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【就活における情報収集力とは】活用方法から身に付け方を徹底解説
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目次
情報収集力は就活でとても大切
情報収集力は就活においてとても重要です。
就活生1人ひとり、憧れの職業や進みたい道は異なります。そのため、就活に必要な情報も就活生によって違うのです。
業界・企業研究、エントリーシートの書き方、身だしなみのマナー、面接の対策方法など、分からないことや必要なことは自分で調べる必要があります。
今回は就活の情報収集力について、その力をどう活かしていけるのか、また身につける方法まで紹介していきます。
就活における情報収集力とは
そもそも、就活における情報収集力とはどういったものなのでしょう。一般的には優れた情報を察知し手に入れる能力を情報収集力といいます。インターネットの発達により情報が溢れかえっている現代には、その情報を取捨選択する上で必要不可欠な力です。
ここからは、就活における情報収集力について確認していきましょう。自分に足りないもの、もしくは既に身に付いているものも見つかるかもしれません。
必要な情報を集めることができる力
就活における情報収集力の一つ目の意味は、「必要な情報を集める力」です。これは単に情報を入手するわけではなく、「必要な情報」に限定していることがポイントです。世の中には大量の情報があり、中には自分には不要な情報や不適切な情報もたくさんあります。
必要な情報だけをピンポイントで入手するのは実は非常に難しいことであり、不要な情報まで一緒に取り込んでしまうことがほとんどです。
情報収集力のある人は、不要な情報を避けながら、本当に必要な情報だけを選び、それを素早く集めることができます。
例えば、興味のある企業の募集要項を調べる際に、情報収集力のある人は企業の公式ホームページから正式な情報を得ることができます。しかしこのスキルがないと、過去の情報や信憑性のない口コミ情報をとりあえず集めてしまうのです。
必要な情報と一緒に不要な情報も入り込みますが、それらを上手く選別して、必要な情報を得られる力が就活では必要です。不要な情報を瞬時に切り捨て、必要なものだけを抽出できることが本当の情報収集力なのです。
情報を活用できる力
情報収集力は単に情報を集めるだけではなく、「集めた情報を正しく活用できること」も含まれます。情報はそれ単体で価値があるわけではなく、正しく活用することで本当の価値が生まれます。
例えば面接の対策方法を知っていても、それが実際の選考で活かせなければ意味がありません。「情報を得る」→「活用する」という手順を踏めるかも情報収集力のひとつなのです。
いかに就活に役立つ情報を知っていても、活用して行動に移すことができないと、就活を有利に進めることはできません。
また、一見不要に思える情報でも、適切な方法で活用することで、役立つことがあります。
知っていても意味がないと思っていた選考先の電話番号も、面接当日突然の電車の遅延が起きた時の連絡や面接のお礼など、状況によって活用できます。
必要な情報を活用することはもちろん、情報の活用方法を工夫して価値を見出すことも、情報収集力と言えるでしょう。
情報から次の情報を手繰り寄せる力
情報は単体で存在しているわけではなく、他の情報と結びつき、連続しています。情報の連続性を正しく読み取り、「ひとつの情報から別の情報を手繰り寄せる」ことができるのも、情報収集力のひとつです。
例えば「就活」というひとつのキーワードから、「就活という言葉の意味」「面接」「書類選考」など、さらに複数のキーワードを引っ張ることができます。
さらに深堀りすると、「面接」から「マナー」「対策」「持ち物」など、情報はどこまでも広げられます。
別の情報を手繰り寄せる力とは、いわばひとつの情報から複数の情報を読み取り、幅広く知識を深めることです。情報から情報へとジャンプして、深堀りしながら本当に必要なものを探る力も、情報収集力といえるでしょう。
勘違いしやすい情報収集力
「情報収集力=情報を集める力」と考えている方も多いでしょう。大きく間違ってはいませんが、大事なところを勘違いしている可能性もあるため注意が必要です。
情報収集力は漠然とした言葉であるが故に、間違えて理解している人も多いのです。はき違えた意味で情報収集力を捉えていると、自己PRで間違えた能力をアピールして失敗してしまうかもしれません。また実は情報収集力があるのに、自分にはないと思い込んでいる可能性もあります。
就活に活かせないだけではなく、失敗を招く恐れもあるため、勘違いしやすいポイントを知り、間違った捉え方がどのようなものなのか把握しておきましょう。
ネットサーフィンが得意
情報収集力は、「情報を集めること」や「ひとつの情報から別の情報を手繰り寄せること」が該当するため、ネットサーフィンと混同されることが多いです。ネットサーフィンとはインターネットで、次々にサイトをたどり情報を閲覧することで、波乗りに例えてサーフィンと呼びます。
確かにネットサーフィンでも情報を多く集め、別の情報にジャンプもして新しい情報が得られますが、これは就活における意味とは異なります。
ネットサーフィンでは、関連性のない情報に飛んでしまうことも多く、情報量の多さから結局何を知りたいのかを見失ってしまうことも多いです。目的を持ってネットで検索するなら問題はありませんが、無目的にネットサーフィンをするだけでは本当に必要な情報は手に入りません。
普段からネットで物事をよく検索する人でも、必ずしも情報収集力があるとは限らないため注意しましょう。
膨大な情報を抱えている
「多くの情報を集めている=情報収集力がある」と考える人は多いですが、これは間違いです。
情報は集めるだけではなく、活用できてこそ意味があり、膨大な情報を抱えているだけでは、真に情報収集力があるとは言えません。情報を多く抱え過ぎていると、本当に必要な情報を引っ張りだすことが難しく、活用に至るまで時間がかかります。
例えば、正しい言葉遣いについてたくさんの情報を集めていたとしても、いざ面接で使えなくては意味がありません。
選択肢があまりに多いことで、活用すべき情報を間違えてしまうことも多く、大きなミスを引き起こしてしまうリスクもあります。
大量の情報をもっていることで安心してしまう場合も多いですが、それは情報を活用する能力が下がる可能性も高いです。
情報は量より質が重要なため、膨大な情報量を抱えている人は、情報の断捨離をしなければなりません。
個人の主観が多い情報を集めている
そして、個人の主観が多い情報ばかりを集めているのも情報収集力ではありません。個人の主観とは、口コミやブログなどに載っている感想のことです。これらは場合によっては役に立つこともありますが、信憑性には欠けてしまっています。
情報は質が重要であり、質を決めるのは「情報の精度」です。一見有益に見えても、信ぴょう性がほとんどなく、真偽が疑わしい情報ばかりを集めている場合も、情報収集力があるとはいえません。情報収集力は単に情報を集めるだけではなく、正しい情報のみを入手することをいいます。
信ぴょう性のある情報を手に入れるには、「情報を入手する場所」も重要です。ネットからは大量の情報が入手できますが、信ぴょう性に乏しいものも多いため、出典をチェックしておかなければなりません。1人の意見や感想に惑わされてしまうのは情報収集力があるとは言えないのです。
信頼のおける情報の入手経路は、ネットだけではありません。客観的な意見の書かれている書籍なども使用すると良いでしょう。
就活で情報収集力を活かす方法
さて、ここまで説明してきた情報収集力ですが、就活ではどのように活かすことができるのでしょうか。「情報収集力に自信がある」「情報収集力を就活で活かしていきたい」という学生もたくさんいます。
ここからはその情報収集力を、就活ではどのように活かせるのかを3つご紹介します。このスキルを効果的に活かし、就活を有利に進めていきましょう。
自己PRで伝える
例文①:広告業界
例文②:ベンチャー企業
就活生
NG例文
就活生
このNG例では情報収集力の説明が不十分です。「ファッションが好きで通販サイトをみている」という文では、ただの趣味でネットサーフィンをしているようにしか思えません。
アパレル業界では流行に敏感であることが求められるため、情報収集力は必要といえます。「最新の流行の情報を取り入れるために通販サイトをみている」「トレンドになるファッションの情報収集を毎日欠かさない」など、趣味ではなく意図的に情報収集をしていることをアピールしましょう。
視野を広げて志望企業を見つけることができる
情報収集力は自分の視野を広げることができます。視野が広くなればなるほど、志望する業界や企業の選択肢も多くなり、納得した就活ができるのです。自分に必要な情報を取捨選択しながら多く集めれば、たくさんの企業に出会うことができます。
長く安定して働ける企業はどこだろうか、新しいトレンドに敏感な業界はどこだろうか、という疑問も情報収集力があればたくさんの企業が見つかるでしょう。その数が多ければ多いほど、選択肢は広がり、自分に合った企業を見つけられるのです。
情報収集力があれば、限られた情報の中での就活から抜け出すことができます。多くの情報を自分で管理できるようになれば、自分の好きな企業を選択できるのです。
面接の質問に答えることができる
面接では業界や企業の情報についての質問がよくされます。業界・企業理解ができているほど、ミスマッチが少なく、長く働いてくれる人だと判断するためです。
このスキルがあれば業界や企業の情報を多く集めることができ、面接で質問された際にも答えることができます。特に企業理解が深くできていることは、志望度が高いということをアピールすることにもつながるので、好印象になります。
面接を有利に進めるために情報収集力は役立つのです。
就活で上手に情報を集める方法
ここからは就活の情報をうまく集める方法をご紹介します。就活は情報戦とも言われるほど、たくさんの知識が必要です。
就職活動が始まると、ナビサイトの求人情報だけではなく、会社説明会の開催情報や企業についての調査もしなくてはなりません。自然と業界・企業研修には多くの時間を費やしてしまいます。
時間に追われないためにも、効率的に時間を使い、効果的な情報収集をするべきといえます。どのような方法が自分に合っていて効率的なのか、以下の方法を参考に確認してみましょう。
インターネットや本で情報を集める
まずはインターネットや本で情報を集める方法です。インターネットでは情報を瞬時に検索でき、素早く集めることができるため多くの就活生が利用していることでしょう。また企業側も最新情報や募集要項などネットに載せることが多いため、有効な情報収集の方法だといえます。
一方でインターネットは膨大な情報で溢れかえっていることが難点でもあります。情報が多すぎるという場合は、本を活用することがおすすめです。
書籍は、主観などの個人的な意見がほとんどなく、正しい情報がぎゅっと集められています。最新の情報であるかどうか確かめることが必要ではありますが、要点を絞った知識を取り入れたい場合は本がおすすめです。
また、インターネットと本からはたくさんの情報を得ることができます。そのため、できるだけ情報は取捨選択をして、活用できるようにしておくことが大切です。
例えば、企業研究を本やインターネットでしていた場合、あまりの情報量に「活用」まで手が回らないはずです。活用するためには、自分が何を知りたいのかを明確にして、その情報を一つずつ集めて覚えていく。企業について質問された時に、答えられるようになっていれば情報を活用できているということになるのです。
インターネットや本の両方を上手に駆使することで、正しい知識を効率よく調べることができるでしょう。
会社説明会に参加する
企業の情報を集めるなら、説明会に参加するのがおすすめです。説明会では業界や企業、仕事の情報を社員の方から得ることができるため、信ぴょう性にも優れています。企業の社員が話す情報のため間違っている可能性は低く、有益な情報がまとめて手に入るでしょう。
説明会は、合同説明会と企業が単独でおこなうものの2つに分けられ、それぞれで入手可能な情報は異なります。企業や企業が所属する業界について広く知りたい場合は、合同説明会、企業について詳細まで知りたい場合は単独の説明会に参加するのがおすすめです。
会社説明会では、本やネットに書かれていないようなことまで教えてくれます。社員の方の熱意や一日のスケジュールなど、より働くということが身近に感じられるでしょう。会社説明会で得た情報はを活用するためには、企業の深い情報を知り、自分の将来のビジョンを描いてみましょう。
合同説明会や単体の説明会など、説明会の種類によって得られる情報の量や広さが異なるため、欲しい情報に合わせて参加するイベントを選びましょう。
OBOG訪問をする
OB OG訪問も情報収集におすすめの方法です。ここでは知りたい情報をピンポイントで手に入れることができます。
OBOG訪問は先輩社員への質問がメインになります。本やネット、会社説明会ではわからなかった自分の疑問を解決することができるため、とても良い情報収集の方法だといえます。
どのような質問をするかで得られる情報は違うため、事前に質問内容を念入りに考えて、当日何を聞きたいか先輩に共有しておきましょう。
聞きたいことを事前に伝えることで、回答を用意してもらうことができ、よりスムーズに情報を引き出すことができます。実際に働く人の話はなかなか聞くことができないため、OB OG訪問は貴重な機会といえるでしょう。
業界や企業、仕事内容についてはもちろん、職場の労働環境や人間関係など、普通は知れない情報を聞いて、就活に活用していきましょう。
OBOG訪問についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
インターンに参加する
インターンも情報収集に有効な手段です。「長期」と「短期」どちらに参加するかで得られる情報の種類や量は異なります。
長期インターンの場合、実務を任せられることがほとんどのため、実際の仕事を経験しながら、企業や仕事について学ぶことができます。仕事に必要な能力を培い、社会人の基礎能力も磨くことができるため、情報収集以外の魅力も大きいです。
対して短期インターンは、ワークを通して仕事を模擬的に経験することがメインであり、手軽に参加できることが魅力です。
長期インターンは数ヶ月単位で拘束されますが、短期インターンであれば短いものだと数日で済みます。手軽に情報を集めるなら短期、より細部まで知りたいなら長期と、知りたいものに合わせて選び分けましょう。
インターンについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
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情報収集力を身に付ける方法
情報収集力はどのようにしたら身につけられるのか、磨くことができるのか疑問に思う就活生も多いでしょう。
どれだけこのスキルが大切かを理解しても、身に付いていないと意味がありません。ここでは情報収集力を身につける方法をいくつかご紹介します。実践しやすいものから試してみて、情報収集力を身につけていきましょう。
情報を集める目的を明確にする
まずは情報を集める目的を明確にするということです。
「勘違いしやすい情報収集力」でも紹介しましたが、情報はただ持っているだけでは意味がありません。情報収集は目的ではなく、何か業務を進めやすくするための手段です。そのため「今行っている情報収集の目的は何か」「収集した情報はどのように活用するのか」「収集した情報を活用するのは誰か」を意識しなくてはいけません。
例えば、正しい言葉遣いを調べていたとしましょう。その言葉遣いを調べる目的が、就活の面接のための正しい言葉遣いなのか、ホテルのアルバイトのための言葉遣いなのかで調べる内容は異なります。
目的意識があるかないかで情報収集の量や質も変わるのです。
意識することに慣れるまでは、つい情報収集の作業自体に重きを置いてしまうでしょう。そのため、情報収集自体を目的にしないように、常に情報を収集する目的を認識・再確認するようにしましょう。目的がしっかりと定まっていれば、情報収集後の情報の整理・共有もスムーズに進められます。
インプット→アウトプットを習慣にする
情報収集力を身につけるために、アウトプットすることを習慣化しましょう。
情報収集力とは、情報を集め活用することだと前述しました。つまり、情報を知っているだけではなく活用しなければ意味がないのです。
調べて得た情報はインプットした情報といいます。その情報を発言や活動に反映させることをアウトプットと言います。常に得た情報を実践的に活用することで真の情報収集力が身につくのです。
例えば、正しい言葉遣いを調べたら、実際に面接練習をしてみましょう。その練習で正しい言葉遣いができてこそ、情報収集力があると言えるのです。
情報を持っているだけでなく、活用するためにインプットのあとアウトプットすることを習慣にしましょう。
人に聞くよりも自分で調べることを癖づける
情報収集力を身につけるためには、知らないことを自分で調べる癖をつけることが大切です。
何かわからないことがあった時、すぐに人に聞いてしまう方もいるのではないでしょうか。人に聞くことが悪いわけではなく、調べてもわからないことがあったら聞くというプロセスが大切です。
人にすぐ聞いてしまう人は、そもそも調べるという習慣がありません。知っている人に聞けばすぐにわかることを、あえて自分で調べることで情報収集力は身に付きます。調べる癖がつくと、調べ方が上手になることはもちろん、プラスアルファの情報も得ることができます。
例えば、就活の面接対策についてネットで調べたとしましょう。「就活 面接 対策」を検索すると、質問の対策、身だしなみの対策、面接辞退の対策など様々な情報が載っています。人に聞いたら一つしか返ってこない答えも、自分で調べればたくさんの情報を一気に得ることもできるのです。
知らないことをまずは自分で調べてみるということを意識して、癖づけていきましょう。
仮説を立ててから情報収集をする
事前に仮説を立てておくことで、情報収集はしやすくなります。何かわからないことに対して、自分なりの答えを考えておくと、実際に情報収集をしたときに答え合わせをするだけで済みます。何も考えずに調べてしまうと、知識もインプットしにくく、求めたい情報を見つけるのにも時間がかかるのです。
仮説を立てずに情報収集するのは、的を見ずに弓を引くようなものです。何のめぼしもつけずに、的に当てる、つまり得たい情報を得るには膨大な時間と手間がかかるのです。
情報収集を素早くかつインプットしやすくするために、仮説を立ててから調べるようにしましょう。
情報収集力を活かして就活を有利に進めよう
情報収集力は就活だけでなく社会人になっても重要なスキルです。ただ単に集めるだけでなく、たくさんの情報の中から正しい情報を取捨選択し活用するスキルはすぐにつくわけではありません。だからこそ、今のうちから少しずつ身につけておきましょう。
情報収集力のレベルが高いほど、幅広い選択肢から業界や企業、職種を選ぶこともできるため、後悔のない就活を送ることができます。情報収集力について正しい理解をし、その力を活かして就活を有利に進めていきましょう。
就活生