面接対策

【最終面接の順番で有利なのは?】評価との関係性についてご紹介

最終面接は順番にも注意

就活最後の関門である最終面接ですが、実は面接を受ける順番にも注目しなければなりません。面接の順番は気にしたことがないという人も多いでしょうが、順番次第では与えられる印象が違ってくることは多いです。また、企業から時間を指定され、あらかじめ順番が決まっていることもありますが、この場合でもどの順番になるかが評価を左右することもあります。

最終面接は特に緊張しやすく失敗も多いため、少しでもスムーズに攻略するために細部までこだわって取り組むことが大切です。こだわりを持って取り組むことで、意欲の高さも伝わり、高評価の獲得にも繋がりやすいです。最終面接では順番がどのように関係するのかを知り、最後の関門を突破して内定獲得を目指しましょう。

最終面接で有利になりやすい順番とは

最終面接を少しでも有利に進めるためには、好印象を与えやすい順番を知っておきましょう。同じ内容でアピールしたとしても、順番次第で与える印象が違ってくることも少なくありません。順番も考慮して臨むことが、最終面接を攻略するための近道といえます。最終面接で有利になりやすい順番は大きく3つに分けられるため、なぜ有利になりやすいのか、理由を知っておきましょう。

一番最初

その日の一番最初に面接を受けると、面接官の印象に残りやすく評価もされやすいです。最終面接でも候補者は数多く残っているケースも多く、1日かけて選考をおこなうケースも少なくありません。丸1日選考をしていると、面接官も疲れてきて判断力も鈍ってしまいます。疲れている時に高評価を獲得するのは難しく、通常よりもシビアに評価されてしまうことも少なくありません。

朝一はもっとも頭がすっきりしているタイミングです。面接官も集中しており、より正確な判断で合否を決定することができます。また、企業では採用予定人数が決められており、少なくともその人数は確保したいと考えています。早めに合格の候補者を確保し人数を調整する企業は多いため、早めに受けていると内定も勝ち取りやすいでしょう。

一番最後

遅い時間になるにつれて面接官の疲れが溜まり不利になりやすいですが、その日の一番最後は別です。どれだけ疲れていても、一番最後と分かると気合いを入れ直す人は多く、面接官も集中して臨んでくれるでしょう。また、最終面接でもタイトなスケジュールでおこなわれることは多く、短い時間でアピールができないことも多いです。

その日の一番最後なら、面接を担当した人に後の予定が詰まっていない限り時間を取ってもらうことができます。最後の1人ということで面接官の印象にも残りやすく、目立ちやすいことも有利に働きやすい理由のひとつです。面接に参加できる時間帯がどうしても遅くなりそうなら、あえて一番最後を狙うのもひとつの方法でしょう。

昼休み明けの最初

面接官の印象に残るためには、面接官の集中力が高まりやすいタイミングを狙うことが大切です。そのため、昼休み明けの最初の時間だと、休憩終わりでリフレッシュしていて、集中して面接に取り組んでもらいやすいでしょう。ここで注意が必要なのは、昼休み明けでも夕方に近くになるにつれて面接官も疲れてしまい、集中力がなくなりやすいことです。

昼休み明け一発目ならリフレッシュしていますが、その後複数回面接をおこなうと、どんどん疲労は溜まっていきます。ご飯を食べた後で眠気に襲われることも少なくないため、昼を狙うならできるだけ早い時間のほうがいいでしょう。また、昼休みのタイミングは面接のスケジュールや企業によってずれることもあるため、注意しなければなりません。

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最終面接の順番と評価の関係性

面接を受ける順番によって有利になりやすいかどうかは違いますが、問題は評価にどの程度影響するのかです。順番によって有利になるというのは、いわば面接官の印象に残りやすく、インパクトのあるアピールがしやすいという意味です。つまり、有利になりやすいからといって、必ずしも高評価になるとは限らないことを意味しています。有利になることと実際の評価は全く別物と考え、合否を決める上でどの程度関係するのかを正しく知っておきましょう。

順番と評価は関係しないことが多い

結論から言えば、順番と評価はそれほど関係しないことが多いです。朝一の有利になりやすいタイミングで受けたからといって、必ずしも合格するとは限りません。また、午後の遅い時間で面接官が疲れているタイミングに受けたとしても、内定を獲得する人はいます。大切なのは面接でどのようなアピールをするかであり、最終的に評価を決めるのは面接内容であることは理解しておきましょう。

面接官の印象に残りやすいタイミングで悪印象を与えてしまうと、一気に評価は下げられます。インパクトのあるアピールがしやすい反面、悪目立ちする危険性があることも頭に入れておきましょう。

企業によって順番の決め方は様々

そもそも最終面接の順番は、必ずしも自分で決められるわけではありません。自分で時間帯を決めて申し込める場合だけではなく、企業ですでに日時を指定することもあります。企業指定の場合、順番の決め方は企業によって違います。企業によっては前評判の高い学生を午前の早い時間に集め、合格かどうかのボーダーにある学生は後半に回すということもあるでしょう。

また、評価の程度は関係なく、事前に選考を受けた順で合格が先に決まった人から予定を埋めていく場合や、配属先によってブロックを分けて面接をおこなうこともあります。決め方は企業によって異なり、順番と評価が一致しているとは限りません。企業指定の場合は特に気にしても仕方がないため、順番に惑わされず精一杯力を出し切ることが大切です。

最終面接を攻略するには

最終面接を攻略するには

最終面接を攻略するには、面接を受ける順番以上に気にするべきポイントがあります。面接の順番はあくまで印象の違い程度のため、気にし過ぎることなく面接に集中することが大切です。順番がどうあれ、面接内容が悪いと合格を勝ち取ることはできません。評価のほとんどは面接の内容で決まり、順番による影響は微々たるものであると考えましょう。最終面接を攻略し、志望企業からの内定を勝ち取るためにも、どのような点に意識して取り組むべきかを知っておくことが大切です。

就職意欲の高さをアピールする

最終面接を攻略するには、就職意欲がいかに高いかをアピールすることが大切です。面接では段階ごとに見られているポイントが違い、最終面接では本当に就職したいと思っているかどうかが重要視して見られています。人柄や能力、企業との相性などは、最終面接以前の時点で評価が終了しており、それほど重要視されません。

就職意欲の高さをアピールして熱意を伝えることが、最終面接で高評価を得る唯一にして最大のポイントと考えましょう。就職意欲をアピールするには、単に就職したいと伝えるだけではなく、なぜ就職したいのか、就職後どのように働きたいと思っているのかなどを伝えることが大切です。将来のビジョンまで踏まえて述べることで、意欲の高さがより伝わりやすくなります。

集団面接では最初に話す

最終面接は個人面接となることが多いですが、一部企業では集団面接を実施することもあります。集団面接でも基本的なポイントは同じで、就職意欲の高さをアピールすることが大切ですが、この時質問に回答する順番に目を向けましょう。企業によって面接の形式は違いますが、面接官が質問を投げかけ、回答を思いついた人から挙手制でアピールするという場合も多いです。

挙手制の場合は、一番最初に回答することが大切です。アピールへの積極性を示すことで、就職意欲の高さも伝えやすくなります。面接の順番はそれほど影響しませんが、回答の順番は評価に直結することも少なくありません。もちろん、回答内容が重要視される点は変わりませんが、最初にアピールすることで印象に残りやすく高評価を得やすいことは確かです。

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最終面接は有利になりやすい順番でのアピールがおすすめ

最終面接を突破するには、細かいポイントも押さえることが大切です。面接の順番は一見見落とされがちなポイントですが、実は重要な部分でもあります。時間帯によって面接官の集中力は違い、集中力の高まっている時を狙うことで、より自分を印象的にアピールできるでしょう。

面接の順番を指定できる場合は、有利になりやすいタイミングを選ぶことが大切です。もちろん、順番を工夫するだけで攻略できるほど最終面接は簡単ではありません。順番はあくまでプラスアルファの要素であり、高評価を獲得するためには、アピール内容を念入りに考えることが大切です。順番を気にしながら有利になりやすいタイミングを狙い、上手にアピールして最終面接を突破しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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