自己PR
例文6選|柔軟性の自己PRで高評価を得るための方法を解説
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目次
柔軟性での自己PRは人間味を出せるかが勝負の分かれ道
柔軟性とは、ひとつのことに対して必要以上に固執せず、その場の状況に合わせて行動を決定することができる性格を指しています。
企業は柔軟性のある人材を求めていることが多く、就活生もアピールしやすい内容のため、自己PRに柔軟性を書く人はたくさんいます。
ただし、安易に柔軟性を自己PRに書いてはいけません。柔軟性を書くメリットはもちろんありますが、逆にデメリットもあります。場合によっては、柔軟性についてアピールすることによって、面接官からマイナス評価を受けてしまうこともあるのです。
この記事では、柔軟性を自己PRに書く場合に注意すべき点や、柔軟性をアピールする例文などを紹介していきます。柔軟性をアピールしたい場合は、こちらを参考に書いてみましょう。
柔軟性の意味や特徴についてはこちらの記事で確認しておきましょう。
柔軟性を自己PRするメリット
多くの企業が、柔軟性のある人材を求めています特にが、特に企業のホームページに、欲しい人材「臨機応変な対応ができる人材」「新たな職場でもすぐに適応できる人材」とある場合には、柔軟性をアピールすることによって、よりよい印象を与えられるでしょう。
しかし、柔軟性は自己PRの書き方によっては、マイナスのイメージを残してしまうこともあります。まずは、自己PRに柔軟性を書くメリットについて見ていきましょう。
新しい環境への適応性が評価される
新入社員は、はじめから業界に対する深い知識があるわけではありません。しかし、柔軟性があれば、その企業での働き方を素早く吸収し、臨機応変に対応することができます。即戦力とはいえなくても、早いうちから活躍できる人材になることでしょう。
また、いずれは部署の移動がおこなわれることも考えられます。柔軟性がなければ、どうしても以前の部署の働き方が染み付いていて、なかなか新たな部署に馴染めずに、迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。
たとえ業務が変わったとしても、すぐに活躍できる人材を企業は求めているのです。そのような「新しい環境への適応性」があることをアピールすることで、面接官にいい印象を残すことができます。
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素直な印象を持たれる
柔軟性を持っているということは、ひとつのやり方に固執せず、他の人のアドバイスをよく聞き入れるということです。仕事をしていると、どうしても自分なりのやり方が出てきます。それに自信を持つのはいいことですが、過度に固執してしまう人もいます。
そういった頑固な人の場合、協調性に欠けるといった印象を持たれることもあります。
自己PRで柔軟性をアピールすることによって、アドバイスを素直に受け入れ、周囲とのコミュニケーションを大切にしながら仕事をするイメージを面接官に残すことが可能になるのです。
また、仕事に直結する技術や知識を持たない新入社員は、特に持っておきたい能力だといえるでしょう。
柔軟性を自己PRするデメリット
ここまで柔軟性を自己PRでアピールするメリットについてまとめてきましたが、柔軟性をアピールすることによるデメリットもあります。たとえば、面接で柔軟性に関して触れた後、突飛な質問をされたり、より突っ込んだ内容を聞かれたりすることもあります。
そのようなときに対応できなければ、せっかく柔軟性をアピールしたとしても、面接官にいい印象を与えることはできません。それどころか、それほど柔軟性がないと判断されてしまうこともあるでしょう。
優柔不断な印象を持たれる
「柔軟性」には、他の人の意見を取り入れるといったイメージがあります。それ自体はいいことなのですが、一方で、「優柔不断」といったイメージも同時に残してしまうことがあるのです。仕事をするにあたり、優柔不断なことは大きなマイナスです。
たとえば、自分に任された仕事を他の人の意見を取り入れながら進め、最終的な判断に関しても他の人の意見を求めて、自分では決定しないといった場合には、その優柔不断な人に仕事を任せる必要がなくなってしまいます。
仕事の進捗も遅れてしまい、他の人に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。面接官に「優柔不断」と思われてしまうことは、非常に大きなデメリットだといえます。
短所を優柔不断として伝えることについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
他人の意見に流されやすいと思われる
優柔不断と通じる点もありますが、柔軟性を持っていることは「自分の意見を持たない」と捉えられてしまうこともあります。自分の意見を持つことは、自主性を重んじる会社において重要な要素です。
たとえば、各部署で集まって会議をすることになったときのことを想像しましょう。
柔軟に話を聞いているつもりでも、他の人が意見を言い合っている中で、自分の意見を持たない人はなかなか発言できません。意見を言わない人物は、その会議へ貢献しておらず、必要のない人材と捉えられてしまうでしょう。
人の意見を聞き入れることは、とてもいいことです。柔軟性という言葉にはプラスのイメージがありますが、同時に「自分の意見を持たない」といったマイナスイメージもあるということを頭に入れておきましょう。
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柔軟性を自己PRするときのポイント
柔軟性は「臨機応変に対応できる」「人の意見を聞く」といったプラスのイメージと、「優柔不断」「自分の意見を持たない」といったマイナスのイメージを持っています。柔軟性自体は大きな武器であり、どんどんアピールしていくべきポイントです。
しかし、伝え方によってはマイナスのイメージを与えてしまうこともあります。ここでは、柔軟性を自己PRに書く際に押さえておくべきポイントをまとめました。
柔軟性をアピールする際は、こちらを参考に、面接官にいい印象を残せることができる自己PRを作りましょう。
具体的なエピソードを取り上げる
自己PRを書くときの基本ですが、柔軟性をアピールする際は特に重要です。なぜなら、柔軟性は非常に曖昧な言葉だからです。
「柔軟性」には、これまで紹介したように、さまざまな意味が含まれています。そのため、ただただ「柔軟性があります」と書いたとしても、曖昧すぎて面接官に何も伝わりません。
逆に「裏付けがなく、信ぴょう性がない」と判断され、悪いイメージを残してしまうこともあるでしょう。自己PRで能力をアピールする場合、その能力を裏付ける根拠が必要です。
特に「柔軟性」などの言葉の意味が曖昧なものに関しては、具体的なエピソードが必須といえます。柔軟性をアピールするうえで、具体的なエピソードは必ず入れるようにしましょう。
自己PRのエピソードの選び方はこちらの記事を参考にしてみてください。
困難な出来事を乗り越えた解決法を述べる
具体的なエピソードによって柔軟性をアピールする場合は「どんなことがあったのか」といったエピソードだけを淡々と語ってはいけません。
そのエピソードで「何を感じたのか」「どのようにして困難を乗り越えたのか」といったことにより力を入れて書きましょう。特に、困難な出来事を乗り越えた解決法は重要です。
その解決法は「これまでのやり方に固執せず、メンバー全員の意見をまとめて取り仕切った」「お客様のニーズに合わせ、適切な商品を紹介した」といった、柔軟性の裏付けへと直接繋がるものとなるでしょう。
それによって「柔軟性がある」ことに対する信ぴょう性が上がり、より「よいイメージの柔軟性」を強く印象付けることが可能です。
仕事への活かし方に繋げる
柔軟性のアピールが終わった後、そのまま終了してはいけません。自己PRの最後には、「どのように仕事へ活かすことができるのか」を書くようにしましょう。
たとえば、「柔軟性を活かし、これまでの仕事の方法や周りの意見を取り入れながらも、新しい発想を提案していきたい」「お客様の要望を聞き、柔軟に対応していきたい」といった内容を入れるようにします。
そして、具体的な仕事内容と結びつけるようにしましょう。具体的な仕事内容を例に上げることによって、業界や企業に対する理解度や、熱意のアピールにもつながります。柔軟性にプラスして、よりよい印象を面接官に残すことができるでしょう。
自己PRの締めの言葉についてはこちらの記事で紹介しています。併せて読んでみてください。
柔軟性の言い換えを用意する
柔軟性をそのまま伝えるのではなく、より具体的な表現でアピールすることもできるようにしておきましょう。言い換えできる言葉を以下にまとめました。
- 適応力がある
- 臨機応変に行動できる
- どんな状況にも対応できる
- 順応性が高い
- とっさの判断力がある
- 相手の立場に立てる
柔軟性の中でも、特に自分の強みとしてしっくりくるものに言い換え、それを発揮できたエピソードを用意することが大切です。
就活生に聞いた! 柔軟性のアピールのコツ
柔軟性は汎用性が高く、アピールの方法もさまざまあるのが特徴です。そこで、柔軟性で自己PRした就活生の皆さんにアピールのコツを紹介します。
具体的なエピソードから柔軟性をアピールしたという回答が多数
具体的なエピソードを用意して、そこから柔軟性をアピールしたという回答が多数を占めました。
柔軟性は評価の高い能力ですが、抽象的であり、どのように発揮されたのかを特に示す必要のある強みだといえます。柔軟性を示すために具体的なエピソードを用意し、柔軟な対応によって状況がどのように変わったのかのストーリーを伝えることが大切です。
仕事に活かせるものだとアピールしたという回答も
柔軟性が仕事にどのように活かせると考えているかも併せて伝えたという回答も集まりました。
柔軟性は、言い換えの言葉が多いように、結果的にどのような力として発揮されるかは柔軟さの程度や状況によってさまざまであり、優柔不断と捉えられることもあるように「仕事に活かしにくい柔軟性」である可能性もあります。
そのため、自分のもつ柔軟性はいかに仕事に活かせるものなのかを示すことが、強みとしてアピールするうえでは大切です。
柔軟性の自己PR例文
ここまでで、柔軟性をアピールするためのポイントを紹介してきました。柔軟性をいいイメージで伝えるためには、これらのポイントを押さえることが重要です。しかし、それだけではなかなか分かりづらく、自己PRを書きづらいのではないでしょうか。
そこで、実際に柔軟性をアピールした例文を紹介します。こちらを参考に、自分なりの自己PRを作成していきましょう。
例文①既存のやり方にとらわれない
私の強みは柔軟性があることです。私は大学時代、塾で講師のアルバイトをしていました。講師をする際にマニュアルをもらいましたが、マニュアルに沿うだけのスタイルでは、科目に対して興味が湧きづらい、いわゆるつまらない授業になると思い、生徒のためにならないと判断しました。
生徒から話を聞きながら、どんな授業が身になるか、どの先生の授業がわかりやすいかを聞き、自分なりのスタイルを確立していきました。その経験を活かし、貴社では既存のやり方にとらわれず、生徒の立場に立ったよりよい授業を行っていきたいと思います。
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「この例文は、「既存のやり方にとらわれない」「周りからのアドバイスを素直に聞く」といった柔軟性をアピールすると同時に、向上心を常に持っていることもアピールしています。
直接仕事と関係のあるアルバイトをエピソードにしていますが、柔軟性や向上心であれば、教育機関以外への入社でも、面接官への強いアピールが可能でしょう。
例文②環境への適応能力
私の強みは柔軟性があることです。私は、大学生の時にアメリカへ語学留学しました。留学中は、さまざまな国々から語学留学をしている学生と、ともに長い間過ごしました。
最初は過ごしてきた環境や考え方の違いから、衝突が起きることもありましたが、すぐにお互いを尊重しあい、理解し合える仲になることができました。これまでの経験から、環境への適応能力には自信があります。この柔軟性を活かし、貴社では海外事業の立ち上げに積極的に携わり、貢献していきたいと思います。
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考え方の違う相手と仕事をすることは多々あります。「どのように柔軟性があるのか」を具体的に示し、そのうえで企業のどこで貢献できるのかを説明できているため、面接官に良い印象を残すことができるでしょう。
例文③臨機応変に対応
私の強みは柔軟性があることです。私は大学生の時、飲食店のホールでアルバイトをしていました。お客様の中には、杖をついた方や子連れの方など、たくさんの方がいます。
その中で、杖をついている年配の方には座敷よりも椅子の席をご案内したり、子連れの方には子供用の椅子を持ってきたりと、臨機応変に対応していました。マニュアルにとらわれず、柔軟に対応できることが私の強みです。貴社で営業職に就いた際には、この強みを活かし、顧客のニーズを汲み取りながら、信頼関係を築きあげていきたいと思います。
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エピソードが具体的で、その光景が目に浮かぶような、イメージしやすい形で書かれています。また、具体的にどのような業務で、どのように柔軟性を活かせるのかが書かれている点もいいといえるでしょう。
例文④変化する状況に瞬時に対応する
私の長所は柔軟性に富んでいるところです。学生の頃、アルバイトで現場責任者を任されていたため、リアルタイムで変化する状況に瞬時に対応することが求められていました。
アルバイト一人一人の動きを見ながら適切な指示を出したり、同時にお客様の動線や商品の補充も考えなければなりませんでした。そこで培った柔軟性や瞬発力、指導力などを活かし、御社の業務でお役に立ちたいと考えています。
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バイトリーダーという立場を軸に、柔軟性だけでなく瞬発力や指導力も合わせてアピールしています。必ずしも他の能力も同時にアピールする必要はありませんが、もし合わせてアピールできるものがあるのであれば考えておきましょう。
例文⑤相手の状況に合わせる
私の強みは柔軟性があることです。現在おこなっているアルバイトでは、マニュアル通りの対応だけでなく、お客様一人ひとりに合わせた接客をするように心がけていました。急いでいるように見えたお客様にはなるべく手早く説明や手続きをおこなうようにし、逆にそうでなさそうなお客様に対しては丁寧さや処理の確実さを重視してきました。
御社の業務は幅広い方とのコミュニケーションが大事だとお見受けしていますので、アルバイトで培った柔軟性を活かしていきたいです。
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一人ひとり異なった接客をおこなうことで、柔軟性が育まれたというアピールです。柔軟性をアピールする方法としては比較的ポピュラーなものといえるでしょう。また、そこで培った柔軟性をどのように活かすかも言及しています。
例文⑥コミュニケーションの取り方を変えられる
私の長所は柔軟性が高いところです。普段のコミュニケーションでも相手によって話す速度や言葉づかい、トーンなどを変えるよう心がけています。より物事が伝わりやすいように、身振り手振りを加えて説明することもあります。
以前、ボランティアで子どもの相手をしたことがあるのですが、その際に普段のやり方では伝わらないことを痛感しました。それをきっかけに、相手によって伝え方を変えたのですが、その柔軟性をもって御社のお役に立ちたいと考えています。
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こちらは、主にコミュニケーション面での柔軟性をアピールする例文です。柔軟性の伝え方を工夫すれば、コミュニケーション能力の高さもアピールできるでしょう。
柔軟性のNG自己PR例文
これまでのように、適切に柔軟性をアピールすることができれば、面接官の印象に強く残る自己PRとなるでしょう。ただし、柔軟性は、少し間違えると大きなマイナスポイントになってしまうこともあります。
柔軟性があることは大きな武器です。しかし、PRの方法を間違えて、逆にマイナスに捉えられてしまうのは非常にもったいないといえます。今度は、自己PRの書き方の基礎的な間違いを交えながら、NG自己PR例文を見ていきましょう。
NG例文①具体的なエピソードがない
私は柔軟性があると言われたことがあります。私はこれまで、多くのアルバイトを経験してきました。飲食店や店舗のスタッフ、家庭教師など、どれも勝手の違うアルバイトでしたが、仕事の吸収が早く、すぐに戦力となることができました。
また、さまざまな経験を経たことにより、不測の事態における臨機応変な行動にも慣れ、周りのスタッフから柔軟性を褒められることが多々ありました。貴社ではこの柔軟性を活かし、即戦力として活躍していきたいと思います。
自己PRでは、自分の良さを面接官に積極的にアピールすることが重要です。その中で「私は〜と言われたことがあります」といったように、断定しない言い方を使ってしまうと、いかにも自信が無いように捉えられてしまうでしょう。
また、エピソードに具体性が無いため、柔軟性があることの根拠にも欠けています。
NG例文②問題の解決策を示していない
私は、柔軟に物事に対処することができます。特に、大学時代に行っていたボランティアでその力を発揮することができました。震災地域のボランティアでは、臨機応変に立ち回り、被災者の方々へのサポートを行いました。
その結果、被災者の方々より、たくさんの「ありがとう」の言葉を頂きました。臨機応変に立ち回れる私の長所を、貴社の営業業務で活かしていきたいと思います。
この例文では、ボランティアをしたことはわかりますが、どのようにして被災者のサポートをおこなったのか、また、どのようにして臨機応変に立ち回ったのかが書かれていません。
具体的な解決策は柔軟性をアピールするうえでとても重要な要素です。また、業務への活かし方についても、どのように活かせるのかをもっと具体的に書いたほうがいいでしょう。
NG例文③行動の理由が消極的
私は大学時代、バイトリーダーをしていました。一緒にシフトに入ったメンバーのまとめ役や、新人に対する教育が主な仕事でしたが、マニュアルが無かったため、自分で状況を判断しながら仕事をしていました。
「私がやれることはないか」「もっと教えてほしいことはないか」と新人に聞きつつバイトリーダーの仕事をしていく中で、柔軟性が鍛えられました。貴社では、私の強みである柔軟性を活かし、ゆくゆくはプロジェクトリーダーとして活躍したいと思います。
この例文では、結論が後回しになっており、わかりにくい文章になってしまっています。また、他者の意見を取り入れる姿勢はいいのですが、具体例が消極的であり、面接官に「優柔不断」「自分の意見が持てない」といった印象を残してしまう可能性があります。
自己PRする際に行動や言動が矛盾しないよう注意する
柔軟性について自己PRをおこなう際は、行動や言動が矛盾しないよう注意しましょう。
面接で想定外の質問をされた際に表情が曇ってしまったり固まってしまったり、また黙り込んでしまったりすると、「この応募者は柔軟性が欠けている」と相手に思わせてしまうことになります。
それでは自己PRの説得力が失われてしまいますし、他のアピールの真偽も怪しくなってしまうでしょう。それでは面接時の評価を大きく下げることにも繋がってしまいますので、柔軟性をアピールする際は相手が何を言っても柔軟に対応することが大事です。
逆に言えば、そのような点に自信がない場合は、柔軟性をことさらにアピールするのは考え直した方がよいかもしれません。
就活生に聞いた! 柔軟性とあわせて回答した長所・短所
柔軟性を自身の特徴としてアピールする就活生は多くいますが、 ほかにどんな長所があるのかや短所を聞かれた場合の回答内容に共通点はあるのでしょうか。
ここでは柔軟性をアピールしたことがある就活生に聞いてみた、柔軟性と併せて回答した長所・短所を紹介していきます。柔軟性をアピールしたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
長所にはコミュニケーション能力を挙げた就活生が大多数
柔軟性をアピールした就活生の大多数は、ほかにコミュニケーション能力を長所として回答しているようです。
柔軟性を発揮するシチュエーションとしては人とのかかわりの中が多く、前提として高いコミュニケーション能力を有しているといえます。そのため、柔軟性とコミュニケーション能力は近い関係にあり、アピールしやすいでしょう。
ただし、「柔軟性」も「コミュニケーション能力」も多くの就活生がアピールに用いる人気の長所であるため、具体的なエピソードなどで差別化を図ることが大切になりそうです。
短所は器用貧乏など突出したものがないことを挙げる回答が多数
短所として答えた内容として、柔軟であるゆえに器用貧乏であったり突出したものがないことを挙げた就活生が多数となりました。
短所についても、柔軟であることに関連した内容を回答している就活生が多いようです。短所を聞かれた際は、ただ自分のマイナス面を伝えるだけでなく、長所との一貫性や、短所とどう向き合うかを併せて伝える必要があります。
柔軟性という長所を引き立たせたり、一貫したアピールで説得力を強めるためにも、柔軟であるからこそ直したいことや課題に感じていることを回答するようにしましょう。
柔軟性の自己PRは具体的なエピソードを用意してアピールしよう
「柔軟性」は、とても曖昧な言葉です。面接官によって「柔軟性」に対する捉え方は違い、人によってはマイナスに取られてしまうこともあるでしょう。
そのため、柔軟性のいいイメージを残すために、適切に自己PRしていくことが大切です。特に重要なのが、具体的なエピソードを元にすることです。具体的なエピソードで柔軟性を根拠づけることによって、より強く柔軟性をアピールできるでしょう。
また、どのように柔軟性を使って企業に貢献していくかまで書くことにより、企業や業界への理解度や熱意のアピールにもなります。柔軟性を自己PRする方法や例文をもとに、好印象となる自己PRを作成していきましょう。
【柔軟性での自己PRに関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年9月14日~19日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の75人