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内定辞退した企業に再応募したい
就活では、内定が出たからといって必ずしもそれを受ける必要はなく、辞退することも可能です。選考を受ける中で違うと感じたり、他の企業に興味が向いていたりするなら、適宜内定辞退をして、別の選択肢に目を向けることができます。しかし、一度は内定辞退をしたものの、後でやっぱり就職したいと思い直し、辞退を取り下げたいと考える人もいるでしょう。
内定辞退は一度申し出てしまうと原則撤回することはできず、就職するならまた選考からスタートすることになります。この時、内定辞退後に再応募が可能なのか、疑問視する人も多いでしょう。内定辞退後に後悔しないためにも、一度辞退した企業に再度チャレンジするには何をすべきか、チャンスを繋ぐ方法を知っておくことが大切です。
内定辞退しても再応募は可能?
そもそも大前提で疑問になるのが、内定辞退した企業に再応募は可能なのかということです。内定を出すというのは、企業にとっても大きな決断であり、それを一度蹴った学生は当然印象が悪いです。いわば就職のオファーを断っている状態であり、そこから再応募するのは難しいと感じる人も多いでしょう。再応募ができないなら、内定辞退した企業とはそれまでとなり、急いで別の選択肢を探さなければなりません。辞退後の選考はどのように進められるのか、実態を把握しておきましょう。
募集があるなら可能
内定辞退後でも、企業がまだ募集を続けているならそれに再応募することは可能です。新卒の就活は、一括採用が基本です。解禁は3月で、経団連の指針に従う企業であれば6月から順次面接をスタートさせますが、1回の選考で必要な人材を確保できるとは限りません。内定を出しても辞退者は出るため、多めに採用していても採用予定人数には届かないということもあります。
採用予定人数に届かない場合は、もう一度選考をおこない、必要なら2次募集、3次募集と人材が集まるまで実施されます。初回の選考以降も募集をおこなう企業は多いため、再応募したいならすぐに求人を確認することが大切です。もちろん、1回の選考で募集を終えて求人を出さない企業もあるため、その場合は諦めましょう。
企業によっては応募できない
基本的には、内定辞退後でも募集があるなら再応募は可能ですが、再応募者の挑戦を制限する場合もあります。企業ごとに応募の条件は異なり、2次募集以降の選考では1次募集に参加した人は受け付けないこともあります。企業ではより多くの人材を見て採用を決定するため、一度選考を受けた人を候補から完全に外すことも少なくありません。
応募条件による規定がある場合は、いくら募集がかけられていても再応募できないことは理解しておきましょう。仮に再応募しても、募集の段階ではねられ、不合格になるのがオチです。複数回選考を実施することが事前に決まっている企業は、再応募者の応募条件も最初から記載していることが多いため、内定辞退をする前に確認することが大切です。
選考は受け直しが基本
内定辞退後にその企業に就職したいと考え直した場合は、選考を受け直してもう一度内定の獲得を目指さなければなりません。一度内定を獲得しているからといって、企業と直接コンタクトを取り辞退の撤回を求めるのはNGです。余計な手間を取らせて企業に迷惑がかかるだけではなく、印象も悪くなってしまいます。
辞退の撤回を拒否された後に選考に臨むと、当然その時の悪印象も相まって、選考ではさらに不利になることは理解しておきましょう。選考のステップを飛ばして内定獲得を目指そうとすると、かえって道のりは険しくなってしまいます。一度内定辞退をしたなら、きちんと選考を受け直すところから始め、他の学生と同じステップで再度内定の獲得を目指しましょう。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
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内定辞退で再応募する際のポイント
内定辞退後でも条件次第では再応募が可能であり、選考にチャレンジできます。しかし、選考には進めても、内定辞退という過去があるだけによくも悪くも目立ってしまいます。通常と同じ方法で選考に取り組むと失敗する可能性も高いため、内定辞退したことを意識しながら、どのようにアピールすべきかを考えることが大切です。再応募だからこそのポイントを正しく把握し、マイナスを挽回して選考の攻略を目指しましょう。
内定辞退の謝罪の気持ちを伝える
内定辞退後に再応募する際は、一度辞退したことを謝罪しましょう。どのような理由であれ、内定を辞退する=その企業に就職しないという意思表示であるため、当然印象はよくありません。内定の決定までには多くの人の時間が費やされており、辞退するのはそれらを無下にする行為だと考えましょう。
もちろん、内定の承諾や辞退は学生の権利のため、自由意志で決定して問題ありませんが、再応募するなら迷惑がかかっていることを理解することが大切です。内定辞退したことへの謝罪の気持ちは、いわば企業に迷惑をかけてしまったこと、期待を裏切ってしまったことへの謝罪です。丁寧に謝罪の気持ちを伝えて印象をフラットに戻すことが、再応募の際には大切になります。
辞退理由は明確に伝える
再応募の場合は、内定を辞退した理由を聞かれることも多いです。内定辞退の際に理由を伝えますが、伝えづらい場合は「一身上の都合」とオブラートに包んで述べることも少なくありません。しかし、選考で聞かれている場合は明確に答えることが大切です。正直に述べることが誠意ある対応と考えましょう。
辞退した理由をきちんと伝えておかないと、また同じ理由で辞退を考えるのではないかと思われかねません。辞退理由は企業としても気になるところであり、理由次第では改善して今後の採用活動に活かせることもあります。辞退理由を提示することは、誠意ある対応をするだけではなく、企業にとって有益な情報を提供することでもあるため、正直に伝えましょう。
内定辞退の方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
今度こそ就職するという意思を示す
面接官は、再応募した内定辞退者に対して、内定を出してもまた辞退するのではないかという疑念を少なからず抱いていることが多いです。選考で高評価になっても、辞退していることが頭にちらつき、採用を見送ることも少なくありません。再応募の際は、辞退するかもしれないという疑念を振り払うことが大切です。
今度こそ就職するという強い意思を示しましょう。今度は内定を出されても辞退しないという強い意志を見せることで、面接官の不安要素を払拭することができ、内定の獲得にも繋がります。就職意志が少しでも揺らぐような素振りを見せると、途端に評価を下げられる危険性があるため、一貫性のあるアピールを心がけましょう。
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内定辞退者に対する面接官の印象
再応募の選考をスムーズに攻略するには、再応募者に面接官がどのような印象を持っているかを知ることが大切です。内定の獲得にまで至ったということは、能力や人柄などは細部まで理解されており、その上で内定辞退をしたという印象が付いています。つまり、他の応募者よりも知られている情報が多い状態で選考に臨むことになり、これはプラスにもマイナスにも働きます。持たれている印象を把握し、それを意識しながら選考に取り組むことが再応募攻略の秘訣です。
基本的にはマイナススタート
基本的に、面接官は内定辞退者に対してマイナスイメージを持っていると考えましょう。辞退するというのは、それだけ大きな出来事です。二次募集などで再応募者を見つけても、書類選考の段階で弾くということも少なくありません。マイナスイメージを持たれているからこそ、前回よりも積極的なアピールが大切です。
前回の選考と同じ内容でアピールしても、企業はすでに知っている情報であり、心を動かされることはありません。それどころか、アピールを使いまわしていると思われ、さらにマイナス評価になる可能性もあります。前回以上の熱心なアピールを心がけ、早い段階でマイナスをゼロに戻し、最終的にプラスに持っていけるよう努力しましょう。
一度内定が出ていることがプラスになることも
内定辞退者に対して面接官は基本的にマイナスの印象を持ちますが、場合によっては内定獲得の過去がプラスに働くこともあります。内定を獲得している=企業が求める人材に一致しているということであり、辞退者が戻ってきたと喜ぶ企業もゼロではありません。内定獲得がプラスに働くなら、再応募の選考も有利に進められ、とんとん拍子に内定獲得に至ることもあるでしょう。
人手不足で募集人数がほとんど集まっていない企業なら、辞退後の再応募でも有利に選考を進めやすいです。ただし、どの企業が再応募者を優遇するかは分からないため、基本的にはしっかり対策をして、より充実したアピールをすることが大切です。評価される場合はラッキーと考え、一般的にマイナスになることは頭に入れておきましょう。
内定辞退後も再応募でチャンスを掴もう
就活は単に就職先を決めるだけではなく、自分に合った就職先を見つけることが大切です。そのため、内定をもらっても本当に就職するかを慎重に決め、合わないと感じた場合は辞退も必要です。しかし、よく考えて辞退したものの、やはり就職したいと思い直すこともあります。
辞退後でも条件次第で再応募は可能であり、ポイントを押さえて選考に臨むことで再び内定を獲得することもできます。ただし、基本的に不利な状態からスタートすることは理解しておかなければなりません。マイナス評価になっていることをきちんと受け止め、最初の選考よりも念入りなアピールで内定の獲得を目指しましょう。
内定辞退で後悔する理由については、こちらの記事で詳しく解説しています。