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【柔軟性を自己PRする例文6選】 気を付けるべきポイントもご紹介

柔軟性を自己PRしたい就活生は多い

柔軟性とは、ひとつのことに対して必要以上に固執せず、その場の状況に合わせて行動を決定することができる性格を指しています。企業は柔軟性のある人材を求めていることが多く、就活生もアピールしやすい内容のため、自己PRに柔軟性を書く人はたくさんいます。

ただし、安易に柔軟性を自己PRに書いてはいけません。柔軟性を書くメリットはもちろんありますが、逆にデメリットもあります。場合によっては、柔軟性についてアピールすることによって、面接官からマイナス評価を受けてしまうこともあるのです。

この記事では、柔軟性を自己PRに書く場合に注意すべき点や、柔軟性をアピールする例文などを紹介していきます。柔軟性をアピールしたい場合は、こちらを参考に書いてみましょう。

柔軟性を自己PRするメリットとデメリット

ほとんどの企業が、柔軟性のある人材を求めています。特に、企業のホームページに、欲しい人材として「臨機応変な対応ができる人材」「新たな職場でもすぐに適応できる人材」とあった場合には、柔軟性をアピールすることによって、よりよい印象を与えられるでしょう。

しかし、柔軟性は自己PRの書き方によっては、マイナスのイメージを与えてしまうこともあります。まずは、自己PRに柔軟性について書くメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット

現在、多くの業界が驚くべきスピードで進化を遂げ、仕事内容が変わってきています。その原因のひとつが、コンピューターの進化です。「名簿の管理」「文書の作成」など、20年前や30年前では考えられなかったことも、パソコンの普及により効率化されています。いずれはAIによって、多くの業務がおこなわれると言われているほどです。

また、多くの企業がグローバル化を推進していることにより、仕事の幅はより広がっていくでしょう。それほど仕事が流動的となっている現在、企業はより柔軟性の高い人材を求めています。柔軟性があることは、就活において、ひいては仕事をするにあたって大きな武器となるでしょう。特に、柔軟性を自己PRする大きなメリットは次の2つです。

新しい環境への適応性が評価される

新入社員は、はじめから業界に対する深い知識があるわけではありません。しかし、柔軟性があれば、その企業での働き方を吸収し、臨機応変に対応することができます。即戦力とはいえなくても、早いうちから活躍できる人材になることでしょう。

また、いずれは部署の移動がおこなわれることも考えられます。柔軟性がなければ、どうしても以前の部署の働き方が染み付いていて、なかなか新たな部署に馴染めずに、迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。そんな時、柔軟性があれば、新たな部署でもすぐに仕事に適応し、活躍できます。

例え業務が変わったとしても、すぐに活躍できる人材を企業は求めているのです。そのような「新しい環境への適応性」があることをアピールすることで、面接官にいい印象を与えることができます。

素直な印象を持たれる

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柔軟性を持っているということは、ひとつのやり方に固執せず、他の人のアドバイスをよく聞き入れるということです。仕事をしていると、どうしても自分なりのやり方が出てきます。それに自信を持つのはいいことですが、過度に固執してしまう人もいます。

そういった頑固な人の場合、協調性に欠けるといった印象を持たれることもあります。自己PRで柔軟性をアピールすることによって、アドバイスを素直に受け入れ、周囲とのコミュニケーションを大切にしながら仕事をするイメージを面接官に与えることが可能になるのです。また、仕事に直結する技術や知識を持たない新入社員は、特に持っておきたい能力だといえるでしょう。

デメリット

ここまで柔軟性を自己PRでアピールするメリットについてまとめてきましたが、柔軟性をアピールすることによるデメリットもあります。例えば、面接で柔軟性に関して触れた後、突飛な質問をされたり、より突っ込んだ深い内容を聞かれたりすることもあります。

そのようなときに対応できなければ、せっかく柔軟性をアピールしたとしても、面接官にいい印象を与えることはできません。それどころか、それほど柔軟性がないと判断されてしまうこともあるでしょう。

他にも、「柔軟性」という言葉の持つイメージによって、面接官にマイナスの印象を与えてしまうことがあります。特にありがちなのが「優柔不断」「自分の意見を持たない」といったイメージです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

優柔不断な印象を持たれる

「柔軟性」には、他の人の意見を取り入れるといったイメージがあります。それ自体はいいことなのですが、一方でなかなか決定ができない「優柔不断」といったイメージも同時に与えてしまうことがあるのです。仕事をするにあたり、優柔不断なことは大きなマイナスです。

例えば、自分に任された仕事を他の人の意見を取り入れながら進め、最終的な判断に関しても他の人の意見を求めて、自分では決定しないといった場合には、その優柔不断な人に仕事を任せる必要がなくなってしまいます。仕事の進捗も遅れてしまい、他の人に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。面接官に「優柔不断」と思われてしまうことは、非常に大きなデメリットだといえます。

他人の意見に流されやすいと思われる

優柔不断と通じる点もありますが、柔軟性を持っていることは「自分の意見を持たない」と捉えられてしまうこともあります。自分の意見を持つことは、自主性を重んじる会社において重要な要素です。例えば、各部署で集まって会議をすることになった時のことを想像しましょう。

他の人が意見を言い合っている中で、自分の意見を持たない人はなかなか発言できません。意見を言わない人物は、その会議へ貢献しておらず、必要のない人材と捉えられてしまうでしょう。人の意見を聞き入れることは、とてもいいことです。柔軟性という言葉にはプラスのイメージがありますが、同時に「優柔不断」「自分の意見を持たない」といったマイナスイメージもあるということを頭に入れておきましょう。

自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用しよう

柔軟性と絡めて自己PRをするとき、内容が薄いと志望企業に採用されません。選考を突破するには、自己PRを作り込む必要があります。

そこで活用したいのが、自己PR作成ツールの「自己PRジェネレーター」です。
このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで理想的な流れの自己PRが完成します。

無料でダウンロードできるので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。

柔軟性を自己PRする方法

柔軟性は「臨機応変に対応できる」「人の意見を聞く」といったプラスのイメージと、「優柔不断」「自分の意見を持たない」といったマイナスのイメージを持っています。柔軟性自体は大きな武器であり、どんどんアピールしていくべきポイントです。

しかし、伝え方によってはマイナスのイメージを与えてしまうこともあります。ここでは、柔軟性を自己PRに書く際に押さえておくべきポイントをまとめました。柔軟性をアピールする際は、こちらを参考に、面接官にいい印象を与えることができる自己PRを作りましょう。

具体的なエピソードを取り上げる

自己PRを書く時の基本ですが、柔軟性をアピールする際は特に重要です。なぜなら、柔軟性は非常に曖昧な言葉だからです。「柔軟性」には、これまで紹介したように、さまざまな意味が含まれています。そのため、ただただ「柔軟性があります」と書いたとしても、曖昧すぎて面接官に何も伝わりません。

逆に「裏付けがなく、信ぴょう性がない」と判断され、悪いイメージを与えてしまうこともあるでしょう。自己PRで能力をアピールする場合、その能力を裏付ける根拠が必要です。特に「柔軟性」などの言葉の意味が曖昧なものに関しては、具体的なエピソードが必須といえます。柔軟性をアピールする上で、具体的なエピソードは必ず入れるようにしましょう。

困難な出来事を乗り越えた解決法を述べる

具体的なエピソードによって柔軟性をアピールする場合は「どんなことがあったのか」といったエピソードだけを淡々と語ってはいけません。そのエピソードで「何を感じたのか」「どのようにして困難を乗り越えたのか」といったことにより力を入れて書きましょう。特に、困難な出来事を乗り越えた解決法は重要です。

その解決法は「これまでのやり方に固執せず、メンバー全員の意見をまとめて取り仕切った」「お客様のニーズに合わせ、適切な商品を紹介した」といった、柔軟性の裏付けへと直接繋がるものとなるでしょう。それによって「柔軟性がある」ことに対する信ぴょう性が上がり、より「よいイメージの柔軟性」を強く印象付けることが可能です。

仕事への活かし方に繋げる

柔軟性のアピールが終わった後、そのまま終了してはいけません。自己PRの最後には、「どのように仕事へ活かすことができるのか」を書くようにしましょう。例えば、「柔軟性を活かし、これまでの仕事の方法や周りの意見を取り入れながらも、新しい発想を提案していきたい」「お客様の要望を聞き、柔軟に対応していきたい」といった内容を入れるようにします。

そして、具体的な仕事内容と結びつけるようにしましょう。具体的な仕事内容を例に上げることによって、業界や企業に対する理解度や、熱意のアピールにも繋がります。柔軟性にプラスして、よりよい印象を面接官に与えることができるでしょう。

自己PRする際に行動や言動が矛盾しないよう注意する

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柔軟性について自己PRをおこなう際は、行動や言動が矛盾しないよう注意しましょう。面接で想定外の質問をされた際に表情が曇ってしまったり固まってしまったり、また黙り込んでしまったりすると、「この応募者は柔軟性が欠けている」と相手に思わせてしまうことになります。

それでは自己PRの説得力が失われてしまいますし、ひいては他のアピールの真偽も怪しくなってしまうでしょう。それでは面接時の評価を大きく下げることにも繋がってしまいますので、柔軟性をアピールする際は相手が何を言っても柔軟に対応することが大事です。

逆に言えば、そのような点に自信がない場合は、柔軟性をことさらにアピールするのは考え直した方がよいかもしれません。

柔軟性の自己PR例文

ここまでで、柔軟性をアピールするためのポイントを紹介してきました。柔軟性をいいイメージで伝えるためには、これらのポイントを押さえることが重要です。しかし、それだけではなかなか分かりづらく、自己PRを書きづらいのではないでしょうか。そこで、実際に柔軟性をアピールした例文を紹介します。こちらを参考に、自分なりの自己PRを作成していきましょう。

例文①

私の強みは柔軟性があることです。私は大学時代、塾で講師のアルバイトをしていました。講師をする際にマニュアルをもらいましたが、マニュアルに沿うだけのスタイルでは、科目に対して興味が湧きづらい、いわゆるつまらない授業になると思い、生徒のためにならないと判断しました。
生徒から話を聞きながら、どんな授業が身になるか、どの先生の授業がわかりやすいかを聞き、自分なりのスタイルを確立していきました。その経験を活かし、貴社では既存のやり方にとらわれず、生徒の立場に立ったよりよい授業を行っていきたいと思います。

「既存のやり方にとらわれない」「周りからのアドバイスを素直に聞く」といった柔軟性をアピールすると同時に、向上心を常に持っていることもアピールしています。直接仕事と関係のあるアルバイトをエピソードにしていますが、柔軟性や向上心であれば、教育機関以外への入社でも、面接官への強いアピールが可能でしょう。

例文②

私の強みは柔軟性があることです。私は、大学生の時にアメリカへ語学留学しました。留学中は、さまざまな国々から語学留学をしている学生と、ともに長い間過ごしました。
最初は過ごしてきた環境や考え方の違いから、衝突が起きることもありましたが、すぐにお互いを尊重しあい、理解し合える仲になることができました。これまでの経験から、環境への適応能力には自信があります。この柔軟性を活かし、貴社では海外事業の立ち上げに積極的に携わり、貢献していきたいと思います。

考え方の違う相手と仕事をすることは多々あります。「どのように柔軟性があるのか」を具体的に示し、その上で企業のどこで貢献できるのかを説明できているため、面接官に良い印象を与えることができるでしょう。

例文③

私の強みは柔軟性があることです。私は大学生の時、飲食店のホールでアルバイトをしていました。お客様の中には、杖をついた方や子連れの方など、たくさんの方がいます。
その中で、杖をついている年配の方には座敷よりも椅子の席をご案内したり、子連れの方には子供用の椅子を持ってきたりと、臨機応変に対応していました。マニュアルにとらわれず、柔軟に対応できることが私の強みです。貴社で営業職に就いた際には、この強みを活かし、顧客のニーズを汲み取りながら、信頼関係を築きあげていきたいと思います。

エピソードが具体的で、その光景が目に浮かぶような、イメージしやすい形で書かれています。また、具体的にどのような業務で、どのように柔軟性を活かせるのかが書かれている点もいいといえるでしょう。

例文④

私の長所は柔軟性に富んでいるところです。学生の頃、アルバイトで現場責任者を任されていたため、リアルタイムで変化する状況に瞬時に対応することが求められていました。
アルバイト一人一人の動きを見ながら適切な指示を出したり、同時にお客様の動線や商品の補充も考えなければなりませんでした。そこで培った柔軟性や瞬発力、指導力などを活かし、御社の業務でお役に立ちたいと考えています。

バイトリーダーという立場を軸に、柔軟性だけでなく瞬発力や指導力も合わせてアピールしています。必ずしも他の能力も同時にアピールする必要はありませんが、もし合わせてアピールできるものがあるのであれば考えておきましょう。

例文⑤

私の強みは柔軟性があることです。現在おこなっているアルバイトでは、マニュアル通りの対応だけでなく、お客様一人ひとりに合わせた接客をするように心がけていました。急いでいるように見えたお客様にはなるべく手早く説明や手続きをおこなうようにし、逆にそうでなさそうなお客様に対しては丁寧さや処理の確実さを重視してきました。御社の業務は幅広い方とのコミュニケーションが大事だとお見受けしていますので、アルバイトで培った柔軟性を活かしていきたいです。

一人ひとり異なった接客をおこなうことで、柔軟性が育まれたというアピールです。柔軟性をアピールする方法としては比較的ポピュラーなものといえるでしょう。また、そこで培った柔軟性をどのように活かすかも言及しています。

例文⑥

私の長所は柔軟性が高いところです。普段のコミュニケーションでも相手によって話す速度や言葉づかい、トーンなどを変えるよう心がけています。より物事が伝わりやすいように、身振り手振りを加えて説明することもあります。
以前、ボランティアで子どもの相手をしたことがあるのですが、その際に普段のやり方では伝わらないことを痛感しました。それをきっかけに、相手によって伝え方を変えたのですが、その柔軟性をもって御社のお役に立ちたいと考えています。

こちらは、主にコミュニケーション面での柔軟性をアピールする例文です。柔軟性の伝え方を工夫すれば、コミュニケーション能力の高さもアピールできるでしょう。

柔軟性のNG自己PR例文

これまでのように、適切に柔軟性をアピールすることができれば、面接官の印象に強く残る自己PRとなるでしょう。ただし、柔軟性は、少し間違えると大きなマイナスポイントになってしまうこともあります。
柔軟性があることは大きな武器です。しかし、PRの方法を間違えて、逆にマイナスに捉えられてしまうのは非常にもったいないといえます。今度は、自己PRの書き方の基礎的な間違いを交えながら、NG自己PR例文を見ていきましょう。

NG例文①

私は柔軟性があると言われたことがあります。私はこれまで、多くのアルバイトを経験してきました。飲食店や店舗のスタッフ、家庭教師など、どれも勝手の違うアルバイトでしたが、仕事の吸収が早く、すぐに戦力となることができました。
また、さまざまな経験を経たことにより、不測の事態における臨機応変な行動にも慣れ、周りのスタッフから柔軟性を褒められることが多々ありました。貴社ではこの柔軟性を活かし、即戦力として活躍していきたいと思います。

自己PRでは、自分の良さを面接官に積極的にアピールすることが重要です。その中で「私は〜と言われたことがあります」といったように、断定しない言い方を使ってしまうと、いかにも自信が無いように捉えられてしまうでしょう。また、エピソードに具体性が無いため、柔軟性があることの根拠にも欠けています。

NG例文②

私は、柔軟に物事に対処することができます。特に、大学時代に行っていたボランティアでその力を発揮することができました。震災地域のボランティアでは、臨機応変に立ち回り、被災者の方々へのサポートを行いました。その結果、被災者の方々より、たくさんの「ありがとう」の言葉を頂きました。臨機応変に立ち回れる私の長所を、貴社の営業業務で活かしていきたいと思います。

この例文では、ボランティアをしたことはわかりますが、どのようにして被災者のサポートを行ったのか、また、どのようにして臨機応変に立ち回ったのかが書かれていません。具体的な解決策は柔軟性をアピールする上でとても重要な要素です。また、業務への活かし方についても、どのように活かせるのかをもっと具体的に書いたほうがいいでしょう。

NG例文③

私は大学時代、バイトリーダーをしていました。一緒にシフトに入ったメンバーのまとめ役や、新人に対する教育が主な仕事でしたが、マニュアルが無かったため、自分で状況を判断しながら仕事をしていました。
「私がやれることはないか」「もっと教えてほしいことはないか」と新人に聞きつつバイトリーダーの仕事をしていく中で、柔軟性が鍛えられました。貴社では、私の強みである柔軟性を活かし、ゆくゆくはプロジェクトリーダーとして活躍したいと思います。

この例文では、結論が後回しになっており、わかりにくい文章になってしまっています。また、他者の意見を取り入れる姿勢はいいのですが、具体例が消極的であり、面接官に「優柔不断」「自分の意見が持てない」といった印象を与えてしまう可能性があります。

柔軟性の自己PRは具体的なエピソードを元にしよう

「柔軟性」は、とても曖昧な言葉です。面接官によって「柔軟性」に対する捉え方は違い、人によってはマイナスに取られてしまうこともあるでしょう。そのため、柔軟性のいいイメージを与えるために、適切に自己PRしていくことが大切です。特に重要なのが、具体的なエピソードを元にすることです。

具体的なエピソードで柔軟性を根拠づけることによって、より強く柔軟性をアピールできるでしょう。また、どのように柔軟性を使って企業に貢献していくかまで書くことにより、企業や業界への理解度や熱意のアピールにもなります。柔軟性を自己PRする方法や例文をもとに、好印象となる自己PRを作成していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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