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サークル活動のガクチカでライバルと差をつけよう! 魅力的に作る方法を紹介

目次

  1. ガクチカでサークルについて話すことはアピールポイントにつながる
  2. 就活生に聞いた! ガクチカで話した題材
  3. そもそもガクチカとは
  4. 企業がガクチカを聞く5つの理由
  5. ガクチカのテーマをサークルにするメリット
  6. ガクチカのテーマをサークルにする際の注意点
  7. 4ステップで魅力的に! サークルのガクチカを作る方法
  8. ガクチカでアピールできるサークル活動の例
  9. 就活生に聞いた! ガクチカでアピールしたサークル経験
  10. ライバルと差がつく! ガクチカを書く際の3つのコツ
  11. 面接官の印象に残そう! サークル活動のガクチカ例文
  12. 面接で聞かれたら? ガクチカでサークルについて話す際のポイント
  13. 就活生に聞いた! ガクチカを話す際に意識していること
  14. 例文で解説! サークル以外におすすめの4つのガクチカ
  15. ガクチカで採用担当の心に響くサークル体験を伝えよう

ガクチカでサークルについて話すことはアピールポイントにつながる

就活でガクチカについて聞かれた際、サークルについて話そうか悩んでいる人もいると思います。

結論としては、ガクチカでサークルについて話すことは問題ありません。むしろサークルでの成功体験や失敗を乗り越えた経験は、面接官に印象を残せるガクチカだといえます

この記事では、ガクチカでサークル活動をアピールするか迷っている方に向けて、ガクチカでサークルを話すメリットや面接官の印象に残すコツ、例文などを紹介します。

他の学生よりも一歩リードできるガクチカにするためにも、ぜひ参考にしてください。

就活生に聞いた! ガクチカで話した題材

ガクチカとして話せるテーマには、サークル以外にもたくさんあります。そこで、学生の皆さんに、どのようなテーマをガクチカにしているのかアンケートを取りました。

どんなガクチカを書いたのか

アンケートの結果では、ガクチカとして「アルバイト」と回答している割合が全体の約3割と、一番多い割合でした。他にも、「部活」が15%、「サークル」と「研究」が12.8%と回答割合の上位を占めていました。

アンケート調査の結果、ガクチカを「サークル」と書いた回答割合が全体のTOP5に入る多さであるため、サークルでの経験はアピールしやすいガクチカテーマだといえますね

そもそもガクチカとは

そもそもガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略称のことです。就活において、ガクチカは必ずといって良いほど企業から聞かれます。

そのため、就活を始める際は、学生時代の経験を整理してガクチカを事前に考えておくことが大切です。

また、ガクチカを答える際は、企業側がどのような意図でガクチカを聞いているのかを理解したうえで、エピソードトークを交えながら話すことを心掛けましょう。

自己PRとの違い

ガクチカと似ている言葉に「自己PR」が挙げられます。自己PRとは、自身の得意分野や強みをアピールすることです。

ガクチカと自己PRの違いは、以下のとおりです。

ガクチカと自己PRの違い

・ガクチカ……学生時代に力を入れたことでアピールできること
・自己PR……学生時代に関係なくアピールできること

就活において、ガクチカと同様に自己PRも必ずといって良いほど聞かれるので、採用選考を勝ち抜くためには、事前に面接官に響く内容を考えておく必要があります

自己PRについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

企業がガクチカを聞く5つの理由

企業がガクチカを聞く理由

企業がガクチカを聞いてくる理由は、主に5つです。ガクチカでサークルについて話す際は、企業がなぜガクチカを聞いているのかを頭に入れたうえで話すことが大切です。

企業が求めている回答を意識し、ガクチカのサークル体験をアピールポイントにつなげましょう。

①人柄を知るため

企業がガクチカを聞く理由の1つとして、学生の人柄を知ることが挙げられます。なぜなら、ガクチカを通じて、その人の性格や考え方、価値観を確かめられるからです

たとえば、ガクチカでサッカーのサークル活動で優勝した話をする応募者に対しては、チームで行動ができる人、目標に向かって努力できる人だと感じられます。

また、留学経験をガクチカとして話す応募者に対しては、行動力がある人、勉強に対する熱意を持っている人などと感じられますよね。

企業は応募者のガクチカを聞くことで、自社に合った人柄であるかを確かめているのです。

②物事をわかりやすく話せるかを知るため

ガクチカを質問する企業の中には、ガクチカを通じて、物事をわかりやすく話せるかを確認している企業もあります。

社会人には、筋道を立てて話せる論理的な会話力が必要不可欠です。そのため、応募者が物事を簡潔に、わかりやすく話せるのかを選考基準にすることも珍しくありません。

ガクチカを話す際は長々と話すのではなく、伝えたい内容を簡潔にまとめましょう。

③学生時代の過ごし方を知るため

学生時代の過ごし方もガクチカから知ることができます。なぜなら、ガクチカは学生時代に力を入れて取り組んでいたことだからです。

そのため、ガクチカで話す内容は、学生時代に多くの時間を費やした経験だと考えられます。たとえば、ガクチカでアルバイトをテーマにした場合、学校生活よりもアルバイトの方に力を入れていた人だと感じられますよね。

応募者の学生時代の過ごし方を知り、入社後にどのように活躍してくれるのかをイメージするために、ガクチカを聞いている企業もいるのです。

④学生時代に学んだことを知るため

企業は学生時代にどんなことを学んできたのかを知るために、ガクチカを聞く場合もあります。なぜなら、学生時代に学んだことは社会人になっても活かせるケースが多いからです。

学生時代に学んできたことは、その人を大きく成長させる大切な要素です。また、学生時代に学んだ知識を活かし、失敗を乗り越えられた経験があれば、社会人になっても学びを通じて成長できる人物だと判断できます。

企業はガクチカを通じて学生時代に学んだことを知ることで、入社後に活躍できるか、学びから成長できるかを確かめているのです。

⑤モチベーションを保てる源を知るため

企業がガクチカを聞く理由には、その人がモチベーションを保てる源を知ることが挙げられます。なぜなら、モチベーションを保てる源を知ることで、早期退職を未然に防げるからです。

たとえば、ガクチカで「周りが頑張っている環境だから頑張れました」「周りから評価されたことで頑張れました」などを聞けば、その人のモチベーションの源がわかります。

企業にとっての早期退職はデメリットが多く、できる限り防ぎたいと考えています。ガクチカを通じてモチベーションを保てる源を把握しておくことで、自社の職場環境と合致しているのかを確認しているのです。

ガクチカのテーマをサークルにするメリット

ガクチカのテーマをサークルにするメリット

ガクチカのテーマをサークルにするメリットは3つあります。

ガクチカでサークルについて話そうかと悩んでいる人は、こちらで紹介するメリットを参考にしてサークルについて話すかを決めましょう。

能力を伝えるための体験談を話せる

ガクチカのテーマをサークルにすることで、自分の能力について体験談を交えながら伝えられます。

たとえば、自身のマーケティングスキルを伝えるために、サークルでの広報活動や目標売上を達成した体験談を交えなら話せます。また、自身のマネジメントスキルを伝える際は、サークルの役職者としての体験談を話せるでしょう。

このようにガクチカのテーマをサークルにすることで、自分のスキルをより具体的にアピールできます

人柄をアピールでできる

ガクチカのテーマをサークルにすると、自分がどのような人物であるかをエピソードトークを交えながらアピールできます。

たとえば、ITエンジニア職に応募する際は、サークル活動で新しいことに挑戦した経験を話せば、好奇心が旺盛で新しいことを学ぶのが好きであったり、想像力があったりなどをアピールできます。

採用選考において、応募者の人柄は採用基準の1つです。ガクチカのテーマをサークルにし、応募先企業が求める人柄をアピールできることは大きなメリットだといえます。

コミュニケーション能力があることを伝えられる

サークル活動は、人とのつながりや交流をメインとした組織です。ガクチカのテーマをサークルにすることで、コミュニケーション能力があることを面接官に伝えられます。

社会人になるとコミュニケーション能力は必要不可欠です。コミュニケーション能力は、社内でのスムーズな情報共有や、社内の生産性を向上させるために必要とされます。

そのため、ガクチカのテーマをサークルにし、コミュニケーション能力があることをアピールできると、採用選考を一歩リードして進められますよ。

就活で評価されやすいコミュニケーション能力を向上させる方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

ガクチカのテーマをサークルにする際の注意点

次にガクチカのテーマをサークルにする際の注意点を見ていきましょう。注意点を知っておくことで、ガクチカを聞かれた際にしっかりとアピールできます。

どのサークルに所属しているかは重要ではない

ガクチカでサークルについて話す際は、どのサークルに所属していたかは重要ではありません。なぜなら、ガクチカで聞きたいことは、サークル活動で経験した成功体験や失敗体験、成長体験だからです

所属していたサークルをアピールしたとしても、面接官の印象に残る可能性は低いです。

ガクチカでサークルについて話す際は、所属していたサークルをアピールするのではなく、サークルでの体験や経験を中心にアピールしていきましょう。

サークルを途中でやめた場合はほかのガクチカを考える

ガクチカで伝えられることは、サークル活動だけではありません。サークル活動を途中でやめた場合は、ほかのガクチカを考えるのも1つの手段です。

途中でやめたサークルをガクチカで話すと、入社後にもすぐに辞めてしまうかもしれないと思われてしまい、面接官にマイナスの印象を残してしまう可能性があります

そのため、サークルを途中でやめている場合は、サークル以外の体験談をガクチカとして考えておきましょう。

サークル以外のガクチカには、次のテーマがあります。

・ボランティア活動
・アルバイト経験
・研究
・留学経験
・資格取得
・学業

サークル以外のアピールポイントについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。

遊びでサークル活動をしていた場合はほかのガクチカを考える

遊びでサークル活動をしていた場合は、ほかのガクチカを考えることが無難です。

なぜなら、遊びでサークル活動をしていた場合、企業のアピールポイントとなる体験や経験をしていない可能性が高いからです

ただし、サークル活動の中で、自身を成長させた体験や失敗を乗り超えた体験があれば、ガクチカでアピールできます。

嘘の体験や成績を言わない

ガクチカでのサークルに限った話ではありませんが、嘘の体験や成績を言ってはいけません。嘘の体験や成績を伝えて内定を獲得しても、嘘がバレたときに評価に大きく影響するリスクがあります。

サークル活動の体験談や成績は、SNSやインターネット、回答内容の矛盾からバレる可能性が高いため、正直に話しましょう

サークル活動でアピールできることがない場合は、ほかのテーマの体験談や経験談を考えることが大切です。

4ステップで魅力的に! サークルのガクチカを作る方法

ガクチカを作るステップ

こちらではサークルのガクチカを作る方法を紹介します。4ステップだけでサークルをテーマにした魅力的なガクチカを作れるので、一つずつみていきましょう。

ステップ①サークル活動のエピソードを紙に書きだす

ガクチカのテーマをサークル活動にする場合は、サークル活動でのエピソードを思い出せる限り紙に書きだしましょう。

たとえば、サークル活動でうれしかったエピソードや、失敗から乗り越えられたエピソードなどです。

ガクチカで大切なことは体験や経験です。魅力的なガクチカにするためにも、アピールポイントにつながるようなサークルエピソードを見つけてみましょう

ステップ②紙に書きだしたエピソードからアピールポイントを探す

サークルでのエピソードを紙に書きだせたら、書き出したエピソードごとにアピールポイントを探しましょう。また、1つのエピソードに複数のアピールポイントがある場合は、それぞれをメモしておいてください

なお、就活では見つけ出したアピールポイントを伝える際に、最初に書き出したエピソードトークも併せて伝えるため、メモは消さずに残しておきましょう。

ステップ③企業の求める人材像に合ったアピールポイントを厳選する

サークルの各エピソードからアピールポイントを見つけられたら、応募先企業が求める人材像を調べましょう。

企業が求める人材像とは、どのような性格の人が活躍しているのか、どのような特徴やスキルを持った人を採用したいのかなどです。企業のホームページやインターン、SNS、募集要項から確認できるので、調べてみてください

企業が求める人材像がわかったら、その人材像に合ったアピールポイントをメモから探します。企業によってアピールすべきポイントが異なるので、応募先企業に合わせたアピールポイントを厳選しましょう。

ステップ④アピールポイントとエピソードを文章の型に当てはめる

応募先企業に伝えるアピールポイントが厳選できたら、エピソードと併せて文章の型に当てはめます。

ガクチカに使える文章の型は、以下のとおりです。

STAR法とPREP法

STAR法:「状況」「課題」「行動」「結果」の順に説明する
PREP法:「結論」「理由」「エピソード」「結論」の順に説明する

これらの型にサークル活動のエピソードやアピールポイントを当てはめ、応募先企業にどのように貢献できるのかを最後に伝えることで、魅力的なガクチカの完成です

ガクチカでアピールできるサークル活動の例

次にガクチカでアピールできるサークル活動の例を見ていきましょう。

ガクチカでサークルについて話す際は、サークルの中心メンバーであった経験や、目標を達成した経験などをアピールできます。

また、ガクチカでアピールできるサークル活動は十人十色なので、自分だけの特別な体験を見つけてみてください。

サークルの中心メンバーだった経験

サークルの中心メンバーだった経験は、リーダーシップやマネジメントスキル、問題解決能力などをアピールできます。

サークルの中心メンバーとしての経験には、以下の経験が挙げられます。

・サークルを立ち上げた
・サークルのリーダー(代表)だった
・役職者として活躍していた

サークルの中心メンバーとして活動した経験をアピールする場合は、マネジメントした経験や問題を解決した体験談を併せて伝えましょう

何かしらの目標を達成した経験

サークルで何かしらの目標を達成した経験があれば、諦めずに努力したことや、目標達成までのストーリーなどをアピールできます。

サークルで目標を達成した経験には、以下の経験が挙げられます。

・大会に優勝した
・サークルメンバー数を目標の人数まで集められた
・イベントなどで目標の売上を達成させられた

学生時代に目標を達成した経験があれば、入社後にも目標に向かって努力ができる人であることを証明できるため、ガクチカでのアピールポイントにつながります

就活生に聞いた! ガクチカでアピールしたサークル経験

ガクチカでアピールしたサークル経験

こちらでは、ガクチカのテーマをサークル経験にした学生の皆さんに対して、どのようなサークル体験をアピールしたのか聞いてみました。

周りの学生がアピールしたサークル経験を参考にしてください。

「主体的に行動した経験」をアピールした回答が多かった

ガクチカをサークルにしている方の中には、主体的に行動した経験をアピールしたと回答している人が多くいました。

ガクチカのサークル活動で主体的な行動をアピールすることで、入社後も積極的に仕事に取り組む姿勢をアピールしている方が多いようです。

主体的な行動は、社会人には大切な要素なので、良いアピールポイントですね

「イレギュラーな環境で頑張った」という回答も

アンケートに回答した学生の中には、イレギュラーな環境の中でサークル活動を支えた経験や、イベント開催の経験などをアピールしている方もいました。

イレギュラーな環境でのサークル活動は通常のサークル活動とは違い、さまざまな困難が立ちはだかることは間違いないでしょう。そんな困難を乗り越えたエピソードは、面接官の印象に残るガクチカだといえますね

ライバルと差がつく! ガクチカを書く際の3つのコツ

ガクチカを上手く書くコツ

こちらでは、サークルのガクチカを書く際のコツを3つ紹介します。エントリーシート(ES)でガクチカについて問われた際は、こちらのコツを意識して書いてください。

コツ①STAR法を意識して書く

ガクチカを書く際は、STAR法を意識して書くことが大切です。

前述したとおり、STAR法とは「状況」「課題」「行動」「結果」の順に説明する方法です

STAR法を使用した例文を紹介します。

Situation(状況)

学生時代に私が力を注いだことは、文化サークルの代表を務めた経験です。

Target&Task(課題や目標)

サークル内には、自発的に意見を出す人と、消極的な人が混在していました。

そこで、全員からの意見を得ることでより質の高い活動をおこないたいと考えた我々は、対話の場を設けることにしました。

しかし、初めての試みであったため、話し手と聞き手のバランスが取れず、結果的には同じ人ばかりが発言するという状況が続きました。

Action(取り組んだ行動)

そのため、私は一人ひとりに対して意見を求めるような議論の進行役を自らが引き受けることにしました。

Result(結果)

その結果、消極的だったメンバーも自分の意見を出すようになり、活発な議論がおこなわれるようになったのです。そしてサークル内全体の声を知ることで、年間最終イベントの成功にもつなげられました。

この経験から、リーダーとして自身が率先して問題解決に向けて動くことの重要性や、全員の意見を尊重し、積極的に引き出すことが質の高い結果を生むということを学びました。

コツ②数字などを入れて具体的に書く

ガクチカを書く際は、数字などを入れてより具体的に書くことが大切です。

たとえば、「売上が〇〇%向上した」「広報活動で、サークルメンバーを〇人から〇〇人まで増やすことに成功した」などです。

サークルのエピソードに数字を入れることで信ぴょう性と具体性が高まるため、アピールポイントが面接官に伝わりやすくなります

コツ③課題を解決できたエピソードを書く

面接官に印象を残せるガクチカは、課題を解決できたエピソードです。なぜなら、社会人になると、さまざまな課題や困難に直面するからです。

ガクチカを通じて課題を解決したエピソードを書くことで、社会人になっても課題を乗り越えられる力があることをアピールできます

ESに課題を解決したガクチカを書いておくことで、ほかの応募者よりも印象を残せる可能性が高いです。

面接官の印象に残そう! サークル活動のガクチカ例文

次に面接官の印象に残るガクチカの例文を紹介します。

こちらでは、サークルで学んだスキルや体験談をもとに例文を紹介するので、ガクチカのサークルを考える際の参考にしてください。

サークルで学んだスキルを中心にアピールする場合

まずはサークルで学んだスキルをアピールする場合の例文から見ていきましょう。

学んだスキルをアピールする場合は、最初にアピールポイントを伝えておくことで、何について話しているのか面接官が理解しやすいためおすすめです

「課題解決力」をアピールする際の例文

大学時代に力を入れていたことはサークル活動で、その経験では「課題解決力」を学びました。毎年、私たちのサークルは地域の子どもたちを対象にしたフェスティバルを開催していましたが、ある年、出席者の数が大幅に減少しました。そこで、SNSを活用した宣伝をおこなうことが挙げられましたが、私たちはそのノウハウを持っていませんでした。そこで、私はSNSマーケティングについて勉強し、自身が学んだことをサークルメンバー全員に伝え、一緒に取り組むことにしたのです。結果として、次のフェスティバルでは参加者数が大幅に増加し、前年度の2倍以上の子どもたちに参加してもらうことに成功しました。この経験から、チーム全体で課題解決に取り組むことの重要性を学び、それを活用して実際の課題解決に結びつける力を身につけられました。

就活生

「課題解決力」をサークルのガクチカにする場合は、課題に対してどのように取り組んだのかを伝えることが大切です。例文では、「フェスティバルの参加者が減少している」という課題に対して、「SNSマーケティング」に取り組んだことを述べています。

このように、「課題解決力」をサークルのガクチカにする場合は、課題と取り組んだ行動、結果について伝えましょう。

「協調性」をアピールする際の例文

大学時代に力を入れていたことはボランティアサークルで、その経験では「協調性」について学ぶ機会がありました。私たちのサークルは地元の高齢者施設での活動がメインでしたが、ある時期、活動内容に対するメンバー間の意見の不一致が起こりました。特にサービス内容と頻度についてです。私はこの問題を解決するために、それぞれの意見を聞き、理解し、そのうえで一緒に解決策を考える場を設けることを提案しました。これにより、メンバー全員の意見が尊重され、結果として私たちは月に一度の定期的な活動と、施設の要望に応じた臨時の活動を組み合わせるという解決策を見つけました。この経験は、多様な意見を尊重し、共通の目標に向かって協力することの重要性を教えてくれたのです。そして、協調性を持つことが、組織の課題解決につながることを実感しました。

就活生

「協調性」をサークルのガクチカにする場合は、サークル活動から学んだ協調性の大切さを伝えることが大事です。例文では、「多様な意見を尊重し、共通の目標に向かって協力することの重要性を教えてくれた」と述べています。

このように、「協調性」をサークルのガクチカにする場合は、サークル経験の協調性からどのようなことを学んだのかを伝えましょう。

「積極性」をアピールする際の例文

大学時代に力を入れていたことは、同じ専攻の学生とともに立ち上げた学術研究サークルです。サークルの目的は専門知識を深めるだけでなく、各自の学びを共有し合うことで総合的な理解を高めることでした。しかし、サークル設立初期は参加者が限られ、意見交換が活発にならない問題が発生しました。そこで私は、積極的に他学部の学生にサークルへの参加を呼びかけたり、外部から専門家をゲストとして招くことで新鮮な視点や情報を提供する場を設けたりしたのです。また、集まった際は、メンバーが自分の学びをプレゼンテーションする時間を作ることで、自発的な学習意欲を高めることを試みました。結果的に私たちのサークルは学内で評価され、メンバーも増え、多様な視点から学問を深める有意義な場となりました。この経験から、積極的に行動することで新たな状況を創り出せることを学び、主導的な行動が周囲の人々を巻き込み、一つのコミュニティを成長させる原動力となることを理解しました。

就活生

「積極性」をサークルのガクチカにする場合は、サークル活動でどのような行動をしたのかを伝えましょう。例文では、「同じ専攻の学生とともに立ち上げた学術研究サークル」であることを述べています。

また、積極的に行動した結果、立ちはだかった壁を乗り越えた経験があれば、より魅力的なガクチカになりますよ。

サークルの体験を中心にアピールする場合

次に、サークル活動での体験を中心にアピールするガクチカの例文を紹介します。

サークル体験を中心にアピールする場合は、成功体験や失敗体験を主張することが大切です

「広報活動」をアピールする際の例文

大学時代に力を入れていたことは、部員数が減少していたサークルでの広報活動です。目的は新規メンバーを増やし、サークルを活性化させることでした。最初に取り組んだことは、サークルの魅力を広く知ってもらうためのブログ開設でした。しかし、期待したほどのアクセスが集まらず、新たなアイデアを模索する必要がありました。そこで、私はSNSを活用した広報活動にシフトしたのです。具体的には、毎日のサークル活動を写真で紹介してどのようなことを学んでいるのかを共有したり、サークルメンバーによる対談をライブ配信したりなどの企画を立ち上げました。SNSでの広報活動をした結果、サークルの認知度は大きく上昇し、新規メンバーが増えたのです。また、既存メンバーもサークル活動に対する意識が高まり、サークル全体で一体感を持つことに成功しました。この経験から、広報活動は情報を伝えるだけでなく、コミュニティを形成する重要な要素であることを学びました。大学時代のサークルで担当した広報活動を通じて、どのような情報が伝わりやすいか、どのように伝えるべきかを試行錯誤する柔軟な思考力を養えたのです。

就活生

「広報活動」をサークルのガクチカにする場合は、広報活動での成果が大切です。例文では、「SNSでの広報活動をした結果、サークルの認知度は大きく上昇し、新規メンバーが増えた」と述べています。

このように、「広報活動」をサークルのガクチカにする場合は、広報活動で課題を解決した経験をアピールポイントにしましょう。

「代表や幹部経験」をアピールする際の例文

大学時代に力を入れていたことは、私が代表を務めていた写真サークルです。当時の写真サークルは新入生が少なかったため、活動が滞っていました。私は、その状況を打破すべく、新入生の増加と部員全員の活動参加率向上を目指し、幹部と一緒にさまざまな企画を立案しました。具体的には、写真展を開催して作品制作に全員が参加することで、部員同士の交流を増やし、写真への興味を深める機会を作りました。また、大学のオープンキャンパスでも展示会を開催し、新入生へのアピールも強化しました。他にも、新入生に対するフォロー強化のために、先輩部員と新入生とのペアを作り、技術や知識の教育に努める体制を作ったのです。その結果、新入生の十分な確保や定着率の向上など、写真部は再び活気を取り戻しました。私は写真サークルの経験から、人を巻き込むリーダーシップと状況に応じた適切な対応の重要性を学びました。社会人になって困難な状況を乗り越えるためには、チーム全体で協力し、互いを尊重して目標に向かって努力することが必要だと感じています。

就活生

「代表や幹部経験」をサークルのガクチカにする場合は、代表者としてのマネジメント力をアピールできます。例文では、「新入生に対するフォロー強化のために、先輩部員と新入生とのペアを作り、技術や知識の教育に努める体制を作った」と述べています。

このように、「代表や幹部経験」をサークルのガクチカにする場合は、代表者として取り組んだことを伝えましょう。

面接で聞かれたら? ガクチカでサークルについて話す際のポイント

ガクチカでサークルについて話す際のポイント

次に面接でガクチカについて聞かれた際に話すポイントを紹介します。就活でガクチカを問われるのは、主にESと面接です。

そのため、ガクチカの書き方以外に、話し方のポイントも押さえておきましょう。

結論から話す

面接官からガクチカを聞かれた際は、結論から話すことが大切です。なぜなら、結論を最初に伝えておかないと、面接官が何について話しているのかを理解しにくいからです。

たとえば、ガクチカでサークル活動を話す際に、結論を最後に持っていくと、次のような文章になります。

私はこれまで体を動かすことが好きでした。なぜなら、体を動かすことで健康を維持できると考えており、モチベーションを保てるからです。そのため、学生時代に力を入れていたことは、体を動かすテニスサークルでした。

就活生

この文章では、最初に何について話しているのかわからないまま話が進んでいき、最後にテニスサークルであることがわかり、話の内容を理解しにくいですよね

一方で、最初に「私が学生時代に力を入れていたことは、サークル活動です」と結論から伝えると、テニスサークルについて話しているのだと、ガクチカの内容を理解しやすくなります。

そのため、ガクチカをわかりやすく伝えるためにも、結論から伝えることを心掛けることが大切なのです。

アピールポイントを1つに絞る

ガクチカをサークルで回答しようと考えている方の中には、協調性や主体性、忍耐力など複数のアピールポイントを伝えようとしている方もいるでしょう。

しかし、複数のアピールポイントを伝えてしまうと、面接官に伝わりにくいガクチカになってしまう可能性があります。

ガクチカを話す際は、「伝わりやすさ」「わかりやすさ」が大切であるため、応募先企業に最も響きそうなアピールポイントを1つに絞ることが大切です。そのため、準備をする際は複数企業に対応できるように、いくつかエピソードは用意しておきましょう。

具体的な体験談を交えながら話す

ガクチカでサークルについて話す際は、具体的な体験談を交えながら話しましょう。なぜなら、具体的な体験談を話すことで、エピソードの内容が濃くなりより魅力のあるガクチカにできるからです

具体的な体験談を交えると得られる効果は、以下のとおりです。

・アピールポイントの信ぴょう性が高まる
・入社後にどのような場面で活躍してくれそうか想像しやすい
・面接官の印象に残る
・数字を用いることで能力の高さをアピールできる

このように具体的な体験談をガクチカで話すことで、面接官の印象に残りやすい効果を得られるため、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。

相手の目を見て話す

ガクチカを話す際は、相手の目を見て話すことが大切です。

なぜなら、相手の目を見て話さないと、気持ちが伝わらなかったり、自分の発言に自信がないと思われたりするからです。

一方で、相手の目を見て話すことで、コミュニケーション能力の高さや、発言に対する自信を伝えられます

そのため、ガクチカなど自分をアピールするタイミングでは、面接官の目を見てしっかりと気持ちを伝えることが大切なのです。

面接中の目線については、こちらの記事で詳しく解説しています。

笑顔を心掛ける

ガクチカを回答する際は、笑顔も大切です。笑顔には自身の印象を良くする効果があります。

たとえば、笑顔でガクチカを話すことで、自分の人柄や性格も同時に伝えられるため、ガクチカのサークルエピソードがより魅力的に聞こえます

ガクチカを魅力的にするためには、魅力的な体験や経験だけでなく、話す際の笑顔も大切な要素なのです。

面接官の印象に残る笑顔を作りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

就活生に聞いた! ガクチカを話す際に意識していること

ガクチカを話す際に意識しているポイント

それでは、周りの学生は、どのようなことを意識してガクチカを話しているのでしょうか。

こちらでは、学生がガクチカを話す際に意識していることについて、アンケート調査をおこなってみました。面接でのガクチカ対策をしたい方は、参考にしてください。

「わかりやすく伝える」と回答している方が多数

ガクチカを伝える際は、面接官にしっかりと伝えることを意識していると回答している方が目立っていました。

ガクチカは、面接において重要なアピールポイントです。多くの学生は、面接官に伝えたい内容を理解してもらえるような工夫を心掛けているようです

「気持ち」や「相手」を意識して話したという回答も

ガクチカを伝える際に、自分の気持ちを伝えることや、相手に合わせて言葉使いを変えたなどの回答もみられました。

ガクチカでは自身の人柄を伝えられるため、気持ちをこめて話している方や、面接官に合わせて伝え方を変えている方もいるようです

面接選考では応募先企業の特徴や面接官の人柄を見極めて、相手にしっかりと熱意を伝えることも大切なことですね。

例文で解説! サークル以外におすすめの4つのガクチカ

最後に、ガクチカでサークル以外の話をする際のおすすめテーマを4つの例文で紹介します。サークル以外のガクチカも視野に入れている方は、参考にしてください。

例文①ボランティア経験

私が学生時代に力を注いだことは、大学でのボランティア活動です。私は一年間、子どもたちの学習支援を目指す団体で活動していました。団体では週一で子どもたちと接しており、英語の勉強をサポートする役割を担当していました。しかし、一部の子どもたちは英語に苦手意識を持っており、積極的に参加してくれませんでした。そこで、苦手意識のある子どもたちが楽しく学べる環境を作るため、私は彼らの興味を引く英語学習方法を模索したのです。具体的には、子どもたちが好きなアニメやゲームを題材にした教材を作成し、英語のフレーズを一緒に楽しく覚えていく工夫を施しました。この取り組みにより、子どもたちの英語に対する苦手意識が薄れ、積極的に授業に参加してくれるようになったのです。大学でのボランティア活動から、対象者のニーズを理解し、それに合わせた解決策を提供することの重要性を学びました。これは、ビジネスの現場においても必要なスキルだと感じており、私の強みとなっています。

就活生

「ボランティア経験」をガクチカにする場合は、ボランティア活動で学んだことを伝えましょう。例文では、「大学でのボランティア活動から、対象者のニーズを理解し、それに合わせた解決策を提供することの重要性を学びました」と述べています。

このように、「ボランティア経験」をガクチカにする場合は、ボランティア活動での成果や学んだことについてアピールすることが大切です。

例文②留学経験

私が大学生時代に力を注いだことは、アメリカでの留学経験です。アメリカの大学では国際ビジネスの授業を受けましたが、当時は語学力の壁に直面し、授業内容の理解に苦しむ日々が続きました。そして、留学の意味を果たすためにも、英語力を向上させることが緊急課題であることを把握したのです。そこで、私は英語力を上達させるために、授業後に教授に質問をおこなったり、地元の友人との交流を深めたりすることを心掛けました。その結果、英語力が大幅に向上し、最終的には授業で優秀な成績を得られたのです。さらに、さまざまなバックグラウンドを持つ学生との交流を通じて、多様性の価値を深く理解できました。大学時代の留学経験から、自己改善の重要性と、違う文化背景を持つ人々とのコミュニケーションスキルを学びました。この経験はビジネスにおいても、大きな強みとなることを確信しています。

就活生

「留学経験」をガクチカにする場合は、留学先での課題を解決した経験を伝えましょう。例文では、「私は英語力を上達させるために、授業後に教授に質問をおこなったり、地元の友人との交流を深めたりすることを心掛けました」と述べています。

このように、「留学経験」をガクチカにする場合は、留学先で課題を解決した経験を伝えることが大切です。また、留学で学んだことも併せて伝えると、より魅力的なガクチカになります。

例文③資格取得経験

私が学生時代に力を入れた経験は、情報処理技術者試験の合格を目指したことです。大学の情報科学部に進学した私は、ITのプロフェッショナルとして必要な資格を取得することを決意しました。しかし、情報処理技術者試験では幅広い知識が求められ、一筋縄ではいかないことを実感したのです。資格取得の課題は、限られた時間の中で広範囲な科目を効率的に学ぶことでした。私は対策として試験科目を分析して苦手な分野に集中的に時間を使い、理解が浅い部分は学内の先輩に質問をして深める努力をしました。その結果、試験に合格し、自身のITスキルを証明できたのです。私は資格取得経験を通じて、目標達成のための効率的な学習方法や、自己啓発の重要性を学びました。これらは、今後のキャリアにおいて活かせるスキルだと確信しています。

就活生

「資格取得経験」をガクチカにする場合は、資格勉強で学んだことが大切です。例文では、「試験に合格し、自身のITスキルを証明できた」と述べています。

このように、「資格取得経験」をガクチカにする場合は、資格試験を通じて応募先企業に活かせる専門的な知識を身につけたことを伝えましょう。

例文④長期のインターンシップ経験

私が学生時代に力を入れたことは、半年間の長期インターンシップに挑戦したことです。大学3年の夏、私は家電製品を開発している企業のインターンシップに参加しました。インターンシップ時に立ちはだかった課題は、自分のアイデアをチーム内に伝え、それを製品の開発プロセスに反映させることでした。そして、私は積極的にチーム会議に参加し、自分の意見やアイデアを具体的な提案として伝えることを心掛けたのです。ほかにも、自分の案が採用された際は、開発メンバーと密に連携を取りながら製品化に向けた具体的なステップを計画しました。結果的に、私の提案した機能が新製品に採用され、その製品は市場で高い評価を得ることに成功したのです。この経験から、自分のアイデアを形にするためには、良いアイデアを持つだけでなく、それを他人に理解してもらうことの重要性を学びました。

就活生

「長期のインターンシップ経験」をガクチカにする場合は、インターンシップで得られた学びを伝えましょう

例文では、「自分のアイデアを形にするためには、良いアイデアを持つだけでなく、それを他人に理解してもらうことの重要性を学びました」と述べています。

このように、「長期のインターンシップ経験」をガクチカにする場合は、インターン経験によって何を学んだのかを伝えることが大切です。

ガクチカで採用担当の心に響くサークル体験を伝えよう

今回は、ガクチカのテーマをサークルにする際のメリットや注意点、魅力的な作り方などについて例文を交えながら紹介しました。

サークル活動は自身の人柄やスキル、体験談などを伝えられるため、ガクチカにとって最適なテーマです。大学時代にサークル活動に前向きに取り組んでいた場合は、採用担当の心に響く体験談は一つや二つは見つかると思います。

今回紹介した例文や作り方を参考に、自分だけの魅力的なガクチカを作成してみましょう。

【ガクチカで話した題材に関する調査】

・調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
・調査日:2023年6月22日~28日
・調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
・調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の273人

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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