面接対策

【最終面接に落ちる理由とは】内定を獲得できない就活生の特徴4つ

最終面接で落ちる就活生は意外と多い

最終面接まで辿り着けば、内定は獲得したようなものというような認識が一部の就活生の間で持たれています。しかし最終面接の合格率を見てみると、実は意外と合格率は低く、最終面接で落ちる就活生は多いのです。

最終面接まで進んだからこそ、そこで落ちてしまうと心理的にもダメージは大きいものとなってしまいます。最終面接まで進めたということは、企業の面接官もあなたのスキルを評価している証拠です。自信をもって最終面接に臨むためにも、最終面接で落ちてしまう原因、落ちないための対処法を見ていきましょう。

 最終面接で落ちたかもと感じる理由5つ

最終面接で落ちたかもと感じるのは、どんなときでしょうか。いつもと違う雰囲気で最終面接がおこなわれた場合などは、不安になる人が多いのではないでしょうか。もし、最終面接までいったのに落ちたとなれば、それなりにショックを受けるものです。

本ページでは、最終面接に落ちる人の特徴や、落ちてショックを受けたときの対処法をご紹介します。まずは、最終面接で落ちたかもと感じる理由を5つご紹介しますので、知っておきましょう。

理由①本領発揮できなかった

1つ目は、本領発揮できなかったという理由です。最終面接は役員が多く、普通の面接に比べると多少かしこまった場になりがちです。そのため、ガチガチに緊張してしまった結果、本領発揮できずに面接を終えてしまうことがあります。用意していた回答ができず、マナーを守れていたか分からないほど緊張していた場合は、とくに不安になるものです。その不安が、最終面接で落ちたかもという発想に繋がります。

理由②採用担当者の反応が悪かった

2つ目は、採用担当者の反応が悪かったという理由です。どんなに自信のある回答をしても、「ふーん」「そうなんだ」「なるほどね」などの返事しか返ってこなければ、不安になるでしょう。採用担当者が興味なさげな反応をすればするほど、自然と回答に自信がなくなっていくのです。その結果、「最終面接で落ちたかも」と考えてしまいます。

理由③些細なことでも褒められた

3つ目は、些細なことでも褒められたという理由です。先述した「反応が悪かった」とは、真逆のパターンとなります。自信のない回答だったり、あまり上手に答えられなかったりしたときに、採用担当者から褒められると、戸惑うものです。「もしかして興味がないからこの返しなのでは?」と考えるのも、仕方ありません。反応が薄くても濃くても、それが行き過ぎている場合は、不安になるのだといえるでしょう。

理由④面接の質問数が少なく時間が短かった

4つ目は、面接の質問数が少なく時間が短かったという理由です。予想していたよりも質問数が少なかったり時間が短かったりすれば、「自分に興味がないのでは」と考えてしまうでしょう。せっかく、入念に準備をしてきていても、それを発揮できなければ意味がありません。「興味がなさそう」「本領を発揮できなかった」という2つの理由から、最終面接に落ちたかもと考えるのです。

理由⑤採用担当者が何もメモを取っていない

5つ目は、採用担当者が何もメモを取っていないという理由です。通常の面接では、高確率で、採用担当者が応募者に関するメモを取ります。質問に対する回答を述べてるときに、メモをとられれば、ドキドキしながらも手ごたえを感じるでしょう。だからこそ、メモを取られなければ、「既に自分が落ちと決定しているのでは?」と考えてしまうのです。

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最終面接に落ちる人の特徴4つ

最終面接に落ちる人の確率は、50%だという説があります。つまり、なんと2人に1人が最終面接に落ちる計算になるのです。最終面接に落ちる人たちには、実は共通する3つの特徴があります。3つの特徴とは、「マッチングしなかった」「やる気が感じられなかった」「たまたま落ちた」です。これらの特徴について、以下で詳しく見ていきましょう。

最終面接に落ちる人の特徴①ミスマッチング

最終面接に落ちる人に共通する理由1つ目は、「ミスマッチング」です。最終面接にまで進めたということは、基本的なスペックには問題がないはずです。一次面接、二次面接をクリアできたことから、エントリーシートや履歴書の志望動機・自己PRも合格であり、マナーやコミュニケーション能力にも問題がなかったといえます。

では、どうして最終面接に落ちるのかというと、「その会社が求める人材ではなかった」という説が有力でしょう。最終面接は、文字どおり最終選考ですから、採用したいと思われた人は合格し、採用したいと思われなかった人は落ちることが多いです。一次面接や二次面接は優秀な学生であれば通過できますが、最終面接は、その会社の求める人物でなければ合格できないといえるでしょう。

最終面接に落ちる人の特徴②やる気が感じられなかった

最終面接の目的は、この会社で本当に働きたいと思っているのかを確認することです。そんな最終面接で予定人数の採用が決まれば、その先の採用活動を終えることができます。しかし、採用活動が終わったのに、内定を辞退されて再度採用活動をしなくてはならなくなったとしたら、費用も時間もかかることになるでしょう。

そのため、採用担当者は、どうしてもこの会社で働きたいという気持ちが伝わってくる人と、一緒に働きたいと考えています。そのような気持ちで入社してくれた人ならば、一生懸命がんばってくれますし、会社や配属先にとってもプラスになるからです。そのため、やる気が感じられない人は、最終面接で落ちるのです。

最終面接に落ちる人の特徴③採用の決め手がなかった

企業の採用試験は、面接が何度かおこなわれる場合が多くなっています。一次面接や二次面接といった初期段階で、採用するかどうか悩んだ人に対しては、合格とすることが多くなっています。しかし、最終段階では採用とする人数にも限りがあるために、厳しい審査基準となり、ボーダーラインにいる人は落とされてしまう可能性が高いと考えられます。

内定を獲得するには、採用担当者に「ぜひこの人に入社して企業で働いて欲しい」と思わせるような採用の決め手が必要です。企業の求める人物像と合っている、すぐに業務に活かせそうな資格を持っている、周りの人と協力してスムーズに仕事が進められそう、など、企業で活躍してくれそうという印象を与えられるように心がけましょう。

最終面接に落ちる人の特徴④たまたま落ちた

先述しましたが、最終面接の合格率は50%と言われています。最終面接まで進んでも、その半分の人が最後に落ちるのです。ですから、本当に「たまたま」あなたが落ちたというのもあり得るでしょう。一次面接や二次面接を合格してきた人たちですから、それぞれが優秀であり、それほど大きな差はありません。

会社の求める人物にもマッチングしていて、やる気が伝わってきたとしても、あなたより素晴らしい人が「たまたま」いた場合、最終面接に落ちてしまうのは仕方がないことなのです。また、優秀であっても、昨年採用した人と同じタイプだった場合は、最終面接で落ちる可能性に高まるといえるでしょう。

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最終面接を突破するためにすべき対策

長い道のりを乗り越えて、ようやくたどり着いた最終面接の機会。最終面接まで辿り着けたということは面接官に認められた証拠であるので自信を持ちましょう。一方で、最終面接に臨むライバルたちにも同様のことが言えます。優れたスキルを持ったライバルたちと差をつけ、最終面接を突破するために重要なポイントは何なのでしょうか。それは、企業目線で考えると見えてきます。

企業にとって一番手痛いことは、「莫大な資金を投入してまで獲得した人材が早期に流出してしまうこと」です。このような事態を防ぐために、企業は「ミスマッチを防ぐこと」と「熱意のある人材を採用すること」を意識して採用活動をおこなっています。つまり、最終面接突破に向けた重要なポイントは「ミスマッチでないことを論理的に説明すること」と「企業で働く意思が固まっていることを熱意を持ってアピールすること」です。

企業研究を入念におこなう

入念な企業分析で、「自身の活かすことのできるスキル」と「志望する企業」との共通点を明確に見出すことができます。「年次に関係なく言いたいことを主張できる環境」を志望している人が、「トップダウンの傾向の強い環境」で働くことはミスマッチングを招くかもしれません。また、「銀行で中小企業への融資をしたい」と思っている人にとって、「大企業向けの融資をメインに行っている銀行」を選択することは同様にミスマッチングを招く可能性があります。

これらの例が示すように、志望する企業を入念に分析し、研究することで自分自身の考えとの共通点を明らかにすることが重要といえるでしょう。また、入念な企業研究は熱意のアピールにもつながります。企業に関心がなければ、企業に関して入念に調べようという気持ちにはならないものです。その企業で働きたいという意思や熱意があるからこそ、その企業に関してもっと知りたいと考えるといえます。企業研究を入念におこなうこと自体が、熱意を効果的に伝える方法なのです。

何度も自己分析をしてみる

自己分析を入念に行うこともまた重要なポイントです。志望する企業に関して入念に調べても、自己分析がしっかりとなされていなければ、自分自身と企業との共通点を見出すことはできません。

面接官はミスマッチングを防ぐために、最終面接ではそれまで以上に自己分析の結果を慎重に見てくる可能性があります。自分自身が望む働き方はどのような働き方なのか、就職後に何をやりたいのか、企業で働くにあたって自分のスキルで活かせるものは何なのか、などもう一度胸に手を当てて熟考してみましょう。

逆質問を考える

熱意を伝える方法としては、逆質問も有効な手段です。面接では、最後に逆質問をする機会が設けられている場合があります。その際に「特に質問したいことはありません」と答えてしまうと、本当に自社に関心を持っているのか疑われてしまいます。

就活で企業のことを調べる情報源はHPや社員訪問などが一般的ですが、これらの活動だけでは分からない企業の内情は多く存在するのです。特に最終面接となると面接官の役割を役員や経営陣が担うことが多く、企業の今後の経営方針などを直接聞ける貴重な機会となります。そのような場面で逆質問をしないでいると、入社への熱意が疑われてしまう可能性があるのです。貴重な機会を逃さずに積極的に質問が出来るよう、事前に内容を考えておきましょう。

堂々とした姿勢で最終面接に臨む

最終面接で受かるために必要なことのひとつに、堂々とした姿勢で臨むことが挙げられます。採用がかかった重要な場面ですので、緊張してしまうのは仕方ありません。しかし、落ちたらどうしようとビクビクしていると、面接官にもその不安は伝わってしまいます。最終面接で落ちてしまう人ほど、緊張してしまう傾向があります。

最終面接では、落ち着いている、堂々とした態度が重要です。「大丈夫」と心の中でいう、面接の結果に対してよいイメージを持つなど、自分なりに気持ちを落ち着ける方法を見つけておくとよいででしょう。面接の練習等、前もってできることをしっかりとしておけば、自信もつくはずです。緊張しているのは自分だけではなく周りの就活生も同じです。リラックスして挑みましょう。

第一志望の理由を具体的に答える

最終面接でよく聞かれるのは、その企業が第一志望かどうかという質問です。このような質問をすることで、就活生の志望度がどの程度なのかを確かめているのです。他にも志望している企業があり、質問の答えに戸惑ってしまうこともあるかもしれませんが、この場合には第一志望であることをはっきりと伝えるようにしましょう。その際に注意したいのが、なぜその企業を第一志望にしたのか、という質問をされるかもしれないということです。

この答えが明確ではないと、志望度が低いと思われてしまいます。事前に企業について調べておき、企業の特徴や社風、魅力を感じている部分など、具体的ではっきりとした理由を答えられるようにしておきましょう。

最終面接に落ちる人にはさまざまな特徴がありますが、そこまで進むことができたのですから、それまでのあなたのやり方は間違っていないといえます。あなたはそれだけ優秀であり、立派であることの証明が、最終面接なのです。最終面接は、それまでの一次面接や二次面接とは全く異なるものなので、考え方や対応を変えなければ、合格は難しいかもしれません。もし、最終面接で何度も落ちるようでしたら、しっかりと分析をして、対策を練っていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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