責任感をもって取り組むことが非常に大切です。責任感をもって最後までやり抜くという強みは、高い評価につながりやすいものでもあります。
このタイプは、責任感をアピールポイントにするのも良いでしょう。以下の記事で責任感をアピールする方法を解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。
コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます
自己PRは就活において必ずといっていいほど必要になります。自己PRが曖昧なまま就活がうまくいかなかったという就活生は多くいます。
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就活生に聞いた! 継続力をアピールした経験
継続力を自己PRの話題にするとき、どれくらいの就活生が同様に継続力をアピールしようとしているか気になりませんか。もし多くの就活生が同じく「継続力」をアピールするなら、埋もれないように差別化をする必要があります。
そこで、ここでは就活生に継続力をアピールした経験があるかたずねてみました。
継続力をアピールしたことがある就活生が37.3%と4割近くになりました。約10人に4人がアピールした経験があることになり、割合としては決して少なくありません。やはり、差別化を意識し、あなたの継続力がどのようなものかを具体的にするアプローチが不可欠です。
就活生に聞いた! 継続力の自己PRでアピールした内容
それでは、ほかの就活生は継続力としてどんなことをアピールしたのでしょうか。就活生のみなさんに継続力の自己PRでアピールした内容について聞いてみました。
「部活動やスポーツの継続経験を伝えた」という意見が多数
もっとも多かったのは、長く続けた部活やスポーツ経験を伝えたとの意見でした。
スポーツ経験や部活動は楽しいだけで長時間続けることはできません。挫折や苦労を乗りこえたり、地道に技術を磨いてきたりとさまざまなエピソードがあるので、継続力を証明するエピソードに適しており、企業担当者からも高い評価が得られるでしょう。
ただし、選ぶ人も多いので、なるべく具体化してオリジナリティのある経験を語ることが大切です。試練や困難を乗り越えた過程や、地道に努力・工夫した内容などを話すのがおすすめです。
就活で部活をアピールする場合、以下の記事が参考になります。魅力的に伝えるコツを解説しているので、目を通しておきましょう。
語学学習の経験を語る人も散見
「語学学習を続けた経験を語った」とする意見も多数見られました。
語学学習は長期的な努力が必要なため、継続力があることの良い証明になります。計画力や自己管理力があることのアピールにもつなげやすいでしょう。
ただし、単に「続けた」だけでは弱いので、結果や成果についても伝えましょう。語学学習のエピソードを伝えるなら、「1日も欠かさず朝2時間の学習を続け、TOEICで800点取った」など具体的な数字でプロセスと成果を語るのがおすすめです。
英語力をアピールする予定なら、以下の記事にも目を通しておきましょう。志望動機についての記事ですが、アピール方法などの参考になります。
時間がない人におすすめ!
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自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?コピペで使える効率的に受かりやすい自己PRを作成することができます。
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3段階で完成! 継続力の自己PRの基本構成
自己PRするときは、相手が理解しやすい伝え方をすることが大切です。どれだけ内容が良くても、伝え方が良くなければ相手にとってもわかりにくいものになってしまう恐れがあるためです。
採用担当者がスムーズに理解できるようにするには、基本の構成を押さえる必要があります。基本の構成は「結論」「根拠」「意気込み」の3段階で、これから紹介するコツを押さえれば面接で使える伝え方になります。
①結論|強みを一言で表す
まずは、冒頭で「私の強みは継続力です」と、強みを端的に伝えましょう。
いきなりエピソードなどを長々と話してしまうと、採用担当者に「何の話がしたいんだろう」「要領を得ないな」と思われる可能性があるので要注意です。「結論から話す」を徹底しましょう。
このとき、「継続力です」だけでなく、どのような継続力なのかを具体的に伝えることが大切です。採用担当者がより具体的に想像しやすく、理解しやすくなります。
②根拠|エピソードを伝える
次に、継続力があることを示すエピソードを伝えます。継続力を発揮したエピソードを伝えることで、採用担当者に本当に継続力があることが伝わります。また、エピソードの内容から、採用したらどのように活躍してくれるかもイメージしやすくなります。
エピソードは「毎日練習しました」「ずっと努力してきました」といったあいまいな内容は避けるようにしましょう。「何をどれだけ続けたのか」「どのような理由で続けたのか」などを、具体的に述べるように意識してくださいね。
自己PRに説得力をもたせるために、エピソードは非常に重要な要素です。何をどうアピールすれば良いかわからない人は、以下の記事を読んでおきましょう。
③意気込み|継続力を入社後にどう活かすか伝える
自己PRの最後は、企業で継続力を活かしてどのように活躍し貢献するつもりかという意気込みを伝えます。冒頭で伝えた継続力のタイプを改めて伝え直し、どう業務に活かすかを説明します。
継続力が業務にどう活かせるかわからない場合は、以下のような方法で仕事の情報を集め、イメージをつかんでおきましょう。
自己PRをどう締めるかは悩む人も多いでしょう。以下の記事では、効果的な締めの言葉について解説しています。
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自己PRで継続力を効果的にアピールする5つのポイント
自己PRで継続力を伝えるときは、一定の工夫が必要です。アピールする人が多く、何も意識せずに伝えると面接官の印象に残らず埋もれてしまう可能性があるためです。
ここでは、継続力をアピールする自己PRの内容を作成する際に押さえておくべき5つのポイントについて解説します。ポイントを意識して作成し、魅力的な自己PRにしましょう。
①継続力の種類を伝える
まず大切なのは、継続力の種類を伝えることです。継続力という言葉は抽象度が高いため、「私の強みは継続力があることです」と伝えても、あまり明確なイメージがつかめません。
企業は自己PRから就活生の人柄を知り、自社で活躍してくれる人材かどうか判断しようと考えています。「コツコツ取り組むタイプ」なのか「責任感・義務感をもってやり抜くタイプ」なのか、継続力の種類を伝えることでどのような人柄かが伝わりやすくなります。
自己PRの冒頭で、どのようなタイプかを簡潔に伝えるようにしましょう。
②数字を入れるなど具体性をもたせる
自己PRのエピソードは「とにかく毎日頑張って続けました」といった抽象的な内容にしてはいけません。エピソードの内容に具体性がなければ、継続力があることに説得力をもたせられないからです。
エピソードは、数字を入れると具体性が増します。固有名詞を入れるのも効果的です。話を聞いた面接官が姿をイメージできるように、なるべく具体的に話すようにしましょう。
③継続できた理由を含める
自己PRでエピソードを述べるときは、継続できた理由も含めましょう。継続できた理由は人によってさまざまであり、内容によって採用担当者が受ける印象も異なるからです。たとえば、以下のような理由が考えられます。
理由も説明することで、継続力があることの信憑性が増し、人柄や物事への取り組み方も伝わります。
④ほかの回答と一貫性をもたせる
自己PRで継続力を伝えるときは、長所・短所などほかの質問に対する回答とブレが生じないように注意することも大切です。
「継続力が強み」と答えておきながら、短所を聞かれたときに「飽き症ですぐにやりたいことが変わる」と答えると、一貫性がありませんね。ブレがあると、面接官に「本当に継続力があるのか」と思われてしまうので注意しましょう。
一貫性が欠けている例:
- 自己PR)継続力がある
- 短所)飽き症・集中力がない・諦めが早い
⑤主体的に続けた行動について述べる
継続力を証明するエピソードは、主体的・自発的に続けた行動をピックアップしましょう。たとえば、以下のような体験を伝えても、継続力があることの証明にはなりません。
- 親に言われてピアノの習いごとを続けている
- 金銭的な問題があり、高校生のときから新聞配達のアルバイトを続けている
結果的に続いていたとしても、「周囲に言われて」「環境的にやむなく」していることであれば、継続力があるとの印象にはつながりません。主体的に行動して続いているほかのエピソードを探しましょう。見当たらなければ、継続力以外の強みを探したほうが良いでしょう。
就活生に聞いた! 継続力をアピールする際に意識したこと
継続力をアピールする就活生はたくさんいるので、差別化を意識することが大切です。とはいえ、どのような点を意識してアピールすればよいのか迷いますよね。
そこで今回は、就活生のみなさんに継続力をアピールする際に意識した点についてたずねてみました。
「成果や結果を含めて伝えた」との意見が大多数
継続して得られた成果や結果を含めて伝えたとする意見が多数を占めました。
多くの就活生が、継続した期間と成果や結果を述べています。具体的な結果を述べることで努力が実を結んだことが伝わり、仕事でも一定の成果を出してくれそうとの印象につながります。
ただし、成果ばかり強調するのではなく、努力したプロセスも伝えるようにしましょう。継続力があることにより説得力が生まれます。
「なぜ続けられたのかを伝えた」との意見も多数
続けられた理由を伝えたとの意見も多数見られました。
「長期間頑張りました」と伝えるだけでは、具体性がなく表面的な印象に留まります。「どうして続けられたのか」まで説明すれば、入社後も継続して努力できる人物と印象付けやすくなるでしょう。
自己PRでは「どのような理由で頑張れたか」「どういった工夫をすることで続けられたか」などを中心に説明するようにしましょう。
積極的なアピールを! 継続力の自己PRが特に評価されやすい業界・職種5選
継続力がある人材がとくに評価されやすい業界・職種も少なくありません。評価されやすい業界・職種を志望している場合は、積極的に継続力があることをアピールするのがおすすめです。
ここでは、継続力が評価されやすい業界・職種を5つ紹介します。どのようなタイプの継続力が評価されやすいかも把握しておきましょう。
①製造業(とくに研究開発・技術系)
製造業は製品の品質を高い水準で保つ必要があります。とくに研究職では新製品の開発に欠かせない技術や理論を見出し、開発職はその知識や技術を活用して新製品を創り出す必要があります。どちらも一朝一夕にできることではなく、長期的に試行錯誤することは避けられません。そのため、継続力が求められます。
たとえば、以下のような場面で継続力が必要です。
そのため、コツコツ継続できる人、目標に向かって諦めず取り組み続けられる人、義務感・責任感をもってやり遂げる人などが求められます。
自己PRでは、何かにコツコツ取り組んだ経験や目標達成に向けて諦めずに努力を続けたエピソードをアピールするのがおすすめです。
以下の記事では、製造業の自己PRを書くポイントについて解説しています。志望している人はぜひ参考にしてください。
製造業で不可欠な生産技術職に興味がある人は、以下の記事にも目を通しておきましょう。志望動機についての記事ですが、業務内容の解説や書くポイントなど、参考になります。
②教育業界
教育業界は、学校や塾、スクールなどさまざまな場で大人から子どもまで幅広い層に対して知識を提供する業界です。学生や生徒が一定の実力をつけるまで指導し、長期間支えるには、根気強さや粘り強さが欠かせません。学生や生徒に対し、継続的にフォローする力も必要です。
とくに以下のようなシーンで継続力が必要となります。
自己PRでは、目標達成に向かって継続して努力した経験や、責任感・義務感をもってやりとげた経験をアピールすると良いでしょう。ボランティア活動や塾講師・家庭教師など教育にかかわる長期的な取り組みの経験があると、より効果的です。
教育業界はさまざまな業種から成り立つため、志望している人は違いをしっかり把握することが必要です。以下の記事に目を通しておきましょう。
③IT業界
IT業界は発展が目覚ましく、新技術の習得にはコツコツ学び続ける姿勢が求められます。求められる製品やサービスを高い水準で完成させるためには、粘り強く取り組む姿勢も不可欠です。
とくに以下のようなシーンで継続力が求められます。
期日までに責任をもってプロジェクトを達成させた経験や、知識をコツコツ学び続けた経験などがあれば、積極的にアピールするのがおすすめです。目標達成や課題解決に向けて試行錯誤しながら取り組んだ経験も高く評価されるでしょう。
IT業界はおもに5つの業種からなり、できることがそれぞれ異なるため、違いを知っておく必要があります。以下の記事が参考になります。
④コンサルティング業界
コンサルティング業界は、顧客企業の抱える課題を分析し、解決に導くサポートをする業界です。長期的に顧客企業を支え、プロジェクトを遂行するには継続力が欠かせません。
たとえば、以下のようなシーンで継続力が必要です。
自己PRでは、大学の研究やプロジェクトなどで長期間取り組んだ経験や、困難な状況でも諦めず努力し、達成した経験をアピールすると効果的です。
コンサルティング業界は今後も期待できる業界であり、就活生にも高い人気があります。内定を勝ち取るためにも、志望している人は以下の記事に目を通しておきましょう。
⑤営業職
営業職は、顧客の課題やニーズを汲み取り解決策を提案することで商材の購入に結び付ける職種です。顧客とコツコツ信頼関係を築き上げ、関係を深める力が必要です。また、売上目標の達成に向けて、折れずに頑張れるメンタリティも求められます。
とくに以下のような面で継続力が必要になるでしょう。
自己PRでは、継続的にコミュニケーションを図り信頼を得た経験や、目標達成に向けて諦めず取り組み続けた経験をアピールすると効果的です。
どの業界でも営業職は必須の仕事です。それだけに選択肢が多く、迷っている人もいるでしょう。以下の記事では、おすすめの業界を紹介しています。
【タイプ×業界別】自己PRで継続力をアピールする例文5選
自己PRで継続力をアピールする基本構成やポイントについて解説してきましたが、実際に作成するとなるとどう書いて良いかわからない人もいるでしょう。
そこで、ここでは継続力のタイプ×業界ごとに例文を紹介します。ぜひ参考にしてください。
例文①一つのことにコツコツ取り組む × 製造業
例文では、大学でおこなった実験に関する具体的なエピソードが提示されています。コツコツとデータを洗い出し確認する作業を続けており、説得力がありますね。
製造業の品質管理はコツコツ取り組める根気強さが必要です。強みと職種の特性を結び付けてアピールできている内容です。
例文②目標に向かって途中で諦めずにやり抜く × コンサルティング業界
例文では、プロジェクト演習で目標達成に向かって粘り強く課題に取り組み、アプローチした経験が述べられています。
入社後には、顧客企業の課題解決に向かって粘り強く取り組む姿勢が想像しやすい内容です。
例文③目標に向かって途中で諦めずにやり抜く × IT業界
例文では、アプリ開発の経験を具体的に述べており、苦労しながら完成まで諦めず努力する姿が伝わってきますね。
IT業界は自ら学び、試行錯誤しながら業務に取り組む姿勢が重視されます。実際にアプリをリリースしている実績と合わせて、魅力的な内容の自己PRです。
例文④特定の行動をルーティン化して続ける × 営業職
例文は、習慣化することで学習とトレーニングを続け、学業と部活を両立させた経験が書かれています。大学の部活でレギュラーを取ったことから体力やタフさがあることも伝わってきますね。
営業として採用しても折れずに頑張る姿がイメージできる良い内容です。
例文⑤責任感・義務感をもって物事をやり抜く × 教育業界
例文では、塾の講師として反発する生徒に寄り添った経験が書かれています。アルバイトながら業務に真摯に取り組む姿勢が伝わります。
塾講師を経験しているのも教育業界志望の説得力があり、仕事への意欲を感じる内容です。
【エピソード×業界別】自己PRで継続力をアピールする例文5選
自己PRで話すエピソードは、企業に人柄や価値観を伝え、入社後に活躍する姿をイメージさせる役割も担います。そのため、業務における再現性がある内容を選ぶのがおすすめです。
ここでは、エピソード×業界ごとに自己PRの継続力の例文を紹介します。
例文①一つのことにコツコツと取り組む × 学業
例文では、中国語をマスターするためにコツコツ努力してきた経験が述べられています。検定試験合格の成果もあげており、努力がしっかり実っていますね。
コツコツ努力してスキルや知識を身に付ける姿が想像しやすい内容です。
例文②目標に向かって途中で諦めずにやり抜く × 部活
周囲に相談してトレーニングメニューを変えるなど、目標に向かって猛進するのではなく、柔軟に対応していることが伝わるのも良い点ですね。
例文③特定の行動をルーティン化して続ける × サークル活動
例文では、習慣化して行動を続けられる継続力を強みとして挙げ、サークルで基礎練習をしっかりこなしてきた経験が語られています。
仕事でも、基礎的な内容をしっかり習得することが大切です。入社後の堅実な働きぶりがイメージできる内容です。
例文④責任感・義務感をもって物事をやり抜く × 大学祭実行委員
例文では、大学祭の実行委員として、ステージイベントの運営リーダーを務めた経験が述べられています。
内容が具体的に語られ、責任者としてしっかりやり切ったことが伝わります。周囲に相談し、協力してもらうなど、柔軟な対応力があることが示せているのも良い点ですね。
例文⑤責任感・義務感をもって物事をやり抜く × アルバイト
例文では、義務感をもって物事をやり抜く点を強みと述べ、カフェで新メニューの開発を任された経験について説明しています。エピソードは実際にしたことが具体的に書かれ、「きちんとやり遂げたい」と真面目に取り組んだことが伝わってきます。
継続力だけでなく責任感があることも伝わり、売上アップの成果も出しており、魅力が伝わる内容ですね。
NG例文も紹介! 継続力の自己PRで避けるべき2つのポイント
継続力をアピールする際は、避けるべき内容があります。いくら理解しやすい構成で説明しても、内容に問題があると、当然良い評価を得ることはできません。
ここでは、とくに自己PRで避けたい内容を2つ紹介します。例文もあわせて紹介するので、参考にしてください。
①主体性に欠ける
周りにいわれて仕方なく続けている物事は、継続力のアピールになりません。自分の意思が感じられないためです。継続力があるといったポジティブな印象ではなく、周囲に流されているようなネガティブな印象をもたれやすくなります。
強制される環境でなくても自発的に続けられてこそ、継続力があるといえます。継続力をアピールするなら「自発的に行動した」「続けられる明確な理由がある」エピソードを述べることが大切です。
長く続けていることを深掘りしても、自分の意思でしていることではなかったり、続ける明確な理由が見つからなかったりする場合は、アピールするのはやめたほうが良いでしょう。
NG例文
私は継続力があることが強みです。始めたことは途中で投げ出さず、結果が出るまでやり続けます。
幼稚園のときから、親にいわれて英会話教室に通っています。毎週1回教室に通って勉強し、家に帰ってからも母親に教わって復習しました。英語力があると役に立つからといわれ、今でも続けています。英会話がスムーズにできるようになり、「継続は力なり」ということを実感しています。
入社後も、継続力を活かして業務に取り組み、成果を上げたいです。
例文は、親に言われて幼稚園のときから英会話教室に通っているエピソードを説明しています。英語力があると役に立つからといわれて続けているともあり、主体性が感じられない内容です。
長年続けているのは立派です。親にいわれたとしても、続けるにはそれなりにいろいろな工夫をしてきたことでしょう。「親にいわれて」といった部分は省き、自分なりの努力や継続の工夫にフォーカスして伝えるのがおすすめです。
②当たり前の内容をアピールしている
自己PRをするときに注意したいのが、して当然の内容をアピールすることです。たとえば、「授業には遅刻せず毎回出席した」「レポートを忘れず提出した」といったことです。
学生としてして当たり前のことをエピソードとして語っても、企業から高い評価を得ることはできません。「継続力のレベルが低い」「それは継続力があるとは言えない」といった印象をもたれるでしょう。
ほかの人があまりしていないことで、自分なりに努力し続けてきた事柄を探してください。
NG例文
私の強みはコツコツ頑張る継続力があることです。
大学では、飲食店でアルバイトし、どんなに疲れているときでもシフトが入っていたら遅刻せずに働きにいきました。3年生になって研究が忙しくなると時間の調整が大変でしたが、スケジュールアプリを活用し、アルバイトの日を忘れないように管理していました。
入社後は、コツコツ続けられる強みを活かし、成長して貢献できる人材になりたいです。
例文ではコツコツと物事を進める継続力の例として、アルバイトの日を忘れないようにスケジュールアプリを活用したことが述べられています。しかし、アルバイトをしているなら忘れず入るのは当たり前のことであり、アピールになる内容ではありません。
自己分析をやり直し、継続力が証明できるほかのエピソードを探しましょう。
自己PRで継続力をアピールするなら自分のタイプを見極めて具体的に書こう
自己PRで効果的に継続力をアピールするために、知っておくと良い情報について解説しました。継続力はどの企業でも評価されやすい資質です。ただし、アピールする就活生が多いので、差別化の工夫をする必要があります。
自己PRでは、まずは自分の継続力タイプを見極めて、わかりやすく具体的に書くことを意識しましょう。継続力があることが伝わるエピソードを述べれば、説得力が生まれ、ライバルとの差別化もはかれます。
自己PRで継続力を効果的にアピールし、ぜひ内定を勝ち取ってください。