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【インターン面接の頻出質問集】回答例文10選と逆質問のコツを伝授
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目次
インターン選考の合否は面接の質問対策で明暗が分かれる
インターンの参加者に対して面接を生おこなう企業が増えて来ています。その背景には、インターンの応募者数が年々増えていることが要因の1つです。
早期に企業と接触ができる、現場の体験ができる、企業に覚えてもらえる、など、インターンには多くのメリットがあります。しかし、人気の企業ほど応募の倍率は高くなっており、参加に必要な選考は簡単に通過できるものではありません。
そして、そのインターン選考を合格するために必要になってくるのが、面接の質問対策です。この記事では、そんなインターン選考の面接を受ける際、どのような準備が必要か紹介していきます。
インターンの面接についてはこちらの記事でも確認しておきましょう。
インターン選考と本選考の面接の違い
インターン選考は本選考と同様に、書類審査と面接で応募者を絞るのが基本ですが、同じく面接をするといっても目的や質問内容が大きく変わってきます。
前提として、本選考では長期的に企業で働くうえで、良好な人間を築きながら企業の成長に貢献するような活躍ができそうかということを見極めるために面接がおこなわれます。そのため、選考では特に企業とのマッチ度や自社への貢献度が重要視されます。
その一方で、インターンの面接は、優秀な学生に企業の仕事や環境に触れる機会を通して興味を持ってほしいという目的に絞っているため、インターンへの参加意欲や基本的なマナーなどを重視します。
インターン選考で面接をする理由
インターン選考の目的について紹介しましたが、なぜ面接をおこなう必要があるのか考えてみましょう。能力や学歴をみるだけであれば、エントリーシートや履歴書でも十分です。それでもどの企業も面接をおこないます。
面接をすることによって、雰囲気や、話し方、礼儀、コミュニケーション能力などを確認したうえで、「優秀な人物を選考するため」におこなわれるという面では、インターンの面接でも本選考においての面接でも同様です。
その一方で、本選考のようにキャリアプランなど長期的な展望などを聞かないため、インターンの場でどんな強みや長所を活かせそうかといった自己PR系の質問と、なぜインターンに申し込んだのかという志望動機系の質問に内容が集中します。
それぞれの質問をする理由についてより詳しく見ていきましょう。
自己PR系の質問をする理由
面接ではいきなり「自己PRをしてください」と言われることも珍しくはありません。本番で慌てないように自己PRはよく考えておきましょう。
インターンの面接で聞かれる理由としては、学生の強みを知るためと、自分の強みを理解する「自己分析」ができているかを探るためで、応募者の価値観を知ることにも役立つからです。
まず、長所と自己PRの違いを知っておかなくてはいけません。自己PRとは仕事や生活などで自分がどのように貢献できるかという強みを指します。
そのため、自分を必要としてもらうために工夫し、仕事ベースで考える必要があり、ワードを挙げると、仕事が早い・正確・丁寧などです。
それに対し長所とは、性格ベースに考えます。仕事として自己PRのように貢献してくれそうでも、一緒に仕事をする人が社風に合わないようではやっていけないかもしれません。こちらもワードに挙げるとすると、明るい・面白い・責任感がある、などが好まれるでしょう。
価値観と強みの把握
自己PR系の質問をする面接官の意図には、「行動をするにあたってどのように考える人物なのか」、「自分を客観視したうえで強みを話すことができるか」といったものがあります。それを加味したうえで企業の求める人物像と照らし合わせます。
また、せっかく考えた自己PRも企業のニーズに合っていなければ意味がありません。自分と相手を分析して、「何のために聞かれているのか」、「自分は何ができるのか」を意識し、具体的なエピソードを交えてアピールしましょう。
志望動機系の質問をする理由
インターンの面接で、志望動機系の質問はほぼ確実に聞かれるでしょう。この質問を通して、インターンに対する熱意や目的意識があるのかをみようとしています。
- なぜ自社に応募したのか
- 業界研究・企業研究ができているか
- プレゼンテーション能力があるか(話す能力があるか)
より具体的には、面接官は上記のようなことが知りたくて質問しています。どの企業を受けても、同様に答えられるようなテンプレート回答をしても面接官には響きません。その企業ならではの、説得力のある回答が求められています。
経緯や意志の把握
応募をするに至る経緯や意志を伝えるために、あらかじめ企業や業界を研究しインターンを通じての自分の成長のイメージを伝えられるような回答をしましょう。
企業側は、インターンを通して、企業に対して良いイメージを持って本選考にも応募してほしいという狙いがあるなかで、参加者を絞るうえでは、より明確な目的意識や、企業に対する具体的な興味をもってくれそうな応募者に参加してほしいと考えます。
そのため、応募の敬意や参加への意志を把握し、その度合いや具体性を見て判断しようと考えているのです。
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インターン面接でよく聞かれる質問と回答例10選
インターンの面接では「長期的な戦力になるかどうか」よりも「どのような目的意識で参加したいのか」が重要になるとして、企業が面接で質問をする理由について紹介してきました。
そこでここからは、その企業の狙いから考えられる、非常に高い頻度で聞かれる質問と回答例を紹介していきます。
本選考の頻出質問はこちらの記事を参考にしてみてください。
質問①インターンに参加したい理由は何ですか?
私は学生時代にブログ作成のためにホームページを開設した経験から、パソコン関係の仕事に興味を持ちました。この経験からインターンシップを通じてIT業界に関して学びたいと考えております。IT関連の仕事を調べたところ、御社の制度を知り、特にシステムエンジニアの理解を深められると感じたため、応募させていただきました。御社とのインターンシップでシステムエンジニアとしての経験を積み、就職後にいち早く活躍したいと考えております。
質問②学びたい・身につけたいスキル何ですか?
私はIT業界中でも、特にサーバーエンジニアに興味を持っております。現在は基本情報技術者試験の資格を取得するために勉強しておりますが、より専門性の高いCCNAやLPICの資格を取得したいと考えております。インターンシップでは、実際の現場でサーバーエンジニアのスペシャリストの方が働いているのを見て、サービスがどのような仕組みで提供されているのか、今勉強していることと、どのように結びつき、現場ではどのように活かすことができるのかを学びたいと考えております
質問③長所は何ですか?
私の長所は積極的なところだと思います。友人とイベントの計画を立てる際には中心メンバーとして意見を提案し、成功に導くことができました。また、部活動でも部長として部のメンバーを先導し、日々の練習の方向性や向き合い方を話し合う機会を設け、協力して解決してきました。社会人になってもメンバーを引っ張る立場になりたいと考えており、会社や社会にどのように貢献できるかを一番に考えて成長していきたいです。
質問④短所は何ですか?
私の短所は優柔不断なところです。リーダーシップを発揮するにあたって、どうしたらみんなが納得するか、成功させることができるのかを、とことん考えてしまい、判断が遅れてしまったことがあります。結果的には成功させることができたのですが、この経験を今後に活かし、与えられた時間の中でいかにより高いパフォーマンスを発揮していけるかというのも考えられるようになりたいと思います。そのためには、普段から目標を持ち、勉強することで自信を持って行動することを心掛けています。
質問⑤学生時代に力を入れたことは何ですか?
私が一番学生時代に力を入れたことは部活動です。私はバスケットボール部に所属し、部長を務めていました。チームのメンバーは部活動には積極的でなく、あまり部活動に参加していませんでした。参加してほしい気持ちもある反面、無理強いをしたくないという気持ちもありましたが、部長としてメンバー同士で話し合いの場を設けることにしました。もちろん全ての意見を聞き入れるということはできませんでしたが、積極的に話し合うことで最終的には全員が毎日部活動に参加するようになりました。話し合いで初めて聞く意見も多く、葛藤したり納得して問題を解決していくメンバー達をみて、コミュニケーションの大切さを学ぶことができました。
質問⑥自己PRをしてください
私はさまざまな場面でコミュニケーションを取り、問題を解決してきました。アルバイトの経験から多くの物事は一人だけでは解決できないということを学びました。しかし、全ての人が同様にコミュニケーションをとれるわけではありませんでした。私はそういった方との潤滑油となり、全体としてコミュニケーションがとれるような環境を構築するように働きました。結果として、その職場内では誰でも聞きたいことが聞ける、といったような明るい環境になりました。
質問⑦趣味はなんですか?
「私の趣味は多数ありますが、その中で今一番魅力を感じているのが「アウトドア活動」です。主に野外でのキャンプや、バーベキューなどをすることが多いのですが、何といっても自然の雄大さや美しさを実感でき、マイナスイオンを浴びることでリフレッシュできるというところが、好きなところです。また、キャンプやバーベキューは、仲の良い友人やアウトドア好きの仲間と共に過ごすして絆を深くするという魅力もあります。共に協力しあいながら、テントを張ったり食事の用意をすると、よりお互いを知ることができ、協力しあう大切さを実感できます。」
趣味は、その人のプライベートを象徴する内容です。ここではまず「何が好きか」という結論から切り出して、面接官の興味を惹くように話しています。このように、まずは結論から述べることも大切です。
そして「皆と協力しあう」「仲間との絆」という点もポイントです。ただ趣味を披露するだけでなく、趣味を通しての学びや培った能力を示し、自己PRにつなげることが大切です。
この例の場合、皆で一緒に協力し合って、物事に取り組みができる人物、という印象になりプラスに働くでしょう。
質問⑧友人からどんな人と言われるか
「私は友人や後輩からよく、気配りの人や面倒見の良いまるでマネージャーのようだ、と言われます。自分ではあまり意識したことがなかったのですが、振り返ってみると、よく友人から仕事やプライベートの相談を受けることが多いと気付きました。私は姉妹がいて、自分が一番上の構成ですので、小さい頃から下の子たちに目配りをしていました。このことからも、自然と相手の相談にのったりアドバイスをすることができるようになったと思います。今後、社会に出てからもこの自分の特性を活かし、協調性と周りへの目配り気配りを忘れずに、仕事に取り組んでいきたいと思っています。」
この回答では、自分の協調性や面倒見のよさを、さりげなくアピールすることができています。自分の強みや長所が他人からも評価されていることを伝えることで、根拠をしめすことがこの質問を回答するうえで重要なポイントです。
企業の中で仕事をするときには、自分だけを考えて仕事をすればいい訳ではありません。この例では、一緒に働きやすいという印象をもって貰えるエピソードを、わかりやすく話していると言えます。
質問⑨最近感動したことは何ですか?
「私は、今年の春休みを利用して東日本大震災で被害を受けた、東北地方を訪問してきました。その目的は、震災後の復興がどのように進んでいるのか、ということを実際に目で見てみたかったことと、復興に頑張っている被災地の商店街に少しでも観光という形で、応援をすることでした。ボランティアで現地の災害地でガイドをしていた方は、息子さんが震災で亡くなられていましたが、後世のために防災の大切さを伝えている、ということでした。そして、遠くから来た私にこれからの就職活動を頑張ってと、逆に励まされました。被災地で頑張る人々との出会いは実に感動的なもので、ずっと私の心に残るものと確信しています。」
企業の担当者が、インターン生にこの質問をする意図は、純粋にその人の人柄をチェックしてどんな人物かを知りたい、ということが多いようです。また、とっさの質問にどのように答えるのかの対応を見ている場合もあります。
この回答のように、自分が最近感動したことを素直に答えることで、回答としては充分でしょう。また、ただの観光ではなく、災害地を訪問することは社会的な出来事に関心を持って行動している、という人柄が評価されるでしょう。
質問⑩好きな本はなんですか?
「私の好きな本は、ウィンストン・グルーム著のフォレスト・ガンプです。映画化されていて、以前に映画館で観たことがあったので、原作本も読んでみたくなり手に取りました。大ヒットした映画と比較すると、ストーリーで違う部分もありましたが、どちらも、主人公が ’ 正しいことをしただけ ’ という信念で行動している純粋さが散りばめられていて、いつもあっという間に読んでしまいます。また、心が疲れたときにもお薦めしたい本で、いろいろと考えさせられて感動する大好きな本です。 」
企業の面接官が好きな本を聞く意図は、本人がどんなことに興味をもっているのかを知るためと、本を普段から読む習慣があるかどうかを見ています。また、自分の考えをしっかりまとめる力があるかどうか、も見ています。
そして、本の概要をいかにまとめて自分の言葉で伝えることができるかも大切な要素です。この回答では本の主人公の特徴と、なぜ自分がその本が好きなのかについて、簡潔にまとまられています。
就活生に聞いた! インターンの面接で聞かれた質問
インターンの参加したい理由をよく聞かれたという回答が多数
なぜインターンに参加したいのか、応募の理由についての質問が多かったという回答が多数寄せられました。
やはりインターンの志望理由や、企業に対する関心のきっかけなど、参加したい根拠を問う質問が多く出されるようです。
自分自身でも納得のいくインターンに参加したい理由や根拠を、筋道を立てた回答を用意しておくことが、説得力を生み合格に結びつくアピールとなります。
学生時代頑張ったことをよく聞かれたという声も多数
インターンの面接で、学生時代に頑張ったこと、いわゆる「ガクチカ」についてもよく聞かれたという回答が多く寄せられました。
企業はガクチカの質問を通して、応募者はどのようなことに関心があるのかや、どんな強みを発揮して物事に取り組んだのかを知ろうとしています。つまり、あなたがどんな人柄なのかがわかるような回答を心がける必要がある質問なのです。
ガクチカは本選考においても頻出の質問です。学生時代頑張ったことについて振り返り、そこで培った能力や発揮できた強みをアピールできるように準備しておきましょう。
過去の自分について聞かれたのが意外だったという回答が散見
一方、聞かれた質問として意外だったものとしては、幼少期や小学生の頃の経験や当時の性格についてきかれたというものが散見されました。
この質問の意図として考えられるのは、自分について振り返り、どのように評価しているのかという、「自己分析」がどの程度しっかりできているのかということです。具体的なエピソードを用いて回答できると、その分自分のことが理解できている、つまりしっかり自己分析に取り組んでいるという印象になります。
また、回答の内容としてもただ当時を振り返るだけでなく、今との違いや昔から変わらないこと、また自分の現在の長所や強みが生まれたきっかけなど、アピール内容との関連を意識することで、一貫した人物像や、成長性を見せることができるでしょう。
インターンの面接の質問対策としてやっておくべきこと
インターン面接を通過するためには、質問に対する準備をしておくことが大切です。質問対策としてできることはいくつかあるので、ぜひここでやっておくべきことを確認して対策をはじめましょう。
企業ホームページ(HP)などで情報を収集する
質問対策をするために、まずは企業について情報を集めておくことが大切です。HPなどには、企業理念や会社の今後の展望などが書かれており、企業に貢献できそうなアピールポイントの選定や、逆質問の内容を考えるためのヒントが詰まっています。
面接によっては企業研究をしてきているかを試すために、そのまま企業理念や会社の情報について聞かれることもあります。
企業HPのほかにも、口コミサイトなどで過去に面接で聞かれた質問を確認できる場合もあります。面接に臨む前にいかに情報を集めているかが通過のカギを握っているのです。
企業研究の方法についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
履歴書などの提出書類に記入した内容を確認する
情報を集めることと並行して、既に提出した履歴書やエントリーシート(ES)に自分が書いた内容を振り返っておくことも質問の対策には有効です。
なぜなら、面接官は手元に提出された履歴書やESを参考にして質問し、回答を履歴書に書かれた内容と照らし合わせながら面接を進めるからです。そのため、回答内容や受け答えの様子と、履歴書やESに書かれた内容に違いがあると面接官は違和感を感じます。
既に提出した書類の内容と面接での回答に一貫性があることが大切になるので、事前に再度記入内容を確認しておくことが大切になるのです。
定番の質問に対する回答を用意する
先ほど紹介したようにどのような企業の面接でも共通して聞かれることが多い頻出質問というものがあります。この定番となっている質問に対して回答を用意しておくというのも有効な対策です。
あらかじめ用意しておくことで、当日も焦らず余裕をもってスムーズに回答することができます。ただし、似た内容であっても答え方を変える必要があったり、企業によって内容を変えたい場合もあるでしょう。
用意するときに大切なのは、回答の文章を覚えようとするのではなく、伝える内容やエピソードを覚えるのに留めておくことです。文章をまるまる覚えようとすると、想定外の聞かれ方をされたときや面接の緊張感ですべてを忘れてしまった際にうまく回答できなくなる可能性があるからです。
ある程度内容をイメージしておくことで、どのような聞かれ方でも焦ることがなくなるうえ、どんな質問も自分のそのときの言葉で伝えることができるでしょう。
就活生に聞いた! インターンの面接の質問対策のためにおこなったこと
インターンの面接の質問対策のためにやっておくべきことを紹介しましたが、実際のところ就活生の皆さんはどのように面接の質問対策・準備をおこなっているのか気になっている方も多いはずです。
そこでここでは就活生の皆さんに聞いた、面接の質問対策方法について紹介していきます。
HPや過去問が載っているサイトなどで情報収集したという回答が多数
企業情報を得るために企業HPを見たり、過去問が載っている就活サイト・口コミサイトを調べたという回答が多数を占めました。
やはり、情報をあらかじめ集めておくことで面接を有利に進めることができると考えている就活生が多いようです。本選考に向けた業界・企業研究にも役立つので、早い段階から着手し、情報を整理することが大切です。
面接の練習をしたという回答も散見
友人やキャリアセンターの職員などと実際の面接形式で練習したという回答も散見されました。
面接の模擬練習をすることで、本番に近い状況で回答することに慣れることや、回答内容を客観的に評価してもらえるといったメリットがあります。
また、入退室のマナーや話し方、姿勢なども見てもらえると、回答意外の点で評価を下げてしまうことの予防にもつながるでしょう。ぜひ対策に取り入れてみてください。
「質問はありませんか」への対策
インターン面接では「質問はありませんか」と聞かれることがあります。ここで「特にありません」という回答をしてしまうと、企業についてそこまで関心がないなどと思われてしまいます。
一方、面接においてこの逆質問の機会は、追加で自分の熱意をアピールできたり、疑問を解消できる数少ないチャンスです。インターン選考を通過するためには、いかに自分の役に立つ質問を用意できるかが大切になります。
では、「質問はありませんか」と聞かれたらどのように、質問したらよいのかを見ていきましょう。
逆質問についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひ読んでみてください。
質問することを事前に考えておく
何も考えておらず、突然「質問はありませんか」と聞かれたら誰でも戸惑ってしまい、どう答えていいのかわかりません。そのような状況を防ぐために、質問することを事前に考えておきましょう。
しかし、調べればわかることを質問すると、企業分析ができていない・そこまで自社やインターンに興味がないという印象を持たれます。質問を考えるときは、企業のHPをよく読み、自分が知りたいことに対する回答が載っていないか調べましょう。
深く考え、高い質の質問をしようとするのではなく、素直に自分の知りたいことを質問するというのも大切です。まずは知りたいことを思い浮かべ、HPなどで回答がないか確認し、なければ質問にする、といった手順をとると良いですね。
また集団面接の際は、自分が質問したかったことを他の学生が質問してしまった、ということが起こる可能性があります。そのため、質問することは何個か考え、他の学生と被らないように対策をとりましょう。
積極性のアピールを意識する
インターン面接での逆質問は、積極性を見られています。というのも、逆質問というのは、「自己アピール」ができる機会なのです。アピールは意欲があるからこそするものであり、アピールする学生というのは、積極的だと思われます。
たとえば、「入社までにスキルを高めるために、勉強していたほうがいいことはありますか?」「御社で仕事をするうえで心がけることは何ですか」というような、質問を通して入社の意欲を見せたり、資格を活かしていきたいというアピールをすることができます。
聞きたいことを聞く質問とともに、積極性をアピールできる質問も用意しておきましょう。
就活生に聞いた! インターンの面接での逆質問
逆質問は疑問を解消し本選考に臨むためにも、熱意をアピールするためにも重要な役割を果たします。そこで、ここでは就活生の皆さんがインターンの面接の場で聞いてみたことについて調査したので、ぜひ回答を参考にしてみてください。
職場の環境や入社後など本選考を意識した質問をする就活生が多数
実際の職場の雰囲気や、入社後の働き方など、本選考へのつながりを意識した逆質問をしている就活生が多数を占めました。
入社を見越した質問をすることで志望度の高さをアピールすることができ、結果として、インターンの参加の必要性や目的意識があると表現することにつながります。入社に向けてインターンにも参加しておきたいという応募者には好印象でしょう。
逆質問は一つしかできないという状況は少ないので、少なくとも一つ、志望度の高さをアピールするためにも、本選考・入社など先を見越した質問を用意しておきましょう。
インターンについての質問をしたという回答も散見
インターンそのものについての質問をしたという回答も散見されました。
気になることを解消する意味でも、インターンの参加意欲をアピールするためにも、インターンそのものについて逆質問をすることも大切になりそうです。
特に、インターンに向けて必要な準備など、選考通過を前提に前向きな準備をしたいという姿勢を見せ、熱意をアピールしている就活生が多いようです。インターンそのものを有意義なものにするためにも、ぜひいくつか質問を用意しておきましょう。
過去内定者の声が多数収録!
面接回答例を参考にしましょう
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
そこで、活用したいのが無料の「面接回答集」です。「面接回答集」があれば、伊藤忠商事や森永製菓、トヨタ自動車などの人気企業の面接でもよく聞かれるような質問とその答え方が一目でわかります。
今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!
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志望動機のNG例文3選
インターンと言っても、選考がおこなわれる以上、志望動機の完成度も当然のごとく採用担当者に見られています。就活の面接と同様、しっかりとした事前準備を行い、志望動機のブラッシュアップをおこなわなければならないのです。
ここではインターンの選考におけるNG例文を3つ挙げ、紹介していきます。いずれも学生が陥りがちなNGポイントを含んだ例文となっています。これらの例文のようにNGポイントを盛り込んだまま企業に伝えてしまうと、大きな減点に繋がってしまいます。
しっかりとNGポイントを理解し、志望動機の練り上げを行いましょう。
NG例文①
私は個人のお客様に対してコンサルティング提案を行っていきたいと考えており、そのため銀行業界を志望しております。その中で御社のインターンを志望している理由は御社の〇〇という点に魅力を感じているからです。私はインターンを通じ、〇〇ということを学びたいと思い、インターンへの参加を志望しております。そのため、他社ではなく、御社のインターンに参加したいと考えているのです。
この例文のNGポイントは、銀行業界を志望している理由が漠然とし過ぎている点です。この例文の書き方では、「コンサル業界でも良いんじゃないの?」「銀行である必要はあるの?」とさまざまな質問を受ける可能性があります。
志望業界を述べるときには、その業界のどのようなところに魅力を感じたのかを明確に述べる必要があるのです。学生時代の経験を交えて話すことで、効果的に伝えることも可能になるでしょう。
具体的かつ簡潔にその業界を志望する理由を伝えることが重要なのです。
NG例文②
私は、個人顧客へのコンサルティング提案活動に関心を持っており、そのため銀行業界を志望しております。私は学生時代の家庭教師の経験から、目の前の人が抱える問題に対して包括的に解決策を提案していくことに魅力を感じています。銀行であれば、関連会社との連携により、お金に関することであればあらゆる問題に対応していくことが可能であり、その点に魅力を感じています。その中で御社のインターンへの参加を志望している理由は、銀行業界の仕事内容を把握することが出来るプログラムが準備されている点に、魅力を感じたからです。私は御社のインターンに参加し、銀行業界についての業界研究を進めたいと考えております。
この例文ではその企業のインターンに参加したい理由が不明瞭であり、その点がNGポイントとなっています。
この例文では、「銀行業界の仕事内容についての理解を深めるため」という理由で参加する企業を選んでいますが、銀行業界の企業がおこなうインターンであれば銀行業界の仕事内容はどこでも説明します。
この例文では、その企業に参加したいという理由が伝わらないのです。インターンの志望動機を作成する際には、何故その企業のインターンでなければならないのかまでしっかりと考え、志望動機を作成するようにしましょう。
NG例文③
私が御社のインターンへの参加を志望している理由は、日程という観点で私のニーズと合致していたからです。インターンの日程は1日で終了するものから半年以上かけて行われるものまで、さまざまな日程で行われています。私は1日で終了するインターンではあまり効果はないのではないかと思う一方、インターンに長期間拘束されることも好ましくないと考えております。御社のインターンは3日間で行われるとのことで、私にとってちょうど良い日程となっています。学業、サークル活動、アルバイトの合間時間を活用し、インターンの経験をすることが出来る点に魅力を感じており、そのため御社のインターンを志望しております。
この例文では、そもそもインターンに参加したいという意欲が伝わってこない点がNGポイントとなります。
たしかに参加するインターンを選ぶにあたって、日時や期間は判断材料のひとつとなるでしょう。しかし、それはインターンに参加したいと思う動機ではありません。
なぜインターンに参加したいと思うのか、インターンを通じて何を学びたいと思っているのかを伝えなければ、担当者の心を動かすことはできません。
インターンの志望動機を作成する際には、そのインターンによって何を成し遂げたいと考えているのかまで踏み込んで伝えましょう。
質問以外にインターン面接で気を付けるべきこと
インターンシップの面接においては、面接担当者から直接聞かれることに対して、どんな回答ができるかが重要であることについては、ここまで紹介してきました。
ただ、面接対策として質問に対する答えを用意するだけでは不十分です。良い印象を残すためには細かいところまで気を配る必要があるのです。
ここではインターンの面接での質問意外に気を付けるべきことを確認していきましょう。
面接のマナーについてはこちらで確認しておきましょう。
服装は基本リクルートスーツ
まず社会人として必須とも言える服装について見ていきましょう。インターンシップの面接の場合は、どんな服装が求められるのか疑問に思う人も多いことでしょう。
面接試験がある場合には、やはり基本に忠実にリクルートスーツを着用していくことが、望ましいと言えます。インターンシップの面接でも、企業を訪問することはフォーマルな服装がふさわしいのです。
また場合によっては、企業の担当者から前もって「服装はスーツでなくても構いません」「クールビズの服装で構いません」などのような具体的な指示がある場合もあります。
このようなときには、無理にスーツで訪問するよりも柔軟性を持って対応しましょう。その場合も派手な服装は避けて、ジャケットは羽織る方が印象がよいです。
受け答えははっきりと
インターンシップの面接で、気を付けておきたいことは、面接の際の態度と印象についても挙げられます。面接官の質問内容に対して適切に答えることも大切ですが、それと同じくらいに大切なことが「受け答えの仕方」です。
内容がすばらしいことを述べていても、ぼそぼそと小さい声であったり、聞きずらい発音であると印象が悪くなる可能性があるのです。そのため、面接官の目を見ながらはきはきと大きな声で答えることが重要になります。
面接後にはお礼メールを送る
インターンシップの面接が何とか無事に終了して、ほっとして帰路についた後にも、ぜひ心がけたいことがあります。
面接後の合否連絡は、後日に人事担当者から入ることになっている場合でも、ぜひ面接をして頂いたことに対してのお礼を述べておく必要があります。お礼と言ってもビジネスの場ですので、それなりのマナーがあります。それに沿っておこないましょう。
まずお礼する方法ですが、電話ではなくメールを送るようにしましょう。企業の担当者はインターンシップに関する業務以外の、たくさんの業務を抱えているのです。担当者側の立場と状況と考えて、仕事の邪魔にならない方法を取る必要があります。
そしてその書き方も注意が必要です。具体的には件名を「面接のお礼」という内容が入ったものにしましょう。
更にメールは面接終了からできるだけ早く送ることが重要です。その方が相手への印象に残り、合否連絡が先に来てしまうというタイミングのミスも予防できるからです。
質問と回答例を参考にインターン面接に備えよう
インターンの面接において大事なのは、相手の質問の意図をくみ取り、自分がどのように貢献できるか、成長していけるかというのを伝えることです。そのためには自分の現状を知ることも大事ですし、業界や企業のことも研究しなければなりません。
テンプレートな回答をすることは簡単ですが、面接官の印象に残らなければ面接でライバルと差をつけることは難しいです。まずは自分なりの回答をするために、ここまで記載したポイントを自分に置き換えて、メモをしていきましょう。
最初はどのように回答すれば良いかわからないかもしれませんが、回答例を参考に、行動を起こすことで、自然と何のためにインターン応募の面接をしているのかが見えてきます。ライバルと差をつけるには、どんなことでも行動を起こすことです。
【インターンシップに関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年8月17日~23日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の153人