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スペイン語は就職に役立つ?アピールできる資格やポイントを紹介

スペイン語は就職に役立つのか

語学力を身に付けていれば、就職で有利に働くことは多いですが、スペイン語も評価されるのかと疑問に思う人は多いでしょう。語学力=英語力とイメージされることが多く、実際にTOEICのスコアなどを応募条件に設定している企業もあります。

また、応募条件には設定していないものの、英語力のあるものを優遇する企業は多く、語学力をアピールするなら、英語とイメージする人も少なくありません。スペイン語は英語に比べれば珍しいスキルであり、アピールする人もそれほど多くはないでしょう。

珍しいスキルのため、他の人と差別化したアピールはしやすいですが、すべての能力が企業から評価されるとは限りません。スペイン語は就職にどのような影響を及ぼすのかを知り、上手に就活に役立てましょう。

就職の際にアピールできるスペイン語の資格

スペイン語に限らず、語学力をアピールするのであれば、資格を使うのが有効です。資格を持っていれば、どの程度のスキルがあるのかを明確に伝えることができ、より高評価にも繋がりやすいです。英語であれば、TOEICや英検、TOEFLなどさまざまな資格がありますが、実はスペイン語をアピールできる資格も複数あります。それぞれの特徴を把握して、資格への理解を深めていきましょう。

スペイン語技能検定

スペイン語技能検定は、簡単に言えば英検のスペイン語バージョンです。日本スペイン協会が実施している資格試験であり、6~1級が設定されています。6級が入門レベルで5級で初級、4級で中級となります。

4級までは筆記試験のみですが、3級以上は二次試験で面接が追加されますので、より難易度は高くなるでしょう。4級で簡単な日常会話ができるレベルなので、就活でアピールするなら、まずは4級を取得しておかなければなりません。

また、企業によってはさらに上のレベルを求められることもあるため、3級以上を取得しておけば安心と言えるでしょう。3級は上級で、新聞などが理解でき、一般ガイドに不自由しないレベルです。高い能力が必要ですが、取得しておくと明確なアピールがしやすいです。

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DELE

DELEは、スペイン政府教育文化スポーツ省が発行する資格であり、正式名称はDiplomas de Espanol como Lengua Extranjeraです。世界基準の資格であるため、国内外でアピールが活用できる信用度の高い資格と言えるでしょう。

DELEはA1、A2、B1、B2、C1、C2の6つの段階に分けられており、C2が最上級です。B1で中級、B2で中上級のレベルになりますので、このあたりを取得しておけば、就活でもアピールがしやすいでしょう。

DELEでは「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つの能力が求められるため、総合的な語学力が必要になります。世界で通用するレベルの高い資格でもあるため、高いランクで取得しておけば、就活においてもかなりのアピールになるでしょう。

スペイン語が就職で有利になる仕事

スペイン語で就活を有利に進めたいのであれば、その能力が求められる仕事を目指すことが大切です。スペイン語を身に付けておけば、スキルのひとつとして認められますが、すべての仕事において高く評価されるとは限りません。

企業は自社で活躍できる人材を求めて採用を決定するため、スペイン語についても、能力が活かせる仕事であれば、より高く評価されます。高評価を得るにはスキルを活かせることが大切であるため、スペイン語を活かしてどんな仕事ができるのかを知っておきましょう。

航空・旅行業界

航空・旅行業界では、外国人対応も多いため、語学力があれば評価されやすいです。基本的には英語のスキルが求められますが、英語以外であっても、語学力はアピールできます。ビジネスの世界では英語が公用語とされていますが、一般のお客様を相手にする場合は、必ずしもそうとは限りません。

英語力のあるスタッフだけでは対応できないことも多いため、別の言語をマスターしていれば、重宝されることも多いです。特にスペイン語は世界で4番目に話されている言語とも言われています。スペイン語を話す人は世界中にたくさんいるため、語学力としてもアピールがしやすいです。

商社

商社は世界中の国と関わって仕事をすることが多く、語学力が求められることも多いです。海外の取引先とのコミュニケーションはもちろん、海外転勤などで外国で働かなければならないこともあるため、スペイン語を持っていれば重宝されることも多いでしょう。

ヨーロッパやアメリカなどと取引をしている企業は多く、それらの地域ではスペイン語を話す人もたくさんいます。片言でも意味を理解するのが難しく、専門的なスキルを求めている企業も多いです。商社といっても企業によって事業展開はさまざまですが、特にヨーロッパ圏に強みのある企業を選べば、スペイン語も活かしやすいでしょう。

商社業界については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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翻訳家

語学力を活かした仕事としては、翻訳家も挙げられます。その他の言語に比べれば、スペイン語の翻訳家はハードルが低いと言えるでしょう。これは求められるレベルが低いという意味ではなく、単にスキルを持った人の数から言えることなので注意が必要です。

翻訳家=英語をイメージする人は多く、実際に英語の翻訳家を目指して勉強を重ねている人は多いです。しかし、英語はポピュラーな言語のため、求人を探すだけでもやっとということも多く、競争人数が多いため、仕事に就くのが難しくもあります。

対してスペイン語の翻訳家であれば、英語ほど競争率は高くありません。高いレベルが求められるのは確かですが、努力次第では就職しやすい仕事と言えるでしょう。

スペイン語を就職に役立てるポイント

スペイン語を活かしてできる仕事であれば、語学力をアピールすれば評価はされやすいです。しかし、あくまで評価されやすいだけで、絶対に評価されるというわけではありません。スキルを持つのは大切なことですが、それを就職に活かすためには、アピール時に工夫が必要です。素晴らしい能力でも、アピールの方法を間違えれば高評価にならないので注意が必要です。スペイン語を上手にアピールするポイントを知り、就職に役立てましょう。

スペイン語+別の言語でアピール

スペイン語は珍しいスキルであるため、アピールすれば独自性を発揮して、他の学生との差別化も図りやすいです。しかし、能力を活用できる幅が限定されてしまうため、アピールできる範囲が狭くなってしまうことも多いです。スペイン語を上手に活かすためには、スペイン語+他の言語でアピールすることを考えましょう。

複数の言語をマスターしていれば、より高い評価を得やすく、就職でも有利になります。おすすめなのはスペイン語+英語の組み合わせであり、語学力としてイメージされやすいものを一緒に提示すれば、より高評価に繋がります。ビジネスで求められる語学力は、基本が英語になるため、基本と応用というイメージでアピールすれば評価もされやすいです。

スペイン語を学んだ理由を述べる

スペイン語の能力自体をアピールするのも大切ですが、より印象的に伝えるためには、なぜスペイン語を学ぼうと思ったのか、理由の部分を伝えることが大切です。語学を学ぶとなれば英語をイメージする人が多く、実際に就活で活かしやすいのも英語です。

多くの人が英語に目を向ける中で、スペイン語を選んだことには必ず理由があるはずなので、それを明確にアピールしましょう。勉強のきっかけを伝えることで、どのような考えを持っているのか、人間性なのかを知ってもらうことができます。

目的意識を持って学んだことが伝わり、静養意欲の高さのアピールにもなるでしょう。ただ漠然と勉強しただけでは高評価に繋がりづらいので、きっかけを深堀りして伝えることが大切です。

勉強の過程で得たものを提示する

結果をアピールするだけでなく、身に付けるに至った過程をアピールすることがさらに大切です。スペイン語を身に付けるにあたって、どのような苦労があったのか、それをどのように乗り越えたのかなど、過程の部分を掘り下げてアピールしましょう。企業は物事の結果よりも経過を大切にしており、取り組みの姿勢を重要視しています。

物事への取り組みの姿勢は、イコール仕事への取り組み方と認識されますので、どのように企業で活躍するかが見られると考えましょう。スペイン語を取得するまでの過程を念入りに伝えることで、企業での活躍の仕方、仕事への取り組み方がアピールできます。

スペイン語を就職後活かせることをアピールしよう

語学力で英語をアピールする人は多いですが、スペイン語をアピールする人はそれほど多くはありません。そのため、独自性を発揮しやすく、目立ちやすくはありますが、評価されるためにはさまざまな工夫が必要です。

単にスペイン語のスキルがあると提示するだけでは、高評価には繋がらないことが多く、場合によっては全く評価されないこともあります。高評価を獲得するには、勉強するに至ったきっかけや資格やスキルの取得までの経過、能力を企業でどのように活かすかなどを伝えることが大切です。

スペイン語を活かせる仕事の範囲はそれほど多くはありませんが、アピールの仕方次第で、どの業界、企業でも評価されます。上手にアピールする方法を把握して、スペイン語で就活を有利に進めましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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